kagemiya@ふたば - アデマール・ド・モンテイユ

基本情報

【元ネタ】史実
【CLASS】ランサー
【真名】アデマール・ド・モンテイユ
【異名・別名・表記揺れ】アデマール司教、ル・ピュイのアデマール
【性別】男性
【身長・体重】166cm・65kg
【外見・容姿】典型的なバケツアーマー
【地域】南フランス又はエルサレム近郊
【年代】11世紀後半
【属性】秩序・善
【天地人属性】人
【その他属性】人型・聖職者
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:C 魔力:B 幸運:D 宝具:C+++

【クラス別スキル】

対魔力:B


【保有スキル】

カリスマ:A-

大軍団を指揮する天性の才能。 Aランクはおおよそ人間として獲得しうる最高峰の人望といえる。
対立する諸侯らをまとめ、混迷する十字軍に指針を与え、自らの命を失いながらも唯一想定された十字軍を成功させた。
発揮される期間が短かったとはいえ、その才は一時において最高位に位置する。

軍略:C+

一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
彼が聖職者でありながら、十字軍の中心人物に抜擢された理由の一定以上の軍才。
加えて死後の逸話により、敵陣の弱点看過にプラスの補正を得る。

信仰の加護:A++

一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。加護とは言うが、最高存在からの恩恵は無い。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。
封鎖された巡礼路を超え、十字軍以前にエルサレムを訪れた信仰心の厚さ。
加えて十字軍においては率先して断食、祈祷を行い遠征で低下する十字軍の士気の維持に努めた。

混迷交差の旗頭:Ex

千差万別の兵が集まり内外に対立を抱えた、ともすれば有象無象となりかねない第1回十字軍の精神的支柱を果たした交渉技術。
信仰、利益、身分、立場など様々な異なりを抱えていたとしても、彼の存在によってある程度の協調を果たすことが可能。
交渉のために惜しみなく身を削るため、対立が深すぎると本人が耐え切れずかえって対立が深まってしまうこともある。

無辜の怪物:D

後世の創作や逸話により、在り方をねじ曲げられてしまうスキル。
十字軍の代表者として、姿が典型的十字軍装備で固定されてしまっている。

【宝具】

民草信じる虚偽の聖槍ロンギヌス・アイドリィ

ランク:C+++ 種別:対軍宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
十字軍進軍中にその一兵が発見した聖槍が宝具へと昇華されたもの。彼が触れた棒状のものを、聖槍へと変化させることが出来る。
第一次十字軍参加者の持つ、彼に対する信頼と宗教的熱狂により形成されており、破壊力もそれに準じる。
加えて、その存在感で自軍の士気を大いに盛り上げる。
ランサー自身のエルサレム陥落のきっかけとなった逸話と合わせ、真名開放を行えば対城クラスの破壊をもたらす。

なお、ランサー自身は差し出された槍が聖槍だと一切信じていなかった。

聖都ありし血染めの墓所セイクリッド・コンタミネイト・クルセイド

ランク:A 種別:固有結界 レンジ:- 最大捕捉:-
第一次十字軍が聖都に作り出した惨状の再現。
十字軍に参加したもの、聖都にいたもの、両者の見た虐殺場がそれを率いた彼の肩にのしかかったもの。
膝まで浸かる血池の聖都は、結界へ入り込んだものの魔力を吸い、その水嵩を徐々に増す。
水嵩が増すにつれ、血池はさらなる犠牲者を求め入り込んだものを拘束し、より急速に魔力を奪い取る。

なお、ランサー自身は十字軍参加時、聖都にたどり着く前に死亡している。

【Weapon】

民草信じる虚偽の聖槍ロンギヌス・アイドリィ

標準的なロンギヌスの槍。
真名開放で消滅してしまう。

【解説】

南フランスの司教座都市ル・ピュイ=アン=ヴレの司教。第一次十字軍においてまとめ役を担った人物。
その前半生は謎に包まれており、破門されたル・ピュイ司教の後任として抜擢される以前の記録はほとんど残っていない。
司教としてもグレゴリウス7世の教会改革を支持したとあるが、行き先不明の巡礼で長期間留守にしたりと怪しい雰囲気がただよう。
そもそも、信仰に目覚めたきっかけすら不明であり、十字軍抜擢までの露出の少なさも相まって遅咲きの英雄の貫禄を感じさせる。

彼が目立ち始めたのは、ウルバヌス2世の演説により立ち上がった十字軍に教皇使節として参加することになって以降だ。
十字軍へは、演説以前の準備段階からかかわっており、彼が選出された理由もそこで軍事についての知識を助言したからとされる。
以降宗教的熱狂、国への忠義、新たな土地の切り取り等さまざまな思惑で十字軍へ参加した指導者らの中で精神的主柱となり、対立をよく治めた。
対立は軍の中だけではなく、同盟他国との勘違いによる衝突、不信を募らせる東ローマ皇帝と諸侯の不和など、外部協力者たちとの激突もたびたび彼がとりなしていた。
進軍中に訪れる飢餓や疾病、重なる自然現象に低下する士気を命を削る断食や儀式により維持するなどその功績は大きい。
軍議に際しても諸侯が集まってのものは、アデマールの幕舎で行われていたことからもその信頼の厚さがうかがえるだろう。
聖槍発見に関してはその真贋に大いに懐疑的ではあったものの、士気の向上を鑑みて水を差すことはなかった。

エルサレムへと進軍中のアンティオキア攻囲戦終了後に病死。
以降まとめ役を失った十字軍は大いに迷走し、対立と分裂から半年間停滞することになる。
また伝説によれば、エルサレム包囲戦中兵士の夢の中に現れ、城壁の欠点を教えその通り攻めたことでエルサレムは陥落したという。

【人物・性格】

甲冑をまとい厳かな雰囲気を醸し出す男。
強い信仰心を持ちながら、現実的思考の下で行動する稀有な聖職者。
味方同士のもめごとにすぐさま駆け付け粘り強く交渉し、それを収める集団において力を発揮するタイプ。
外道な行いに眉を顰めるが、それが必要なことであるならばある程度は許容する。
必要以上に他を害するようなマスターのもとには、そもそも召喚されることはない。

本来の適正は集団のまとめ役であるが、十字軍参加者としての風評と聖槍を得ていることである程度の戦闘をこなすことは可能。
生前の十字軍という目的は彼の死後達成されているため、彼自身は願いもなく誰かを手助けするためだけに召還に応じる。
個人での戦闘力はそこそこであるものの、集団においては非常に頼りになる存在となるだろう。

イメージカラー:白と赤
特技:交渉、関係の調整
好きなもの:他人のためになること
嫌いなもの:非現実的な考え
天敵:超過労働
願い:なし

【一人称】私 【二人称】君 【三人称】彼、彼女

セリフ集


以下泥設定



【因縁キャラ】

老師ピエール:先を言った信仰者
熱心なのはいいことだが、大規模に民を巻き込むのは元貴族としても軍司令としてもやや困りもの。
自軍に参加したときはおとなしくしてくれていたが、聖槍騒動に乗ってしまわないか気が気ではなかった。
「熱くなりすぎているのか、どうでもいいと考えているのか。どちらにせよ彼のおかげで後に続いたときは苦労しましたよ。」


ゴドフロワ・ド・ブイヨン:ともに戦った同志の1人
十字軍以前はやや対立的な立場だったとはいえ比較的、おとなしく目標に準じてくれたいい人。
「ともに戦った日が懐かしいです。もちろん血なまぐさいこともありましたが、あれは私たちにとってかけがえのない栄光ですよ。」

【コメント】

あれ?この人別に悪人じゃなくない?