ファイアーエムブレム　烈火の剣if 攻略wiki

「あれ？」


「？　
　何か用？」


「……貴方って…」


「！
　もしかして、私を知っているの！？
　私、記憶がないのよ！」


「あ、いや…ごめんなさい。
　貴方の事は知らないわ。」


「……そう…
　こっちこそ、悪かったわね。
　いきなり声を上げて…」


「いや、いいんだけど。」


「で、私がなんなの？」


「うん。
　私の知り合いにちょっと似ているなって…
　一瞬思ったんだけど…」


「知り合い？
　それって女の人？」


「男の人が二人に
　女の人が二人だよ。」


「はぁ？
　どうして四人もいるのよ？
　その人たちってまさか兄弟？」


「ううん。違うよ。
　……
　ねぇ、貴方って普通の人？」


「そりゃ貴方からしたら、
　みんな普通の人間でしょう。」


「そうなんだけど…
　うーん…ごめんなさい。
　勘違いだったみたい。」


「そう。じゃあ、私はいくわね。」


「レイさんとは違うかな。
　リュウとパティとも…
　しいて言うならバレリーさんかなぁ？
　でもやっぱり、リュウ達と似ている気もするんだよね…
　何なんだろ、この違和感…」

「あ、確か…記憶がない…」


「ミリアよ。
　リンプーって言ったっけ…この間は悪かったわね。」


「私は気にしてないから、
　ミリアさんも気にしないでいいよ。」


「そう、…ありがとう。」


「…うーん、そういえば…」


「どうかした？」


「私、”ミリア”の事を少し知っているかも。」


「！…本当！」


「私の知っている”ミリア”は
　女神って伝えられてる存在だけど。」


「…女神？
　ふふ、私をおだてたって何もでないわよ？」


「おだてたつもりもないんだけどね。」
　（滅びの女神って事は言わない方がよさそうかな）


「でも、残念だけど多分別人よ。
　私のミリアって名前は、
　私を拾ってくれた人がつけた名前だから。」


「ふーん、そうなんだ。」

「ミリアさん。」


「リンプー、今日も元気そうね。」


「うん、大丈夫。
　ミリアさん、何か機嫌よさそうだね。
　嬉しい事でもあった？」


「そう、そんな風に見えるかしら？
　別に何かあったわけじゃないけれど。
　さっき倒した奴が中々面白い奴でね。
　思ったよりもねばってくれたわ。」


「ねばってくれたって…！
　私の知ってる”ミリア”は戦うのが好きだったんだけど。
　もしかしてミリアさんも戦うのが好きだったりする？」


「戦うのが好き？
　…どうかしら？
　嫌いではないけれど…
　好きというわけでも、ないと思うわ。」


「でも戦うのが楽しいんでしょ？」


「楽しいというか…まぁ、そうね。」


「？」


「妙な使用人の格好して、
　永遠と紅茶を入れる仕事よりは私に向いていると思うわ。」


「え？
　使用人っていわゆる…」


「そう…確か…
　メイド服…だったっけ？」


「ミリアさんってメイド服を着てたの！？」


「不本意ながらね。
　あの子は私に変な格好させるのが好きみたいなの。
　たまに事だから付き合ってあげたけど。」


「ミリアさんの事を拾った人って良い趣味してるね。
　私も見てみたいなぁ。ミリアさんのメイド姿！」


「機会があったらね。
　でも見ても面白くはないわよ？」


「本当！　約束だよ！」