最終更新:ID:+lE5kB/Uog 2018年04月12日(木) 22:16:31履歴
図書館で謎の爆発!雷がガスに引火か?
謎の怪盗シーフ・ムーンの仕業との声も!
昨夜未明、勇倉市の図書館で爆発事故が起きた模様。
消防隊の迅速な活動により近隣への被害は食い止められたものの歴史ある勇倉市市立図書館は半壊。
貴重な蔵書も多数が焼け焦げてしまったとのこと。
詳しい原因は調査中だが、付近の住民の証言によると、雷が落ちたような音がしたとのこと。
このことから雷による可燃性ガスへの引火が原因と見られている。
また一週間ほど前に図書館を荒らし宝石を盗み出したとされる
世界的な怪盗シーフムーンの仕業ではないかとも噂されている。
専門家によれば、かつて海外で行った事件での彼の手口に酷似しているという。
盗みのためならば爆破も厭わぬ凶悪犯……。
これが真実であるならば一刻も早く彼が逮捕されることを願うばかりである。
謎の怪盗シーフ・ムーンの仕業との声も!
昨夜未明、勇倉市の図書館で爆発事故が起きた模様。
消防隊の迅速な活動により近隣への被害は食い止められたものの歴史ある勇倉市市立図書館は半壊。
貴重な蔵書も多数が焼け焦げてしまったとのこと。
詳しい原因は調査中だが、付近の住民の証言によると、雷が落ちたような音がしたとのこと。
このことから雷による可燃性ガスへの引火が原因と見られている。
また一週間ほど前に図書館を荒らし宝石を盗み出したとされる
世界的な怪盗シーフムーンの仕業ではないかとも噂されている。
専門家によれば、かつて海外で行った事件での彼の手口に酷似しているという。
盗みのためならば爆破も厭わぬ凶悪犯……。
これが真実であるならば一刻も早く彼が逮捕されることを願うばかりである。
3月10日土曜から開催中!
GMに対して1日の行動を伝えてください。
昼と夜、2つのフェイズがありますがどちらも伝えてください。
昼フェイズで同じ場所に参加者が集った場合、遭遇フェイズが発生します。
遭遇した参加者はGMの指示に従いディスコードまたはどどんとふへ来て相手との会話や情報交換などをしましょう。
昼行動の発表後、夜行動に予定から変更がある場合は夜行動発表までの間にGMに変更を伝えてください。
昼フェイズでも夜フェイズでも行える行動は特に変わりません。
小エリア6つのうちから場所を必ず選ばなくてはならない。その場所で以下の行動を行える。
探索:小エリアの他に1〜6のうち数字を選ぶ。
[君たちは聖杯戦争を勝ち残るため、他の参加者の情報を得るべく探索を行っている……]
休憩:探索で自分の拠点がある場所を数字一致で指定した場合、その日の終了時にHPが100回復する。(最大HPを超えることはない)
フリー行動:探索をせず道具作成や気配遮断などのサーヴァントのスキルを活かしたり、マスターによる魔術などを用いた行動をGMに提案してみること。
[自らの知恵と技術に頼ることが、この過酷な戦いを生き残るためには必要不可欠だということを君たちは知っているようだ……]
接触:探索や同盟などで相手の情報を得ている場合、その相手を指定し必ず遭遇フェイズを起こせる。
[君たちの獲物は決まっているようだ。今ならどこにいようと探し出せるだろう……]
注意:現在のシートは仮性能です。本編開始までにさらなる調整により数値や性能が変更される可能性があります。
【初期解説】はプロローグ〜本編開始直前時点ぐらいでの設定。
勇倉市に来た理由やなぜ戦うのか…など。別に始まった後から書いたって構わない。
【初期人間関係】は話をスムーズにするため、あらかじめマスター同士、数人は知り合いということにしておくといいかもしれない。
【初期解説】はプロローグ〜本編開始直前時点ぐらいでの設定。
勇倉市に来た理由やなぜ戦うのか…など。別に始まった後から書いたって構わない。
【初期人間関係】は話をスムーズにするため、あらかじめマスター同士、数人は知り合いということにしておくといいかもしれない。
日村裕也(19) | |
HP100 | コスト1 |
出目 | 補助 |
1: | [Busterダメージ+30] |
2: | 無 |
3: | 無 |
4: | [Busterダメージ+50] |
5: | 無 |
6: | 無 |
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1: | 緊急回避 | 味方単体 | [回避(1T)]+[行動回数+1(1回)] |
2: | 宝具開放 | 味方単体 | [NP+50%]+[被弾時NP上昇無し(1T,無効不可、解除不可)] |
3: | 共感呪術改 | 味方単体 | [攻撃ダメージ+100(2回、1T)]+(ロール2以下)[恐怖(1回)] |
特記事項
●恐怖
行動回数-1(精神状態異常)
GMコメント:19歳となり少しだけ進化したゅぅゃ。
共感呪術を使いこなしたのかあるいは未知のサーヴァントのおかげか自傷しなくなった上に2連撃となり合計攻撃力も上昇したが、
確率で今度はサーヴァントの行動回数が減少するデメリットを持ってしまった。出目によっては以前のほうが強いだろう。
【この聖杯戦争での初期解説】
【初期人間関係】
サーヴァント:公開
日村裕也 | バーサーカー |
HP750 | コスト5 |
出目 | 再臨前 |
1: | B100ダメージ |
2: | B100ダメージ |
3: | A70ダメージ/NP+15 |
4: | 霊基再臨 |
5: | A70ダメージ/NP+15 |
6: | Q40ダメージ/スター2個 |
出目 | 再臨後 |
1: | B130ダメージ |
2: | B120ダメージ |
3: | A90ダメージ/NP+20 |
4: | B100ダメージ/NP+10/スター3個 |
5: | A90ダメージ/NP+20 |
6: | Q60ダメージ/スター3個 |
スキル
スキル名 | 効果範囲 | 効果 | |
2: | 共感呪術(善)B | 自身 | [NP+20%]+攻撃時:[攻撃ダメージ-10(3T)]+[被ダメージ+20(3T)]を相手に付与する(1回) |
3: | 神威熊嵐C+ | 自身 | [HP100回復]+[弱体解除(すべて)]+[ガッツ:80(3T、1回)]+敵単体:[恐怖(1回)]+敵マスター:[退避強制(3T)] |
令呪
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1: | 避けるしかねえ! | 味方単体 | [回避(1T)]+[行動回数+1(1回)] |
2: | オラアアアアア! | 味方単体 | [NP+50%] |
3: | 共感呪術(悪性型) | 味方単体 | [攻撃ダメージ+100(2回)]+自身:[(ロール2以下)恐怖(1回)を付与] |
特記事項
疑似サーヴァント
●戦闘開始時にこのサーヴァントは真名を公開しなくてはならない。
●このサーヴァントは新聖杯戦争αにおいてマスター戦でしか使用できず、またマスターを使うことはできない。
●このサーヴァントは新聖杯戦争αにおいてマスターとしても扱い、マスターフェイズ時、令呪を使用できる。
●敵マスター:[退避強制(3T)]について
敵マスターは3ターンの間、退避しか選べません。
浅葉みのり | |
HP500 | コスト5 |
出目 | 補助 |
1: | 敵単体:100ダメージ |
2: | 味方単体:[被ダメージ-20] |
3: | 敵単体:[やけど50ダメージ] |
4: | 敵単体:(ロール2以下)[スタン(1T)] |
5: | 味方単体:[必中(2回)] |
6: | 敵単体:[被ダメージ+30(1T)] |
令呪
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1: | ターボバッタキック | 敵単体 | 150ダメージ |
2: | レッドナナシパワー | 味方単体 | [Arts攻撃時ダメージ+20(1T)]+[Arts攻撃時NP+10%(1T)] |
3: | ブラインドスキャン | 味方単体 | [無敵貫通(1回)]+[クリティカル威力3倍(1回)]+[スター15個獲得]+[行動回数1回固定] |
GMコメント:かなり攻撃的なマスターだ!3番令呪で決めろ無敵貫通一撃クリティカル!!
【この聖杯戦争での初期解説】
【初期人間関係】
シーフ・ムーン | |
HP300 | コスト2 |
出目 | 補助 |
1: | 無 |
2: | 味方単体:[Buster攻撃時NP+10%] |
3: | 無 |
4: | 味方単体:[Busterダメージ+50] |
5: | 無 |
6: | 味方単体:[Buster攻撃時スター4個発生] |
令呪
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1 | 緊急回避 | 味方単体 | [回避(1T)]+[行動回数+1(1回)] |
2 | 英霊回帰 | マスター | [スター15個獲得]+味方全体:[クリティカルロール-1(1T)] |
3 | シーフ・ザ・リッパー | 味方単体 | 同色チェイン時:[ダメージ+200(1回)] |
GMコメント:意外とコスト低かった怪盗。しかしHPはコスト3ぐらいある。そしてB補助に特化している性能。
しかし3番令呪は同色チェイン狙い。1回だけだが発動後はチェインするか強化解除されるまで効果が継続するため、運次第で一発逆転が狙えるだろう。
【この聖杯戦争での初期解説】
シーフ・ムーンは強盗だ。いや間違えた怪盗だ。
欲しいものは奪い取る。それに尽きる。今までだってそうやって奪い取ってきた。
金品。宝石。魔導書。魔眼標本。死徒の血液。そして、─────英霊の触媒。
此度のターゲットは日本の片田舎にあると言われる資料。英霊と人間の融合に関するとされるもの。
彼は自身が英霊と親和性が高い事と"その技術"に関連性があると考え、それを盗むと決意した。
もしかしたら、自分のルーツが分かるかもしれない。……………そう胸をときめかせていた。
───────────甘かった。その蔵書は全て別の場所に移されていた。
憂さ晴らしとばかりに警備用のスペルブックを撃退していると、偶然英霊の触媒を発見する。
彼には分かる。英霊の触媒に幾度となく触れてきた彼には、触媒が近くにあるだけで触媒と察せられるのだ。
それを華麗に盗み(手段は強盗を超えて蛮族)、退散と行こうとした所偶然召喚を行おうとしている魔術師を発見。
拷問の末この街で行われる儀式を知り、偶然盗んだ触媒をもとに召喚を行う事を決意、
最悪の怪盗、いや強盗の聖杯戦争参加が決定された。
プロローグ/シーフ・ムーン
【初期人間関係】
サンドレーネ:盗みに入った図書館の司書。面識はないが彼女の用意した罠と戦闘。
相手してくるなら相手するよ?まぁ勝てないだろうけど。と挑発的。
ソーマ=IV:ホムンクルス仲間。出会えばホムンクルスという事は看破できるかも。
「へぇ、僕と違って出るとこ出てんじゃん。で、その下の衣装は趣味?」
浅葉みのり:サーヴァントの力を借りている仲間。
自分のルーツに何か関係があるんじゃないかと勝手に因縁つけている。
日村裕也:本編開始前に偶然見かけて襲い掛かった相手。
最初は普通に殺すつもりだったけど、サーヴァント持ちと分かり興味を抱く。
【本編開始後人間関係変化】
浅葉みのり:1日目邂逅終了後
初めて長く会話した"他人"でありながら、その相反する在り方に吐き気にも似た嫌悪感を抱く。
殺したいが、その時は今ではないと思い逃走。次に出会ったときは死より悍ましい死を与えようと、
今から恋慕に等しい程の楽しみを抱いている。
サーヴァント:公開
カイン | バーサーカー |
HP850 | コスト5 |
出目 | 再臨前 |
1: | B90ダメージ |
2: | B80ダメージ |
3: | B80ダメージ |
4: | 霊基再臨 |
5: | A50ダメージ/NP+15 |
6: | Q40ダメージ/スター1個 |
出目 | 再臨後 |
1: | B110ダメージ |
2: | B100ダメージ |
3: | B90ダメージ |
4: | 60ダメージ+自身:回避(1T) |
5: | A70ダメージ/NP+25 |
6: | Q60ダメージ/スター2個 |
スキル
スキル名 | 効果範囲 | 効果 | |
1: | 無産の加護A | 自身 | [攻撃ダメージ0固定(1T)]+[攻撃時:HP70回復(1T)] |
2: | 咎の証Ex | 自身 | [被ダメージ-20(3T)]+[攻撃ダメージ+20(3T)] |
3: | 無辜の怪物A- | 自身 | [ターン開始時:スター3個獲得(3T)]+[Buster攻撃時:ダメージ+40(3T)]+[HP-100] |
宝 | はじまりのざいにん(トバルカインズ・ブラッディルーツ) | 自身 | [反射7倍(1回)] |
特記事項
●宝具について
相手の攻撃でこのサーヴァントのHPが0になっていなかった場合
最初に受けたダメージのみを7倍にして相手へ与えます。
回避、無敵の影響を受けません。
ソーマ=IV | |
HP350 | コスト3 |
出目 | 補助 |
1: | 味方単体:[HP50回復] |
2: | 味方単体:[攻撃時NP+10%] |
3: | 無 |
4: | 味方単体:[攻撃時NP+15%] |
5: | 味方単体:[Buster攻撃時ダメージ+40] |
6: | 無 |
令呪
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1: | 宝具開放 | 味方単体 | [NP+50%]+[被弾時NP上昇無し(1T,無効不可、解除不可)] |
2: | メジェドの眼 | 味方単体 | 使用済みのスキルを1つだけ再使用可能にする |
3: | ホルスの眼 | 味方単体 | [被ダメージ-20(3T)] |
GMコメント:NP補助を得意とするマスター。令呪も手堅くまとまっているがメジェドの眼を使いこなせるかどうかは注目したい。
【この聖杯戦争での初期解説】
アトラス院にも自分の過去に繋がるものは何もなかった。
もはやそれ以上の手がかりもなく、ソーマは失意のうちに過ごしていた……。
そんなある日、アトラス院を訪れたとある人物から耳寄りな情報を聞いた。
万能の願望機-聖杯-の存在と、それを巡った危険な争いが近々開かれそうだということを。
――――聖杯ならば自分の記憶も取り戻せるかもしれない。
ソーマは自分を参加させてくれるよう頼み込んだ。
彼は支援する代わりに、交換条件を出した。彼の組織が開発した礼装の実戦テストを行ってほしいとのことだ。
引き受けてくれるならば、ある英霊の触媒もつけるという。破格の条件だった。疑うのには十分すぎるほどに。
しかし、それでもソーマはその誘いに乗ることにした。
そして彼の手引きによりアトラス院を出奔。
開催地である勇倉市にたどり着き、自らのサーヴァントと出会うこととなるのであった。
プロローグ/ソーマ=IV・6日前
【初期人間関係】
監督役:うんうんまだ小さいのに監督役とか立派な奴だよお前。
えっこないだ火事があったの?マジかよ……聖杯戦争は穏便に済めばいいんだけどな。
浅葉みのり:一時期よく分からん組織と一緒に戦った。凄まじく記憶に残った奴。
久しぶりに出会った時は当時と同じ調子で、オレが参加者であることを知ると警告をしてきた。
アイツが何をする気かは察しが付く。なら次に会う時は、戦わなければならない。
サーヴァント:公開
モードレッド | セイバー |
HP850 | コスト5 |
出目 | 再臨前 |
1: | B120ダメージ |
2: | B70ダメージ |
3: | A60ダメージ/NP+15% |
4: | 霊基再臨 |
5: | A70ダメージ/NP+10% |
6: | Q40ダメージ/スター2個 |
出目 | 再臨後 |
1: | B160ダメージ |
2: | B100ダメージ |
3: | A70ダメージ/NP+20% |
4: | B自身:[攻撃ダメージ+30(1T)]+敵単体:[90ダメージ] |
5: | A80ダメージ/NP+15% |
6: | Q50ダメージ/スター3個 |
スキル
スキル名 | 効果範囲 | 効果 | |
1: | カリスマB- | 味方全体 | [攻撃ダメージ+20(3T)] |
2: | 魔力放出A | 自身 | [Buster攻撃時ダメージ+40(1T)] |
3: | 王政の叛逆者A+ | 自身 | [攻撃ダメージ+40(1T)]+[ガッツ:HP80(5T,1回)] |
宝 | 遺されし白銀の剣 | 敵全体 | 350ダメージ+味方全体:[攻撃ダメージ+20(3T)]+自身以外:[攻撃ダメージ+20(3T)] |
配分 | B合計 | A合計 | Q合計 | 総攻撃力 | 総NP | 総スター |
B2A2/B3A2 | 190/350 | 130/150 | 40/50 | 360/550 | 30%/50% | 2個/6個 |
サンドレーネ | |
HP400 | コスト4 |
出目 | 補助 |
1: | 無 |
2: | 敵単体:[強化状態解除(1つ)] |
3: | 味方単体:[行動回数+1(1回)] |
4: | [与ダメージ+30] |
5: | [被ダメージ-10] |
6: | 敵全体:[やけど30] |
令呪
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1: | 固定魔術 | 味方単体 | [被ダメージ-30(1T)] |
2: | 擬鏡・ラーの瞳 | 味方単体 | [無敵貫通(1T)] |
3: | 魔本・白の頁 | 味方単体 | [ガッツ:HP10(1回,4T)] |
特記事項
●強化状態解除(1つ)について
スキルまたは宝具による強化効果のうち選択した1つ分のスキルまたは宝具の効果範囲のみを解除します。
GMコメント:PLによるとスキルとか令呪性能の一部をFGOの魔本系が使ってくる効果で組んだらしい。そのこだわりも手堅い性能も司書らしい性能と言える。
【この聖杯戦争での初期解説】
プロローグ/サンドレーネ
【初期人間関係】
蒲穂わに :彼の家と因縁があるものの、個人に対してこれといった感慨はない。
警戒はしているため人となりや身体的特徴、魔術の傾向は把握済み。
色々と厄介なので、できることならあまり敵対したくはないと思っている。
シーフ・ムーン:盗みに入られた。
ニュース等の情報から彼の犯行を特定している。
手ずから叩き潰すか法で裁くかどっちかしたい。
監督役 :この個体の成長期は終わったと、ラーの瞳は告げている。
それを口や表情に出さない優しさが、サンドレーネにもあった。
サーヴァント:公開
アリアンロッド | ライダー |
HP750 | コスト4 |
出目 | 再臨前 |
1: | B80ダメージ |
2: | A40ダメージ/NP+10% |
3: | A60ダメージ/NP+15% |
4: | 霊基再臨 |
5: | Q30ダメージ/スター3個 |
6: | Q30ダメージ/スター3個 |
出目 | 再臨後 |
1: | B110ダメージ |
2: | A50ダメージ/NP+15% |
3: | A70ダメージ/NP+20% |
4: | 敵単体:[呪い(1回)]+70ダメージ |
5: | Q30ダメージ/スター5個 |
6: | Q40ダメージ/スター4個 |
スキル
スキル名 | 効果範囲 | 効果 | |
1: | 高速神言B | 自身 | [NP+70] |
2: | 誓約呪術A | 敵単体 | [呪い(3回・1T)]+(ロール3以下・男性)[スタン(1T)] |
3: | 北天の砦冠A | 自身 | [ターゲット集中(1T)]+(ロール3以下)[弱体無効(1T)]+(ロール3以下)味方全体:[与ダメージ+20(3T)] |
宝 | 乙女駆る銀輪戦車 | 自身 | [無敵(1T)]+敵単体:300ダメージ |
特記事項
蒲穂わに | |
HP500 | コスト5 |
出目 | 補助 |
1: | [攻撃ダメージ+30] |
2: | [攻撃時NP+5%] |
3: | 味方単体:[染色A] |
4: | [攻撃時NP+15%] |
5: | 敵単体:[強化解除(すべて)] |
6: | 味方単体:[染色AA] |
令呪
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1: | チェプトゥス・ルヤンペチリ | 味方単体 | [回避(1T)]+[行動回数+1(1回)] |
2: | チェプトゥス・エイメッカル | 味方単体 | [NP+50]+[被弾時NP上昇無し(1T,無効不可、解除不可)] |
3: | チェプトゥス・トランネー | 敵全体 | [スキル発動1T遅延(1回)] |
特記事項
●[染色A]について
ブレイブチェイン時、初めのロールでAが出た場合、残りのコマンドをA扱いとしAチェインとして扱います。
●[染色AA]
ブレイブチェイン時、2回目のロールまでAが続けて出た場合、残りのコマンドをA扱いとしAチェインとして扱います。
GMコメント:なんでこいつ5なの?魚食ってるから?
