「ストレス社会」と呼ばれ、胃腸に負担がかかることが多い現代社会。その胃腸への負担を放っておくと、重大な病気に繋がるケースが多くあります。このwikiでは、代表的な現代の胃腸の病気とその対処法、専門クリニックなどを紹介します。

ベーチェット病


ベーチェット病とは炎症性腸疾患の一つといわれ、
慢性的に皮膚と粘膜に症状をもたらす原因不明の病気です。
2007年にEXILEのパフォーマーMATSUがこの病気に侵されていることを告白、注目されました。

主な症状

  • 口腔内の潰瘍
  • 外陰部の潰瘍
  • 目の炎症
  • 毛嚢炎
  • 結節性紅斑

そして、ベーチェット病の症状は60%が目の症状であり、
そのうち20%は失明すると言われています。

上記の症状に加え、他の症状から3つのタイプに分けられます。
腸管型ベーチェット病
腹痛、血便など、クローン病と症状が似ているため、
大腸内視鏡検査、造影剤による検査で診断します。
血管型ベーチェット病
動脈の炎症、静脈内に血栓が見られた場合に血管型と診断されます。
血液の流れが悪くなるため、足の腫れ、脳梗塞などの病気を引き起こす可能性があります。
神経ベーチェット病
発熱、頭痛、嘔吐、髄膜炎、意識障害など神経系の症状が見られた場合に、
神経ベーチェットと診断されます。
この場合、MRIや髄液検査で診断を進めていきます。

治療法


目の症状には、ステロイド点眼薬で炎症を抑えることから始まり、
治まったらコルヒチンという薬で再発予防をします。

口内炎や潰瘍は外用薬、関節炎には鎮痛剤を使用します。

血管型ベーチェットの場合は免疫抑制薬と、ステロイド内服を併用。

腸管型ベーチェットはステロイドと抗炎症剤の併用、
神経ベーチェットではステロイドの大量療法を行います。

上記3つのタイプの症状が見られない場合は、
慢性的に症状が繰り返されるものの生活に支障が出ることはないようです。

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