素性不明の歌手。
実体は高性能の光学外装&偽装機能を持った人格を持った、
ホログラフィの
オーバー・レイを使用して若い女性として表現される
ガイノイドである。
その製造過程(生い立ち)から
シャドウ・クロニクル本編の謎・伏線に関わる多くの秘密を持っている。
ギリシャ神話でいう「
パンドラ」にあたる存在。
シャドウ・クロニクル映像版
*1本編のみを観た、日本国内の視聴者からは、単なる悪役にしか見えないという感想もある。
しかし、機械生命体として、これまで米国・カナダ連邦・南米諸国(
ラテン・アメリカ)で、二次的連続性を持つ作品媒体を含めて、各種ロボテック作品を視聴或いは読み、又は閲覧してきた本国のファンからすれば、本来科学者兼技術者に過ぎなかった
エミール・ラング博士【Dr. Emil Lang】の政界・軍事権力世界進出への、政治的野心によって産み出され、常に人間間で利用され続け、疎外感を持って生きてきた彼女が、第3勢力であり
インビッドの女王
リージスの宿敵「影の子ら」(シャドウ →
シャダウの子ら)、即ち
ハイドニット【Haydonites】と呼ばれる機械生命体に親近感を覚える理由も理解出来る。
それらの経緯を踏まえた上で、改めて作品を視聴すれば、深みのある登場人物(キャラクター)として、シリーズ作品中で重要な役割を果たしている。