スキルを使用宣言から発動までを1ターン遅らせるという面白い3番令呪効果と特殊すぎる染色による魚パワーは脅威。
【この聖杯戦争での初期解説】
魔術師という非常識の世界にありながらも自分はまだ日常側の人間だと思っていた蒲穂わに。
しかし、その腕に三画の聖痕が浮かんだことで彼は自身の生きる世界を否応なしに再認させられた。
……だが置かれた状況を受け入れてたとしても彼が未熟で弱い魔術師だという現実は変わらない。
彼をあまり信用していないらしいサーヴァントは主からも姿を隠し、残る六名の参加者は魔導に長けたものばかり。
唱える願いも"強いて言えば"の消極的さで、その点でも彼は他の者達に遥かに劣っていた。
実質素人の少年がこの聖杯戦争を生き残れるのか。未来には暗い曇天が広がっている。
プロローグ/蒲穂わに・三日前
プロローグ/蒲穂わに・一日前
【初期人間関係】
サンドレーネ:図書館の司書さん。おっぱいが大きい事と、男子に人気なことは知っているが魔術師ということは知らない。
叔母は彼女を毛嫌いしているが彼には思うところがないため戦いになったら躊躇するかもしれない。
監督役 :教会の修道女さん。おっぱいが小さい事と、とても可愛らしいことは知っているがそれ以外については知らない。
これで年上だということに一番驚いた。
ミルドレッド:開始一日前に遭遇し襲われる。素性はわからないままだが顔と声は覚えたので次回遭遇した際には判別可能。
とある事情から彼女の体質による影響を軽度にレジストしているが、それについては彼自身でも気がついていない。
レプンカムイ(デミ蒲穂わに) | グラップラー |
HP900 | コスト6 |
出目 | 再臨前 |
1: | B100ダメージ |
2: | B100ダメージ |
3: | B110ダメージ |
4: | 霊基再臨 |
5: | A60ダメージ/NP+20% |
6: | Q50ダメージ/スター4個 |
出目 | 再臨後 |
1: | B130ダメージ |
2: | B130ダメージ |
3: | B140ダメージ |
4: | 自身:[回避(1回)]+[スター10個獲得] |
5: | A70ダメージ/NP+25% |
6: | Q60ダメージ/スター6個 |
スキル
1: | 無辜の怪物(憑依)EX | 自身 | [ターン開始時:スター3個獲得(3T)]+エリアが港:[更に3個獲得] |
2: | ? | ||
3: | 神鯨殺法EX | 自身 | [回避時:反射(1T)]+[ターゲット集中(1T)]+エリアが港:[強化解除無効(1T)] |
宝 | ? |
令呪
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1: | 影分身の術 | 味方単体 | [回避(1T)]+[行動回数+1(1回)] |
2: | 奇門遁甲 | 味方単体 | [NP+50] |
3: | 手妻殺しの術 | 敵全体 | [スキル発動1T遅延(1回)] |
特記事項
デミサーヴァント
●戦闘開始時にこのサーヴァントは真名を公開しなくてはならない。
●このサーヴァントはマスター戦でしか使用できず、またマスターを使うことはできない。
●このサーヴァントはマスターとしても扱い、マスターフェイズ時、令呪を使用できる。
●回避時:反射(1T)について
回避によってダメージを0にした場合、クリティカルロール終了後に受けたダメージを相手に与えます。
回避、無敵の影響を受けません。
EXアタックはこの効果の影響を受けません。
配分 | B合計 | A合計 | Q合計 | 総攻撃力 | 総NP | 総スター |
A3 | 310/400 | 60/70 | 50/60 | 420/530 | 20%/30% | 4個/6個 |
夕顔・ミルドレッド | |
HP400 | コスト2 |
出目 | 補助 |
1: | 無 |
2: | 自身:[ターゲット集中状態]+[被ダメージ-20] |
3: | 無 |
4: | 自身:[ターゲット集中状態]+[被ダメージ-40] |
5: | 無 |
6: | 無 |
令呪
出目 | 令呪名 | 効果範囲 | 効果 |
1 | 臍帯静脈 | 味方単体 | [NP+50%]+[被弾時NP上昇無し(1T,無効不可、解除不可)] |
2 | 循環浄化 | 味方単体 | [HP200回復] |
3 | 毒婦の帳 | 自身 | [ターゲット集中状態(1T)]+[被ダメージ-50(3T)] |
GMコメント:スキルで言うと被虐体質持ってるみたいなもんらしいよ。鱒はタゲ集中してても鯖が庇う事ができるので即死するようなダメージは鯖に受けてもらえるぞ!
【この聖杯戦争での初期解説】
万能の願望器を求め勇倉市を目指し旅立ったミルドレッド。
不運に巻き込まれながらも目的地を目指すが、悪漢から逃げるうちに気付けば雪の降る山の中だった。
必死に山を降るも体力は尽き、教会の前で倒れ伏してしまう。
──教会。聖杯戦争における中立地帯であり、監督役が住まう場所。
異音に気付き様子を見に来た監督役の少女はこれを保護。
手当ののち療養のため勇倉市内の一住居を貸したのだった。
──そうしてようやく、ミルドレッドはスタートラインに立つ。
運命の夜が、始まった。
プロローグ/夕顔ミリィ・二週間前
【初期人間関係】
蒲穂わに :開始一日前に発見。聖杯戦争の参加者と確信したのち襲いかかる。
「あの人、男にしては穏やかだったな……」
監督役 :優しいシスターさん。立場を顧みず助けてくれたこともあってかなり尊敬。
憧れを抱き、それに付随して体質に関する嫉妬を覚え、そして自己嫌悪に陥っている。
サーヴァント:公開
アッシュールバニパル | ライダー |
HP750 | コスト5 |
出目 | 再臨前 |
1: | B100ダメージ |
2: | A60ダメージ/NP+15% |
3: | A70ダメージ/NP+10% |
4: | 霊基再臨 |
5: | Q50ダメージ/スター3個 |
6: | Q50ダメージ/スター3個 |
出目 | 再臨後 |
1: | B130ダメージ |
2: | A80ダメージ/NP+20% |
3: | A90ダメージ/NP+15% |
4: | [攻撃時:スター3個発生(1T)]+90ダメージ |
5: | Q60ダメージ/スター5個 |
6: | Q60ダメージ/スター5個 |
スキル
スキル名 | 効果範囲 | 効果 | |
1: | カリスマB | 味方全体 | [攻撃ダメージ+20(3T)] |
2: | 加虐体質A | 自身 | [攻撃ダメージ+30(3T)]+[被ダメージ+10(3T)] |
3: | 天空神の寵愛A+++ | 自身 | [NP+50%]+(ロール4以下)[クリティカル威力3倍(3T)]+(ロール4以下)[攻撃時:NP+10%(3T)] |
宝1 | 天機破綻す百獣の沼 | 召喚 | [不完全ムシュフシュ:HP250]+[ターゲット集中状態(永続)]+ [リンク:撤退時ダメージ/被弾時NP増加15%(永続、解除不可)] |
宝2 | 天地調律す編纂の葦 | 敵単体 | [解除条件:ムシュフシュの破壊]:1000ダメージ |
特記事項
●宝具1について
HP250のムシュフシュを召喚します。
●[リンク:敵単体:撤退時ダメージ/召喚者:被弾時NP増加15%(永続、解除不可)]
リンクの効果によりムシュフシュのHPが0になった場合、その攻撃でのダメージのみを相手に与えます。
リンクの効果によりムシュフシュがダメージを受けた場合、このサーヴァントのNPが15%上がります。
配分 | B合計 | A合計 | Q合計 | 総攻撃力 | 総NP | 総スター |
A2Q2 | 100/130 | 130/170 | 100/120 | 330/510 | 25%/35% | 6個/10個 |
年齢:18 性別:女性
【この聖杯戦争での初期解説】
聖堂教会より少し前から派遣されてきた監督役。年齢が1つ増えている以外は何も変わっていない。体重くらいは増えたかもしれない。
娯楽も少ない辺境の地に飛ばされたため、聖杯戦争などただの口実で単なる左遷だと思っていた。
本場の相撲がTV中継で見れることは嬉しいが、昨今の不祥事を嘆いている。
【初期人間関係】
監督役は本編開始時点で既に全てのマスターに対して(マスターかどうか知っているかはともかく)面識を持っている。
(いちいち初対面での会話とかやりたくないからネ!)
ゅぅゃ:よく見知った顔。「あれ…背伸びました…?え?マスターなんですか?へぇー。……なんで?」
ソーマ:挨拶に来てくれた。「わざわざ挨拶に来るとは関心な子だなー。偉いぞー」
シーフ・ムーン:新聞記事で見た。「怪盗というより強盗ですよね、この手口……」
サンドレーネ:図書館で会った。「なんですかねー?あの図書館の人、私を見る目が優しげというか哀れんでいるというか……」
わに:叔母に連れられ教会に来た。「私のほうが年上です。年長者を敬うのですよー!……それにしても、裕也くんと雰囲気が似ていますねー」
ミルドレッド:助けた相手。「うー。ううううー。監督役として公正に、誰かに肩入れしないようにしなきゃいけないんですけどねー……うぅ……」
【この聖杯戦争での初期解説】
聖堂教会より少し前から派遣されてきた監督役。年齢が1つ増えている以外は何も変わっていない。体重くらいは増えたかもしれない。
娯楽も少ない辺境の地に飛ばされたため、聖杯戦争などただの口実で単なる左遷だと思っていた。
本場の相撲がTV中継で見れることは嬉しいが、昨今の不祥事を嘆いている。
【初期人間関係】
監督役は本編開始時点で既に全てのマスターに対して(マスターかどうか知っているかはともかく)面識を持っている。
(いちいち初対面での会話とかやりたくないからネ!)
ゅぅゃ:よく見知った顔。「あれ…背伸びました…?え?マスターなんですか?へぇー。……なんで?」
ソーマ:挨拶に来てくれた。「わざわざ挨拶に来るとは関心な子だなー。偉いぞー」
シーフ・ムーン:新聞記事で見た。「怪盗というより強盗ですよね、この手口……」
サンドレーネ:図書館で会った。「なんですかねー?あの図書館の人、私を見る目が優しげというか哀れんでいるというか……」
わに:叔母に連れられ教会に来た。「私のほうが年上です。年長者を敬うのですよー!……それにしても、裕也くんと雰囲気が似ていますねー」
ミルドレッド:助けた相手。「うー。ううううー。監督役として公正に、誰かに肩入れしないようにしなきゃいけないんですけどねー……うぅ……」
プロローグシステムにより聖杯戦争が本格化した本編開始時点から最大14日前までに起きた参加者同士の小競り合いや出来事がここに書かれます。
設定上、サーヴァント7騎が全て召喚されきったのもこの当たりの時期ということになるでしょう。
新聖杯戦争α:お節介
設定上、サーヴァント7騎が全て召喚されきったのもこの当たりの時期ということになるでしょう。
日付 | 内容 | 補正 | 希望者 |
XX日前 | プロローグ?/優婆塞霧月・XX日前 | ||
14日前 | プロローグ/夕顔ミリィ・二週間前 | ||
12日前 | 聖杯戦争のために貴重な資料をデムデム団の日本支部へ移送決定。同時に図書館へ支部から触媒が配送されることに | シーフムーンに繋がる | サンドレーネ |
6日前 | ソーマ=IVにとある組織から聖杯戦争のための礼装が幾つか届いた | 何かアイテムを得た | ソーマ=IV |
6日前 | プロローグ/ソーマ=IV・6日前 | ||
5日前 | 勇倉市に大雪が降り交通が麻痺 | 単なる季節感の演出だったはずが… | GM |
5日前 | 触媒輸送中のデムデム団のトラックが襲われる。『ネメアの獅子の毛皮』が何者か(ミルドレッド)の手により奪われる。 | アイテム入手 | ミルドレッド |
4日前 | シーフ・ムーンが図書館に盗みに入り、目的の本はなかったが貴重な触媒を奪取 | 互いに触媒を知る。真名看破時に互いに補正 | シーフ・ムーン |
4日前 | サンドレーネ、大雪のため配送が遅れている他の触媒を待つこと無く唯一残された触媒による召喚を決意 | プロローグ/サンドレーネ | サンドレーネ |
4〜3日前 | プロローグ/シーフ・ムーン | ||
3日前 | プロローグ/蒲穂わに・三日前 | ||
3日前 | シスターが霊器盤で全てのサーヴァントの現界を確認 | プロローグ1の内容 | GM |
2日前 | 日村裕也、教会へ向かう山道でシーフ・ムーンに襲われ瀕死になるもサーヴァントの力により逃走に成功した | 互いに鯖の外見情報を得た。看破時に互いに補正。 | 裕也 |
1日前 | 夜の倉庫街にて蒲穂わにがミルドレッドと出会い襲撃されるも即座に逃走。お互いの名は知らないまま | プロローグ/蒲穂わに・一日前 互いに鯖の外見情報を知った。看破時に互いに多少の補正 | 蒲穂わに |
1日前 | 浅葉みのり、かつて1度出会ったことのあるソーマが参加者だと知り、聖杯戦争をやめろと警告し去る。 | みのりはソーマの鯖の外見情報を知った。看破時に補正。ソーマは1度だけみのりに対し[接触]ができる | 浅葉みのり |
聖杯戦争の監督役にのみもたらされるアイテムが有る。
霊器盤と呼ばれるそれは、召喚されたサーヴァントの数とクラスを示す物だ。
今そこに最後の……つまりは7騎目のサーヴァントが現れたことが示された。
それを見守るのは赤髪の少女。失礼、見た目は幼くとも彼女は18歳のレディだ。
「はー?ほーほー?なるほどー?なんですかこれ…?」
彼女が困惑しているのも無理はないだろう。次に発した彼女の言葉で君たちにもそれはすぐに分かる。
「えーっと…ライダー!バーサーカー!キャスター!バーサーカー!セイバー!ライダー!フォーリナー!
……フォーリナー?そんなクラス有りましたっけ!?
だいたいなんか被り多くないですか!?
私、きちんと監督役務まるんでしょうか…バーサーカーが2騎…何か嫌な響きが2騎も……
ううっ……でもこのシスター・アントニア!監督役として精一杯頑張りますともー!おー!」
霊器盤と呼ばれるそれは、召喚されたサーヴァントの数とクラスを示す物だ。
今そこに最後の……つまりは7騎目のサーヴァントが現れたことが示された。
それを見守るのは赤髪の少女。失礼、見た目は幼くとも彼女は18歳のレディだ。
「はー?ほーほー?なるほどー?なんですかこれ…?」
彼女が困惑しているのも無理はないだろう。次に発した彼女の言葉で君たちにもそれはすぐに分かる。
「えーっと…ライダー!バーサーカー!キャスター!バーサーカー!セイバー!ライダー!フォーリナー!
……フォーリナー?そんなクラス有りましたっけ!?
だいたいなんか被り多くないですか!?
私、きちんと監督役務まるんでしょうか…バーサーカーが2騎…何か嫌な響きが2騎も……
ううっ……でもこのシスター・アントニア!監督役として精一杯頑張りますともー!おー!」
新聖杯戦争α:お節介
開始したらここに行動発表や全体公開会話ログとかを直接張るっぽい。
戦闘ログは分割別ページとなるでしょう。
■カラー
シーフ・ムーン:#990099
蒲穂わに:#000066
日村裕也:#996600
浅葉みのり:#336633
サンドレーネ:#663399
ミルドレッド:#ff6600
ソーマ=IV:#cc3366
監督役:#990033
戦闘ログは分割別ページとなるでしょう。
■カラー
シーフ・ムーン:#990099
蒲穂わに:#000066
日村裕也:#996600
浅葉みのり:#336633
サンドレーネ:#663399
ミルドレッド:#ff6600
ソーマ=IV:#cc3366
監督役:#990033
※1日目の昼は流れをつかむためにも戦闘を禁止します。
サンドレーネは図書館を魔術的な要塞へと変えようと自らのサーヴァントと協力し様々な仕掛けを進めてるようだ。
ソーマ=IVは図書館の周囲を[探索]していたが、異様な気配に気づいたようだ。
ミルドレッドもまた図書館周辺を[探索]していたが、嫌な気配を感じ取り、図書館自体へ向かってみることにした。
シーフ・ムーンは教会付近を[探索]している。あたりにはまだ雪が残っている。
蒲穂わには倉庫街を[探索]している。だが、こんな昼間から寂れた倉庫街にいるのは地元の不良ぐらいだ。
浅葉みのりも倉庫街を[探索]している。彼女のバイクの音だけが鳴り響いている。
日村裕也は魚市場を[探索]している。行きつけとなった店で新鮮な魚介類を食べている。
サンドレーネは図書館を魔術的な要塞へと変えようと自らのサーヴァントと協力し様々な仕掛けを進めてるようだ。
ソーマ=IVは図書館の周囲を[探索]していたが、異様な気配に気づいたようだ。
ミルドレッドもまた図書館周辺を[探索]していたが、嫌な気配を感じ取り、図書館自体へ向かってみることにした。
シーフ・ムーンは教会付近を[探索]している。あたりにはまだ雪が残っている。
蒲穂わには倉庫街を[探索]している。だが、こんな昼間から寂れた倉庫街にいるのは地元の不良ぐらいだ。
浅葉みのりも倉庫街を[探索]している。彼女のバイクの音だけが鳴り響いている。
日村裕也は魚市場を[探索]している。行きつけとなった店で新鮮な魚介類を食べている。
ソーマ=IV:「すいまっせーん本借りに来たんですけどー」
ミルドレッド:「すいません、本を借りに……」
ミルドレッド:「っ……」
ソーマ=IV:「ん、あんたこの辺の?それとも観光?」
サンドレーネ:「ではライダーさん、次、8番書架の4段目右から三つ目にこれを…」
ソーマ=IV:「あーいたいた。あんたがここの?」サンドレーネの方を確認します
ミルドレッド:「……なに、誰とも知らないアンタに話す必要あ──は? “ライダー”?」
司書のライダー:「ん、分かった。借りに来た奴がいるみたいだから応対してきなよ」
司書のライダー:「……って、言ってる場合じゃなさそうか」
ソーマ=IV:「(……ライダー、ライダーか。またこれ見よがしになぁ)」
ミルドレッド:「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
サンドレーネ:「はい。司書を務めさせていただいております。どのような本をお探しですか?」
ソーマ=IV:「あー、なんか花とかの写真いっぱい載ってる奴」
サンドレーネ:「図鑑…でしょうか?」
ソーマ=IV:「そうそれ」
サンドレーネ:「それなら…あちらの方、右手奥辺りににございます。もしご所望ならば、お探ししましょうか」
ソーマ=IV:「あぁ頼むわ。この辺来たばっかで、ここも初めて来んだよ。施設の使い方よくわかんなくてよ」
サンドレーネ:「(…ライダー、そちらの方の応対は任せます)」
司書のライダー:「(了解)」
ミルドレッド:「(ライダー、なんて単語を出した割には物騒さは無い。神秘の秘匿……だっけ。魔術師の、ルール)」
ミルドレッド:「(さっき怪しい気配がしてたけど、それなら心配ごとはないのかしら)」
ミリィのサーヴァント:「(──戯け。その怪しい気配は明らかにこちらへ害成すものだろう。貴様は何のために此処へ足を運んだのか忘れたか)」
サンドレーネ:「では、こちらへ…」
ソーマ=IV:「おう」
ソーマ=IV:奥に移動した体で会話続ける?
