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nevadakagemiya 2024年01月04日(木) 17:25:04履歴
「だから俺はもういいんだ。これ以上知る必要はない」
「他の誰でもない。俺がそう決めたんだ。俺は確かに尊いものを受け取っていた。そう信じられた。だから。それでいいんだ」
【氏名】十影典河
【性別】男
【年齢】16歳(2009年7月7日時点)
【出身】日本
【身長・体重】167cm・58kg
【肌色】色白【髪色】茶褐色【瞳色】ライトブラウン
【外見・容姿】線の柔らかい美少年
【令呪の位置】右手甲
【属性】秩序・中庸
【魔術系統】魔女術(?)
【魔術属性】花
【魔術特性】花
【起源】花
【契約サーヴァント】セイバー
![](https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/fCOStF7SiV-s.png)
【性別】男
【年齢】16歳(2009年7月7日時点)
【出身】日本
【身長・体重】167cm・58kg
【肌色】色白【髪色】茶褐色【瞳色】ライトブラウン
【外見・容姿】線の柔らかい美少年
【令呪の位置】右手甲
【属性】秩序・中庸
【魔術系統】魔女術(?)
【魔術属性】花
【魔術特性】花
【起源】花
【契約サーヴァント】セイバー
![](https://image02.seesaawiki.jp/k/a/kagemiya/fCOStF7SiV-s.png)
魔力を込めたところから植物の蔦、根、枝や葉などを生み出す魔術。
栗野百合から『それは魔女術とは違うナニカよ』と公言されるお墨付き。
正体はともかく、割と汎用性は効く。蔦を絡ませて動きを一時的に封じたり、根から魔力を吸い上げたり。
全ては十影の邸宅の跡から回収できた文献から典河が独学で生み出した(他者から見れば)非効率な魔術に過ぎない。
他の魔術はごく基礎的なもの以外はからっきしで専らこの魔術のような何かを扱うことに特化している。
栗野百合から『それは魔女術とは違うナニカよ』と公言されるお墨付き。
正体はともかく、割と汎用性は効く。蔦を絡ませて動きを一時的に封じたり、根から魔力を吸い上げたり。
全ては十影の邸宅の跡から回収できた文献から典河が独学で生み出した(他者から見れば)非効率な魔術に過ぎない。
他の魔術はごく基礎的なもの以外はからっきしで専らこの魔術のような何かを扱うことに特化している。
服装次第では女性にも見紛うような中性的な顔立ちの少年。
長めの前髪。垂れ目。薄い唇。薄くてとても淡い曇りガラスを何枚も重ねたような透き通った瞳が特徴的。
全体的な印象として線が柔らかく、儚さや影といった薄幸さをどことなく感じさせる。
教室の窓際で机に頬杖をついてぼんやりと外を眺めているのが絵になると級友の間で評判。
水泳を長く続けてきた結果として脱ぐとしっかり肉もついていて肩幅も広い。
あまり首元を締め付けすぎない着こなしを好み、制服もよくボタンを開けている。
長めの前髪。垂れ目。薄い唇。薄くてとても淡い曇りガラスを何枚も重ねたような透き通った瞳が特徴的。
全体的な印象として線が柔らかく、儚さや影といった薄幸さをどことなく感じさせる。
教室の窓際で机に頬杖をついてぼんやりと外を眺めているのが絵になると級友の間で評判。
水泳を長く続けてきた結果として脱ぐとしっかり肉もついていて肩幅も広い。
あまり首元を締め付けすぎない着こなしを好み、制服もよくボタンを開けている。
イメージカラー:曇り硝子
特技:家事全般、園芸
好きなもの:苗生を育てること
苦手なもの:誰かの迷惑になること
天敵:杵崎流
願い:誰にも負担をかけず生きていく
CV:代永翼
【一人称】俺 【二人称】君、あなた。お前 【三人称】あの人たち、彼ら、彼女ら
父は18年前の土夏市大火災で被災し死亡。身籠っていた母はその際に火傷を負い、典河を出産した直後に死去。
典河に残されたのは両親の住んでいた大きな洋館と多大な遺産のみであった。
赤子の頃から小学校高学年まではひたすら病院暮らしであり、時折訪れる発作がそのまま命の危機に繋がりかねなかったこともザラという日々を過ごす。
当時から『世界に産まれ落ちようとする自分を、世界の全てが呪い否定してくる』という悪夢をたびたび見るようになる。
容態がいくらか安定してからは後見人となった杵崎家の保護のもと両親が残した洋館で一人暮らしを始めた。
この頃か杵崎流の勧めで付近のスイミングジムにて水泳を始め、それは現在まで続いている。
なるべく自分のことは自分でしたいと手の空いた時間に自宅の整備を進める中で両親が遺した工房に踏み入り、彼らが魔術師であったことを知る。
顔すら覚えていない両親の残滓に少しでも触れたいという思いから、手探りで遺された文献を頼りに独学で魔術の修行を開始した。
屈折した感情を抱きながらそうして凡庸な日々を過ごしてきたが、第5次土夏聖杯戦争に巻き込まれた際、偶然からセイバーを喚ぶことに成功する。
(両親が洋館に遺していた召喚陣によるものであった)
事情を聞いてからは聖杯戦争を終わらせるべく、セイバーと共に戦いに身を投じ、そうして自身の出生にまつわる秘密に直面していくこととなる。
典河に残されたのは両親の住んでいた大きな洋館と多大な遺産のみであった。
赤子の頃から小学校高学年まではひたすら病院暮らしであり、時折訪れる発作がそのまま命の危機に繋がりかねなかったこともザラという日々を過ごす。
当時から『世界に産まれ落ちようとする自分を、世界の全てが呪い否定してくる』という悪夢をたびたび見るようになる。
容態がいくらか安定してからは後見人となった杵崎家の保護のもと両親が残した洋館で一人暮らしを始めた。
この頃か杵崎流の勧めで付近のスイミングジムにて水泳を始め、それは現在まで続いている。
なるべく自分のことは自分でしたいと手の空いた時間に自宅の整備を進める中で両親が遺した工房に踏み入り、彼らが魔術師であったことを知る。
顔すら覚えていない両親の残滓に少しでも触れたいという思いから、手探りで遺された文献を頼りに独学で魔術の修行を開始した。
屈折した感情を抱きながらそうして凡庸な日々を過ごしてきたが、第5次土夏聖杯戦争に巻き込まれた際、偶然からセイバーを喚ぶことに成功する。
(両親が洋館に遺していた召喚陣によるものであった)
