kagemiya@ふたば - ギャラハッド〔ヌル〕
「愛していますよ、皆」

基本情報

【元ネタ】アーサー王物語
【CLASS】セイバー
【マスター】永蓮 棗
【真名】ギャラハッド〔ヌル〕
【異名・別名・表記揺れ】ガラハッド
【性別】女
【身長・体重】161cm・56kg
【肌色】薄 【髪色】白 【瞳色】虹色
【スリーサイズ】84/59/85
【外見・容姿】素肌を硝子で飾る幻想的な少女。
【地域】ブリテン
【年代】5世紀後半
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・騎士・円卓・ヌル
【ステータス】筋力:A+++ 耐久:A++ 敏捷:E 魔力:A++ 幸運:E 宝具:A+

【クラス別スキル】

対魔力:A

魔術に対する抵抗力。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。
事実上、現代の魔術師ではセイバー本体を魔術で傷つけることはできない。
恩寵によってランクが上昇している。

騎乗:E

騎乗の才能。
迎撃戦闘に特化した霊基のため騎乗戦闘は想定されておらず、最低ランクまで低下している。

【保有スキル】

神の恩寵(偽):A++

正確な名称は「聖杯の恩寵」
聖杯の泥に冒されることにより、ステータスの異常な上昇と『愛』という名の精神汚染をもたらす。
セイバーヌルの場合は筋力・耐久・魔力のいずれもが規格外の数値に達し、生きとし生けるもの全てに極端な愛着を示す。
さらに、聖杯に直結した膨大な魔力供給によって実質的に宝具の無制限連続使用が可能となっている。
セイバーはこの力を、主より賜った力であると誤認している。

信仰の加護:A+++

一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。
加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。
ランクが高すぎると、人格に異変をきたす。セイバーの場合は逆に人格の変調によりランクが上昇したと言える。
しかし、彼女は真の意味では本来の信仰を見失い、紛い物に縋っているに過ぎない。

無窮の武練:B-

ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。
心技体の完全なる合一により、いかなる精神的制約の影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
しかし霊基の著しいステータス変化がセイバーの剣技とミスマッチを引き起こし、効果にマイナス補正がかかっている。

啓示:-

"天からの声"を聞き、最適な行動をとる。
目標の達成に関する事象全てに適応されるが、効果を受ける当人には明確な根拠はない。
神の恩寵を絶対とするセイバーに、主の言葉を伺うばかりの啓示はもはや不要となっている。

【宝具】

永遠に遙か彼方の都ロード・サラス

ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:300人
本来はサラスの王にして最後の聖杯王、聖杯の守護者たるギャラハッドが有する護りの宝具。
しかしセイバーヌルの場合は守るべき聖杯が『愛』に染められたことで、全く別の宝具へと変質してしまった。
祝福せし金糸ブレス・ディンドラン』 と『穢れなき白亜の城ロード・キャメロット』を融合させ、聖杯に近づく者を拒絶する結界を形成する。
結界内は高濃度の聖気で満たされ、数多の砲門を有する物々しい城壁が形作られている。
聖気は結界の中心に立つセイバーに近寄るほど濃くなり、敏捷ステータスを次第に低下させ金縛りにする。
さらに城壁の砲門からは擬似的に造られた聖槍が射出され、着弾点に爆発状の神罰粛清攻撃「嘆きの一撃」を放つ。

愛し苛む導きの剣エクスセレクター

ランク:A+ 種別:対城宝具 レンジ:1〜90 最大捕捉:800人
ギャラハッドが抜いた「選定の剣」の一振り。
真名開放によって内包する魔力が解き放たれ、セイバー自身の魔力を加速・増幅させながら長大な光の刃を放出する。
放たれる斬撃は射程・威力共にセイバーの持つ攻撃手段の中では最大であり、対象の一切を消滅させる。
ただし、この剣は選定の剣であると同時に嘆きの剣でもあり、この剣を持つ者は愛するものを傷つける呪いが込められている。
現在のセイバーは全てを愛しており、この剣は呪いによって全ての対象へのダメージが増加している。

【Weapon】

永遠に遙か彼方の都ロード・サラス

本来の名称は『貴き心招く都ロード・サラス
守護者の裁定により、邪な願いのために聖杯に近づく存在のみを拒絶する。攻撃性のない純粋な護りのための宝具であった。
(余談だが、この宝具を持つために聖杯の守護者としてのギャラハッドは盾兵シールダーのクラスで召喚される。)
『祝福せし金糸』及び『穢れなき白亜の城』 を基に造られるため両者は使用不可となっているが、
この宝具を破棄することで『祝福せし金糸』のみ呼び戻せる。しかしあくまで予備兵装の意味合いが強い。