サンドレーネ:続けようか
ソーマ=IV:「さて、と。もういいか?ライダーのマスターさん」
サンドレーネ:「……やはり、でしたか」
ソーマ=IV:「あぁ、オレも参加者。いいよなぁ。こっちのサーヴァントなんかロクに手伝いもしねーでよー」
ソーマ=IV:「で、見つけ次第---と思ったが今は昼だ」
サンドレーネ:「…こちらも、この図書館を争いに巻き込むのは遠慮したいところです」
サンドレーネ:「…陣地を構築しておいて言うことでも、ないかもしれませんが」
ソーマ=IV:「ここに籠る算段か。抜け目のないこった」
ミルドレッド:「(……煩いわね、サーヴァントなんだから意見しないで──いたいいたいいたい器用に腕だけ実体化させて耳つねんないで!)」
ミルドレッド:背景で格闘してます
司書のライダー:声かけようと思ったら一人でわたわたしてます
ソーマ=IV:「さてどうしたもんかねぇ、そろそろあっちの女も不自然がるだろうし」
サンドレーネ:「…やはり、あちらの方もマスターでしたか」
サンドレーネ:「(ライダー、聞いていますね)」
司書のライダー:「(うん)」
ソーマ=IV:「だから急いで聞くけどよ。お前、聖杯を手にしたらどうする?」
サンドレーネ:「聖杯……。多少、欲はありますが、今はここを守り通すことが先決です」
サンドレーネ:「英霊同士の争いが起こるのならば、英霊を以て防備に当たらねばなりませんから」
サンドレーネ:「…ですから、今の私はここの守りを固め続けるだけです」
ソーマ=IV:「ははぁん、ここを維持したくて、もっと言えば争いを起こす参加者にはすぐいなくなってほしいわけだ」
サンドレーネ:「えぇ。…彼女には悪いですが、目的さえ果たせればーーーー(右目に触れる)」
ソーマ=IV:「だったら良い手段があるぜ? 一人味方にして、そいつと囲んで叩けばいい」
サンドレーネ:「…ほう」
ソーマ=IV:「言い忘れてたな、オレはソーマ。記憶を戻すために聖杯を求めている」
ソーマ=IV:「ちょいとワケありでな、勝つための準備は万端だ。礼装と、そこそこチーム戦向きのサーヴァント」
サンドレーネ:「…記憶…ですか」
ソーマ=IV:「後は、あんたの判断を待つ。---図鑑ありがとうな、これ借りるぜ」
ソーマ=IV:【同盟したい】長くてごめんね
{サンドレーネ:【返事未定】いいんだ
サンドレーネ:「…了解しました。…返却期限は、一週間です」
ソーマ=IV:「---返せるといいんだがな」
ソーマ=IV:「じゃあ、オレはこれで」【ロール終了】
サンドレーネ:「ーーーまたのお越しを」
サンドレーネ:「……さて」
司書のライダー:「ところでそこの人ー」>ミリィ
ミルドレッド:「へっ、あっ、何よ」
ミリィのサーヴァント:「何よ、ではない。警戒をしろ愚か者」
ミリィのサーヴァント:ここらで実体化させておこう ミリィちゃんじゃ話進まないし
ミリィのサーヴァント:画像in
ミリィのサーヴァント:「さて、貴様。サーヴァントだな?」>ライダー
司書のライダー:「いや、さっき本を探そうとしてたみたいだからさ。司書さんほどじゃないけど、私でも少しは力になれるかなって」
司書のライダー:「…っと。穏健に済まさせてもくれない感じか…」
司書のライダー:「あぁ。さっきの司書さんのサーヴァントだよ」
ミリィのサーヴァント:「ほう? いや、貴様がそう来るのであれば是非も無い。我(われ)の目的はここの探索にあるのだからな」
ミリィのサーヴァント:「書を貸すというシステムに少し振れてみたくてな。真実この建物を利用しに来たのだ」
ミルドレッド:「ちょっと“ライダー”! 勝手に話を進めな──」
司書のライダー:「…なぁんだ、そういうことか……。なんかごめんな?疑って…」
ミリィのライダー:(無言でミリィの口に指を突っ込む)
司書のライダー:「む、ライダー…」
ミリィのライダー:「まったく、これだから話の筋を弁えぬ者は困る。ここは去り際に我がクラスを伝えるのが鉄板であろう。なあミリィ聞いているか」
司書のライダー:「あははは……」
ミリィのライダー:「さて、そういうわけだ。適当に……そうだな、神話の類を借りようか」
ミリィのライダー:「貴様の推薦でいいぞ、そちらのライダー」
司書のライダー:「分かった。ちょうど本職の用事も終わったみたいだし、聞いて……」
司書のライダー:「ん、私?私かぁ……」
サンドレーネ:「すみませんライダー。……あら、そちらの方は……」
司書のライダー:「ん?『苗字が同じ人』だよ。偶然会ってね」
司書のライダー:「借りたいのは私おすすめの神話…らしいから、今必死に考えてるとこ」
サンドレーネ:「…承知しました。私は、本の整理に戻ります」
ミルドレッド:「ぷはぁっ! ……あれ、入り口で会った人が消えてる」
司書のライダー:「んーーーーーー…私おすすめの…あ、あれがあった」
ミリィのライダー:「我らの会話中に去ったぞ。彼奴も参加者のようだったが、もう少し情報を仕入れる姿勢を取らねば死ぬぞミリィ」
司書のライダー:「ちょっと取ってくるから、しばしお待ちを、ってね」
司書のライダー:トコトコトコ
ミルドレッド:「誰のせいよ! えい! ──っ」
ミルドレッド:(自身のライダーに蹴りを入れて反動で悶絶している)
司書のライダー:「えーっと…あ、い、う、え、お……あった」
ミリィのライダー:「律儀な女だ。期待していよう」
司書のライダー:トコトコトコ
司書のライダー:「私個人の推薦…というか好みになるけど……これかな」
【オデュッセイア(岩波)】
司書のライダー:「…恥ずかしい話だけど、こういう…恋愛と冒険、みたいなのが好きなんだ、私」
ミリィのライダー:ごめんなさいちょっと待って
司書のライダー:いいんだ
ミリィのライダー:「ああ、確か有名な英雄譚であったな。いや、良い趣味をしている。少々くせものの嫌いがあるが、嫌いではない」
ミリィのライダー:「個人的にはそこに至るまでの方の話が──っと、歓談しに来たのではなかったな」
ミリィのライダー:「では借りるとしよう。カードとやらを作るのであったか?」
ミルドレッド:「ほんっとに勝手なんだからもう……ぶつぶつ」
司書のライダー:「あぁ、ここは方式が古いからもっとアナログな方法だよ」
司書のライダー:「ライダーさん、オデュッセイア上、っと」ペンと紙
司書のライダー:「基本は、一週間後に返しに来る決まりなんだ」
ミリィのライダー:「ふむ。……想像していたよりも原始的だな」
司書のライダー:「私には、こっちの方が性に合うけどねーっ、と」
ミリィのライダー:「さておき了解した。ではまた一週間後──に、貴様が生き残っていたら手ずから渡しに向かうとしよう」
司書のライダー:「…こっちこそ。返しに来なかったら、どこでも探してやる」
ミリィのライダー:「くくっ、威勢が良い。そういう手合いは嫌いではないぞ?」
ミリィのライダー:「──ではな、銀色の乙女よ」
ミリィのライダー:ミリィちゃんを引きずりながらフェードアウトします
司書のライダー:「ーーあぁ、またね、金色さん」
司書のライダー:「(それにしてもあのマスター……あまり、面白くない魔術の気配がしたな)」【終わり】
ミルドレッド:「すいません、本を借りに……」
ミルドレッド:「っ……」
ソーマ=IV:「ん、あんたこの辺の?それとも観光?」
サンドレーネ:「ではライダーさん、次、8番書架の4段目右から三つ目にこれを…」
ソーマ=IV:「あーいたいた。あんたがここの?」サンドレーネの方を確認します
ミルドレッド:「……なに、誰とも知らないアンタに話す必要あ──は? “ライダー”?」
司書のライダー:「ん、分かった。借りに来た奴がいるみたいだから応対してきなよ」
司書のライダー:「……って、言ってる場合じゃなさそうか」
ソーマ=IV:「(……ライダー、ライダーか。またこれ見よがしになぁ)」
ミルドレッド:「ちょ、ちょっと待ちなさい!」
サンドレーネ:「はい。司書を務めさせていただいております。どのような本をお探しですか?」
ソーマ=IV:「あー、なんか花とかの写真いっぱい載ってる奴」
サンドレーネ:「図鑑…でしょうか?」
ソーマ=IV:「そうそれ」
サンドレーネ:「それなら…あちらの方、右手奥辺りににございます。もしご所望ならば、お探ししましょうか」
ソーマ=IV:「あぁ頼むわ。この辺来たばっかで、ここも初めて来んだよ。施設の使い方よくわかんなくてよ」
サンドレーネ:「(…ライダー、そちらの方の応対は任せます)」
司書のライダー:「(了解)」
ミルドレッド:「(ライダー、なんて単語を出した割には物騒さは無い。神秘の秘匿……だっけ。魔術師の、ルール)」
ミルドレッド:「(さっき怪しい気配がしてたけど、それなら心配ごとはないのかしら)」
ミリィのサーヴァント:「(──戯け。その怪しい気配は明らかにこちらへ害成すものだろう。貴様は何のために此処へ足を運んだのか忘れたか)」
サンドレーネ:「では、こちらへ…」
ソーマ=IV:「おう」
ソーマ=IV:奥に移動した体で会話続ける?
サンドレーネ:続けようか
ソーマ=IV:「さて、と。もういいか?ライダーのマスターさん」
サンドレーネ:「……やはり、でしたか」
ソーマ=IV:「あぁ、オレも参加者。いいよなぁ。こっちのサーヴァントなんかロクに手伝いもしねーでよー」
ソーマ=IV:「で、見つけ次第---と思ったが今は昼だ」
サンドレーネ:「…こちらも、この図書館を争いに巻き込むのは遠慮したいところです」
サンドレーネ:「…陣地を構築しておいて言うことでも、ないかもしれませんが」
ソーマ=IV:「ここに籠る算段か。抜け目のないこった」
ミルドレッド:「(……煩いわね、サーヴァントなんだから意見しないで──いたいいたいいたい器用に腕だけ実体化させて耳つねんないで!)」
ミルドレッド:背景で格闘してます
司書のライダー:声かけようと思ったら一人でわたわたしてます
ソーマ=IV:「さてどうしたもんかねぇ、そろそろあっちの女も不自然がるだろうし」
サンドレーネ:「…やはり、あちらの方もマスターでしたか」
サンドレーネ:「(ライダー、聞いていますね)」
司書のライダー:「(うん)」
ソーマ=IV:「だから急いで聞くけどよ。お前、聖杯を手にしたらどうする?」
サンドレーネ:「聖杯……。多少、欲はありますが、今はここを守り通すことが先決です」
サンドレーネ:「英霊同士の争いが起こるのならば、英霊を以て防備に当たらねばなりませんから」
サンドレーネ:「…ですから、今の私はここの守りを固め続けるだけです」
ソーマ=IV:「ははぁん、ここを維持したくて、もっと言えば争いを起こす参加者にはすぐいなくなってほしいわけだ」
サンドレーネ:「えぇ。…彼女には悪いですが、目的さえ果たせればーーーー(右目に触れる)」
ソーマ=IV:「だったら良い手段があるぜ? 一人味方にして、そいつと囲んで叩けばいい」
サンドレーネ:「…ほう」
ソーマ=IV:「言い忘れてたな、オレはソーマ。記憶を戻すために聖杯を求めている」
ソーマ=IV:「ちょいとワケありでな、勝つための準備は万端だ。礼装と、そこそこチーム戦向きのサーヴァント」
サンドレーネ:「…記憶…ですか」
ソーマ=IV:「後は、あんたの判断を待つ。---図鑑ありがとうな、これ借りるぜ」
ソーマ=IV:【同盟したい】長くてごめんね
{サンドレーネ:【返事未定】いいんだ
サンドレーネ:「…了解しました。…返却期限は、一週間です」
ソーマ=IV:「---返せるといいんだがな」
ソーマ=IV:「じゃあ、オレはこれで」【ロール終了】
サンドレーネ:「ーーーまたのお越しを」
サンドレーネ:「……さて」
司書のライダー:「ところでそこの人ー」>ミリィ
ミルドレッド:「へっ、あっ、何よ」
ミリィのサーヴァント:「何よ、ではない。警戒をしろ愚か者」
ミリィのサーヴァント:ここらで実体化させておこう ミリィちゃんじゃ話進まないし
ミリィのサーヴァント:画像in
ミリィのサーヴァント:「さて、貴様。サーヴァントだな?」>ライダー
司書のライダー:「いや、さっき本を探そうとしてたみたいだからさ。司書さんほどじゃないけど、私でも少しは力になれるかなって」
司書のライダー:「…っと。穏健に済まさせてもくれない感じか…」
司書のライダー:「あぁ。さっきの司書さんのサーヴァントだよ」
ミリィのサーヴァント:「ほう? いや、貴様がそう来るのであれば是非も無い。我(われ)の目的はここの探索にあるのだからな」
ミリィのサーヴァント:「書を貸すというシステムに少し振れてみたくてな。真実この建物を利用しに来たのだ」
ミルドレッド:「ちょっと“ライダー”! 勝手に話を進めな──」
司書のライダー:「…なぁんだ、そういうことか……。なんかごめんな?疑って…」
ミリィのライダー:(無言でミリィの口に指を突っ込む)
司書のライダー:「む、ライダー…」
ミリィのライダー:「まったく、これだから話の筋を弁えぬ者は困る。ここは去り際に我がクラスを伝えるのが鉄板であろう。なあミリィ聞いているか」
司書のライダー:「あははは……」
ミリィのライダー:「さて、そういうわけだ。適当に……そうだな、神話の類を借りようか」
ミリィのライダー:「貴様の推薦でいいぞ、そちらのライダー」
司書のライダー:「分かった。ちょうど本職の用事も終わったみたいだし、聞いて……」
司書のライダー:「ん、私?私かぁ……」
サンドレーネ:「すみませんライダー。……あら、そちらの方は……」
司書のライダー:「ん?『苗字が同じ人』だよ。偶然会ってね」
司書のライダー:「借りたいのは私おすすめの神話…らしいから、今必死に考えてるとこ」
サンドレーネ:「…承知しました。私は、本の整理に戻ります」
ミルドレッド:「ぷはぁっ! ……あれ、入り口で会った人が消えてる」
司書のライダー:「んーーーーーー…私おすすめの…あ、あれがあった」
ミリィのライダー:「我らの会話中に去ったぞ。彼奴も参加者のようだったが、もう少し情報を仕入れる姿勢を取らねば死ぬぞミリィ」
司書のライダー:「ちょっと取ってくるから、しばしお待ちを、ってね」
司書のライダー:トコトコトコ
ミルドレッド:「誰のせいよ! えい! ──っ」
ミルドレッド:(自身のライダーに蹴りを入れて反動で悶絶している)
司書のライダー:「えーっと…あ、い、う、え、お……あった」
ミリィのライダー:「律儀な女だ。期待していよう」
司書のライダー:トコトコトコ
司書のライダー:「私個人の推薦…というか好みになるけど……これかな」
【オデュッセイア(岩波)】
司書のライダー:「…恥ずかしい話だけど、こういう…恋愛と冒険、みたいなのが好きなんだ、私」
ミリィのライダー:ごめんなさいちょっと待って
司書のライダー:いいんだ
ミリィのライダー:「ああ、確か有名な英雄譚であったな。いや、良い趣味をしている。少々くせものの嫌いがあるが、嫌いではない」
ミリィのライダー:「個人的にはそこに至るまでの方の話が──っと、歓談しに来たのではなかったな」
ミリィのライダー:「では借りるとしよう。カードとやらを作るのであったか?」
ミルドレッド:「ほんっとに勝手なんだからもう……ぶつぶつ」
司書のライダー:「あぁ、ここは方式が古いからもっとアナログな方法だよ」
司書のライダー:「ライダーさん、オデュッセイア上、っと」ペンと紙
司書のライダー:「基本は、一週間後に返しに来る決まりなんだ」
ミリィのライダー:「ふむ。……想像していたよりも原始的だな」
司書のライダー:「私には、こっちの方が性に合うけどねーっ、と」
ミリィのライダー:「さておき了解した。ではまた一週間後──に、貴様が生き残っていたら手ずから渡しに向かうとしよう」
司書のライダー:「…こっちこそ。返しに来なかったら、どこでも探してやる」
ミリィのライダー:「くくっ、威勢が良い。そういう手合いは嫌いではないぞ?」
ミリィのライダー:「──ではな、銀色の乙女よ」
ミリィのライダー:ミリィちゃんを引きずりながらフェードアウトします
司書のライダー:「ーーあぁ、またね、金色さん」
司書のライダー:「(それにしてもあのマスター……あまり、面白くない魔術の気配がしたな)」【終わり】
浅葉みのり:「……来る」
蒲穂わに:「……痕跡はどこにもなし、か」
蒲穂わに:「……ん?」
蒲穂わに:「…………誰かいるのか?」
浅葉みのり:「……魔術師」
蒲穂わに:(こんな昼間に…? 不良、にしては人気が少ないな)
浅葉みのり:チャキ
蒲穂わに:(まさか聖杯戦争の参加者、とかだったりして)
蒲穂わに:(……ないない さ、確認して次行くか)
浅葉みのり:「……少し、いい?」
蒲穂わに:「うわぁ!?」
蒲穂わに:「ええと、はい、なんです、いやなんでしょうか?」
浅葉みのり:「その右手の入れ墨、消した方がいい」
蒲穂わに:「あ、はははは、そ、そうですね。まだ学生の身分ですからね」
浅葉みのり:「無用な争いを生むから」
浅葉みのり:「……消し方は、知ってるはず」
蒲穂わに:(あれ……? なにか、おかしくないか)
蒲穂わに:「…………ちょっと変なこと聞きますけど」
浅葉みのり:「なに?」
蒲穂わに:「それは、教会に関わりがあったり?」
浅葉みのり:「……魔術」
蒲穂わに:「……ッ!」
浅葉みのり:「教会が異端とするもの」
蒲穂わに:「まさか、アンタも……」
蒲穂わに:「なのか……?」
浅葉みのり:「私から言えるのは」
浅葉みのり:「あなたはその権利を捨てるべきだということだけ」
蒲穂わに:「……遠慮しておくよ。捨てても、たぶん俺じゃ生き残れない」
蒲穂わに:「だったら令呪を失うわけにはいかないよ」
浅葉みのり:「捨ててくれるのなら、護衛くらいはする」
浅葉みのり:「教会に保護を求める手もある」
浅葉みのり:「生き残るのが目的なら、なおさら」
蒲穂わに:「それでもだ」
浅葉みのり:「望みがあるの?」
蒲穂わに:「……ひどい魔術師が参加者にいるかもしれない。三代前の当主が戦ったやつみたいに。
もしもそうだったら、この街を守ろうとするのは俺しかいない」
浅葉みのり:「なら、戦わなくてもいい」
浅葉みのり:「悪いヤツは私が倒すから」
浅葉みのり:「それが、ヒーローの役目」
蒲穂わに:「…………」
蒲穂わに:「はぁ。少し、考えてからというのじゃダメか?」
蒲穂わに:「数日間、使い魔で街の様子を見て、それから判断するってのは」
浅葉みのり:「悩む気持ちは分かる。それは構わない」
蒲穂わに:「どちらにせよ、初対面のあんたにそれを言われてハイそうですかと頷けるほど純真じゃないんだ」
蒲穂わに:「……俺はそろそろ行くよ。流石にこんな昼から戦う気はないだろヒーローさん?」
浅葉みのり:「元々戦う気は無い」
蒲穂わに:「わかった」
浅葉みのり:「戦わない為に戦う」
浅葉みのり:「私は、ヒーローだから」
浅葉みのり:「……次に会った時、いい結論が出ているのを期待する」
蒲穂わに:「ああ、ちょっと待ってくれ」
蒲穂わに:「蒲穂わに。蒲の穂にひらがなのわにだ。……一応、名乗っておいたほうがいいだろ? たぶん」
