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 2019年7月に兵庫県神戸市にある百貨店「大丸須磨店」が実施したイベント。
 自衛隊車両の展示コーナーが予定されていたが、日本共産党の別働隊的存在であるフェミニズム団体「新日本婦人の会」が「百貨店は子どもから高齢者まで利用する。主旨にそぐわない」と中止要求。潰される被害があった。

 自衛隊の車両が来ることと相反するという「夏休みパラダイス」の主旨とは何か、子どもや高齢者が利用するところに自衛隊車両が来られると何の不都合があるのかは全く説明されていない。
 しかし同店は現実的に「開催すれば、抗議者らによる百貨店周辺での座り込みやデモなどの抗議が予想されたため、トラブルや来店客への迷惑回避のため、やむを得ず中止を決定した(exciteニュース)」という。
 神戸市と言えば1995年の阪神淡路大震災において自衛隊に大いに救われた街である。のちの【宇崎ちゃん献血ポスター事件】で知られる漫画『宇崎ちゃんは遊びたい!』の作者・丈氏もまた同震災のがれきの下から助けられたことが、赤十字とのコラボレーションに協力した動機となっている。

 神戸市議会の上畠寛弘・岡田ゆうじ両議員は、同店長と大丸松坂屋百貨店代表取締役社長宛てに「不当な圧力に屈することなく、貴店自身が企画したイベントを自信を持って開催してほしい」とした要望書を出し、機会を見て改めて開催するようにと申し入れをおこなった。

 また佐藤正久参議院議員はSNS上で「悲しいニュース」として取り上げ、自衛隊を国民から「遠ざけるのではなく知ってもらうことが大事」と意見を発表し、4.6万いいねの共感を呼んだ。


参考リンク・資料:
共産党系の組織、デパートの自衛隊車両出展イベントに申し入れ トラブル回避で中止余儀なく
自衛隊車両「展示中止」なお続く波紋 地元市議は再開催申し入れ、その意図は
高須院長も“参戦”自衛隊車両の展示中止でネット議論沸騰 女性団体「朗報」の投稿きっかけ
大丸須磨で自衛隊車輌の展示が中止に

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