事情を聞いてからは聖杯戦争を終わらせるべく、セイバーと共に戦いに身を投じ、そうして自身の出生にまつわる秘密に直面していくこととなる。
物静かで大人しく、あまり自己主張をしない人物………というようにたいていの周囲からは認識されている。
顔立ちが非常に整っているののでそれをミステリアスで魅力的だと感じ取る者も多い。
物思いに耽ってアンニュイな表情をしていることが多いこともそれに拍車をかける。
とはいえ、実際のところは(少なくとも精神の表層部分は)典河は普通の男子高校生である。
やや控えめに振る舞うきらいはあるが、成績に一喜一憂し、友人との語らいに充足を見出し、そして年相応に女性にも興味がある。そんな少年だ。
気取って儚げな雰囲気を発しているわけではないのでそういった面を隠すということもない。
なので彼をよく知らない人間からは薄幸の美少年という扱いで、彼をある程度知っている人間からはそこまで特別扱いをされない傾向にある。
自己認識においても、自分がどうやら平均よりは顔立ちが整っている方だという自覚こそあるが、特別な人間だという意識はない。
なので持て囃されたりなどすると優越感などより困惑の苦笑いが浮かんでしまう人物。
ちなみにあまりにも顔がいいものだから一度駅前でアイドル事務所へスカウトされたことがある。身体の弱さを理由に断った。
物心ついた頃には両親は他界しており、中学校に上がる頃までずっと病院暮らしだったこと。
喘息持ちで身体も弱く、時折発作を起こしたり寝込んだりして多くの人に迷惑をかけてきたこと。
そして体調が悪化して寝込むたび見る悪夢の中で自分の生命を夥しい『何か』から否定され続けてきたこと。
これらの要素が相まって、心の内側では負い目というものを常に感じて生きている。
どうしても他人の助けがないと自分は生存を保てないということを認めた上で自分にできる範疇のことは全て自分で賄いたいと思う気持ちはこの負い目が発端だ。
中学進学時、流の実家から下宿して通う提案を固辞してかつて父母が住んでいた洋館で一人暮らしを始めたのもこのため。
個人的な時間を割いてこの広い洋館を庭まで含めて全て自分で維持管理し、その上で日々の生活を成り立たせている執念はもう病的な域。
「人に頼らねばならないこと」は素直に頼るが、「自分でもできること」を人に頼るのは難色を示す。
自分が誰かの厄介になっていることを仕方ないとは割り切れてもかなり気にしている。
これが理由で「迷惑をかけられない」として団体行動や特定の個人との深い付き合いを避けがち。
また、負い目は転じて「なるべく人の役に立ちたい」という願いにも通じている。
親切であり、誰に対しても優しく、善行の見返りを求めない。彼にとってそれは負い目から発した気持ちなので報酬など奉仕した時点で得ているようなものだ。
半生の経験から人が困っている空気というものに関しては鋭敏であり、助けられた側からすれば「不意にやってきて助けてくれて不意に消えていった」と感じやすい。
前述の通り、典河はほとんど自分自身の時間というものを持たない。
自分でできることは自分でしなくては、という気持ちのもと屋敷の整備も含めた身の回りのことを全てこなしていると自分の時間を犠牲にしなければ時間が足りないからである。
なので個人的な趣味や欲を持たない、寂しい人間………とそういうふうに本人は思っているが事実は異なる。
屋敷の整備の一環で始めた庭や温室でのガーデニングには楽しみを見出している。
これに関しては天性の才能を備えており、どんな植物であっても伸び伸びと育てることができる。緑の指の持ち主。
今となっては経験や知識も備えられ、典河の腕前はプロの園芸家が見ても納得するほど。
どのくらいの才能かというと、このままその道に進んで長じていけばいずれは世界を代表する園芸家となれるレベルである。
最初は必要にかられて始めた家事も典河なりに楽しんでおり、特に料理が好み。
こちらはさすがにプロ級の腕前ということはないが、多くの人間へちゃんと美味しいと言わせることができるくらいには上手。
定期的にやってきて食事を一緒にしていく流や棗を飽きさせないよう様々なレパートリーを用意したため、割とオールラウンドに何でも作れる。
ある事情からその中でも得意なのはイタリア料理。自身の身体の弱さから健康的な食事を作るため栄養学もある程度習熟している。
積極的に公言はしないが、特技は水泳。
流の意思としての勧めで心肺機能の強化のために始めた。今も付近のスイミングジムへ週に数回通っている。
このため身体に欠陥は抱えるものの肉体自体は意外としっかり筋肉がついていて身体能力が高い。運動神経もいい。
あくまで療養の一環としての水泳であるため部活動などに加わって成績を出そうとはしないが、競泳コースでもそれなりにやっていけるくらい。
(酔っ払った流から護身術と称して無理やり)空手のさわりの部分も習っていて、殴る蹴るといったことの基本動作も身につけている。
不得意なのは勉学で、特に理数系科目が苦手。逆に語学を中心とした暗記が要になる科目は得意としている。
とはいえ真面目な人間であるし、親代わりの流を心配させたくなくて苦手科目であっても試験前に勉強を重ねることで成績不振は回避する。
物語開始時点で非日常である魔術に関してもごく触りの部分だけ知っている。
これは洋館で一人暮らしを始めた際、地下室を訪れた時に残されていた書物からその存在を知ったため。
とはいえ典河にとっての魔術はそれらから得たちぐはぐなものであり、正式なものからはかけ離れている。
自分が任意で植物を発生させられることに対して「おそらくこれが魔女術というものだろう」と勝手に判断してしまうほど。
(これらについては聖杯戦争が始まってから百合やニコーレの手によって解体されていき、やがて彼が魔女術と呼んでいたものの正体へ行き当たることとなる)
非日常に対してはこの程度の在り方であり、根本的には普通の男子高校生である典河は命の危険が及ぶとなれば普通の人間のように恐れ怯える。
しかし、それは自分自身の命の危機に対しての話。
例えば、それが見ず知らずの他人であっても。例えば、それがサーヴァントという自分よりも遥かに強大な存在であっても。
彼らに危険が及ぶとなれば咄嗟に助けようと身が動いてしまう。
無意識の中の典河にとって自分の命の危険より自分が誰かを代償にしてまで生き延びることの方が耐え難いからだ。
これについて典河は自分からはっきりとした答えを用意できないが、彼がずっと持ち抱えている負い目が関わっているのは間違いない。