浅葉みのり:「……ごめん」
浅葉みのり:「まずは名乗るべきだった。謝罪する」
浅葉みのり:「浅葉みのり。自転車屋」
蒲穂わに:「……それじゃ、浅葉さん。あんたがいいヒーローであることを祈るよ」
蒲穂わに:わには、そう言って倉庫街を離れていった
浅葉みのり:「……それはあなた次第」
浅葉みのり:みのりは呟くと文字通り姿を消した
蒲穂わに:「……痕跡はどこにもなし、か」
蒲穂わに:「……ん?」
蒲穂わに:「…………誰かいるのか?」
浅葉みのり:「……魔術師」
蒲穂わに:(こんな昼間に…? 不良、にしては人気が少ないな)
浅葉みのり:チャキ
蒲穂わに:(まさか聖杯戦争の参加者、とかだったりして)
蒲穂わに:(……ないない さ、確認して次行くか)
浅葉みのり:「……少し、いい?」
蒲穂わに:「うわぁ!?」
蒲穂わに:「ええと、はい、なんです、いやなんでしょうか?」
浅葉みのり:「その右手の入れ墨、消した方がいい」
蒲穂わに:「あ、はははは、そ、そうですね。まだ学生の身分ですからね」
浅葉みのり:「無用な争いを生むから」
浅葉みのり:「……消し方は、知ってるはず」
蒲穂わに:(あれ……? なにか、おかしくないか)
蒲穂わに:「…………ちょっと変なこと聞きますけど」
浅葉みのり:「なに?」
蒲穂わに:「それは、教会に関わりがあったり?」
浅葉みのり:「……魔術」
蒲穂わに:「……ッ!」
浅葉みのり:「教会が異端とするもの」
蒲穂わに:「まさか、アンタも……」
蒲穂わに:「なのか……?」
浅葉みのり:「私から言えるのは」
浅葉みのり:「あなたはその権利を捨てるべきだということだけ」
蒲穂わに:「……遠慮しておくよ。捨てても、たぶん俺じゃ生き残れない」
蒲穂わに:「だったら令呪を失うわけにはいかないよ」
浅葉みのり:「捨ててくれるのなら、護衛くらいはする」
浅葉みのり:「教会に保護を求める手もある」
浅葉みのり:「生き残るのが目的なら、なおさら」
蒲穂わに:「それでもだ」
浅葉みのり:「望みがあるの?」
蒲穂わに:「……ひどい魔術師が参加者にいるかもしれない。三代前の当主が戦ったやつみたいに。
もしもそうだったら、この街を守ろうとするのは俺しかいない」
浅葉みのり:「なら、戦わなくてもいい」
浅葉みのり:「悪いヤツは私が倒すから」
浅葉みのり:「それが、ヒーローの役目」
蒲穂わに:「…………」
蒲穂わに:「はぁ。少し、考えてからというのじゃダメか?」
蒲穂わに:「数日間、使い魔で街の様子を見て、それから判断するってのは」
浅葉みのり:「悩む気持ちは分かる。それは構わない」
蒲穂わに:「どちらにせよ、初対面のあんたにそれを言われてハイそうですかと頷けるほど純真じゃないんだ」
蒲穂わに:「……俺はそろそろ行くよ。流石にこんな昼から戦う気はないだろヒーローさん?」
浅葉みのり:「元々戦う気は無い」
蒲穂わに:「わかった」
浅葉みのり:「戦わない為に戦う」
浅葉みのり:「私は、ヒーローだから」
浅葉みのり:「……次に会った時、いい結論が出ているのを期待する」
蒲穂わに:「ああ、ちょっと待ってくれ」
蒲穂わに:「蒲穂わに。蒲の穂にひらがなのわにだ。……一応、名乗っておいたほうがいいだろ? たぶん」
浅葉みのり:「……ごめん」
浅葉みのり:「まずは名乗るべきだった。謝罪する」
浅葉みのり:「浅葉みのり。自転車屋」
蒲穂わに:「……それじゃ、浅葉さん。あんたがいいヒーローであることを祈るよ」
蒲穂わに:わには、そう言って倉庫街を離れていった
浅葉みのり:「……それはあなた次第」
浅葉みのり:みのりは呟くと文字通り姿を消した
[ロール]わにのキャスター:【暇だからロールでもしようかな】
[ロール]わにのキャスター:『意外ですねマスターさん。素直に頷かれるのかと思いました』
[ロール]蒲穂わに:「……降りたら、おまえも困るんじゃないかキャスター?」
[ロール]わにのキャスター:『いいえ? 私はマスターさんと同じで願いとかありませんし』
[ロール]蒲穂わに:「じゃあなんで召喚されたんだよ……」
[ロール]わにのキャスター:「んー……………事故?」
[ロール]蒲穂わに:「なんだそりゃ」
[ロール]わにのキャスター:『人生、得てして偶然の連続ですよ』
[ロール]蒲穂わに:「ま、それでもまだ俺は降りるつもりはないよ、キャスター」
[ロール]蒲穂わに:「浅葉さんが信用できるかもまだわかったことじゃないしな」
[ロール]蒲穂わに:「それに、応えてくれたのに俺一人で勝手に降りるなんて不公平だろ?」
[ロール]わにのキャスター:『マスターさんのそういうところ、結構好きですよ』
[ロール]蒲穂わに:「なら、姿見せてくれないか……」
[ロール]わにのキャスター:『あははー それはダメですー』
[ロール]蒲穂わに:「はぁ……浅葉さんにはああ言ったけど 本当に大丈夫なのかな俺の戦争……」
[ロール]わにのキャスター:『ファイトです! マスターさん!』
[ロール]わにのキャスター:『えいえいおー!』
[ロール]蒲穂わに:「……おー」
[ロール]蒲穂わに:【終わり】
[ロール]蒲穂わに:────────────────────────
[ロール]わにのキャスター:『意外ですねマスターさん。素直に頷かれるのかと思いました』
[ロール]蒲穂わに:「……降りたら、おまえも困るんじゃないかキャスター?」
[ロール]わにのキャスター:『いいえ? 私はマスターさんと同じで願いとかありませんし』
[ロール]蒲穂わに:「じゃあなんで召喚されたんだよ……」
[ロール]わにのキャスター:「んー……………事故?」
[ロール]蒲穂わに:「なんだそりゃ」
[ロール]わにのキャスター:『人生、得てして偶然の連続ですよ』
[ロール]蒲穂わに:「ま、それでもまだ俺は降りるつもりはないよ、キャスター」
[ロール]蒲穂わに:「浅葉さんが信用できるかもまだわかったことじゃないしな」
[ロール]蒲穂わに:「それに、応えてくれたのに俺一人で勝手に降りるなんて不公平だろ?」
[ロール]わにのキャスター:『マスターさんのそういうところ、結構好きですよ』
[ロール]蒲穂わに:「なら、姿見せてくれないか……」
[ロール]わにのキャスター:『あははー それはダメですー』
[ロール]蒲穂わに:「はぁ……浅葉さんにはああ言ったけど 本当に大丈夫なのかな俺の戦争……」
[ロール]わにのキャスター:『ファイトです! マスターさん!』
[ロール]わにのキャスター:『えいえいおー!』
[ロール]蒲穂わに:「……おー」
[ロール]蒲穂わに:【終わり】
[ロール]蒲穂わに:────────────────────────
サンドレーネは図書館の要塞化をさらに勧めている。より強固になっているだろう。
ソーマ=IVは倉庫の周囲を[探索]していた。ここならば戦闘が起きても大丈夫だろうとの考えだ。
ミルドレッドもまた倉庫街を[探索]していた。ここで、何かが起こる予感がしていた。
日村裕也は倉庫街を[探索]している。不良たちに紛れながらも情報収集をしているようだ。
蒲穂わには倉庫街でサーヴァントによるスキルを使用して、簡素な罠を貼ったようだ。
シーフ・ムーンは魚市場を[探索]している。こんなところでも盗めるようなものがないか探しているようだ。
浅葉みのりは魚市場でバイクのメンテナンスを行っている。どうやら調子が悪かったようだ。
浅葉みのり:ガサガサゴソゴソ
浅葉みのり:カチャカチャ
浅葉みのり:カンカン
シーフ・ムーン:「やぁ、良い夜だねぇそこの君」
浅葉みのり:「……もう少し見た目を」
浅葉みのり:「…………!!」
浅葉みのり:(バイクの整備に夢中で気づかなかった)
シーフ・ムーン:「何してんの?それバイク?かっこいいねぇー」
浅葉みのり:「……触らないで」
シーフ・ムーン:「あははっ!お気に入りっぽい?大丈夫大丈夫!盗んだりとかはしないから!」
浅葉みのり:「あなたからは匂いがする」
シーフ・ムーン:「んえっ?匂う?一応お風呂には毎日入ってんだけどなぁー」
浅葉みのり:「不自然な金属の匂い」
浅葉みのり:「……道具は簡単に進歩するものじゃない」
シーフ・ムーン:「へぇ。感度良いんだね、君」
浅葉みのり:「特に、表に出にくい道具はそう」
浅葉みのり:「大体使うものは同じ」
浅葉みのり:「……泥棒」
シーフ・ムーン:「さぁ、どうかなー?ご想像にお任せするよーん」
浅葉みのり:ピポパポピ
浅葉みのり:「もしもし、警察?」
シーフ・ムーン:「ぅえ!?ちょ!ちょっと待って!通報!?」
シーフ・ムーン:「通報してやばいのは、むしろそっちもだと思うんだけど!」
浅葉みのり:「私は法の番人じゃないから」
浅葉みのり:「裁いてもらうには警察が必要」
浅葉みのり:「私は後ろめたいことはない」
シーフ・ムーン:「いいのかなぁ?こんな夜遅くに出歩いてるそっちも疑われるだろうし、それに────────」
シーフ・ムーン:「────────君が連れてる"それ"、警察に知られていいような奴かなぁ?」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「……なんのことか分からない。私は空き巣を通報するだけ」
シーフ・ムーン:「とぼけちゃうかぁ、まぁ……警察"ごとき"に僕が捕まるとも思わないけど、
できる限り厄介毎は少なくしておきたいし……できれば通報はしてほしくないなぁ」
シーフ・ムーン:「ねぇバーサーカー?君なら警察なんてちょちょいのちょいだよねっ!」
シーフ・ムーン:(返事はない)
浅葉みのり:「……わかった。通報はやめる」
シーフ・ムーン:「おお、これはありがたいねぇ」
浅葉みのり:「……一応聞いておくけど」
シーフ・ムーン:「うん いいよぉ なんでも聞いてッ」
浅葉みのり:「令呪、捨てる気は無いの?」
シーフ・ムーン:「ないねっ これは僕が欲しいものを手に入れるための、
唯一無二にして最大の"招待状"だ。簡単には手放せない。」
浅葉みのり:「命を落とすかもしれない」
浅葉みのり:「それより惨い責め苦を味わうこともある」
シーフ・ムーン:「………………命か。」
浅葉みのり:「……それに見合う願いを持っているの」
シーフ・ムーン:「元から死んでいるにも等しい身だ。"自分"を見失っているからね。
そして、僕が聖杯に賭けようとしている願いは、その失った自己の証明だ。」
シーフ・ムーン:「僕からしてみれば、命とは自己を顕すと考えている。
滅私奉公とかいう言葉があるけど、それは死んでいるも同然だ。」
シーフ・ムーン:「だから言い換えれば、僕は生き還るためにこの聖杯戦争を戦う」
シーフ・ムーン:「……という感じだけれど、どう?この気持ち、否定するかい?」
浅葉みのり:「否定する」
シーフ・ムーン:「へぇ…!(ニタァ」
浅葉みのり:「道徳も法も善も語るつもりは無い」
浅葉みのり:「私に言えるのは一つだけ」
浅葉みのり:「正義」
シーフ・ムーン:「くっ…!ふっふっふっふ……正義、かぁ……」
シーフ・ムーン:「そんな、人によって千差万別の言葉を語るのかい?
それで僕を、止めるというのかい!?」
浅葉みのり:「裁くのは法。私じゃない」
浅葉みのり:「だけど悪を決めるのは私」
浅葉みのり:「自分の意思で、悪と戦う」
浅葉みのり:「正義は立場と心で変わる」
浅葉みのり:「あなたの存在証明は、あなたにとっての正義かもしれない」
浅葉みのり:「けれど、私にとって」
浅葉みのり:「その手段は悪」
浅葉みのり:「方法を変えるなら構わない」
浅葉みのり:「聖杯戦争を利用するなら」
シーフ・ムーン:「くふっ!あっはっはっはっは!!
こいつは随分と自分勝手な正義もあったものだ!
前会ったカールと同じ!いやそれ以上に面白い奴だ!!」
浅葉みのり:「止めなければならない」
シーフ・ムーン:「なるほど!!言うなら『自分が悪いと思うからやめろ』と来たか!!
あっはっはっは!!こりゃ分かりやすい!!いいねぇサイッコー!!」
シーフ・ムーン:「いやぁ……うん、分かりやすくていいよ。
『死ぬかも』とかそういうあいまいな表現より、ずっと分かりやすい」
浅葉みのり:「そう。あなたのすることは悪」
浅葉みのり:「あなたの正義を私の正義が断ち切る」
浅葉みのり:「その重みに耐えられるかどうか」
浅葉みのり:「ヒーローに必要なのは、正義に殉じる覚悟」
シーフ・ムーン:「正義に殉じる、かぁ。そりゃ僕と真逆だねえ」
シーフ・ムーン:「僕は不器用なものでねぇ、悪の道しか取れないの僕。
記憶がある限りから悪、悪、悪!!非合法を通し道理をぐちゃぐちゃに潰す!!
そういう生き方をしてきたんだから!まぁ、メイソンに拾われたせいなんだけどねぇ!」
シーフ・ムーン:「だから、君の言う悪の道を僕は行こうじゃないか。
それが、"僕の正義"だ」
浅葉みのり:「正義の体現者。悪の体現者。これほどわかりやすい構図も無い」
シーフ・ムーン:「まったくだ。知り合いが見たら言うだろうよ。
『ありきたりだが役者が良い。至高と断ずる』ってねぇ」
浅葉みのり:「……最終警告」
浅葉みのり:「悪の道を外れるべき」
シーフ・ムーン:「無理だ。といったら?」
浅葉みのり:「収監されたくないのなら、見逃す」
浅葉みのり:「まだ悪の道を行くというなら」
浅葉みのり:「正義が止める」
シーフ・ムーン:「へぇ、悪の道諦めるんなら見逃してくれるんだぁ。やっさしー」
シーフ・ムーン:「だけどぉ………………ごめん、無理☆」
シーフ・ムーン:「だってさ、悪の道……サイッコーに楽しいんだからぁ!!」
浅葉みのり:「可哀想」
浅葉みのり:「……世の中には楽しいことがあるのに」
シーフ・ムーン:「可哀想、か。僕からすりゃあ、君と俺は同じに見えるけどねぇ
正義と過去と、求めることは違うし思考も真逆だけど、似たもんだと思うんだけどなぁ(ニヤニヤ」
浅葉みのり:「否定するのも面倒」
シーフ・ムーン:「じゃあ、どうする?」
浅葉みのり:「精神的に動揺させるつもりなら、他の手を使った方がいい」
シーフ・ムーン:「そっ、まぁ僕陽動とか苦手だしねぇ〜。そう言うの全部カールの仕事だったし」
浅葉みのり:「悪人の相手は慣れてる。挑発は無駄」
シーフ・ムーン:「まぁ……どうせどれだけ挑発しても無駄でしょ?」
シーフ・ムーン:「だって、正義と悪。
こんなに分かりやすい対立関係が揃ってるんだからねぇ!!!」
浅葉みのり:「戦わない。その為に戦う」
浅葉みのり:「私の意思は変わらない。あなたを止める」
新聖杯戦争α/1日目夜戦闘(前半)へ続く
ソーマ=IVは倉庫の周囲を[探索]していた。ここならば戦闘が起きても大丈夫だろうとの考えだ。
ミルドレッドもまた倉庫街を[探索]していた。ここで、何かが起こる予感がしていた。
日村裕也は倉庫街を[探索]している。不良たちに紛れながらも情報収集をしているようだ。
蒲穂わには倉庫街でサーヴァントによるスキルを使用して、簡素な罠を貼ったようだ。
シーフ・ムーンは魚市場を[探索]している。こんなところでも盗めるようなものがないか探しているようだ。
浅葉みのりは魚市場でバイクのメンテナンスを行っている。どうやら調子が悪かったようだ。
サンドレーネ:「……同盟を持ち掛けられました」
司書のライダー:「だな」
サンドレーネ:「…彼を、信じるべきなのでしょうか」
サンドレーネ:「記憶の無い相手…見通せる情報は限られていました」
司書のライダー:「…ま、いざとなったら任せとけ」
司書のライダー:「そういう手合いの魔術には慣れている。…知ってるだろ」
サンドレーネ:「……そう、ですね。もし、再び彼と会ったならば…」
サンドレーネ:「…契約を、持ち掛けましょうか」
司書のライダー:「ん。…あ、こっちの棚は配置完了したよ」
サンドレーネ:「…ありがとうございます。では、次は近隣に仕込みに行きましょう」
司書のライダー:「わかった」
司書のライダー:「だな」
サンドレーネ:「…彼を、信じるべきなのでしょうか」
サンドレーネ:「記憶の無い相手…見通せる情報は限られていました」
司書のライダー:「…ま、いざとなったら任せとけ」
司書のライダー:「そういう手合いの魔術には慣れている。…知ってるだろ」
サンドレーネ:「……そう、ですね。もし、再び彼と会ったならば…」
サンドレーネ:「…契約を、持ち掛けましょうか」
司書のライダー:「ん。…あ、こっちの棚は配置完了したよ」
サンドレーネ:「…ありがとうございます。では、次は近隣に仕込みに行きましょう」
司書のライダー:「わかった」
ソーマ=IV:「……いやぁほんと、なんだってんだいこりゃ」
蒲穂わに:(やべ?! 誰か来た?!)
ソーマ=IV:「どいつもこいつも揃ってここに屯しやがって あ、一人見知った顔もいるなぁ」
ミルドレッド:「──あっ、アンタ! 図書館の!」
蒲穂わに:(あれは……昨日の夜の……?)
ミルドレッド:「こんな時間に、こんなとこに居るってことは──そういうこと、でいいのよね」
ソーマ=IV:「隠れたら大丈夫---ってもんでもないぜ。オレのサーヴァントを張らせてある」
ソーマのセイバー:「……」
ゅぅゃ:(不良の溜まり場に来るには随分と…似合わねえツラが来てるな…)
ゅぅゃ:(まあとりあえず不良共を家に返しとくか。ちょいヤバそうだ)
蒲穂わに:(キャスター、戦えたりは?)
ミルドレッド:「隠れ……他に誰かいるって言うの、アナタ」
わにのキャスター:(無理ですね! 戦闘力に期待しないでください!)
蒲穂わに:(だよなー)
蒲穂わに:(逃げる準備しとくか……)
わにのキャスター:(まあアレですアレ、ワナがありますから)
ソーマ=IV:「あんたと、金髪と、眼鏡?」
蒲穂わに:(ハハハー なんで非殺傷にしたのかな俺ってやつはー!)
ゅぅゃ:(どこか分からんけど見られてるな)
(----ああやっぱそうか。この場のどいつかが”そう”ってことか)
わにのキャスター:(人は殺したくない、ということでしたよね?)
蒲穂わに:(出来る限り、だけどな)
ゅぅゃ:(ハラ括るか)
「おいおい、いい子は帰る時間だぞ」
ミルドレッド:「二人ってこと? ──ライダー!」
ソーマ=IV:「お兄さん、オレがいい子に見えるかい?」
ミルドレッド:「隠れてる連中、みんな──」
ミルドレッド:「……出て来たの」
わにのキャスター:(じゃ、逃げちゃいましょう 三十六歌仙なんとやらです)
蒲穂わに:(三十六計な……)
ソーマのセイバー:「……マスター」
ソーマ=IV:「どうした?セイバー」
ゅぅゃ:「此処は怖ーいお兄さんたちがいるからな。今のうちに帰んねーと取って喰われ……」
ミリィのライダー:これはわにくんを見つけるロールしてもいいのかな
蒲穂わに:(ま、でも)
(ちょっと話してみてからでもいいかもしれない)
(もしかすると浅葉さんみたいな人がいるかもしれないし)
蒲穂わに:「……こんな時間に何してるんだ? ここらへんは不良の溜まり場だ」
蒲穂わに:「観光客なら宿に戻ったほうがいい なにもないしな」
ソーマのセイバー:「……これで、全員か」
蒲穂わに:(サーヴァントの気配は?)
