JRK樺太旅客鉄道wiki - 海豹(列車)
海豹スーパー海豹は、樺太旅客鉄道(JR樺太)が大泊駅?豊原駅 - 敷香駅?気屯駅?半田国境駅?間を樺太東線経由で運行する特急列車である。

概要


特急「海豹(かいひょう)」は1968年10月に、稚泊連絡船?に接続する特急列車として大泊駅 - 敷香駅間で運転を開始した。1972年3月に急行しすか?を格上げして1往復増発。1985年3月にさらに1往復増発され、運転区間が半田国境駅まで延長された。
1990年9月には、大泊駅?豊原駅と敷香駅を結ぶ昼行列車はすべて海豹に格上げとなった
1998年3月には、381系気動車?を投入した「スーパー海豹」の運転を開始。
「海豹」の列車名は、北知床岬の先にある海豹島?が由来。海豹とはアザラシのことであるが、島に生息しているのはオットセイ(膃肭臍)である。

運行状況


海豹・スーパー海豹
←豊原駅
敷香駅→
2014年3月15日現在、豊原駅 - 敷香間で1日3往復、豊原駅〜半田国境駅間1往復、大泊駅〜半田国境駅間1往復の計5往復が運転されている.そのうち敷香止まりの2往復が381系気動車?を使用したスーパー海豹号である.
最高速度130km/h、豊原駅 - 敷香駅間をスーパー海豹号は最速3時間39分(2号・3号・8号) - 3時間46分(7号)、海豹号は最速3時間57分(10号) - 4時間02分(1号)で運転している。大泊駅発着は、早朝深夜の1往復のみ。また上り4号の半田国境駅〜気屯駅間は普通列車となる。

停車駅
大泊駅? - 楠渓町駅? - 豊南駅? - 豊原駅 - 小沼駅? - (落合空港駅?) - 落合駅? - (真縫駅?) - (馬群潭駅?) - 元泊駅? - 知取駅? - (泊岸駅?) - 内路駅? - 敷香駅? - 上敷香駅? - 気屯駅? - 古屯駅? - 半田国境駅?
  • 落合空港駅は下り1号、上り10号のみ通過。
  • 真縫駅は下り1号・3号・7号、上り2号・4号・8号が通過。
  • 馬群潭駅は下り3号・5号、上り4号・10号が通過。
  • 泊岸駅は下り3号・7号、上り4号・8号が通過。

使用車両
スーパー海豹号(2・3・7・8号)が、豊原運輸区所属の381系気動車?、海豹号(1・4・5・6・9・10号)が183系気動車?で運転されている。
スーパー海豹号は5両編成で、グリーン車とビュフェ車が2号車に連結される。中央の3号車及び4号車の半室が自由席である。海豹号は4両編成で、2号車の半室がグリーン車、2号車の半室と3号車が自由席である.
冬季を中心に増結が行われており、繁忙期には最大で9両編成で運転される。増結車両は基本的に座席指定席である。

臨時海豹81号・82号
樺太内は高速道路が整備が進んでいないので海豹・スーパー海豹号の利用者は多く、183系気動車?を使用した臨時列車海豹81号・82号が運転される。
かつては秋から〜春にかけては毎日運転されていたが、近年は敷香市の人口減少と高速道路の延伸により運転本数は減少傾向である。