また、繰り返し見てきた悪夢によって自己存在を軽視しがちという傾向もある。
だから怖くても夜の街へ繰り出すことを典河はやめないし、聖杯戦争の最中での出会いによって改善がシナリオ中に行われていく。
内省的ではあるが、撚たところがなく良くも悪くも素直な人間なので多くの人間の意思を認められるのが最大の長所であり短所。
例えそれが敵対者であっても頭ごなしに否定するのではなく相手の立場を想像し、時には同情してしまうことも。
そうした姿勢が時には誰かを救い時には誰かの怒りを買うだろうが、どちらにせよ典河の人に対する優しさは彼に関わる多くの人たちの中で一致する認識。
自分で意識せずともそういった善性を発揮できる少年。心に花を植える人である。
顔立ちが非常に整っているののでそれをミステリアスで魅力的だと感じ取る者も多い。
物思いに耽ってアンニュイな表情をしていることが多いこともそれに拍車をかける。
とはいえ、実際のところは(少なくとも精神の表層部分は)典河は普通の男子高校生である。
やや控えめに振る舞うきらいはあるが、成績に一喜一憂し、友人との語らいに充足を見出し、そして年相応に女性にも興味がある。そんな少年だ。
気取って儚げな雰囲気を発しているわけではないのでそういった面を隠すということもない。
なので彼をよく知らない人間からは薄幸の美少年という扱いで、彼をある程度知っている人間からはそこまで特別扱いをされない傾向にある。
自己認識においても、自分がどうやら平均よりは顔立ちが整っている方だという自覚こそあるが、特別な人間だという意識はない。
なので持て囃されたりなどすると優越感などより困惑の苦笑いが浮かんでしまう人物。
ちなみにあまりにも顔がいいものだから一度駅前でアイドル事務所へスカウトされたことがある。身体の弱さを理由に断った。
物心ついた頃には両親は他界しており、中学校に上がる頃までずっと病院暮らしだったこと。
喘息持ちで身体も弱く、時折発作を起こしたり寝込んだりして多くの人に迷惑をかけてきたこと。
そして体調が悪化して寝込むたび見る悪夢の中で自分の生命を夥しい『何か』から否定され続けてきたこと。
これらの要素が相まって、心の内側では負い目というものを常に感じて生きている。
どうしても他人の助けがないと自分は生存を保てないということを認めた上で自分にできる範疇のことは全て自分で賄いたいと思う気持ちはこの負い目が発端だ。
中学進学時、流の実家から下宿して通う提案を固辞してかつて父母が住んでいた洋館で一人暮らしを始めたのもこのため。
個人的な時間を割いてこの広い洋館を庭まで含めて全て自分で維持管理し、その上で日々の生活を成り立たせている執念はもう病的な域。
「人に頼らねばならないこと」は素直に頼るが、「自分でもできること」を人に頼るのは難色を示す。
自分が誰かの厄介になっていることを仕方ないとは割り切れてもかなり気にしている。
これが理由で「迷惑をかけられない」として団体行動や特定の個人との深い付き合いを避けがち。
また、負い目は転じて「なるべく人の役に立ちたい」という願いにも通じている。
親切であり、誰に対しても優しく、善行の見返りを求めない。彼にとってそれは負い目から発した気持ちなので報酬など奉仕した時点で得ているようなものだ。
半生の経験から人が困っている空気というものに関しては鋭敏であり、助けられた側からすれば「不意にやってきて助けてくれて不意に消えていった」と感じやすい。
前述の通り、典河はほとんど自分自身の時間というものを持たない。
自分でできることは自分でしなくては、という気持ちのもと屋敷の整備も含めた身の回りのことを全てこなしていると自分の時間を犠牲にしなければ時間が足りないからである。
なので個人的な趣味や欲を持たない、寂しい人間………とそういうふうに本人は思っているが事実は異なる。
屋敷の整備の一環で始めた庭や温室でのガーデニングには楽しみを見出している。
これに関しては天性の才能を備えており、どんな植物であっても伸び伸びと育てることができる。緑の指の持ち主。
今となっては経験や知識も備えられ、典河の腕前はプロの園芸家が見ても納得するほど。
どのくらいの才能かというと、このままその道に進んで長じていけばいずれは世界を代表する園芸家となれるレベルである。
最初は必要にかられて始めた家事も典河なりに楽しんでおり、特に料理が好み。
こちらはさすがにプロ級の腕前ということはないが、多くの人間へちゃんと美味しいと言わせることができるくらいには上手。
定期的にやってきて食事を一緒にしていく流や棗を飽きさせないよう様々なレパートリーを用意したため、割とオールラウンドに何でも作れる。
ある事情からその中でも得意なのはイタリア料理。自身の身体の弱さから健康的な食事を作るため栄養学もある程度習熟している。
積極的に公言はしないが、特技は水泳。
流の意思としての勧めで心肺機能の強化のために始めた。今も付近のスイミングジムへ週に数回通っている。
このため身体に欠陥は抱えるものの肉体自体は意外としっかり筋肉がついていて身体能力が高い。運動神経もいい。
あくまで療養の一環としての水泳であるため部活動などに加わって成績を出そうとはしないが、競泳コースでもそれなりにやっていけるくらい。
(酔っ払った流から護身術と称して無理やり)空手のさわりの部分も習っていて、殴る蹴るといったことの基本動作も身につけている。
不得意なのは勉学で、特に理数系科目が苦手。逆に語学を中心とした暗記が要になる科目は得意としている。
とはいえ真面目な人間であるし、親代わりの流を心配させたくなくて苦手科目であっても試験前に勉強を重ねることで成績不振は回避する。
物語開始時点で非日常である魔術に関してもごく触りの部分だけ知っている。
これは洋館で一人暮らしを始めた際、地下室を訪れた時に残されていた書物からその存在を知ったため。
とはいえ典河にとっての魔術はそれらから得たちぐはぐなものであり、正式なものからはかけ離れている。
自分が任意で植物を発生させられることに対して「おそらくこれが魔女術というものだろう」と勝手に判断してしまうほど。
(これらについては聖杯戦争が始まってから百合やニコーレの手によって解体されていき、やがて彼が魔女術と呼んでいたものの正体へ行き当たることとなる)
非日常に対してはこの程度の在り方であり、根本的には普通の男子高校生である典河は命の危険が及ぶとなれば普通の人間のように恐れ怯える。
しかし、それは自分自身の命の危機に対しての話。