ゅぅゃ:(……さっきの不良連中にあんな奴いたっけか?)
ミルドレッド:「さっき言ってた二人目────あっ。今度は昨日の……」
わにのキャスター:(3つ。コチラは完全にサーヴァントの気配を消しています)
わにのキャスター:(気づかれる可能性は少ないと思われますが……)
わにのキャスター:(あ、昨日の人)
わにのキャスター:(………………バレちゃいましたねマスターさん! これはもうしょうがない!)
ミルドレッド:「確か、ライダーの攻撃から生身で逃げた」
蒲穂わに:「投げやりだな本当に……」
ソーマのセイバー:「……集まったのは3騎、いや4騎か?」
蒲穂わに:「よう。昨晩ぶりだ」}
ミリィのライダー:「──姿を隠す、心底つまらぬサーヴァントを連れた参加者だったな」
ソーマのセイバー:「---なんだと」
ミルドレッド:「……そうね、こんなところに出てくるなんて思わなかったけど」
蒲穂わに:「あー、一応だな。ここらはうちの倉庫もあってだな。出来れば穏便に済ませたいんだが」
蒲穂わに:「ええとだ。昨日のあんた、一応名前聞いといていいか?」
蒲穂わに:「ほら、あんたじゃ混乱するだろ。人数いるし」
ゅぅゃ:(あー誰か、じゃなくて、全員、なわけね…)
ゅぅゃ:(----いやいい、お前はまだ出てくんな)
(----取り合えず、罠張ったやつを見つけるのが先だ)
ソーマのセイバー:「そこな金髪の女、何と言った」
ミリィのライダー:「む? 姿を見せずに我を楽しませることをしないつまらぬサーヴァント、と──」
ミリィのライダー:「彼方の、小僧(蒲穂わに)を指して言っただけだが」
ミリィのライダー:「なんだ、貴様もその手合いだったか?」
ソーマのセイバー:「---っ!」
蒲穂わに:「俺は蒲穂わに、地元住民。願いはないからそっちが魂喰いだのしないなら興味はない」
ミルドレッド:「……殺し合うにしては悠長な人もいるのね。まあ、それならこっちもやりやすいけど」>わに
蒲穂わに:「三十六歌仙……じゃねえ三十六計逃げるに如かずだ。昨日と同じで後は全力で逃げる」
ソーマのセイバー:「これはただの道具だ。俺の本質を示すものではない」
ソーマのセイバー:「今それを見せてやろう!!」
ソーマ=IV:「え、今見せるっつった?」
蒲穂わに:(わー、あちらさんヒートアップしてるよ)
ミルドレッド:「私は。ゆう……ミリィ。ミリィよ」>わにくん
ミルドレッド:「地元住民で願いは無いって、まさか、慈善事業のつもりで顔を出しでもしたの?」>わにくん
ゅぅゃ:(あのメガネはジモティーか。蒲穂……どっかで聞いたがどこだったかな)
蒲穂わに:「OK。ミリィさんだな。で、外道の行いをする予定はあるか?」
ミルドレッド:「……さあ。必要があればするかもね」>わに
ソーマのセイバー:「サーヴァント・セイバーだ。これで不服は無いな」
ここで謎の組織の礼装を脱ぎ捨て偽りのハサンの姿を解き、セイバーは真の姿を表した。
ミリィのライダー:「──ほう」
蒲穂わに:「そんな感じ。あんたらは人の街だから好き勝手しようがあるがこっちは死活問題なんだよ」>ミリィ
ソーマ=IV:「……あのさセイバー、それ使って奇襲とかは?」
ソーマのセイバー:「性に合わなかった」
ソーマ=IV:「性に合わなかったってなぁ!それいっぺん着たら使えないんだって!」
蒲穂わに:「で、提案。見逃してくれ。いつかしなくても今しないならそれでいい」>ミリィ
蒲穂わに:「同盟は流石にミリィさんのサーヴァントが反対するだろ? だから逃がすだけでいい」
蒲穂わに:「代わりに、俺とあんたが最後の二人になったら願いを譲る」
蒲穂わに:「というわけで、逃してくれ」
ミリィのライダー:「良い面構えだ。貶され・正面から名乗り上げるとは勇ましい。くく、好いぞ」>セイバー
蒲穂わに:「なんなら、ギアススクロールを書いたっていいぞ? あんたが外道をしなきゃ俺は敵に回らない」
蒲穂わに:「……んで、見逃してくれるのかな?」
ミリィのライダー:「──我はライダー。此度の戦には、宝物の──」
ミルドレッド:「ね、ねえライダー」
ミリィのライダー:「……なんだ、今いいとこなのに」
ミルドレッド:「聞いてたわよね? ……信じていいものなのかしら、あれ」
ゅぅゃ:(つーか置いてかれてるな!? いやまあ状況俯瞰はしやすいし別にいいんだが)
ソーマ=IV:「ーーーっとそこの兄ちゃん、勝手ににげられちゃあオレ困るんだけどなぁ」
蒲穂わに:「あんたには悪いけど俺もこの街守りたいからさ。まともに聖杯戦争やる相手にかまってる暇が無いんだ」
ミリィのライダー:「……ふむ」
蒲穂わに:「たぶん、この場で一番脅威になるのはそこの金ピカだと思うし」
蒲穂わに:(あ、口が滑った)
ミリィのライダー:「……そっちの、ワニとか言ったか」
蒲穂わに:「ん、ああそうだ」
ミリィのライダー:「我が目を楽しませるのなら、その提案を受け入れてやってもよい」
蒲穂わに:「……と、いいますと?」
ミリィのライダー:「他のサーヴァントと殴り合ってるところを見せよ」
蒲穂わに:「あははー ……マジか」
ソーマ=IV:「あ、そっちのお姉さんはそういう趣味で」
ゅぅゃ:(あの金色ドエライ好戦的だな…)
ミリィのライダー:「サディズムといったか? 否定はしまいよ。だがこの提案はそれに収まるものではない」
ソーマのセイバー:「……ライダー、お前は、戦わないのか」
蒲穂わに:(…………あれ? これもしかして俺にやれってこと?)
蒲穂わに:「……もしかしてサーヴァントではなく? マスターの俺が?」
ミリィのライダー:「我はサーヴァント──英雄たちの戦いを見ることを目的とする。無論他にも用件はあるが──」
ミリィのライダー:「まあ、そういうわけだ。サーヴァントを出すに越したことはないぞ?」
ゅぅゃ:(あの兄ちゃんなー。言ってることの筋は一応通ってるし、悪い奴じゃなさそうなんだよなー)
蒲穂わに:「…………そうだな。面白いものが見たいんだよなあんた」
ミリィのライダー:「なんなら、ふむ。我と手を組むのもよしとしよう」
ミルドレッド:「ライダー、ライダー! すごく敵作って無い!? 大丈夫なのこれ!」
蒲穂わに:「仮に、マスターの俺が英雄に殴りかかったらいい見世物になると思わないか?」
ミリィのライダー:「……ほう」
蒲穂わに:「代わりに、そっちと同盟を結ぶまで条件を値上げさせてくれ」
ソーマ=IV:「……そこの、そこの金髪の兄ちゃん」
ゅぅゃ:「あー待った待った」
蒲穂わに:「そうすれば、俺はキャスターに戦わせずにやつらと戦ってやるよ」
ミリィのライダー:「ふむ。それはそれで興味がある。神話に語られるのではなく、現代に誕生する英雄。……くくっ、なんだ、なかなかどうして高なるではないか」
わにのキャスター:(あれ? 戦うんですかマスターさん?)
蒲穂わに:(たぶん、ここが分岐点だと思うんだキャスター)
ゅぅゃ:「そこのキンキラキン。どう聞いても無茶だってわかってんだろ? メガネの兄ちゃんにそういう感じしねえし」
蒲穂わに:「交渉成立だな」
ミリィのライダー:「よかろう。我が父のもとにその提案を受け入れよう」
ソーマのセイバー:「……話は終わったか」
ソーマのセイバー:「順当にいけば、貴様らの相手は俺か」
蒲穂わに:(先日の襲撃を見るに、ミリィさんはなにがなんでも願いを叶えたいタイプだ)
(やつらが魂喰いを始めたら俺達に手立てはない)
わにのキャスター:(一理ありますね いいですよ 付き合いましょう)
わにのキャスター:(でーもー マスターさん? ヒーローさんにはどうお返事するつもりですか?)
蒲穂わに:(あーうん ……飯でも奢って謝るよ)
ミリィのライダー:「さて、話は付いたが、そっちのみすぼらしい金髪。代わりに乗るでもと言うか?」
ゅぅゃ:「あー何つうか、完全に乗り気なんだなアンタ…」
ゅぅゃ:「ま、そうだな。とはいえそこの兄ちゃんもなんか思惑があるようだしな…」
ゅぅゃ:(----全員相手すりゃいいって? いや流石に無茶だろ…)
(しっかしそうすっとメンツを潰すのも悪いしな…)
ゅぅゃ:「先に聞いとくが、こいつは余興なんだろ?」
ゅぅゃ:「アンタを楽しませればいい……ってんだから」
ミリィのライダー:「そうだな。間違っていない」
ミリィのライダー:「ここで脱落者が出るなど、それもそれで興醒めゆえな」
{ゅぅゃ:「思ったより話がわかるじゃねーのさ」
ソーマ=IV:「お、兄ちゃんなんかやる気か?」
ゅぅゃ:「先に宣言しとく」
ゅぅゃ:「この兄ちゃんと対戦者、どっちか死にそうになったら止めに入らせてもらう」
ミリィのライダー:「よかろう。我が手を煩わさぬ進言、褒めて遣わす」
ゅぅゃ:「構わねえよな? これくらいは」
ゅぅゃ:「サンキュ」
ゅぅゃ:(実際、なし崩し的に四騎が戦いだすのが一番被害がヤベエ)
ゅぅゃ:(不良共はいい加減解散しただろうが、まあ寝床が吹っ飛んだら可哀そうだしな)
ソーマのセイバー:「---ふむ」
ソーマのセイバー:「つまり、俺とあの男との戦いを、貴様は見るだけ、か。ライダー」
ミリィのライダー:「流れでそうなった。その内相手してやるから今回ばかりは許せ」
ソーマのセイバー:「---そうか」
ソーマのセイバー:「---その余裕、風格、傲慢。貴様は何処かで、民の支配を重ねてきたサーヴァントと見た」
ミリィのライダー:「当然。でなければ斯様な振る舞いなぞしまいよ」
ソーマのセイバー:「ならば、この名を覚えておけ」
ソーマのセイバー:「---叛逆の騎士、モードレッド」
ミリィのライダー:「……ほう」
ゅぅゃ:「あ、メガネの兄ちゃん……蒲穂って言ったか。提案した以上何か策があるんだろうが、サーヴァントってのは頭おかしい強さだからな」
ゅぅゃ:「ヤバくなったらさっさと声かけてくれよ。命あっての物種だしな」
蒲穂わに:「安心してくれ。既に後悔してきた」
蒲穂わに:「でも、やるしかないんだよなぁ。これがさ」
ゅぅゃ:(あーーー、円卓か)
ゅぅゃ:「あー、なんともな……まあ頑張れ」
ソーマ=IV:「お前なー……そういうのもっと隠しておけよ」
ソーマのセイバー:「俺は王に対して背を向けることは無い」
ミリィのライダー:「叛逆を受けた経験など一度や二度ではない。その時に貴様が生きていたら、英雄ではなく、王として! 貴様を叩き潰してやろう!」
ミルドレッド:「(ライダー、私を虐めてるときより楽しそうな顔してる……)」
ミルドレッド:「……ふくざつ」
蒲穂わに:「……風の噂にな、聞いたんだよ。妙に、ここ最近似たような手口の強盗が連続してる」
ゅぅゃ:「強盗……ねぇ」
蒲穂わに:「だいたい全部力任せ。人間離れした腕力で」
蒲穂わに:「ってことはこれサーヴァントだろ? たぶん」
蒲穂わに:「犯罪を犯すことに躊躇しないってことは魂喰いでもなんでも、選ぶのは常人より容易い」
ソーマのセイバー:「……何が言いたい。俺の興味はライダーに移っている」
ゅぅゃ:「なるほどねえ……」
蒲穂わに:「でもさ、俺一人じゃ止められそうもないし、止められてもこっちが敵に回ったら無理だし……」
ソーマのセイバー:「戦いを拒むのならば、サーヴァントを捨てるだけでいい」
蒲穂わに:「つまりだ! 俺がいいたいのはな!」
蒲穂わに:「人の街で勝手に戦争やってんじゃねえよバーカ! こっちは生活かかってんだよ!」
ゅぅゃ:「はは、違いねえ」
蒲穂わに:「願いなんぞ知るか! 未来の安定した生活のためならなんでもやってやらぁ!」
ソーマ=IV:「……その未来を支えてんのは、過去じゃねぇのか」
ミルドレッド:「──はあ?」
ミリィのライダー:「(あっ)」
ミリィのライダー:「座れ」
ミルドレッド:「ひぎゃ!」
ミルドレッド:「あにすんのよ!」
ミリィのライダー:「話をややこしくするな。今宵は余興を楽しんで終わり、としておけ」>ミリィ
ミルドレッド:「私は楽しめないんだけど……」>ライダー
蒲穂わに:「もちろん、あんたらは願いたいことがあってやってんだろ? それは知ってる」
蒲穂わに:「そいつは命かけても、この街潰してでも叶えたいんだろうさ」
蒲穂わに:「それは正しい。結構なことだ」
蒲穂わに:「でも、だからってこっちが文句言っちゃいけないわけでもねえだろ?」
蒲穂わに:「……だから決めたんだよ」
蒲穂わに:「その必死になってる相手に『ほら、あんたが欲しがってるものこれだろ? いらねえからやるよ』って譲ってやるってな!」
ソーマ=IV:「で、その譲る相手ってのは?」
蒲穂わに:「というわけで、同盟を結んだら全力であんたに願いを譲ってやろうミリィさん」
ミルドレッド:「────」
ソーマ=IV:「……成程な」
蒲穂わに:「…………昨日襲われたこと地味に恨んでるんだからな」
ミリィのライダー:「(あっあっ)」
ゅぅゃ:「ま、気軽に恨みを買うような行為はするなってこったな」
蒲穂わに:「嫌とはいえないよなぁ? だって願いを馬鹿にした時怒ってたもんなぁ?」
ミルドレッド:「すー、はー……」
蒲穂わに:「そんなわけで、安心しろ。俺、聖杯なんてどうでもいいから」
ミルドレッド:「……いいわ、お相子にしてあげる」
ミルドレッド:「ただ、最後の最後で、ぎゃふんと言わせてやる」
ソーマのセイバー:「---悪くない。貴様は捨ておいてライダーを狙うつもりだったが」
ソーマ=IV:「こりゃ、両方倒すしかない、か」
蒲穂わに:「そういうことだ。悪いな」
わにのキャスター:(ふっふっふ〜 別に倒してしまっても構わんのですよ?)
ソーマ=IV:「んじゃ、オレのセイバーと眼鏡の兄ちゃん---ごめん名前何?が戦うってことだな」
ゅぅゃ:「俺としては蒲穂の理由は嫌いじゃない。嫌いじゃないが……同盟されるってのも割と困るんだよな」
{蒲穂わに:「蒲穂わに。……だが、そちらのセイバーさんには名乗り直さなきゃいけないかもな」
ソーマのセイバー:「俺としては、ライダーの首が目的だが……この悪趣味な余興に付き合ってやろう」
蒲穂わに:「望むところ、……と自身を持っていいたかったなぁ」
ゅぅゃ:「正直心臓の止まりそうな流れなんだが……まあ最悪でもアレ使えば」
わにのキャスター:『さぁて、インストラクション・ワンを思い出しましょうマスターさん!』
わにのキャスター:『私には真名を教えられない、あなたが気づかなければ意味がない。私はそう言いました』
わにのキャスター:『そう! 私には出来ないのです! 真名を伝えるなんてことは!』
わにのキャスター:『でも、もう大丈夫。あなたは既に気が付かれた! あなたの胸の奥に眠る真名を!』
蒲穂わに:「……偶然みたいなもんだけどな」
わにのキャスター:『気づいたのだからそれでいいのです。終わりよければオールベット!』
わにのキャスター:『では、ニンニン!(着装開始の意)』
蒲穂わに:──瞬間、蒲穂わにの周囲のエーテルが乱れる。
蒲穂わに:マナはサーヴァントに仮初の受肉を与えるそれのように固結を始める。
蒲穂わに:そのときである、ソーマの背後より破裂音! 少年が仕掛けていたワナだ!
蒲穂わに:一瞬で黒煙が立ち込め倉庫街を包み込む! しかし、その後に足音はない!
蒲穂わに:夜、寒暖の差により倉庫外に吹き荒れる海陸風がベールを外し! そして煙が晴れた中には!
わにのキャスター:『それではマスターさん? 行きますよ、インストラクション・ツー!』
蒲穂わに:「アイサツはジッサイダイジ!」
レプンカムイ:「ドーモ、モードレッド=サン。デミサーヴァント。グラップラー・レプンカムイです」
レプンカムイ:チュドーン
ゅぅゃ:(うわあカムイかよ……)
ミリィのライダー:「ほう……!」
ミリィのライダー:「(目を輝かせている)」
レプンカムイ:「面白い、だろう?」
ソーマのセイバー:「---気が変わった」
ソーマのセイバー:「貴様とは、対等に、全力を出させてもらう」
ゅぅゃ:(なるほどなあ……そりゃあそういう話を吹っ掛けようってなるわな)
レプンカムイ:「それは、悪い知らせかもしれないな」
ゅぅゃ:(つーか将来的にもし敵対したとして)
ゅぅゃ:(アレ、倒すのか……)
[ロール]サンドレーネ:「デミ・サーヴァント…!」
[ロール]司書のライダー:「へぇ、あれが…。…イミワカラン…ナンダアレ…」
[ロール]司書のライダー:「…だ、な」
[ロール]サンドレーネ:「…調査の必要がありそうですね……。やはり、セイバー陣営とは再度話し合う必要がありそうですね」
ミルドレッド:「(……羨ましい)」
ミルドレッド:「(私も、この体を使いこなせるような奇跡が起こっていたら──)」
ミルドレッド:「(──……それはそれで嫌、かな)」
ミルドレッド:「…………はぁ」
ゅぅゃ:(デミサーヴァントって言ったか。……なんか悪寒のする言葉だな。というか運気が下がる気がする言葉だ)
新聖杯戦争α/1日目夜戦闘(後半)へ続く
蒲穂わに:(やべ?! 誰か来た?!)
ソーマ=IV:「どいつもこいつも揃ってここに屯しやがって あ、一人見知った顔もいるなぁ」
ミルドレッド:「──あっ、アンタ! 図書館の!」
蒲穂わに:(あれは……昨日の夜の……?)
ミルドレッド:「こんな時間に、こんなとこに居るってことは──そういうこと、でいいのよね」
ソーマ=IV:「隠れたら大丈夫---ってもんでもないぜ。オレのサーヴァントを張らせてある」
ソーマのセイバー:「……」
ゅぅゃ:(不良の溜まり場に来るには随分と…似合わねえツラが来てるな…)
ゅぅゃ:(まあとりあえず不良共を家に返しとくか。ちょいヤバそうだ)
蒲穂わに:(キャスター、戦えたりは?)
ミルドレッド:「隠れ……他に誰かいるって言うの、アナタ」
わにのキャスター:(無理ですね! 戦闘力に期待しないでください!)
