おーぷんモバマス隔離プラットホーム - エロトラップダンジョン 〜淫獄に喘ぐ魔法少女奈緒〜 第二階層
※このSSは『エロトラップダンジョン 〜淫獄に喘ぐ魔法少女奈緒〜 第一階層』の続きです

状態:魔法少女奈緒/HP47/2F

奈緒の尻穴を凌辱した触手の(技巧的な意味の)手腕が並外れていた為か、あれほどの苛烈な責めであったにも関わらず、彼女の菊門に痛みは全く無い。
それどころかじんじんとした甘い疼きを発し、もっと肛悦性感を与えてくれと訴えている。
現にこの階での探索中、奈緒はステッキを持たぬ手を、何度もスカートの中へと潜り込ませている。
大抵はそこで我に返り、顔を赤らめながら手を戻すのだが、3度に1回くらいの頻度で肛門を刺激してしまっていた。
さすがに指を根元まで挿入し、浅ましく直腸快楽に耽る様な事は無いが、指でショーツの上から菊門を愛撫するだけでも充分な快楽であった。
肌触りの良いショーツを指で菊門に押し付け、皺をなぞり、指を僅かに穴へとめり込ませてグリグリと捩じる。
そうするだけでお腹の奥でじんわりとした淫熱が生まれ、背筋を電流がゾクゾクと駆け上がる。
そして甘く自分を慰め続け、軽く絶頂を迎えると顔を真っ赤にしながら自己嫌悪と共に探索を再開する、という状態であった。
そんな事を続けていた為、聖なる魔力で編まれたショーツは前も後ろも湿り気を帯びて、乳首は半勃起し続けたままである。
「うぅ、オシリで感じるなんてダメだって分かってるのに…」
僅かな油断から尻穴を第二の性器として開発され、後の祭りではあるが失態を悔いる奈緒は、探索に慎重になっていた。

――ぶわっ!
「くっ…!」
天井から奈緒の顔めがけて落ちてきたクラゲ型触手をステッキを振るい、凍結魔法で粉砕する。
――ひゅるんっ!
「っ、このっ…!」
スカートの中に潜り込もうとしたハエ程の大きさのリング型触手を、目の端で捉える。
先程と同じ魔法では間に合わないと察した奈緒の脳裏に、下の階での脚を絡め取られた後の顛末が過る。
鳥肌が立つ程の怖気が、強い拒絶心が一瞬で術式を紡ぎ、冷気のオーラを展開し身を包む。
サイズの小さな触手はその冷気に耐えられず、奈緒のとある『部位』に辿りついて『目的』を果たす前に容易く凍りついた。
床にポトリと落ちた氷漬けの触手を、奈緒はまじまじと観察する。
そのサイズと無数のイボの形状から、自分に対して何をどうするつもりだだったのかを察した奈緒は、顔をしかめて足を挙げる。
さっきも同様に出来ていればと思いながら氷漬けの触手を踏みつけると、パキッと小気味良い音を立てて触手が粉々になる。
触手の攻撃が一旦止んだのを確認すると、奈緒はため息を付いて愚痴をこぼした。
「くそっ、上への階段が全然見つからないぞ…」

慎重になっていれば探索のペースが落ちるのは当たり前の事と言えるだろう。
しかし一階の探索が(最後のミスさえなければ)順調すぎた事を鑑みても、この階での探索は時間が掛かりすぎていた。
魔力はダンジョン内の淫気を取り込み浄化する事で工面する事は出来るが、飲食よりも効率が悪く、更に空腹までは誤魔化す事は出来ない。
何より長くダンジョン内にいる事は、襲われる確率の上昇を意味する…奈緒の表情に焦りが滲む。

(くそっ、触手が襲ってくる以外、ギミックらしいものさえ無いなんて…ん?)

通路を駆け抜ける奈緒の前に、この階でようやく触手以外の『何か』が現れた。

学校の廊下程の幅の通路を塞ぐように閉ざされた大きな扉。
その手前にはイスの様なものが据えられている。
もちろんこのダンジョンにあるものがただのイスである訳がなく、奇怪なデザインのイスに奈緒はたじろく。

(…これ、座ったら絶対にヒドい目にあわされる奴だ)

それは触手と、奈緒達の世界のイメージ上での『最新鋭のロボット』が文字通り融合した外見で、歯科の治療イスの様な形状をしていた。
あからさまに怪しいイスだが、かといって隈なくと言っていい程の探索を終えて見つけたのはこのイスだけである。

(これに座って責め苦に耐えるしか無いのか…このダンジョン作った奴、ホンットにスケベヤローだ!)

他の方法は思いつかない為、奈緒は項垂れる様にしてそのイスへと横たわった。


寝そべってみればイスのクッションは中々に上質で、こんな場所で無ければひと眠りしたいくらいだと奈緒は思った。
しかしそれも、両手足が金属錠によって拘束された事で、一気に気が滅入る。

(これも手足に魔力を集中しようとすると吸い取られちゃうな…自力で抜け出すのは無理か)

自身の状態を確認していると、イスの下側から金属チューブがうねうねと伸びてくる。
良く見ると先端には魔術文字の書かれたルーレットが取り付けられており、奈緒の顔の前まで来ると勢い良く回りだした。
ルーレットが回り出す前にいくつか読み取れたその言葉に、奈緒はゲンナリするしかなかった。

(全部読めた訳じゃないけど…ロクでもないのしか無かった!)

線の様に細い『アタリ』を除けば、後は『Gスポットアクメ地獄』『子宮性感完全開発』『噴乳絶頂極楽堕とし』など、声に出すのも憚れる物ばかり。
『10分全身くすぐり耐久』等もあったが、それも僅かであった。
今ここに至って、奈緒は軽々しくこのイスに座った事を後悔した。

あまり酷くなさそうなのが良いな、等と思っているとルーレットの勢いが落ちて止まりそうになっている。
アタリの位置を見ると針の指し示すほぼ反対側に来てしまっている。
まあこれは(残念ではあるが)それほど期待していなかった為、落ち込む程では無い。
では針の指し示す先はと奈緒が見ると…『アクメ処刑』と書かれていた。激ヤバである。

(しょ処刑!?それって死ぬほど色々されるって事!?)

ルーレットは今にも止まりそうである…このままでは処刑されてしまう。奈緒は必死に祈った。

(お願いです神様!『アクメ処刑』は止めて下さい!他のだったら何でも良いからそれだけはやめて下さい!)

ルーレットは緩々と動いていたが、遂にその動きを停止させた…奈緒の祈りが通じたかは定かではないが、針は『アクメ処刑』の次のマスを指していた。

(よ、良かった〜…)

奈緒がほっと一息を付いて針の指し示した文字に目を通す。

『クリ絶頂拷問』と書かれていた。五十歩百歩だった。



……続く!