例えば、それが見ず知らずの他人であっても。例えば、それがサーヴァントという自分よりも遥かに強大な存在であっても。
彼らに危険が及ぶとなれば咄嗟に助けようと身が動いてしまう。
無意識の中の典河にとって自分の命の危険より自分が誰かを代償にしてまで生き延びることの方が耐え難いからだ。
これについて典河は自分からはっきりとした答えを用意できないが、彼がずっと持ち抱えている負い目が関わっているのは間違いない。
また、繰り返し見てきた悪夢によって自己存在を軽視しがちという傾向もある。
だから怖くても夜の街へ繰り出すことを典河はやめないし、聖杯戦争の最中での出会いによって改善がシナリオ中に行われていく。
内省的ではあるが、撚たところがなく良くも悪くも素直な人間なので多くの人間の意思を認められるのが最大の長所であり短所。
例えそれが敵対者であっても頭ごなしに否定するのではなく相手の立場を想像し、時には同情してしまうことも。
そうした姿勢が時には誰かを救い時には誰かの怒りを買うだろうが、どちらにせよ典河の人に対する優しさは彼に関わる多くの人たちの中で一致する認識。
自分で意識せずともそういった善性を発揮できる少年。心に花を植える人である。
偶然から召喚することになったサーヴァント。ヒロインその1。恋愛感情か否かはさておき、一目惚れだったと後に語ることになる。
降りかかる火の粉は全て自分に任せておけばいいと主張するセイバーと他人のお荷物であることを厭う典河とは戦闘や行動決定においてどうしようもなく相性が悪い。
ここで待っているように、と頭ごなしにセイバーが言い含めたところで大人しく待っていられる典河ではない。
召喚直後から衝突は日常茶飯事であったが、折り合いを重ねる内に次第に互いの事を理解し合いパートナーとなっていく。
歯車さえ噛み合えば、目の前の理不尽を看過しないためなら身を投げ出してでも救おうとする善性は一緒のため抜群のコンビネーションを見せる。
典河の『突然現れた美しいものが希求する望みを叶えてあげたい』という密かな願いはやがて聖杯戦争に渦巻く野望の根幹に関わっていくことになる。
序盤はともかく中盤以降は基本的に相思相愛。男女の関係かどうかはともかく互いに互いのことを大事に思い密接な関係になるのはどのルートでも変わらない。
典河にとってセイバーは写し鏡であり、セイバーにとって典河は写し鏡である。互いに互いの有様を見て自身の問題点へ向き合っていくため、非常に強固な絆を結ぶことになる。
それは巡り巡って敵対する関係になっても変わらないだろう。典河とセイバーの間柄に結びつく関係性はそれほどまでに固い。
降りかかる火の粉は全て自分に任せておけばいいと主張するセイバーと他人のお荷物であることを厭う典河とは戦闘や行動決定においてどうしようもなく相性が悪い。
ここで待っているように、と頭ごなしにセイバーが言い含めたところで大人しく待っていられる典河ではない。
召喚直後から衝突は日常茶飯事であったが、折り合いを重ねる内に次第に互いの事を理解し合いパートナーとなっていく。
歯車さえ噛み合えば、目の前の理不尽を看過しないためなら身を投げ出してでも救おうとする善性は一緒のため抜群のコンビネーションを見せる。
典河の『突然現れた美しいものが希求する望みを叶えてあげたい』という密かな願いはやがて聖杯戦争に渦巻く野望の根幹に関わっていくことになる。
序盤はともかく中盤以降は基本的に相思相愛。男女の関係かどうかはともかく互いに互いのことを大事に思い密接な関係になるのはどのルートでも変わらない。
典河にとってセイバーは写し鏡であり、セイバーにとって典河は写し鏡である。互いに互いの有様を見て自身の問題点へ向き合っていくため、非常に強固な絆を結ぶことになる。
それは巡り巡って敵対する関係になっても変わらないだろう。典河とセイバーの間柄に結びつく関係性はそれほどまでに固い。
大抵のルートでは敵同士として関係を終える相手。特にセイバールートにおける中盤の難敵。
その異様な精神性から敵同士として向き合った際のコミュニケーションは取りづらく、倒されるべき凶悪な強敵として役割を終えることになる。
シナリオ上で彼女の精神や過去が深堀りされるのは已む無く共闘する展開となってから。
十影宅の温室で過去を一部共有しあい、一定の理解を互いに得ることになる。
このイベント後からは典河にとっては『不気味な敵』から『全てを理解することは難しいがその絶望の面影がどことなく放っておけない人』となる。
拙いなりに気持ちを伝えようとした典河の頭をアデリナが不意に撫でるといったイベントも。
ただしその場合、出産できなかった子供の面影を典河に見たアデリナはとっさに典河を庇って死亡してしまうことになる。
ファンディスクでは登場できているので完全に最後まで生き残る目が無いわけではないらしい。
マスターとの相性も込みで非常な大敵。セイバールートで攻略のために初めて宝具を放つことになる相手。
その弓兵としての実力や強力な宝具、的確な戦術眼を終始畏れることになる。
基本的には敵同士であり1対1で向き合う場面も無い以上まともな交流はない。ちゃんと言葉を交わすことがあるのは共闘する場合。
とはいえ、余人と同じく典河も歯に衣着せぬアーチャーの口振りはちょっと苦手。嫌うほどではないが好感度はフラットな位置に収まる。
マスターであるアデリナをどう思っているのか彼に問いかけ、そこから彼の家族論へと発展した語りを聞くシーンが印象的。
その異様な精神性から敵同士として向き合った際のコミュニケーションは取りづらく、倒されるべき凶悪な強敵として役割を終えることになる。
シナリオ上で彼女の精神や過去が深堀りされるのは已む無く共闘する展開となってから。
十影宅の温室で過去を一部共有しあい、一定の理解を互いに得ることになる。
このイベント後からは典河にとっては『不気味な敵』から『全てを理解することは難しいがその絶望の面影がどことなく放っておけない人』となる。
拙いなりに気持ちを伝えようとした典河の頭をアデリナが不意に撫でるといったイベントも。
ただしその場合、出産できなかった子供の面影を典河に見たアデリナはとっさに典河を庇って死亡してしまうことになる。
ファンディスクでは登場できているので完全に最後まで生き残る目が無いわけではないらしい。
マスターとの相性も込みで非常な大敵。セイバールートで攻略のために初めて宝具を放つことになる相手。
その弓兵としての実力や強力な宝具、的確な戦術眼を終始畏れることになる。