蒲穂わに:(だよなー)
蒲穂わに:(逃げる準備しとくか……)
わにのキャスター:(まあアレですアレ、ワナがありますから)
ソーマ=IV:「あんたと、金髪と、眼鏡?」
蒲穂わに:(ハハハー なんで非殺傷にしたのかな俺ってやつはー!)
ゅぅゃ:(どこか分からんけど見られてるな)
(----ああやっぱそうか。この場のどいつかが”そう”ってことか)
わにのキャスター:(人は殺したくない、ということでしたよね?)
蒲穂わに:(出来る限り、だけどな)
ゅぅゃ:(ハラ括るか)
「おいおい、いい子は帰る時間だぞ」
ミルドレッド:「二人ってこと? ──ライダー!」
ソーマ=IV:「お兄さん、オレがいい子に見えるかい?」
ミルドレッド:「隠れてる連中、みんな──」
ミルドレッド:「……出て来たの」
わにのキャスター:(じゃ、逃げちゃいましょう 三十六歌仙なんとやらです)
蒲穂わに:(三十六計な……)
ソーマのセイバー:「……マスター」
ソーマ=IV:「どうした?セイバー」
ゅぅゃ:「此処は怖ーいお兄さんたちがいるからな。今のうちに帰んねーと取って喰われ……」
ミリィのライダー:これはわにくんを見つけるロールしてもいいのかな
蒲穂わに:(ま、でも)
(ちょっと話してみてからでもいいかもしれない)
(もしかすると浅葉さんみたいな人がいるかもしれないし)
蒲穂わに:「……こんな時間に何してるんだ? ここらへんは不良の溜まり場だ」
蒲穂わに:「観光客なら宿に戻ったほうがいい なにもないしな」
ソーマのセイバー:「……これで、全員か」
蒲穂わに:(サーヴァントの気配は?)
ゅぅゃ:(……さっきの不良連中にあんな奴いたっけか?)
ミルドレッド:「さっき言ってた二人目────あっ。今度は昨日の……」
わにのキャスター:(3つ。コチラは完全にサーヴァントの気配を消しています)
わにのキャスター:(気づかれる可能性は少ないと思われますが……)
わにのキャスター:(あ、昨日の人)
わにのキャスター:(………………バレちゃいましたねマスターさん! これはもうしょうがない!)
ミルドレッド:「確か、ライダーの攻撃から生身で逃げた」
蒲穂わに:「投げやりだな本当に……」
ソーマのセイバー:「……集まったのは3騎、いや4騎か?」
蒲穂わに:「よう。昨晩ぶりだ」}
ミリィのライダー:「──姿を隠す、心底つまらぬサーヴァントを連れた参加者だったな」
ソーマのセイバー:「---なんだと」
ミルドレッド:「……そうね、こんなところに出てくるなんて思わなかったけど」
蒲穂わに:「あー、一応だな。ここらはうちの倉庫もあってだな。出来れば穏便に済ませたいんだが」
蒲穂わに:「ええとだ。昨日のあんた、一応名前聞いといていいか?」
蒲穂わに:「ほら、あんたじゃ混乱するだろ。人数いるし」
ゅぅゃ:(あー誰か、じゃなくて、全員、なわけね…)
ゅぅゃ:(----いやいい、お前はまだ出てくんな)
(----取り合えず、罠張ったやつを見つけるのが先だ)
ソーマのセイバー:「そこな金髪の女、何と言った」
ミリィのライダー:「む? 姿を見せずに我を楽しませることをしないつまらぬサーヴァント、と──」
ミリィのライダー:「彼方の、小僧(蒲穂わに)を指して言っただけだが」
ミリィのライダー:「なんだ、貴様もその手合いだったか?」
ソーマのセイバー:「---っ!」
蒲穂わに:「俺は蒲穂わに、地元住民。願いはないからそっちが魂喰いだのしないなら興味はない」
ミルドレッド:「……殺し合うにしては悠長な人もいるのね。まあ、それならこっちもやりやすいけど」>わに
蒲穂わに:「三十六歌仙……じゃねえ三十六計逃げるに如かずだ。昨日と同じで後は全力で逃げる」
ソーマのセイバー:「これはただの道具だ。俺の本質を示すものではない」
ソーマのセイバー:「今それを見せてやろう!!」
ソーマ=IV:「え、今見せるっつった?」
蒲穂わに:(わー、あちらさんヒートアップしてるよ)
ミルドレッド:「私は。ゆう……ミリィ。ミリィよ」>わにくん
ミルドレッド:「地元住民で願いは無いって、まさか、慈善事業のつもりで顔を出しでもしたの?」>わにくん
ゅぅゃ:(あのメガネはジモティーか。蒲穂……どっかで聞いたがどこだったかな)
蒲穂わに:「OK。ミリィさんだな。で、外道の行いをする予定はあるか?」
ミルドレッド:「……さあ。必要があればするかもね」>わに
ソーマのセイバー:「サーヴァント・セイバーだ。これで不服は無いな」
ここで謎の組織の礼装を脱ぎ捨て偽りのハサンの姿を解き、セイバーは真の姿を表した。
ミリィのライダー:「──ほう」
蒲穂わに:「そんな感じ。あんたらは人の街だから好き勝手しようがあるがこっちは死活問題なんだよ」>ミリィ
ソーマ=IV:「……あのさセイバー、それ使って奇襲とかは?」
ソーマのセイバー:「性に合わなかった」
ソーマ=IV:「性に合わなかったってなぁ!それいっぺん着たら使えないんだって!」
蒲穂わに:「で、提案。見逃してくれ。いつかしなくても今しないならそれでいい」>ミリィ
蒲穂わに:「同盟は流石にミリィさんのサーヴァントが反対するだろ? だから逃がすだけでいい」
蒲穂わに:「代わりに、俺とあんたが最後の二人になったら願いを譲る」
蒲穂わに:「というわけで、逃してくれ」
ミリィのライダー:「良い面構えだ。貶され・正面から名乗り上げるとは勇ましい。くく、好いぞ」>セイバー
蒲穂わに:「なんなら、ギアススクロールを書いたっていいぞ? あんたが外道をしなきゃ俺は敵に回らない」
蒲穂わに:「……んで、見逃してくれるのかな?」
ミリィのライダー:「──我はライダー。此度の戦には、宝物の──」
ミルドレッド:「ね、ねえライダー」
ミリィのライダー:「……なんだ、今いいとこなのに」
ミルドレッド:「聞いてたわよね? ……信じていいものなのかしら、あれ」
ゅぅゃ:(つーか置いてかれてるな!? いやまあ状況俯瞰はしやすいし別にいいんだが)
ソーマ=IV:「ーーーっとそこの兄ちゃん、勝手ににげられちゃあオレ困るんだけどなぁ」
蒲穂わに:「あんたには悪いけど俺もこの街守りたいからさ。まともに聖杯戦争やる相手にかまってる暇が無いんだ」
ミリィのライダー:「……ふむ」
蒲穂わに:「たぶん、この場で一番脅威になるのはそこの金ピカだと思うし」
蒲穂わに:(あ、口が滑った)
ミリィのライダー:「……そっちの、ワニとか言ったか」
蒲穂わに:「ん、ああそうだ」
ミリィのライダー:「我が目を楽しませるのなら、その提案を受け入れてやってもよい」
蒲穂わに:「……と、いいますと?」
ミリィのライダー:「他のサーヴァントと殴り合ってるところを見せよ」
蒲穂わに:「あははー ……マジか」
ソーマ=IV:「あ、そっちのお姉さんはそういう趣味で」
ゅぅゃ:(あの金色ドエライ好戦的だな…)
ミリィのライダー:「サディズムといったか? 否定はしまいよ。だがこの提案はそれに収まるものではない」
ソーマのセイバー:「……ライダー、お前は、戦わないのか」
蒲穂わに:(…………あれ? これもしかして俺にやれってこと?)
蒲穂わに:「……もしかしてサーヴァントではなく? マスターの俺が?」
ミリィのライダー:「我はサーヴァント──英雄たちの戦いを見ることを目的とする。無論他にも用件はあるが──」
ミリィのライダー:「まあ、そういうわけだ。サーヴァントを出すに越したことはないぞ?」
ゅぅゃ:(あの兄ちゃんなー。言ってることの筋は一応通ってるし、悪い奴じゃなさそうなんだよなー)
蒲穂わに:「…………そうだな。面白いものが見たいんだよなあんた」
ミリィのライダー:「なんなら、ふむ。我と手を組むのもよしとしよう」
ミルドレッド:「ライダー、ライダー! すごく敵作って無い!? 大丈夫なのこれ!」
蒲穂わに:「仮に、マスターの俺が英雄に殴りかかったらいい見世物になると思わないか?」
ミリィのライダー:「……ほう」
蒲穂わに:「代わりに、そっちと同盟を結ぶまで条件を値上げさせてくれ」
ソーマ=IV:「……そこの、そこの金髪の兄ちゃん」
ゅぅゃ:「あー待った待った」
蒲穂わに:「そうすれば、俺はキャスターに戦わせずにやつらと戦ってやるよ」
ミリィのライダー:「ふむ。それはそれで興味がある。神話に語られるのではなく、現代に誕生する英雄。……くくっ、なんだ、なかなかどうして高なるではないか」
わにのキャスター:(あれ? 戦うんですかマスターさん?)
蒲穂わに:(たぶん、ここが分岐点だと思うんだキャスター)
ゅぅゃ:「そこのキンキラキン。どう聞いても無茶だってわかってんだろ? メガネの兄ちゃんにそういう感じしねえし」
蒲穂わに:「交渉成立だな」
ミリィのライダー:「よかろう。我が父のもとにその提案を受け入れよう」
ソーマのセイバー:「……話は終わったか」
ソーマのセイバー:「順当にいけば、貴様らの相手は俺か」
蒲穂わに:(先日の襲撃を見るに、ミリィさんはなにがなんでも願いを叶えたいタイプだ)
(やつらが魂喰いを始めたら俺達に手立てはない)
わにのキャスター:(一理ありますね いいですよ 付き合いましょう)
わにのキャスター:(でーもー マスターさん? ヒーローさんにはどうお返事するつもりですか?)
蒲穂わに:(あーうん ……飯でも奢って謝るよ)
ミリィのライダー:「さて、話は付いたが、そっちのみすぼらしい金髪。代わりに乗るでもと言うか?」
ゅぅゃ:「あー何つうか、完全に乗り気なんだなアンタ…」
ゅぅゃ:「ま、そうだな。とはいえそこの兄ちゃんもなんか思惑があるようだしな…」
ゅぅゃ:(----全員相手すりゃいいって? いや流石に無茶だろ…)
(しっかしそうすっとメンツを潰すのも悪いしな…)
ゅぅゃ:「先に聞いとくが、こいつは余興なんだろ?」
ゅぅゃ:「アンタを楽しませればいい……ってんだから」
ミリィのライダー:「そうだな。間違っていない」
ミリィのライダー:「ここで脱落者が出るなど、それもそれで興醒めゆえな」
{ゅぅゃ:「思ったより話がわかるじゃねーのさ」
ソーマ=IV:「お、兄ちゃんなんかやる気か?」
ゅぅゃ:「先に宣言しとく」
ゅぅゃ:「この兄ちゃんと対戦者、どっちか死にそうになったら止めに入らせてもらう」
ミリィのライダー:「よかろう。我が手を煩わさぬ進言、褒めて遣わす」
ゅぅゃ:「構わねえよな? これくらいは」
ゅぅゃ:「サンキュ」
ゅぅゃ:(実際、なし崩し的に四騎が戦いだすのが一番被害がヤベエ)
ゅぅゃ:(不良共はいい加減解散しただろうが、まあ寝床が吹っ飛んだら可哀そうだしな)
ソーマのセイバー:「---ふむ」
ソーマのセイバー:「つまり、俺とあの男との戦いを、貴様は見るだけ、か。ライダー」
ミリィのライダー:「流れでそうなった。その内相手してやるから今回ばかりは許せ」
ソーマのセイバー:「---そうか」
ソーマのセイバー:「---その余裕、風格、傲慢。貴様は何処かで、民の支配を重ねてきたサーヴァントと見た」
ミリィのライダー:「当然。でなければ斯様な振る舞いなぞしまいよ」
ソーマのセイバー:「ならば、この名を覚えておけ」
ソーマのセイバー:「---叛逆の騎士、モードレッド」
ミリィのライダー:「……ほう」
ゅぅゃ:「あ、メガネの兄ちゃん……蒲穂って言ったか。提案した以上何か策があるんだろうが、サーヴァントってのは頭おかしい強さだからな」
ゅぅゃ:「ヤバくなったらさっさと声かけてくれよ。命あっての物種だしな」
蒲穂わに:「安心してくれ。既に後悔してきた」
蒲穂わに:「でも、やるしかないんだよなぁ。これがさ」
ゅぅゃ:(あーーー、円卓か)
ゅぅゃ:「あー、なんともな……まあ頑張れ」
ソーマ=IV:「お前なー……そういうのもっと隠しておけよ」
ソーマのセイバー:「俺は王に対して背を向けることは無い」
ミリィのライダー:「叛逆を受けた経験など一度や二度ではない。その時に貴様が生きていたら、英雄ではなく、王として! 貴様を叩き潰してやろう!」
ミルドレッド:「(ライダー、私を虐めてるときより楽しそうな顔してる……)」
ミルドレッド:「……ふくざつ」
蒲穂わに:「……風の噂にな、聞いたんだよ。妙に、ここ最近似たような手口の強盗が連続してる」
ゅぅゃ:「強盗……ねぇ」
蒲穂わに:「だいたい全部力任せ。人間離れした腕力で」
蒲穂わに:「ってことはこれサーヴァントだろ? たぶん」
蒲穂わに:「犯罪を犯すことに躊躇しないってことは魂喰いでもなんでも、選ぶのは常人より容易い」
ソーマのセイバー:「……何が言いたい。俺の興味はライダーに移っている」
ゅぅゃ:「なるほどねえ……」
蒲穂わに:「でもさ、俺一人じゃ止められそうもないし、止められてもこっちが敵に回ったら無理だし……」
ソーマのセイバー:「戦いを拒むのならば、サーヴァントを捨てるだけでいい」
蒲穂わに:「つまりだ! 俺がいいたいのはな!」
蒲穂わに:「人の街で勝手に戦争やってんじゃねえよバーカ! こっちは生活かかってんだよ!」
ゅぅゃ:「はは、違いねえ」
蒲穂わに:「願いなんぞ知るか! 未来の安定した生活のためならなんでもやってやらぁ!」
ソーマ=IV:「……その未来を支えてんのは、過去じゃねぇのか」
ミルドレッド:「──はあ?」
ミリィのライダー:「(あっ)」
ミリィのライダー:「座れ」
ミルドレッド:「ひぎゃ!」
ミルドレッド:「あにすんのよ!」
ミリィのライダー:「話をややこしくするな。今宵は余興を楽しんで終わり、としておけ」>ミリィ
ミルドレッド:「私は楽しめないんだけど……」>ライダー
蒲穂わに:「もちろん、あんたらは願いたいことがあってやってんだろ? それは知ってる」
蒲穂わに:「そいつは命かけても、この街潰してでも叶えたいんだろうさ」
蒲穂わに:「それは正しい。結構なことだ」
蒲穂わに:「でも、だからってこっちが文句言っちゃいけないわけでもねえだろ?」
蒲穂わに:「……だから決めたんだよ」
蒲穂わに:「その必死になってる相手に『ほら、あんたが欲しがってるものこれだろ? いらねえからやるよ』って譲ってやるってな!」
ソーマ=IV:「で、その譲る相手ってのは?」
蒲穂わに:「というわけで、同盟を結んだら全力であんたに願いを譲ってやろうミリィさん」
ミルドレッド:「────」
ソーマ=IV:「……成程な」
蒲穂わに:「…………昨日襲われたこと地味に恨んでるんだからな」
ミリィのライダー:「(あっあっ)」
ゅぅゃ:「ま、気軽に恨みを買うような行為はするなってこったな」
蒲穂わに:「嫌とはいえないよなぁ? だって願いを馬鹿にした時怒ってたもんなぁ?」
ミルドレッド:「すー、はー……」
蒲穂わに:「そんなわけで、安心しろ。俺、聖杯なんてどうでもいいから」
ミルドレッド:「……いいわ、お相子にしてあげる」
ミルドレッド:「ただ、最後の最後で、ぎゃふんと言わせてやる」
ソーマのセイバー:「---悪くない。貴様は捨ておいてライダーを狙うつもりだったが」
ソーマ=IV:「こりゃ、両方倒すしかない、か」
蒲穂わに:「そういうことだ。悪いな」
わにのキャスター:(ふっふっふ〜 別に倒してしまっても構わんのですよ?)
ソーマ=IV:「んじゃ、オレのセイバーと眼鏡の兄ちゃん---ごめん名前何?が戦うってことだな」
ゅぅゃ:「俺としては蒲穂の理由は嫌いじゃない。嫌いじゃないが……同盟されるってのも割と困るんだよな」
{蒲穂わに:「蒲穂わに。……だが、そちらのセイバーさんには名乗り直さなきゃいけないかもな」
ソーマのセイバー:「俺としては、ライダーの首が目的だが……この悪趣味な余興に付き合ってやろう」
蒲穂わに:「望むところ、……と自身を持っていいたかったなぁ」
ゅぅゃ:「正直心臓の止まりそうな流れなんだが……まあ最悪でもアレ使えば」
わにのキャスター:『さぁて、インストラクション・ワンを思い出しましょうマスターさん!』
わにのキャスター:『私には真名を教えられない、あなたが気づかなければ意味がない。私はそう言いました』
わにのキャスター:『そう! 私には出来ないのです! 真名を伝えるなんてことは!』
わにのキャスター:『でも、もう大丈夫。あなたは既に気が付かれた! あなたの胸の奥に眠る真名を!』
蒲穂わに:「……偶然みたいなもんだけどな」
わにのキャスター:『気づいたのだからそれでいいのです。終わりよければオールベット!』
わにのキャスター:『では、ニンニン!(着装開始の意)』
蒲穂わに:──瞬間、蒲穂わにの周囲のエーテルが乱れる。
蒲穂わに:マナはサーヴァントに仮初の受肉を与えるそれのように固結を始める。
蒲穂わに:そのときである、ソーマの背後より破裂音! 少年が仕掛けていたワナだ!
蒲穂わに:一瞬で黒煙が立ち込め倉庫街を包み込む! しかし、その後に足音はない!
蒲穂わに:夜、寒暖の差により倉庫外に吹き荒れる海陸風がベールを外し! そして煙が晴れた中には!
