『Ceonsoyclopedlia』は、Censor(検閲)にまつわるEncyclopedlia(百科事典)です。旧称『表現規制用語集』。民主主義社会の根幹をなす最重要の「人権」である表現の自由――その規制・弾圧・バッシングにまつわる事例や用語について、あらゆる知識を保存伝達するためのサイトです。

 2007年から『まんがタイムきらら』『まんがタイムきららキャラット』に連載された、かきふらいによる4コマ漫画を原作とする深夜アニメの劇場版。2011年12月に封切された。
 バンド活動に勤しむ軽音部の4人の女子高校生の交流を中心に描く。本格的なバンド物というよりも彼女らのほのぼのとした日常描写が中心で、そのぶん初心者にも取りつきやすい内容となっているところからも、根強い人気作となった。

 2019年12月、「けいおん!劇場版に登場するイギリス人が金髪碧眼の白人ばかり」すなわち人種的に偏っているというデマがツイッター上で流された。

 このツイートは「意外な人物の口から『(作者の考える)本質的な発言』が出て来てハッとする」という、いわゆる【嘘松】によくあるパターンを踏襲しているものの、当初は『けいおん!』の作品名は出ていない。しかし「学生たちがイギリス旅行をしている」という描写が一致することから『けいおん!』のことかと他のツイッターユーザーが確認したところ肯定の返事が返ってきたというものである。
 だが、実際には本作に登場するイギリス人達の描写は、肌の色、目の色、髪の色ともにかなり多様に描かれている
 
 すなわち上記ツイートは「完全な嘘」である。

 プロフィール等によると「アメリカ在住」らしく、本人が日韓どちらか知らないが「日韓夫婦」らしい。
 どうやらこの自称母親がなんの罪もないアニメ映画を嘘で貶めてまで自慢したかったのは「アテクシはアメリカ在住なのよ!」というどうでもいいことのようである。

 娘が実在しているかさえ怪しいが、もし本当に娘がいてこんなことを言っていた場合、母親の歪んだ価値観に媚びようとしている人格的な歪みが生じ始めている可能性が高く、もしかすると色覚や脳に異常がある可能性すら疑われる
 そのくらい明瞭にどのシーンでも、映画『けいおん!』は多人種を描いているのだ。
 しかしこの母親本人は自身の嘘を正当化することにだけ必死のようで、子供を心配する様子はない。
 
 【お父さん、これ気持ち悪い...】発言のシュナムルなどにも見られるように、このタイプの親は子供を自分の差別的価値観を正当化する道具として扱うタイプが多く、レスポンスにはそのことを心配する声も見られた。
 どうかこの娘さんが、実際にはこんな母親のもとに生まれてきた不幸を背負っていないことを、本人のために願うものである。

参考リンク・資料:
『ママ「けいおん」に出てくる”イギリスの人”はなんでみんな金髪で目が青くて同じ肌の色なの?本当はみんな色んな髪色で目の色も違うんじゃ無いかな?』と言われ目ん玉飛び出そうになりました。
嘘松っぽいツイートをきっかけにけいおんの劇場版のロンドンのシーンを見てみたらむしろ徹底的に多様な人種が描かれていて素晴らしかった

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

管理人/副管理人のみ編集できます