基本的には敵同士であり1対1で向き合う場面も無い以上まともな交流はない。ちゃんと言葉を交わすことがあるのは共闘する場合。
とはいえ、余人と同じく典河も歯に衣着せぬアーチャーの口振りはちょっと苦手。嫌うほどではないが好感度はフラットな位置に収まる。
マスターであるアデリナをどう思っているのか彼に問いかけ、そこから彼の家族論へと発展した語りを聞くシーンが印象的。
学園の先輩。仄かに想っていた人。定期的に行く花屋の店主。ヒロインその2。苗や種を買うこともあるが両親の墓前に供える仏花を買うために訪れることが多かった。
わざと姓を間違えて呼ばれるくらい好意的に接してもらっているのは知っていたが、聖杯戦争が始まるまでは典河の他者と深く関わろうとしない性質から浅い付き合いだった。
セイバーとの連携が上手く行かず危機的状況に陥ったところを救ってもらってからは成り行きではあるが急速に関係を深めていく。
独学で魔術を学んでいた典河にとって初めての師匠。彼女の手ほどきによって魔術見習いに毛が生えた程度まではどうにか成長できるようになる。
根が真面目な典河はよく百合にからかわれるが、根が真面目であるために思いがけないストレートな言葉で百合を照れさせることも多い。
ルートによってはエピローグにおいて彼女の付き人として魔術師たちの総本山であるロンドンへ向かうことになる。
各ルートの黒瀬正峰の生死によって変わる百合の進路へ深く携わることになる。
典河が百合ルートを辿る場合は確定で時計塔ED。正峰がどういう結末を迎えようと典河が『非日常にあっても日常は守れる』というアンサーになるため。
そうでない場合は正峰の生死によって魔術師を廃業し花屋として生きていくか、このまま魔術師としての研鑽を目指すか決まることになる。
どちらにせよ百合ルート以外では恋人未満友人以上くらいの間柄にはなり、セイバーとの関係を誂われたりする気安い立場に落ち着くことになる。
百合のサーヴァント。彼と直接戦うのは最序盤〜序盤のみ。
内訳は『まだ百合が典河がセイバーを召喚したと知らない際の遭遇戦』か『百合が典河を聖杯戦争から遠ざけようとしてわざとランサーをけしかけた戦い』。
よって棗ルートでセイバーが奪われることを鑑みると唯一の(間接的ではあるが)最初から最期まで典河の味方をするサーヴァントということになる。
とはいえその関係はかなりギクシャク。ランサーは言葉が足りず、典河はそれによって誤解し、良好な関係とは言えない立場が続く。
その実力は本物である強力なサーヴァントだが、人格に関しては把握が追いつかず話が続かない、気まずい間柄の相手というのが典河の中盤までの評価。
とはいえルートによって程度の差はあるが終盤に差し掛かると相互理解が進み信頼関係も生まれる。特にセイバールートや棗ルートにあっては最期にその宝具を託されるまでに至る。
どのルートでも最期の在り様の格好いい英霊であり、全てのルートにおいても典河は彼が座に還ったことを深く惜しむのだった。
わざと姓を間違えて呼ばれるくらい好意的に接してもらっているのは知っていたが、聖杯戦争が始まるまでは典河の他者と深く関わろうとしない性質から浅い付き合いだった。
セイバーとの連携が上手く行かず危機的状況に陥ったところを救ってもらってからは成り行きではあるが急速に関係を深めていく。
独学で魔術を学んでいた典河にとって初めての師匠。彼女の手ほどきによって魔術見習いに毛が生えた程度まではどうにか成長できるようになる。
根が真面目な典河はよく百合にからかわれるが、根が真面目であるために思いがけないストレートな言葉で百合を照れさせることも多い。
ルートによってはエピローグにおいて彼女の付き人として魔術師たちの総本山であるロンドンへ向かうことになる。
各ルートの黒瀬正峰の生死によって変わる百合の進路へ深く携わることになる。
典河が百合ルートを辿る場合は確定で時計塔ED。正峰がどういう結末を迎えようと典河が『非日常にあっても日常は守れる』というアンサーになるため。
そうでない場合は正峰の生死によって魔術師を廃業し花屋として生きていくか、このまま魔術師としての研鑽を目指すか決まることになる。
どちらにせよ百合ルート以外では恋人未満友人以上くらいの間柄にはなり、セイバーとの関係を誂われたりする気安い立場に落ち着くことになる。
百合のサーヴァント。彼と直接戦うのは最序盤〜序盤のみ。
内訳は『まだ百合が典河がセイバーを召喚したと知らない際の遭遇戦』か『百合が典河を聖杯戦争から遠ざけようとしてわざとランサーをけしかけた戦い』。
よって棗ルートでセイバーが奪われることを鑑みると唯一の(間接的ではあるが)最初から最期まで典河の味方をするサーヴァントということになる。
とはいえその関係はかなりギクシャク。ランサーは言葉が足りず、典河はそれによって誤解し、良好な関係とは言えない立場が続く。
その実力は本物である強力なサーヴァントだが、人格に関しては把握が追いつかず話が続かない、気まずい間柄の相手というのが典河の中盤までの評価。
とはいえルートによって程度の差はあるが終盤に差し掛かると相互理解が進み信頼関係も生まれる。特にセイバールートや棗ルートにあっては最期にその宝具を託されるまでに至る。
どのルートでも最期の在り様の格好いい英霊であり、全てのルートにおいても典河は彼が座に還ったことを深く惜しむのだった。
学園の後輩。かつて入院していた頃からの親しい相手。ヒロインその3。最近は関係に距離が出来て少し疎遠になってしまった。
毎日を無機質に過ごしていた病院時代の典河に出来たたったひとりの友人。にこりともしない典河に笑いかけてくれた女の子。
退院後も流と一緒に十影宅へ訪ねてくることが多かった。典河同様にひとりで生活している棗は食事を十影宅で済ませていた節があるほど。
しかし典河が中学3年生のある時を境にそのような親密な関係で無くなり、特に典河が進学した後は殆ど会うことも無いようになっていた。
火蜥蜴学園に棗が進学してからは会えば言葉を交わす程度に親交も回復したが、しかし棗の態度は以前と違い距離を置いたものになっている。
ルートによってかなり扱いが違うヒロイン。立場や末路もがらりと変わる。
セイバールートでは影が薄く、共通ルート内で十影宅を棗が尋ねてくるシーン以外では過去の典河との関係性が語られるくらいで目立った接点無く終わる。