わにのキャスター:『それではマスターさん? 行きますよ、インストラクション・ツー!』
蒲穂わに:「アイサツはジッサイダイジ!」
レプンカムイ:「ドーモ、モードレッド=サン。デミサーヴァント。グラップラー・レプンカムイです」
レプンカムイ:チュドーン
ゅぅゃ:(うわあカムイかよ……)
ミリィのライダー:「ほう……!」
ミリィのライダー:「(目を輝かせている)」
レプンカムイ:「面白い、だろう?」
ソーマのセイバー:「---気が変わった」
ソーマのセイバー:「貴様とは、対等に、全力を出させてもらう」
ゅぅゃ:(なるほどなあ……そりゃあそういう話を吹っ掛けようってなるわな)
レプンカムイ:「それは、悪い知らせかもしれないな」
ゅぅゃ:(つーか将来的にもし敵対したとして)
ゅぅゃ:(アレ、倒すのか……)
[ロール]サンドレーネ:「デミ・サーヴァント…!」
[ロール]司書のライダー:「へぇ、あれが…。…イミワカラン…ナンダアレ…」
[ロール]司書のライダー:「…だ、な」
[ロール]サンドレーネ:「…調査の必要がありそうですね……。やはり、セイバー陣営とは再度話し合う必要がありそうですね」
ミルドレッド:「(……羨ましい)」
ミルドレッド:「(私も、この体を使いこなせるような奇跡が起こっていたら──)」
ミルドレッド:「(──……それはそれで嫌、かな)」
ミルドレッド:「…………はぁ」
ゅぅゃ:(デミサーヴァントって言ったか。……なんか悪寒のする言葉だな。というか運気が下がる気がする言葉だ)
新聖杯戦争α/1日目夜戦闘(後半)へ続く
浅葉みのり:ガサガサゴソゴソ
浅葉みのり:カチャカチャ
浅葉みのり:カンカン
シーフ・ムーン:「やぁ、良い夜だねぇそこの君」
浅葉みのり:「……もう少し見た目を」
浅葉みのり:「…………!!」
浅葉みのり:(バイクの整備に夢中で気づかなかった)
シーフ・ムーン:「何してんの?それバイク?かっこいいねぇー」
浅葉みのり:「……触らないで」
シーフ・ムーン:「あははっ!お気に入りっぽい?大丈夫大丈夫!盗んだりとかはしないから!」
浅葉みのり:「あなたからは匂いがする」
シーフ・ムーン:「んえっ?匂う?一応お風呂には毎日入ってんだけどなぁー」
浅葉みのり:「不自然な金属の匂い」
浅葉みのり:「……道具は簡単に進歩するものじゃない」
シーフ・ムーン:「へぇ。感度良いんだね、君」
浅葉みのり:「特に、表に出にくい道具はそう」
浅葉みのり:「大体使うものは同じ」
浅葉みのり:「……泥棒」
シーフ・ムーン:「さぁ、どうかなー?ご想像にお任せするよーん」
浅葉みのり:ピポパポピ
浅葉みのり:「もしもし、警察?」
シーフ・ムーン:「ぅえ!?ちょ!ちょっと待って!通報!?」
シーフ・ムーン:「通報してやばいのは、むしろそっちもだと思うんだけど!」
浅葉みのり:「私は法の番人じゃないから」
浅葉みのり:「裁いてもらうには警察が必要」
浅葉みのり:「私は後ろめたいことはない」
シーフ・ムーン:「いいのかなぁ?こんな夜遅くに出歩いてるそっちも疑われるだろうし、それに────────」
シーフ・ムーン:「────────君が連れてる"それ"、警察に知られていいような奴かなぁ?」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「……なんのことか分からない。私は空き巣を通報するだけ」
シーフ・ムーン:「とぼけちゃうかぁ、まぁ……警察"ごとき"に僕が捕まるとも思わないけど、
できる限り厄介毎は少なくしておきたいし……できれば通報はしてほしくないなぁ」
シーフ・ムーン:「ねぇバーサーカー?君なら警察なんてちょちょいのちょいだよねっ!」
シーフ・ムーン:(返事はない)
浅葉みのり:「……わかった。通報はやめる」
シーフ・ムーン:「おお、これはありがたいねぇ」
浅葉みのり:「……一応聞いておくけど」
シーフ・ムーン:「うん いいよぉ なんでも聞いてッ」
浅葉みのり:「令呪、捨てる気は無いの?」
シーフ・ムーン:「ないねっ これは僕が欲しいものを手に入れるための、
唯一無二にして最大の"招待状"だ。簡単には手放せない。」
浅葉みのり:「命を落とすかもしれない」
浅葉みのり:「それより惨い責め苦を味わうこともある」
シーフ・ムーン:「………………命か。」
浅葉みのり:「……それに見合う願いを持っているの」
シーフ・ムーン:「元から死んでいるにも等しい身だ。"自分"を見失っているからね。
そして、僕が聖杯に賭けようとしている願いは、その失った自己の証明だ。」
シーフ・ムーン:「僕からしてみれば、命とは自己を顕すと考えている。
滅私奉公とかいう言葉があるけど、それは死んでいるも同然だ。」
シーフ・ムーン:「だから言い換えれば、僕は生き還るためにこの聖杯戦争を戦う」
シーフ・ムーン:「……という感じだけれど、どう?この気持ち、否定するかい?」
浅葉みのり:「否定する」
シーフ・ムーン:「へぇ…!(ニタァ」
浅葉みのり:「道徳も法も善も語るつもりは無い」
浅葉みのり:「私に言えるのは一つだけ」
浅葉みのり:「正義」
シーフ・ムーン:「くっ…!ふっふっふっふ……正義、かぁ……」
シーフ・ムーン:「そんな、人によって千差万別の言葉を語るのかい?
それで僕を、止めるというのかい!?」
浅葉みのり:「裁くのは法。私じゃない」
浅葉みのり:「だけど悪を決めるのは私」
浅葉みのり:「自分の意思で、悪と戦う」
浅葉みのり:「正義は立場と心で変わる」
浅葉みのり:「あなたの存在証明は、あなたにとっての正義かもしれない」
浅葉みのり:「けれど、私にとって」
浅葉みのり:「その手段は悪」
浅葉みのり:「方法を変えるなら構わない」
浅葉みのり:「聖杯戦争を利用するなら」
シーフ・ムーン:「くふっ!あっはっはっはっは!!
こいつは随分と自分勝手な正義もあったものだ!
前会ったカールと同じ!いやそれ以上に面白い奴だ!!」
浅葉みのり:「止めなければならない」
シーフ・ムーン:「なるほど!!言うなら『自分が悪いと思うからやめろ』と来たか!!
あっはっはっは!!こりゃ分かりやすい!!いいねぇサイッコー!!」
シーフ・ムーン:「いやぁ……うん、分かりやすくていいよ。
『死ぬかも』とかそういうあいまいな表現より、ずっと分かりやすい」
浅葉みのり:「そう。あなたのすることは悪」
浅葉みのり:「あなたの正義を私の正義が断ち切る」
浅葉みのり:「その重みに耐えられるかどうか」
浅葉みのり:「ヒーローに必要なのは、正義に殉じる覚悟」
シーフ・ムーン:「正義に殉じる、かぁ。そりゃ僕と真逆だねえ」
シーフ・ムーン:「僕は不器用なものでねぇ、悪の道しか取れないの僕。
記憶がある限りから悪、悪、悪!!非合法を通し道理をぐちゃぐちゃに潰す!!
そういう生き方をしてきたんだから!まぁ、メイソンに拾われたせいなんだけどねぇ!」
シーフ・ムーン:「だから、君の言う悪の道を僕は行こうじゃないか。
それが、"僕の正義"だ」
浅葉みのり:「正義の体現者。悪の体現者。これほどわかりやすい構図も無い」
シーフ・ムーン:「まったくだ。知り合いが見たら言うだろうよ。
『ありきたりだが役者が良い。至高と断ずる』ってねぇ」
浅葉みのり:「……最終警告」
浅葉みのり:「悪の道を外れるべき」
シーフ・ムーン:「無理だ。といったら?」
浅葉みのり:「収監されたくないのなら、見逃す」
浅葉みのり:「まだ悪の道を行くというなら」
浅葉みのり:「正義が止める」
シーフ・ムーン:「へぇ、悪の道諦めるんなら見逃してくれるんだぁ。やっさしー」
シーフ・ムーン:「だけどぉ………………ごめん、無理☆」
シーフ・ムーン:「だってさ、悪の道……サイッコーに楽しいんだからぁ!!」
浅葉みのり:「可哀想」
浅葉みのり:「……世の中には楽しいことがあるのに」
シーフ・ムーン:「可哀想、か。僕からすりゃあ、君と俺は同じに見えるけどねぇ
正義と過去と、求めることは違うし思考も真逆だけど、似たもんだと思うんだけどなぁ(ニヤニヤ」
浅葉みのり:「否定するのも面倒」
シーフ・ムーン:「じゃあ、どうする?」
浅葉みのり:「精神的に動揺させるつもりなら、他の手を使った方がいい」
シーフ・ムーン:「そっ、まぁ僕陽動とか苦手だしねぇ〜。そう言うの全部カールの仕事だったし」
浅葉みのり:「悪人の相手は慣れてる。挑発は無駄」
シーフ・ムーン:「まぁ……どうせどれだけ挑発しても無駄でしょ?」
シーフ・ムーン:「だって、正義と悪。
こんなに分かりやすい対立関係が揃ってるんだからねぇ!!!」
浅葉みのり:「戦わない。その為に戦う」
浅葉みのり:「私の意思は変わらない。あなたを止める」
新聖杯戦争α/1日目夜戦闘(前半)へ続く
サンドレーネは図書館の魔術的強化に勤しんでいる。もしも挑もうとするものにはより厳しくなっただろう。
ソーマ=IVは図書館の周囲を[探索]しているようだ。おそらく、昨日の返答を聞きに来たのだろう。
日村裕也は図書館を[探索]している。意外と読書家なようだ。
シーフ・ムーンは公園を[探索]している。公園の象徴である仏像を不思議そうに見つめている。
蒲穂わには倉庫街を[探索]している。どうやら港エリアから動くつもりはないようだ。
ミルドレッドは倉庫街を[探索]している。鎌穂わにのことが心配なようだ。
浅葉みのりは魚市場で特選海鮮丼、特上寿司、天ぷら定食 海老出汁味噌汁、カキフライ定食、
生しらす、ミナミマグロさしみ定食、キンメダイの煮付け、アジフライ、マグロアイスを食べ魔力を回復しようとしている。
ソーマ=IVは図書館の周囲を[探索]しているようだ。おそらく、昨日の返答を聞きに来たのだろう。
日村裕也は図書館を[探索]している。意外と読書家なようだ。
シーフ・ムーンは公園を[探索]している。公園の象徴である仏像を不思議そうに見つめている。
蒲穂わには倉庫街を[探索]している。どうやら港エリアから動くつもりはないようだ。
ミルドレッドは倉庫街を[探索]している。鎌穂わにのことが心配なようだ。
浅葉みのりは魚市場で特選海鮮丼、特上寿司、天ぷら定食 海老出汁味噌汁、カキフライ定食、
生しらす、ミナミマグロさしみ定食、キンメダイの煮付け、アジフライ、マグロアイスを食べ魔力を回復しようとしている。
ゅぅゃ:(昨夜の戦い後、不良共にはしばらくこの辺りに寄付くなと言っておいた)
ゅぅゃ:(恐らく何人かは無視するかもしれないが、あの痕跡を見てどう考えるか……まあ大丈夫だろう)
ソーマ=IV::「よう、司書さん。また来たぜ」
サンドレーネ:「…ソーマさん、でしたか。……昨夜の戦い、お見事でした」
ソーマ=IV::「お世辞はいーよ。これでオレの手札はほぼ丸裸だ」
モードレッド:「……」
ソーマ=IV::「あんだけのことがやれんのがセイバーだが、逆に言えばアレがセイバーの精一杯だ」
サンドレーネ:「…件の話ですが、私も……おや」
ゅぅゃ:「さて今日は何を借りるか……げ」
ソーマ=IV::「あ、金髪の兄ちゃんじゃん。おいすー」
ゅぅゃ:(おいおいおいおい)
ゅぅゃ:「よう……アンタも図書館で調べものか?」
ソーマ=IV::「レポートが進まなくってなぁ、図書館なら集中できると思ってな」
ゅぅゃ:(んなワケねーよな多分……やっぱここ誰かの拠点になってんのか?)
サンドレーネ:「…先日、郷土史を借りに来られた方ですね」
ソーマ=IV::「郷土史、ねぇ。学生さんかい?専攻は」
ゅぅゃ:「ああ、司書さんこんちは。……司書さんコイツの知り合い?」
ゅぅゃ:「おお、そうだよ。こんなナリだが立派に学生してますよ」
ソーマ=IV::「いやぁ昨日来たばっかだよ、なっ」
サンドレーネ:「……えぇ。つい先日知り合いまして…仕事の話で、会話が進んだので、談笑を」
ソーマ=IV::「そうそう、仕事でなぁ……」
ゅぅゃ:「以外っちゃ以外な取り合わせだな」
モードレッド:「……それで、その仕事の話とやら、お前も加わるのか?金髪の」
司書のライダー:「司書さーん、こっち終わっ……っと」
ゅぅゃ:「……げ」
モードレッド:「……先日は姿を隠していてな。失礼した。ライダーのサーヴァント」
司書のライダー:「おおう、また三名様お立合い…」
ソーマ=IV::「んーまぁそういうわけで本題なんだが……昨日の話、考えてくれた?」
ゅぅゃ:(偶然なわきゃねーとは思ったが。やっぱそういうことかよ!)
司書のライダー:「いや、いいよ。あの装備品のせいなんだろ?」
ゅぅゃ:(--------あん? 昼間っからやれるかバカ)
サンドレーネ:「…えぇ。本来ならばお互いに情報を開示したいところではありましたが…その必要も無くなりました」
モードレッド:「あの仮面のことは忘れて欲しい。俺とて暗殺者の側面はあるが、得意とは言えない」
サンドレーネ:「そして、この図書館(ようさい)に踏み込んで来た以上…むしろ脅すような形になってしまいますが……」
ゅぅゃ:「一応聞いとくんだが、あー司書さん、アンタもやっぱそっちの人?」
サンドレーネ:「えぇ。そちらがライダーです」
司書のライダー:「あ、よろしく。……これで七人全員判明、かぁ」
ゅぅゃ:「……そうか。俺は日村裕也だ、宜しく」
ゅぅゃ:「つっても貸し出しカードに乗ってるから知ってるか」
サンドレーネ:「はい」
ソーマ=IV::「ユウちゃんな。お前にはまだ言ってなかったが、ソーマだ」
ゅぅゃ:「ユウちゃん……」
ソーマ=IV::「まぁなんだ。聖杯に用がねーってんなら悪いようにはしねぇよ」
サンドレーネ:「……私は…司書、で十分かと思っていましたが、礼儀として名乗りましょうか…」
ゅぅゃ:「ソーマね、宜しく……っつうのも変な話だが」
サンドレーネ:「サンドレーネと申します。…名前で呼ばれるのは慣れていませんが、お好きにお呼びください」
モードレッド:「あくまで原則だが……聖杯戦争は暗闘だ。昼間は警戒を怠らず、さりとて大人しくしておけばいい」
ソーマ=IV::「よろしくな、サンちゃん」
ゅぅゃ:「サンドレーネ……さんね。覚えとく」
司書のライダー:「ぶっ」
サンドレーネ:「ちゃん…そういう方向性もあるのですね…」
ゅぅゃ:「あっちの吹き出してんのがライダーで」
モードレッド:「マスター、緊張感のない呼び方は慎んだらどうだ」
ソーマ=IV::「っせーな!オレのセンスに文句があんのかよ!」
サンドレーネ:「……本題に戻りますが」
サンドレーネ:「…こちらとしても、申し出を受けようかと思っています」
ソーマ=IV::「ははん、そりゃあどーも」
ソーマ=IV::「で、アンタから何か条件は?」
サンドレーネ:「…えぇ。一つだけ。私ではなくライダーから」
モードレッド:「……何が望みだ、ライダー」
ゅぅゃ:(休戦協定? でなきゃ同盟あたりか)
司書のライダー:「簡単なことだよ、誓ってほしい」
司書のライダー:「裏切らないこと。それだけね」
ゅぅゃ:(同盟だなこりゃ)
モードレッド:「……」
モードレッド:「俺の真名を知り、尚もそれを望むか」
モードレッド:「……いや、いいだろう」
司書のライダー:「これでも、誓約の術は得意だからさ」
ゅぅゃ:(どっかで聞いたことあるけどどこでだっけな…)
ソーマ=IV::「構わないぜ、オレが迷惑するのは、アンタらに裏切られた時ぐらいなもんさ」
司書のライダー:「あぁ、それと──そっちのマスター、ユウヤだっけ?そっちも、ここに手出ししなければ私とマスターは何もしないよ」
ゅぅゃ:「ん……」
ソーマ=IV::「オレたちが図書館まで被害を及ぼしそうな連中を相手する。オレが聖杯を取る。アンタらはそれを手伝う」
司書のライダー:「…分かった。こちらの真名はまだ明かせないけどーーー」
ソーマ=IV::「至って平和的だ。後はまぁ、どう勝つかだが」
ゅぅゃ:(手出しと言ってもなあ。非合法の手段を使うって気はなかったしいいんだがな)
サンドレーネ:「えぇ。構いません。…もし危険が迫るようでしたら、援護も考慮します」
ゅぅゃ:「あー、せっかくのぶっちゃけ話だ、一つだけ聞きたいんだが」
司書のライダー:「何?」
サンドレーネ:「はい」
ゅぅゃ:「この市内で起きた【ある事件】について」
ゅぅゃ:「ここにはその記録があるって聞いたんだが、見せてもらえるもんなのか?」
サンドレーネ:「………その蔵書は、この戦争を前に他県へと運ばれています」
ゅぅゃ:(これで見せてもらえるなら目的は一つ達成。ダメなら……まあ)
ゅぅゃ:「あーなるほどなー……ありがとさん。それが聞けただけでもここに来てよかったぜ」
サンドレーネ:「表向きは市と提携している組織の所有物、なのですがーー」
サンドレーネ:「…魔術の秘匿上、必要なことなのです。すみません」
ゅぅゃ:(残念ながらセンセイの目的は空振りっと。まあここにないっつーんだからどうにもならんしな)
ソーマ=IV::「……ユウちゃんお前本当に聖杯関係なしの巻き込まれだったのかよ……そういうのあるもんなのか?」
ゅぅゃ:「いや、そういうことならいいんだ」
ゅぅゃ:「…………あるあるメッチャある説明したくないけど巻き込まれってのはある。あるんだ……」
ソーマ=IV::「……はーん」
司書のライダー:「…うん、なんだかそっちのマスターも可哀想になってきたよ…」
ソーマ=IV::「そんだけ願望機ってのをお目にかかれるなら、羨ましいもんだね。全く」
ゅぅゃ:「」
ゅぅゃ:(代われるなら代わってやるぜチクショォォォォォォ!)
