ベルコによるATタイプ4号機。純増は8枚/1ゲーム。AT「ビンゴチャンス（BC）」のみで出玉を獲得、当時はCタイプと言われていた。

　BC抽選は通常時の毎ゲーム抽選と周期による周期抽選の2つ。周期抽選時は通常抽選も行われるため、ダブル抽選となる。なお、周期については詳しい解析値がなく平均100Gと言われている。

　当選すると基本33ゲームのBCに突入するが、5％でプレミアムBC（PBC）となる。PBCは111〜1999ゲーム、1999ゲームなら約15000枚、4桁ゲーム数で万枚が確定する。ちなみに約89％は111〜555ゲームなので、4桁の道のりは遠い。連荘は初当たり時1/2、それ以降は1/1.5でBC当選となる。ゲーム数上乗せ、セット数上乗せの概念は存在しない。

　天井はゲーム数固定ではなく天井抽選の追加となる。1024Gで第1天井、周期抽選時にプラスして1/4の天井抽選が追加される。1280Gを超えると1/2となり、いずれもトリプル抽選となる。なお、設定変更時、及びBC終了時に10％で特殊テーブルに移行、天井が121Gになる。通常時抽選率、周期抽選率に設定差がある。

　本機は爆裂AT時代に発売された機種であるが人気は今一つ。なぜなら同時期にミリオンゴッドが発売、ホールを席巻していたため。ただ、本機がラッキーだったのはその後しばらくしてから。ミリオンゴッドに端を発する爆裂AT規制に本機は該当しなかったため撤去を免れる。それにより、一撃性が最も高い機種となってしまい人気を博すこととなる。撤去にならなかったのは設定以上に運の要素が強く、設定6でも安定しなかったため。当時の爆裂AT機の設定6は「万枚出なきゃ負け」と言われるほどエクストラだったのに対し本機はPBCを引かなければジリ貧まであり、その点が顧慮された模様。

　エンペラーは若干初当たりは軽くなるものの、連荘やPBCに効果はない。肝心の初当たりも言うほど軽くなるわけではないため、お勧めとは言えない。正直、普通にはまるし、単発もよくある。

　レア小役がチェリーしかなく、マイレコになるくらいレア。ノンストでも拾っている気がするため、達人は不要か。
　直撃券は若干の前兆を経由してBC当選。レアな出目も出ないわけではないので、運が良ければマイレコもクリアできる。PBC、連荘は人間設定次第。
　ボナカはAT高速消化。うん、高速ではないかな…かなり遅め。これはアイテムとして「BC高速消化券」があるためと思われる。
　破壊はAT初当たり確率上昇。ただ、AT中に抽選が一切ないため、PBC引くと無駄になる。AT終わるたびに短い破壊をポコポコ入れる形で対応するのがいい。

　スーパービンゴのハイパーアバターは28種類。一部がとにかく強烈。
　【GR】デジタルキラキラは75％の確率で4桁BCになる鬼仕様。500倍エリアなんかだと1回当たりさえすればパチドルオーバーキルである。実は所有しているがとにかく通常プレイでは太刀打ちできないと思う。また、すべてが奇数3桁になる【GR】BINGOランプも強力。デジタルキラキラでは33Gの時もあるが、こちらにはそれが無い。
　【UR】では【UR】デジタルは上記GRの劣化版だがこちらも777Gが90％でかなり優秀。
　いずれ、アバター装着と未装着ではちょっと差がありすぎるかな…という感じ。

　そもそも液晶機ではないため、演出自体はそれほど多くない。3桁のデジタルでの表示などがメインとなっている。本機のウリであるPBCについては、すべてのゲーム数をクリアする必要がある。444、666等の偶数ゲーム数や4桁は出現率が低く、かなり回数が必要。全体的に難易度は普通と思われるが、アバター効果が高く付けていると特定のPBCしか発生しないためかクリア者は少ない。

　始めは鬼ミッション対象機種だったが、ほどなく非対象機種になった。BC当選でBIG、特殊がそれぞれ1ずつカウントアップする。旨く使うと重宝する。REGがないのがちょっと残念なくらい。ただし、プラス収支が条件となるとPBCや連荘に頼る必要がある。破壊など上手く使う必要あり。

　比較的相性がよく、お世話になった機種。3桁のデジタルだけで淡々と打つ台なので、今考えるとつまらんのかもしれない。ただ、以降5号機でも続編機種が発売されるくらい人気はあった。ホント、一撃でどーんって機種だったからね。こういうの好きだよね、みんな。


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