百合ルートでは聖杯戦争の参加者という事実が判明するが、確実に死亡してしまう。変死体として検死に回されたという通知を受け取って憔悴する典河の姿が終盤の開始点となる。
棗ルートでは聖杯の『愛 』によって暴走する棗へたった一言を告げるために文字通り生命を削りながら立ち向かうことになる。
「そんなことを言う棗なんて、嫌いだ」と。
毎日を無機質に過ごしていた病院時代の典河に出来たたったひとりの友人。にこりともしない典河に笑いかけてくれた女の子。
退院後も流と一緒に十影宅へ訪ねてくることが多かった。典河同様にひとりで生活している棗は食事を十影宅で済ませていた節があるほど。
しかし典河が中学3年生のある時を境にそのような親密な関係で無くなり、特に典河が進学した後は殆ど会うことも無いようになっていた。
火蜥蜴学園に棗が進学してからは会えば言葉を交わす程度に親交も回復したが、しかし棗の態度は以前と違い距離を置いたものになっている。
ルートによってかなり扱いが違うヒロイン。立場や末路もがらりと変わる。
セイバールートでは影が薄く、共通ルート内で十影宅を棗が尋ねてくるシーン以外では過去の典河との関係性が語られるくらいで目立った接点無く終わる。
百合ルートでは聖杯戦争の参加者という事実が判明するが、確実に死亡してしまう。変死体として検死に回されたという通知を受け取って憔悴する典河の姿が終盤の開始点となる。
棗ルートでは聖杯の『
「そんなことを言う棗なんて、嫌いだ」と。
高校の担任教師。実直だが教師と生徒の間に一線距離を置いた静かな態度から典河からは好印象を抱いている。
当然、聖杯戦争の勝敗を巡って争わねばならない間柄と知ったときの典河の動揺は推して知るべし。
ルートによっては敵対したまま終わるが、一度敵対した後に共闘することになるルートも存在する。
最初の接触では正峰と正峰のサーヴァントによる猛攻に典河のセイバーが圧されるが百合陣営の救援で事なきに終えることになる。
雨降りしきる中、街を練り歩いていたキャスターと偶然すれ違うのがファーストコンタクト。
以降、彼女からは命を狙われ、時には拉致されて陣地に縛り付けられたりもする。
が、そういった関係でありながら典河からキャスターに対する心証は(特に拉致されたり共闘するルートの場合)悪くない。むしろやや好印象すら持つ。
典河の無力を厳しく指摘するキャスターの言葉は正しく、その指摘に激高するのではなく思い悩んでしまう典河の素直さについキャスターが口を挟んでしまうことも。
最終的に「それでも」と指摘からは真逆の行動を選ぶのだが、その際もキャスターの言葉は典河の心に息づくことになる。
それはそれとして性的な空気を匂わせるキャスターのからかいにはたじたじ。自由奔放さが流に似ていて典河としては微妙に頭の上がらない相手。
共闘ルートでそれが顕著で、キャスターの我儘にいちいち付き合う姿を「随分仲がいいんだね?」と百合に笑われたりもする。
当然、聖杯戦争の勝敗を巡って争わねばならない間柄と知ったときの典河の動揺は推して知るべし。
ルートによっては敵対したまま終わるが、一度敵対した後に共闘することになるルートも存在する。
最初の接触では正峰と正峰のサーヴァントによる猛攻に典河のセイバーが圧されるが百合陣営の救援で事なきに終えることになる。
雨降りしきる中、街を練り歩いていたキャスターと偶然すれ違うのがファーストコンタクト。
以降、彼女からは命を狙われ、時には拉致されて陣地に縛り付けられたりもする。
が、そういった関係でありながら典河からキャスターに対する心証は(特に拉致されたり共闘するルートの場合)悪くない。むしろやや好印象すら持つ。
典河の無力を厳しく指摘するキャスターの言葉は正しく、その指摘に激高するのではなく思い悩んでしまう典河の素直さについキャスターが口を挟んでしまうことも。
最終的に「それでも」と指摘からは真逆の行動を選ぶのだが、その際もキャスターの言葉は典河の心に息づくことになる。
それはそれとして性的な空気を匂わせるキャスターのからかいにはたじたじ。自由奔放さが流に似ていて典河としては微妙に頭の上がらない相手。
共闘ルートでそれが顕著で、キャスターの我儘にいちいち付き合う姿を「随分仲がいいんだね?」と百合に笑われたりもする。
学内における数少ない友人のひとり。入学以来の付き合いだが、保健委員の彼には何かと気を遣ってもらっているので最も親しい相手と言えるかもしれない。
互いにそこまでお喋りというわけではないので顔を突き合わせてもあまり会話は弾まないが、黙ったまま共にいてもどちらも苦にならないタイプの関係性。
ただ典河は円が内面に持つ齟齬を看破出来ておらず、互いにマスターとして円と初めて対峙した際は激しく動揺し、彼の刺々しい言葉を聞いて既に彼が過ちを犯しているのではないかと深く思い悩むことになる。
大抵は中盤の山場に典河の聖杯戦争の壇上へ上がってくる相手。最後まで敵対したままか途中で共闘することになるかはルート次第ということになる。
多くの臨死体験によっていささか魂魄が死の側に寄っている典河は円の目から見ればひどく脆い存在に映ることだろう。
アサシンにとってはサーヴァントでもないのに『解体返し 』を直撃させても手足の1本すら奪えないというイレギュラー。
代償として腕へあっという間に生い茂った花が根を張る激痛で典河は失神し、セイバーは仕留められたはずの相手から撤退を余儀なくされるという一幕がある。
互いに臨死体験を経ていながら一方は人間に対する恐怖を抱き、一方は生存への罪悪感を抱いたように、互いの主義は正反対。相互理解は果たされない。
円が直接味方につく棗ルートではアサシンは早々に離脱してしまうため、典河へアサシンが敵意を向けずに向かい合うというシーンは本編には存在しない。
従って典河の視点からアサシンの内面の一端へ触れるのは直接対決するルートでごく僅かにあるのみであり、本編のみだと恐るべき殺人者というだけで終わるのだった。
ファンディスクでは打って変わって接触する機会も増える。典河が女装をするシーンのひとつに携わっているのがこのアサシン。
互いにそこまでお喋りというわけではないので顔を突き合わせてもあまり会話は弾まないが、黙ったまま共にいてもどちらも苦にならないタイプの関係性。
ただ典河は円が内面に持つ齟齬を看破出来ておらず、互いにマスターとして円と初めて対峙した際は激しく動揺し、彼の刺々しい言葉を聞いて既に彼が過ちを犯しているのではないかと深く思い悩むことになる。
