ヨン・ルイ主催による架空国家国際連合、宇宙部です。

概要

名称ベータアーガス系NMCA5548群体
位置ベータアーガス星系
人口不明
首都惑星NMCA 5548-Eta Agenor 恒星系"Habitat"
公用語無し
構成人種分化群体
所属惑星数不明(拡張中)
成立時期1000年前程度...?

発生・生態

彼ら集合自我がどのように生じたかは定かではない。一節によれば、アーガス NMCA 5548-Eta Agenor 恒星の4番目の星、彼らが我々の言語で”Habitat(生息地)”と呼ぶ惑星に住む高次生命体が原型となっている。もともと、この星の高次生命体は、我々よりもかなり超個体的なふるまいが普通であったとは言われている。ただし、いくら振る舞いが超個体的とはいえ、普通、僅かにでも独立自我は存在するものだ。そしてどのような生命種でも社会文明のレベルにかかわらず、超個体化はいくらか生じている。
では、なぜこのおぞましき生命体が生まれたのか。そして独立自我がどのように失われたかは定かではないが、彼ら集合自我の維持そのものがかなり無機質なエンジニアリングの産物であり、種族が恣意的に”集合自我化”した可能性が示唆されている。分子生物学を駆使した飛躍的な思考能力向上の過程であるか、あるいは、思考リンクという究極の通信手段を実現する為か…
いずれにせよ、彼ら種族は何らかの手により自ら自我を捨て、あるいは集合自我に滅ぼされ獲得した高度な分化生命体の元、恐るべき発展を遂げた。そしてこの自我は宇宙進出に必要なテクノロジーを数百年のうちにそろえ、今や、外宇宙の高次生命体をも新たに自我に取り込み膨張をつづけている。
この科学の成れの果てともいえる、恐るべき貪欲な群体を、銀河の脅威といわずして何といえようか。

分化

彼らは集合自我の存続の為、高度に専門化された個体群から成る。個体群に関する分類は、一般的には以下の様なものだ。

・オリジン : オリジンは、集合自我の思考主体だ。群体全体の8%がオリジンに属しており、それは殆ど、培地の上で固定されたオルガノイド状生物塊であり、別のオリジンとストレージャーを結ぶ無機質なネットワークが接続されている。オリジンがどこに存在するのか、我々が見つけるのは難しい。ハビタットに代表されるような、極めてフラクタルで理解しがたい集合自我惑星に分散的に放置されている姿が確認されている。

・ストレージャー : オリジンとストレージャーを区別することは困難だ。なぜなら、両方オルガノイド状生物塊であり、我々の目には薄灰色の恐るべき臭気を放つ肉塊としか映らないからだ。ストレージャーは集合自我の記憶を司る要素であり、思考能力はないようだ。オリジンとは切り離されている分類場合が多い。

・ターミナル : ターミナルは一般的な進化過程をたどった高次生命体のような姿を持つ。姿は様々で、培養による増殖しか望めないオリジン・ストレージャーと異なり、交配機能を残している場合が多い。ターミナルはその役割に応じた遺伝的改修を施されており、戦闘に特化したもの、オリジンの維持を行うもの、消費物を生産する者等、その詳細な分類は不可能なほどだ。ただし、共通点としてターミナルは全く自我を喪失しており、オリジンの自我がスレーヴしている。数百億のターミナルを1つの自我がコントロールするというのは想像しがたく、我々には理解し得ないものだろう。我々がこの自我と会話する際、外交向けに設計されターミナルの一種”ゲートウェイ”と会話することなる。”ゲートウェイ”の姿は、集合自我が決定しているようで、多くは相手が魅力に感じる姿を合成し、送り込んでくる。この例からわかるように、彼らはその高度に発達した生物学的手法を駆使し、高度な分化生命体の生産により集合を維持している。

同化

恐るべき事実は、彼らは自らの生存圏と認識した星系に侵攻し、その生物学的手法により現地生命体を”同化”していくことだ。彼らはある程度発達した知的/準知的生命体を好み、現地生命体の自我担体を喪失させ、適切な分化に導かれるよう遺伝情報担体を再設計する。現在も彼らは近隣星系に侵入し、増殖を繰り返しているようだ。ただし、唯一彼らが好まないのは機械生命体であり、まったく同化手段を持たないようだ。これは、彼らの極めて高度な技術力に対し、機械的な人工生命を全く用いない理由を説明できる。演算すら有機生命体の成れの果てを使用し、自立思考型エンジニアリングの代わりに機械と有機生命体の融合体を扱う彼らの製品は、恐ろしく奇妙だ。彼らはそのような高度な機械化知性に対しては激しい反応を示し、大抵の場合は武力による絶滅を試みる。

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