愛し苛む導きの剣エクスセレクター

伝う血のような装飾が追加された白い直剣。封印の鎖は無く、セイバーであれば自由に抜くことができる。
愛するものへのダメージ増加効果により、かすり傷を与えただけでもその傷が自ら裂け拡がる。
真名開放による光の刃も同様の特性を持ち、直撃すれば強度に関係なく全ての傷を拡げられ粉々に砕け散る。

白の鎧

聖杯の汚染によって変化した鎧。真珠質を思わせる、半透明の白を基調に虹色に濡れた光沢を持つ素材で構成される。
素肌の上から直接装着する装甲は肩口や太腿部が大きく開き、セイバーのしなやかな肢体を際立たせている。
また、胸部をはじめ各部位はステンドグラス調の装飾が施され、特に背面から伸びる硝子は天使の羽を思わせる。
意匠性の高い幻想的なデザインだが、同時に繊細で非装甲部位が多く、鎧として実用的とは言い難い。
にも関わらず、鎧もセイバー自身も理不尽なまでの耐久性を有する。

【解説】

聖杯に接続した棗によって典河からマスター権を奪われ、『愛』に染まる聖杯の泥に冒されたセイバーの姿。
聖杯の泥の性質上、まるで原初の混沌に回帰するかのようなステータスの異常上昇と人間性の希薄化が見られ、
その特徴からヌルサーヴァントとも分類される。
聖杯との直結による魔力供給も加わり、攻防において無敵に近い規格外のスペックを有する。
特定のルートの最終盤において、聖杯へ繋がる道を阻むような形で登場し、典河の最悪の敵となって刃を向ける。

【人物・性格】

昇華された愛の形は博愛
永遠に停滞
万物に平等
誰も彼も平らに均すような愛

全てを愛する博愛主義者。万物を平等に愛し、平等に踏みにじる。
聖杯による汚染の影響で自らの人間性を変質・喪失しながらも、それを主の御心と誤認し、陶酔している。
常に虚ろな笑みを浮かべており、相手に対してそれ以外に感情を持っていないかのような機械的な印象を与えている。
戦いにおいても同様で、力任せに敵を捻じ伏せる様に残虐性はなく、ただ淡々と対象を破壊し尽くす。

聖杯に汚染された棗と結託して、世界を愛で呑み尽くすことを目的として行動し、その障害を排除せんとする。
曰く、世界が愛に満ちれば、愛の格差による犠牲は無くなり、人類全てが平等な愛によって救済されるのだと。
これは、聖杯の泥の影響により彼女が回帰した自身の原点たる「聖杯の騎士」の在り方に―――
正確には、「聖杯の騎士として常に正しく、皆を愛さなければならない」という強迫観念に基づく。

そのため、セイバーの本質は全てを愛しているようでいて、その実誰一人として愛してなどいない。
そうあるべきという役割ロールを求められ続け、自らの役に疲れ切った諦観が、彼女の胸の内に巣食っている。

イメージカラー:白虹
特技:なし
好きなもの:全て
嫌いなもの:なし
天敵:十影典河
願い:全てに平等な愛のある世界

【一人称】私 【二人称】あなた 【三人称】
「……愛しています。テンカも、百合も。この世界に生きる全ての人、全ての命を。私は、「そうあるべき」とされたのだから」
「聖杯の邪魔は、させない。あれなるは主のご意志によるもの。今こそ聖杯が、この世界を愛で満たしてくれる」
「強く愛するが故に、傷つけてしまう。是は哀しき剣の因果。私の愛を、受け取ってください。『愛し苛む導きの剣』」
「……もう、誰も。愛すべき人と別れ、嘆き苦しむことがないように……私の望みの、邪魔をするのか……!」

【因縁キャラ】

土夏聖杯戦争関連

聖杯戦争関係者
万里小路棗:現マスター。


十影典河:かつてのマスター。かつて誰よりも愛していた人。
しかし、今は愛する全ての内の一部に過ぎない人。
彼へ向ける態度は他の人物のそれと大差はなく、深く愛情を示しながらも、嘆きの剣が導くままに刃を向ける。
過去回想
乙女:かつて、セイバーが死なせた女性。
泥の中で乙女の幻影と対面したセイバーは、彼女に心の内を暴き出されて泥の汚染を受けることとなる。
仕方が無かった。
彼女を愛してしまったら、この身は聖杯に選ばれる純潔でなくなるのだから、皆はそれを望まないのだから。
選択は常に正しくなければならない。セイバーは彼女という個人を愛することをしなかった。
―――そして、彼女は自ら命を絶った。
だからこそ、今のセイバーは全ての人を愛そうとしている。もう二度と、ただの一人も犠牲にしないように。
彼女を死なせた殺した後悔すら、愛に溶けてしまうのだとしても。

matrix Lv.E


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