大抵は中盤の山場に典河の聖杯戦争の壇上へ上がってくる相手。最後まで敵対したままか途中で共闘することになるかはルート次第ということになる。
多くの臨死体験によっていささか魂魄が死の側に寄っている典河は円の目から見ればひどく脆い存在に映ることだろう。
アサシンにとってはサーヴァントでもないのに『
代償として腕へあっという間に生い茂った花が根を張る激痛で典河は失神し、セイバーは仕留められたはずの相手から撤退を余儀なくされるという一幕がある。
互いに臨死体験を経ていながら一方は人間に対する恐怖を抱き、一方は生存への罪悪感を抱いたように、互いの主義は正反対。相互理解は果たされない。
円が直接味方につく棗ルートではアサシンは早々に離脱してしまうため、典河へアサシンが敵意を向けずに向かい合うというシーンは本編には存在しない。
従って典河の視点からアサシンの内面の一端へ触れるのは直接対決するルートでごく僅かにあるのみであり、本編のみだと恐るべき殺人者というだけで終わるのだった。
ファンディスクでは打って変わって接触する機会も増える。典河が女装をするシーンのひとつに携わっているのがこのアサシン。
序盤における強敵。デッドエンドによる道場送り製造機第一号。選択肢ひとつ間違えただけで彼女と彼女のサーヴァントによって死ぬこと多数。
以降、エンディングまで生存する可能性がある場合は十影宅の一室に居着くことになる。その場合典河にとっての第二の魔術の師匠。指導方針で百合と喧嘩しないでください。
百合ルートでは偶然日中の街中で出くわして話の流れから互いの身の上を確認し合いそしてニコーレの住処の真実を典河が伝える作中屈指のギャグイベントが発生してから強敵ポジションから外れることになる。
しかしこのルートでも『輝きの金剛石』へ語りかけるニコーレの姿を目撃し互いの亡き母に対する想いを口にし合うイベントを発生させないと確定で終盤にニコーレは死亡してしまう。
このニコーレの生死によって百合ルートはある意味でのニコーレルートとしての性質を含むか含まないかが決定することとなる。
幼い体躯から最初は子供扱いするも、実年齢を知ってからは年長として一定の敬意を向ける相手。なんだかんだ世話を焼いてくれるので一番姉らしく振る舞ってくれる姉かもしれない。
ちなみにファンディスクで典河がロリコン呼ばわりされるようになる所以のヒロイン。どして…。
典河くんぶち殺しサーヴァント。もっと言うとセイバーと百合もサクサクぶち殺すサーヴァント。ニコーレの指示で序盤のデッドエンドを山程積み上げる張本人。
そういうわけなので彼の猛威から逃れた後も苦手な相手。ニコーレが典河の陣営に就く際もすぐに消滅したり既に消滅していたり敵側へ奪われていたりで共に戦う期間が無いので触れ合う機会もゼロ。
彼の人となりを典河が知るタイミングは(それこそ「○イころ」みたいな外伝でもなければ)ひとつの例外を除き存在しない。
その例外とは棗ルートにおける支配権を奪われた後のバーサーカー戦。彼にトドメを刺したタイミングで、狂化されていないバーサーカーの本音をたった一言だけ聞くことになる。
以降、エンディングまで生存する可能性がある場合は十影宅の一室に居着くことになる。その場合典河にとっての第二の魔術の師匠。指導方針で百合と喧嘩しないでください。
百合ルートでは偶然日中の街中で出くわして話の流れから互いの身の上を確認し合い
しかしこのルートでも『輝きの金剛石』へ語りかけるニコーレの姿を目撃し互いの亡き母に対する想いを口にし合うイベントを発生させないと確定で終盤にニコーレは死亡してしまう。
このニコーレの生死によって百合ルートはある意味でのニコーレルートとしての性質を含むか含まないかが決定することとなる。
幼い体躯から最初は子供扱いするも、実年齢を知ってからは年長として一定の敬意を向ける相手。なんだかんだ世話を焼いてくれるので一番姉らしく振る舞ってくれる姉かもしれない。
ちなみにファンディスクで典河がロリコン呼ばわりされるようになる所以のヒロイン。どして…。
典河くんぶち殺しサーヴァント。もっと言うとセイバーと百合もサクサクぶち殺すサーヴァント。ニコーレの指示で序盤のデッドエンドを山程積み上げる張本人。
そういうわけなので彼の猛威から逃れた後も苦手な相手。ニコーレが典河の陣営に就く際もすぐに消滅したり既に消滅していたり敵側へ奪われていたりで共に戦う期間が無いので触れ合う機会もゼロ。
彼の人となりを典河が知るタイミングは(それこそ「○イころ」みたいな外伝でもなければ)ひとつの例外を除き存在しない。
その例外とは棗ルートにおける支配権を奪われた後のバーサーカー戦。彼にトドメを刺したタイミングで、狂化されていないバーサーカーの本音をたった一言だけ聞くことになる。
技術科の非常勤講師として授業を受ける相手。
嫌っているわけではないが何かとエキセントリックな要素の多い灯鳥はやや苦手な相手。
温和なはずの灯鳥に近寄りがたいものを典河は感じており、学内でも積極的に関わろうとはしない。
凍巳紗教会のシスターであることや彼女が聖杯戦争の監督役を代理で担っていることを知るのは聖杯戦争が始まってからのこととなる。
主治医であり、姉貴分であり、困ったねーちゃん。典河が雑に接する数少ない相手。
物心ついた頃からずっと自分の様子を気にかけてくれている大事な人である一方、そのちゃらんぽらんな本性も知っているため手間のかかる姉のように思っている。
定期的に典河が住む洋館に缶酎ハイを何本も持って現れ、典河の作った料理をがつがつ食べて心ゆくまで酒を痛飲し、べろんべろんに酔っ払って帰っていく。
また典河も時折流の住むマンションの一室へゴミ袋片手に訪れ、綺麗に整理整頓して出前を奢ってもらったりしている。
あしらい方こそぞんざいだが、典河にとっての日常の象徴。何にも代えがたい大事な恩人。
火蜥蜴学園のクラスメイト。3人娘の松竹梅の方。学園パートで顔を合わせる程度の出番なので本格的に接触するのはファンディスク以降。
一番よく言葉を交わすのは茉莉。続いて海深で、太桜とは本編開始後に話すようになる。とはいえ基本的にこの3人はセットで登場するため本編では1対1で話す機会は少ない。
茉莉をマスターではないかと疑った時に呼び出した時くらい。(この時茉莉は百合に無理やり服をひん剥かれて令呪の痕跡を確かめられる)
なお海深から向けられている気持ちに関しては典河は気付いていない。聖杯戦争が起こらない世界ならあるいは通じ合うことはあったのかもしれないが、典河が聖杯戦争に関わるのは確定した運命である。
