kagemiya@ふたば - キニチ・ハナーブ・パカル1世〔リリィ〕
【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】キニチ・ハナーブ・パカル1世
【異名・別名・表記揺れ】偉大な太陽楯、8アハウの偉大なパカル、パカル大王、ハラチ・ウィニク(真実の人)
【性別】男性
【身長・体重】144cm・36kg
【肌色】褐色【髪色】黒【瞳色】黒
【外見・容姿】肩までかかる長い髪を持った少年。刺繍がされた腰布の上に、身長に対して大きな白い肩掛けマントをつけ、前で合わせている。
【地域】メキシコ
【年代】7世紀
【属性】秩序・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・マヤ
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:C 魔力:A 幸運:D 宝具:B

【クラス別スキル】

陣地作成:A

魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
「工房」を上回る「神殿」を形成する事が可能。

道具作成:B

魔力を帯びた器具を作成できる。

【保有スキル】

呪術:A

古来からアジア、中東、南米などに伝わっている魔道。
彼のものはマヤの王族として体得している『放血』の呪術。
自らの身体を傷つけることで血を流し、それを用いて呪術を行使、強化する。

神性:B

神霊適性を持つかどうか。
彼は生ける太陽神、神聖王(クフル・アハウ)である。

痛覚遮断:D

儀礼によるトランス状態。天然薬物を補助として用いることもある。
ナイフによる刺し傷、切り傷程度ならば痛みを無視して行動できる。

【宝具】

『未だ見ぬ水の都(ラカム・ハ)』

ランク:B 種別:対陣宝具 レンジ:0〜10/10〜40 最大捕捉:200人
パレンケの元の姿。荒廃した故郷でも、自身が未来に打ち立てた美麗都市でもない、彼が取り戻し守るべき水の都。
陣地内を一つの結界とする。その風景は、森林、湧き出る小川、滝が日に照らされ輝く美しい都市庭園。
その空の中心にはパカル自身の神性の形たる太陽があり、その光は陣地内の味方には加護として降り注ぎ、陣地外の敵対者には苛烈な光の槍として乱射される。

『豊穣樹の宝冠(ナワル・ヤム・カァシュ)』

ランク:C 種別:対陣宝具 レンジ:0〜30 最大捕捉:50人
トウモロコシの神を自らに宿す儀式。農耕神としての側面ではなく「木々の主」としての力を戦闘に利用する。
マヤの密林そのものの再現。レンジ内の地面から木々を一斉に高速成長させる。
建造物などへの被害は甚大なものの、攻撃手段としては威力が低い。その代わり、自分に有利な陣地を作成できる。

【Weapon】

『幻想の蛇』

蛇の装飾がなされた杖。
黒曜石の刃が仕込まれており、放血に使用する。

『アカエイの尾骨』

アカエイの鋭い針。放血に使用する。

『ケツァル鳥の羽』

マヤにおいて神聖視されていたケツァル鳥の羽。微弱ながら防御の護符としての効果がある。

『呪術』

攻撃手段としては光、炎、雷、水を得意とする。
また、霊との対話や使役など、死霊術も使用する。

【解説】

パレンケ王パカルの子供時代の姿。
精神も少年時代のものとなっており、青年期以降の記憶は他人のものとして認識している。
生まれた時より救国の英雄となることを宿命づけられた、神の化身たる呪術師。
父は貴族のカン・モ・ヒシュ、母は先王サク・クック。女系王の彼は、完璧な神聖王であることを求められた。
この頃の姿をモチーフにした美術は非常に少ない。即位の儀を描いた物すらも青年期の姿で描かれる。
本人的には黒歴史なのかもしれない。

【人物・性格】

神聖王というシステム。自己というものが希薄で、機械的に名君という役割を果たし続ける少年。
物心ついた時点で母から王としての教育を受け、また王として以外は見られることがなかった。
一切の躊躇なく自らを傷つけ放血を行うのも、自己認識が人より神に近いのも、ただ国と民のために動く機械として仕込まれた結果。
そしてそれらの全ては王朝と国家を存続させるという母の執着による。
神性すらも国生みの女神と同一視される母から受け継いだもの。あらゆる面で母の呪いそのものが彼の存在を構成している。
役目を果たし、民、友、妻との触れ合いで確立した人としての仮面を大切に被るようになるのは、もう少し後の話。
この姿でも感情を持たないわけではなく、人々に向ける慈しみは本物。無表情で自傷を行うが、心と体両方の痛みはしっかり感じる。それを表現する術を知らないだけ。
母性を持つ相手に対してかなりの苦手意識を持っている。それは恐怖心と渇望が綯交ぜになった複雑なもの。

イメージカラー:緑
特技:楽器演奏、舞踊
好きなもの:カカオ製品
嫌いなもの:煙草、キノコ
天敵:母性を持つ相手
願い:永遠不滅の太陽となる

【一人称】余 【二人称】貴様 【三人称】やつ

【因縁キャラ】

キニチ・ハナーブ・パカル1世
未来の自分。あまりに人間的なその在り方と自分を結びつけることができず困惑する。

アバドン
太陽神にして農耕神の側面も持つパカルにとって天敵中の天敵。どうしようもなく勝てない。
正面から神性の絶対性を否定されるのは珍しく、また人として生きた自分の将来を知っているためにそれを望んでもいる。
大敵というクラスであることを無視すれば結構懐くかもしれない。

冬将軍
同上。ただし明確な意思で侵略を行う相手として敵対せざるを得ない。

シンテオトル
マヤにおける名をヤム・カァシュ。神として崇めるよりも、自分に近い存在としてシンパシーを感じる。
某刀剣ゲームでは蜻蛉切が好き。

葛の葉
怖い。怖い。


セリフ集