火蜥蜴学園の園芸部部長。花壇の様子を見ていた時に話しかけられ、ずばずばと的確な意見を述べてしまったのが運の尽き。
ひとりでいるところを捕まえられては話しかけられ入部を誘われるが毎度断っている。とはいえ、決して好感度は低くない。
少なくとも園芸について話が通じるだけでもほんのりと親近感を持っている。どちらかといえば粗野な噂の多い先輩だがそれだけではないことを典河は知っている。
雅美自身も全く意図すること無くファンディスクで大活躍を果たすのだが、残念ながらそのファインプレイは誰も知ることがないのだった。
あまり交友の広くない典河にとっては数少ない友人のひとり。軽く冗談を言い合える程度の仲。
時折よく分からないことを言うがおそらく勘の良い彼なりの感性なのだろうと認識している。威護の特殊な能力に関して補足が入るのはファンディスクに入ってから。
とはいえファンディスク込みでも結局典河は彼の魔眼のことについては知らずに学園生活を終えるのだった。基本的に学園パートでの立ち絵や設定がきちんと用意されている友人A枠。
彼が本編で最も目立つ瞬間というのは一番最後に解放されるルートで聖杯戦争に巻き込まれて死んでしまう時なのだった。南無。
嫌っているわけではないが何かとエキセントリックな要素の多い灯鳥はやや苦手な相手。
温和なはずの灯鳥に近寄りがたいものを典河は感じており、学内でも積極的に関わろうとはしない。
凍巳紗教会のシスターであることや彼女が聖杯戦争の監督役を代理で担っていることを知るのは聖杯戦争が始まってからのこととなる。
主治医であり、姉貴分であり、困ったねーちゃん。典河が雑に接する数少ない相手。
物心ついた頃からずっと自分の様子を気にかけてくれている大事な人である一方、そのちゃらんぽらんな本性も知っているため手間のかかる姉のように思っている。
定期的に典河が住む洋館に缶酎ハイを何本も持って現れ、典河の作った料理をがつがつ食べて心ゆくまで酒を痛飲し、べろんべろんに酔っ払って帰っていく。
また典河も時折流の住むマンションの一室へゴミ袋片手に訪れ、綺麗に整理整頓して出前を奢ってもらったりしている。
あしらい方こそぞんざいだが、典河にとっての日常の象徴。何にも代えがたい大事な恩人。
火蜥蜴学園のクラスメイト。3人娘の松竹梅の方。学園パートで顔を合わせる程度の出番なので本格的に接触するのはファンディスク以降。
一番よく言葉を交わすのは茉莉。続いて海深で、太桜とは本編開始後に話すようになる。とはいえ基本的にこの3人はセットで登場するため本編では1対1で話す機会は少ない。
茉莉をマスターではないかと疑った時に呼び出した時くらい。(この時茉莉は百合に無理やり服をひん剥かれて令呪の痕跡を確かめられる)
なお海深から向けられている気持ちに関しては典河は気付いていない。聖杯戦争が起こらない世界ならあるいは通じ合うことはあったのかもしれないが、典河が聖杯戦争に関わるのは確定した運命である。
火蜥蜴学園の園芸部部長。花壇の様子を見ていた時に話しかけられ、ずばずばと的確な意見を述べてしまったのが運の尽き。
ひとりでいるところを捕まえられては話しかけられ入部を誘われるが毎度断っている。とはいえ、決して好感度は低くない。
少なくとも園芸について話が通じるだけでもほんのりと親近感を持っている。どちらかといえば粗野な噂の多い先輩だがそれだけではないことを典河は知っている。
雅美自身も全く意図すること無くファンディスクで大活躍を果たすのだが、残念ながらそのファインプレイは誰も知ることがないのだった。
あまり交友の広くない典河にとっては数少ない友人のひとり。軽く冗談を言い合える程度の仲。
時折よく分からないことを言うがおそらく勘の良い彼なりの感性なのだろうと認識している。威護の特殊な能力に関して補足が入るのはファンディスクに入ってから。
とはいえファンディスク込みでも結局典河は彼の魔眼のことについては知らずに学園生活を終えるのだった。基本的に学園パートでの立ち絵や設定がきちんと用意されている友人A枠。
彼が本編で最も目立つ瞬間というのは一番最後に解放されるルートで聖杯戦争に巻き込まれて死んでしまう時なのだった。南無。
とりあえず叩き台なので変更の可能性は相当アリ。だったんだけど上手くいって良かったね。
*因縁キャラ
サモナー
――――結局の所。みしゃぐち とは、誰かから託された 願い なのだ。
苦難に溺れる人々の最後の希望。明日という空白をせめて優しい色で塗ることが出来ればあなたは今日を呼吸できる。
その余白をひとつひとつ埋めて人間は前進するモノだ。たまたまそんな何もない間隙に無数の名前がついていたに過ぎない。
だから、余白自体は何も生まないなんてのは考えるまでもないことなのだ。何もかも逆しま。1から0は生産できても反対はありえない。
そんなものにチカラを持たせてしまえばどんな齟齬が起こるかなんて、分かっていたことだろうに。
ここは0から1を捻出する無理を叶える虚ろの泥園。とっくに赤錆びたのに燃料を注がれればエンジンは回ってしまう。
だが刮目するがいい原初の願いよ。
ここに旅路の終わりを告げに来た者がいる。全てを汲み取って歩いてくるその姿に、それは自分が真っ白なものだったことを思い出した。
呪いを糧に、ただの1本とて同じカタチのない花が咲く。
その永い旅程にも、その数多の願いにも、ただひとつとして無意味なものは無かったのだと。
*因縁キャラ
サモナー
――――結局の所。
苦難に溺れる人々の最後の希望。明日という空白をせめて優しい色で塗ることが出来ればあなたは今日を呼吸できる。
その余白をひとつひとつ埋めて人間は前進するモノだ。たまたまそんな何もない間隙に無数の名前がついていたに過ぎない。
だから、余白自体は何も生まないなんてのは考えるまでもないことなのだ。何もかも逆しま。1から0は生産できても反対はありえない。
そんなものにチカラを持たせてしまえばどんな齟齬が起こるかなんて、分かっていたことだろうに。
ここは0から1を捻出する無理を叶える虚ろの泥園。とっくに赤錆びたのに燃料を注がれればエンジンは回ってしまう。
だが刮目するがいい原初の願いよ。
ここに旅路の終わりを告げに来た者がいる。全てを汲み取って歩いてくるその姿に、それは自分が真っ白なものだったことを思い出した。
呪いを糧に、ただの1本とて同じカタチのない花が咲く。
その永い旅程にも、その数多の願いにも、ただひとつとして無意味なものは無かったのだと。
コメントをかく