サンドレーネ:「……近年は亜種願望器の出現が盛んとは聞いていましたが…それほどとは」
モードレッド:「そこまでニアミスを繰り返して一度も聖杯を求めぬとは中々のものだ。別の意味でな」
ゅぅゃ:「あーいや……今回からは、ちょっと事情があってな」
ソーマ=IV::「……あぁそうかい。じゃあ、お前も相手しなきゃいけないワケだ」
ゅぅゃ:「そうなるな……お手柔らかに、とは言えん雰囲気だけど」
司書のライダー:「(セイバー、マスターたちが話してる間に済ませるか?)」
ゅぅゃ:「ただ、こんな人の多い場所ではしないからな?」
サンドレーネ:「…こちらも、命までは奪わないように努力します」
ゅぅゃ:「っつーか昼間に戦う気はねえからな? 先に言っとくけど」
ソーマ=IV::「此処にいるときと、昼には動かねーよ。そういう契約だ」
モードレッド:「(……了解した)」>ライダー
{ゅぅゃ:「そりゃ良かった……司書サンもそういう感じなんで安心してくれ」
サンドレーネ:「えぇ。安心です」
ゅぅゃ:(--------つーワケだ。だからその剣呑なの抑えてくれねえかなぁ)
ソーマ=IV::「……ただ、夜は別だぜ」
{司書のライダー:じゃあロールの方で誓約の方やります
ゅぅゃ:「ああ、流石にそれくらいは分かってる」
ソーマ=IV::「マスターの意思にかかわらず、サーヴァントが聖杯に入らないってだけで面倒くせえ」
司書のライダー:「…マスター、目立っちゃうから地下借りるよ」
サンドレーネ:「はい。…酌量は任せます」>ライダー
モードレッド:(霊体化してライダーについていく)
サンドレーネ:「……はい。何らかのイレギュラーでもない限り…争うことになるでしょう」
ゅぅゃ:「あんまり顔見知りってやりあいたくねえけどな」
ゅぅゃ:「ーーーーああそうだ」
ゅぅゃ:「アンタら、黒いサーヴァントを見なかったか?」
サンドレーネ:「黒…?」
ソーマ=IV::「……いや、みてねぇな」
サンドレーネ:「…いいえ。監視にも反応はありません」
ソーマ=IV::「何が黒だ?装備品か、それとも体表か?」
ゅぅゃ:「肌だな。肌の黒いサーヴァントだ」
ソーマ=IV::「肌の……か ある程度、何処の地域からってのは特定できそうだな」
ソーマ=IV::「で、そいつをどうしたい。倒せばいいのか?いや倒すしかないんだけどよ……」
ゅぅゃ:「もしここを攻撃しそうなのって言えば、アイツはその範疇だ」
サンドレーネ:「…!」
ソーマ=IV::「……情報、感謝するぜユウちゃん。さっきの話はどうやらお預けだわ」
ゅぅゃ:「まあ聖杯がどうしても欲しい奴……っていえばそういうもんかもしれねえけどよ。いきなり襲ってくる奴ってのはあんまり歓迎できるタチじゃねえしな」
サンドレーネ:「…えぇ。ありがとうございます」
ゅぅゃ:「ところでユウちゃんってのは……」
ソーマ=IV::「……可愛いと思ったんだよ。なんだよ。そんなにダメかよー」むすー
ゅぅゃ:「年下に言われるのはいくら何でも抵抗あんぞ」
ゅぅゃ:(まあ年上でも……美人なねーちゃんとかならいいかもしれんけど)
ソーマ=IV::「オレ、稼働して50年以上たってんだけど?」
ゅぅゃ:「ごじゅう!?」
ゅぅゃ:「あー待て待て稼働って言ったか」
{ソーマ=IV::「ホムンクルス、を見んのは初めてかい?」]
ソーマ=IV::「つってもオレは特殊な方だけどな、長持ち専門だ」
ゅぅゃ:「いや……そうかエジプト辺りのアレ……か?」
ソーマ=IV::「なんで長持ちするのかが、オレにもわかんねーんだけど……」
ソーマ=IV::「……いや、それはいい」
ゅぅゃ:「なんか……アンタも色々抱えてそうだな……」
サンドレーネ:「稼働50年……少し年上、ですか…失礼しました」
ゅぅゃ:「少しなの!?」
ゅぅゃ:(あーいや失礼か……いやでも30代くらいかなって……)
ソーマ=IV::「まーそういうこって、少しは同情してくれんならありがたいんだけどなぁ」
一方その頃
監督役:「平和ですねー」もぐもぐ。
監督役:シスターは今日も平和な一日を過ごしている。
監督役:コタツの中という安楽の地から出る気配はない……
司書のライダー:「さて、と」
モードレッド:「……」
司書のライダー:「誓約の内容は───『同盟を解消するまでの間、お互いを傷つけない』。これでいいかな、セイバー」
モードレッド:「構わない」
司書のライダー:「了解した」
司書のライダー:「───”Tynged”」
司書のライダー:「いわゆるゲッシュ、って奴かな。破ったら結構痛いよ?」
モードレッド:「……破る気はない、なんならこの魂ごと誓ってもいいだろう」
司書のライダー:破ったらこれがかかります
司書のライダー:そんだけとも言う
モードレッド:了解した
司書のライダー:「…よし、確かに」
司書のライダー:「よし、じゃぁ戻るか。………信頼してるよ、セイバー」
司書のライダー:「その証として───」
司書のライダー:「……ふふっ」
モードレッド:「これで終わりか……戻るぞ」
モードレッド:(霊体化したまま戻る)
サンドレーネ:「……景観のために最低限の容姿の維持はしていますからね」
ゅぅゃ:「最近の化粧品って…」
ゅぅゃ:「そうだな……ソーマ、アンタは聖杯に何を願うんだ?」
ソーマ=IV::「……記憶」
ゅぅゃ:「記憶?」
ソーマ=IV::「オレが生まれてからの数年から十数年……」
司書のライダー:「こっちも終わり、っと…」
ソーマ=IV::「ホムンクルスとして、オレが作られた理由。オレの稼働目的……」
ゅぅゃ:「記憶喪失っつーやつか……」
ソーマ=IV::「オレが何なのかを、何のために生きりゃいいのかを、知りたいんだ。」
ゅぅゃ:「……なるほどな」
ソーマ=IV::「ホムンクルスってのは命令に貪欲だからな。加えてオレぁ耐用年数だけは長いもんだからなぁ」
ソーマ=IV::「---何も与えられず、何十年もぶらついてるとな、色々おかしくなってくんだよ」
サンドレーネ:「…私には、彼女のそれをにじるほどの願いはありません。ただ、聖杯戦争への防衛として英霊を召喚したまでです」
ゅぅゃ:(自身の生まれ。土台、基幹となるもの)
ゅぅゃ:(それがないってのは、恐ろしいし苦痛だろう)
ゅぅゃ:(俺には想像もできないが)
ゅぅゃ:(さてしかしそりゃーーーー困ったな)
ゅぅゃ:「----仮に、なんだが」
ソーマ=IV::「……なんだよ」
ゅぅゃ:「アンタの記憶が戻れば、聖杯は必要ないってことだよな?」
ソーマ=IV::「もちろんな。で、アンタは戻せるってか?」
サンドレーネ:「………」
ソーマ=IV::「製造元---かどうかは不確かだが、それでもこじ開けられなかった代物らしいぜ?」
ゅぅゃ:「…………流石に約束はできねえよ。そこまで俺はそこまで高等なモンじゃねえ」
ゅぅゃ:二回も言っちゃった!
ゅぅゃ:「ただそうだな……俺は」
ゅぅゃ:「俺が必要としている、という事実に目を瞑れば」
ゅぅゃ:「アンタには聖杯を得るだけの、大義名分がある、と思う」
ゅぅゃ:(戦いたいだけ、とか。何となく、とか。そういったものに比べれば、切実なものだ)
ソーマ=IV::「……」
ゅぅゃ:「だからそう……うまく言えるかはわかんねえんだけどよ」
ゅぅゃ:「この聖杯戦争の最期の二騎」
ゅぅゃ:「その時が来るまで、アンタの記憶を取り戻す、手助けがしたい」
ゅぅゃ:「意味はないかもしれない」
ゅぅゃ:「結局、最後には聖杯をかけて争うことになるかもしれない」
ゅぅゃ:「けどまあアンタに負けるってのなら、仕方ねえって思える」
ゅぅゃ:「要するに休戦協定みてえなもんだな」
ソーマ=IV::「同情してくれりゃあ、って思ったが。こりゃあ随分気に入られたもんだなぁ」
ソーマ=IV::「昔は結構気味悪がられたもんだが……まぁいいか、悪い気はしねぇぜ」
ゅぅゃ:「なあに、記憶が戻れば戦わなくて済むしな。俺別に戦いが好きってわけじゃあねえんだ」
ソーマ=IV::「オレとしてはそれでいい……後はまぁ、アレだ」
モードレッド:「サーヴァント次第、か」
サンドレーネ:「……三名のマスターで停戦が結べるならば…安全性は高まりますね」
モードレッド:「……俺からは、何も言わんがな」
ゅぅゃ:(反逆の騎士モードレッド)
ゅぅゃ:(アーサー王伝説の最期を締めくくる、弑逆の騎士)
サンドレーネ:「…ですが、ええ」
司書のライダー:「…まぁ、そこは私も気になるな」
司書のライダー:「停戦だから、必須ではないにせよ……気になるところではある」
モードレッド:「ユウヤ、お前のサーヴァントが未だ姿を晒していないのは……」
ゅぅゃ:「まあそういう話になるよなあ……」
モードレッド:「その英霊にこそ、聖杯を欲する理由があると見ていいだろう」
モードレッド:「そして、俺たちにも」
ゅぅゃ:(流石に勘がいい)
モードレッド:「故に、これは休戦にしかなり得ない」
ゅぅゃ:(とはいえなあ……ここで出すのはちょっとヤバいよなあやっぱり)
モードレッド:「……それ以上は、望まない方が良い」
サンドレーネ:「……」
ゅぅゃ:(--------だから、やらねえって。少なくとも市街地と昼間はナシだ)
ゅぅゃ:「ま、そうだな。俺が怪しいのは俺自身が分かってる」
ゅぅゃ:「ただ気軽にほい見せた、ってできるヤツでもねえんだ。こんな場所じゃ特に、さ」
モードレッド:「……念のために聞いておくが、これまでにお前が呼んだサーヴァント、少なからず一つは問題を抱えていたか?」
ゅぅゃ:「今は」
ゅぅゃ:「…………………長くなるぞ?」
モードレッド:「……いや、いい」
ゅぅゃ:(……本人に問題がなくとも何故かロケットが付いてきたりとか、あるからな)
モードレッド:「じきに夜が来る。お前の話は……興味が無いわけではないが、十分だ」
ソーマ=IV::「(あるのか……)」
ゅぅゃ:「オッケー。昨夜は超やばいと思ったもんだが、意外と理性的な人物で良かったぜ、セイバー」
モードレッド:「あのライダーが、格別気に入らんだけだ」
ゅぅゃ:「一先ずは、休戦協定の意思がある、街中やパンピーに危害を加える気はない。これだけ分かってもらえば、今回は十分だ」
ゅぅゃ:「ああ、王様だって言ってたもんなアイツ…」
サンドレーネ:「……承知しました。…サーヴァントの制御がうまくいくことを祈ります」
ゅぅゃ:(本能なのか本能なのか)
ソーマ=IV::「あぁ、じゃあなユウちゃん。---そこそこは、期待しとくぜ?」
ゅぅゃ:「ああ、司書さんも……っと、すまん仕事中に長々と」
サンドレーネ:「…いえ。最近は人が少なかったので、むしろーーー、いえ、不謹慎ですね」
ゅぅゃ:「ユウちゃんでもなんでも好きに呼んでくれーーーーああ。ソーマも、気をつけろよ。聖杯戦争ってのは絶対番狂わせが起こるからな」
サンドレーネ:「それに応対はライダーがしていますから」
ゅぅゃ:「まあ図書館の利用者って年々減ってるって言うしな…」
司書のライダー:(背景で老人の案内をしている)
ゅぅゃ:「サーヴァントが接客してる…」
ゅぅゃ:「まあ、邪魔したな。また来るかもしれんがそんときゃよろしく」
ゅぅゃ:(恐らく何人かは無視するかもしれないが、あの痕跡を見てどう考えるか……まあ大丈夫だろう)
ソーマ=IV::「よう、司書さん。また来たぜ」
サンドレーネ:「…ソーマさん、でしたか。……昨夜の戦い、お見事でした」
ソーマ=IV::「お世辞はいーよ。これでオレの手札はほぼ丸裸だ」
モードレッド:「……」
ソーマ=IV::「あんだけのことがやれんのがセイバーだが、逆に言えばアレがセイバーの精一杯だ」
サンドレーネ:「…件の話ですが、私も……おや」
ゅぅゃ:「さて今日は何を借りるか……げ」
ソーマ=IV::「あ、金髪の兄ちゃんじゃん。おいすー」
ゅぅゃ:(おいおいおいおい)
ゅぅゃ:「よう……アンタも図書館で調べものか?」
ソーマ=IV::「レポートが進まなくってなぁ、図書館なら集中できると思ってな」
ゅぅゃ:(んなワケねーよな多分……やっぱここ誰かの拠点になってんのか?)
サンドレーネ:「…先日、郷土史を借りに来られた方ですね」
ソーマ=IV::「郷土史、ねぇ。学生さんかい?専攻は」
ゅぅゃ:「ああ、司書さんこんちは。……司書さんコイツの知り合い?」
ゅぅゃ:「おお、そうだよ。こんなナリだが立派に学生してますよ」
ソーマ=IV::「いやぁ昨日来たばっかだよ、なっ」
サンドレーネ:「……えぇ。つい先日知り合いまして…仕事の話で、会話が進んだので、談笑を」
ソーマ=IV::「そうそう、仕事でなぁ……」
ゅぅゃ:「以外っちゃ以外な取り合わせだな」
モードレッド:「……それで、その仕事の話とやら、お前も加わるのか?金髪の」
司書のライダー:「司書さーん、こっち終わっ……っと」
ゅぅゃ:「……げ」
モードレッド:「……先日は姿を隠していてな。失礼した。ライダーのサーヴァント」
司書のライダー:「おおう、また三名様お立合い…」
ソーマ=IV::「んーまぁそういうわけで本題なんだが……昨日の話、考えてくれた?」
ゅぅゃ:(偶然なわきゃねーとは思ったが。やっぱそういうことかよ!)
司書のライダー:「いや、いいよ。あの装備品のせいなんだろ?」
ゅぅゃ:(--------あん? 昼間っからやれるかバカ)
サンドレーネ:「…えぇ。本来ならばお互いに情報を開示したいところではありましたが…その必要も無くなりました」
モードレッド:「あの仮面のことは忘れて欲しい。俺とて暗殺者の側面はあるが、得意とは言えない」
サンドレーネ:「そして、この図書館(ようさい)に踏み込んで来た以上…むしろ脅すような形になってしまいますが……」
ゅぅゃ:「一応聞いとくんだが、あー司書さん、アンタもやっぱそっちの人?」
サンドレーネ:「えぇ。そちらがライダーです」
司書のライダー:「あ、よろしく。……これで七人全員判明、かぁ」
ゅぅゃ:「……そうか。俺は日村裕也だ、宜しく」
ゅぅゃ:「つっても貸し出しカードに乗ってるから知ってるか」
サンドレーネ:「はい」
ソーマ=IV::「ユウちゃんな。お前にはまだ言ってなかったが、ソーマだ」
ゅぅゃ:「ユウちゃん……」
ソーマ=IV::「まぁなんだ。聖杯に用がねーってんなら悪いようにはしねぇよ」
サンドレーネ:「……私は…司書、で十分かと思っていましたが、礼儀として名乗りましょうか…」
ゅぅゃ:「ソーマね、宜しく……っつうのも変な話だが」
サンドレーネ:「サンドレーネと申します。…名前で呼ばれるのは慣れていませんが、お好きにお呼びください」
モードレッド:「あくまで原則だが……聖杯戦争は暗闘だ。昼間は警戒を怠らず、さりとて大人しくしておけばいい」
ソーマ=IV::「よろしくな、サンちゃん」
ゅぅゃ:「サンドレーネ……さんね。覚えとく」
司書のライダー:「ぶっ」
サンドレーネ:「ちゃん…そういう方向性もあるのですね…」
ゅぅゃ:「あっちの吹き出してんのがライダーで」
モードレッド:「マスター、緊張感のない呼び方は慎んだらどうだ」
ソーマ=IV::「っせーな!オレのセンスに文句があんのかよ!」
サンドレーネ:「……本題に戻りますが」
サンドレーネ:「…こちらとしても、申し出を受けようかと思っています」
ソーマ=IV::「ははん、そりゃあどーも」
ソーマ=IV::「で、アンタから何か条件は?」
サンドレーネ:「…えぇ。一つだけ。私ではなくライダーから」
モードレッド:「……何が望みだ、ライダー」
ゅぅゃ:(休戦協定? でなきゃ同盟あたりか)
司書のライダー:「簡単なことだよ、誓ってほしい」
司書のライダー:「裏切らないこと。それだけね」
ゅぅゃ:(同盟だなこりゃ)
モードレッド:「……」
モードレッド:「俺の真名を知り、尚もそれを望むか」
モードレッド:「……いや、いいだろう」
司書のライダー:「これでも、誓約の術は得意だからさ」
ゅぅゃ:(どっかで聞いたことあるけどどこでだっけな…)
ソーマ=IV::「構わないぜ、オレが迷惑するのは、アンタらに裏切られた時ぐらいなもんさ」
司書のライダー:「あぁ、それと──そっちのマスター、ユウヤだっけ?そっちも、ここに手出ししなければ私とマスターは何もしないよ」
ゅぅゃ:「ん……」
ソーマ=IV::「オレたちが図書館まで被害を及ぼしそうな連中を相手する。オレが聖杯を取る。アンタらはそれを手伝う」
司書のライダー:「…分かった。こちらの真名はまだ明かせないけどーーー」
ソーマ=IV::「至って平和的だ。後はまぁ、どう勝つかだが」
ゅぅゃ:(手出しと言ってもなあ。非合法の手段を使うって気はなかったしいいんだがな)
サンドレーネ:「えぇ。構いません。…もし危険が迫るようでしたら、援護も考慮します」
ゅぅゃ:「あー、せっかくのぶっちゃけ話だ、一つだけ聞きたいんだが」
司書のライダー:「何?」
サンドレーネ:「はい」
ゅぅゃ:「この市内で起きた【ある事件】について」
ゅぅゃ:「ここにはその記録があるって聞いたんだが、見せてもらえるもんなのか?」
サンドレーネ:「………その蔵書は、この戦争を前に他県へと運ばれています」
ゅぅゃ:(これで見せてもらえるなら目的は一つ達成。ダメなら……まあ)
ゅぅゃ:「あーなるほどなー……ありがとさん。それが聞けただけでもここに来てよかったぜ」
サンドレーネ:「表向きは市と提携している組織の所有物、なのですがーー」
サンドレーネ:「…魔術の秘匿上、必要なことなのです。すみません」
ゅぅゃ:(残念ながらセンセイの目的は空振りっと。まあここにないっつーんだからどうにもならんしな)
ソーマ=IV::「……ユウちゃんお前本当に聖杯関係なしの巻き込まれだったのかよ……そういうのあるもんなのか?」
ゅぅゃ:「いや、そういうことならいいんだ」
ゅぅゃ:「…………あるあるメッチャある説明したくないけど巻き込まれってのはある。あるんだ……」
ソーマ=IV::「……はーん」
司書のライダー:「…うん、なんだかそっちのマスターも可哀想になってきたよ…」
ソーマ=IV::「そんだけ願望機ってのをお目にかかれるなら、羨ましいもんだね。全く」
ゅぅゃ:「」
ゅぅゃ:(代われるなら代わってやるぜチクショォォォォォォ!)
サンドレーネ:「……近年は亜種願望器の出現が盛んとは聞いていましたが…それほどとは」
モードレッド:「そこまでニアミスを繰り返して一度も聖杯を求めぬとは中々のものだ。別の意味でな」
ゅぅゃ:「あーいや……今回からは、ちょっと事情があってな」
ソーマ=IV::「……あぁそうかい。じゃあ、お前も相手しなきゃいけないワケだ」
ゅぅゃ:「そうなるな……お手柔らかに、とは言えん雰囲気だけど」
司書のライダー:「(セイバー、マスターたちが話してる間に済ませるか?)」
ゅぅゃ:「ただ、こんな人の多い場所ではしないからな?」
サンドレーネ:「…こちらも、命までは奪わないように努力します」
ゅぅゃ:「っつーか昼間に戦う気はねえからな? 先に言っとくけど」
ソーマ=IV::「此処にいるときと、昼には動かねーよ。そういう契約だ」
モードレッド:「(……了解した)」>ライダー
{ゅぅゃ:「そりゃ良かった……司書サンもそういう感じなんで安心してくれ」
サンドレーネ:「えぇ。安心です」
ゅぅゃ:(--------つーワケだ。だからその剣呑なの抑えてくれねえかなぁ)
ソーマ=IV::「……ただ、夜は別だぜ」
{司書のライダー:じゃあロールの方で誓約の方やります
ゅぅゃ:「ああ、流石にそれくらいは分かってる」
ソーマ=IV::「マスターの意思にかかわらず、サーヴァントが聖杯に入らないってだけで面倒くせえ」
司書のライダー:「…マスター、目立っちゃうから地下借りるよ」
サンドレーネ:「はい。…酌量は任せます」>ライダー
モードレッド:(霊体化してライダーについていく)
サンドレーネ:「……はい。何らかのイレギュラーでもない限り…争うことになるでしょう」
ゅぅゃ:「あんまり顔見知りってやりあいたくねえけどな」
ゅぅゃ:「ーーーーああそうだ」
ゅぅゃ:「アンタら、黒いサーヴァントを見なかったか?」
サンドレーネ:「黒…?」
ソーマ=IV::「……いや、みてねぇな」
サンドレーネ:「…いいえ。監視にも反応はありません」
ソーマ=IV::「何が黒だ?装備品か、それとも体表か?」
ゅぅゃ:「肌だな。肌の黒いサーヴァントだ」
ソーマ=IV::「肌の……か ある程度、何処の地域からってのは特定できそうだな」
ソーマ=IV::「で、そいつをどうしたい。倒せばいいのか?いや倒すしかないんだけどよ……」
ゅぅゃ:「もしここを攻撃しそうなのって言えば、アイツはその範疇だ」
サンドレーネ:「…!」
ソーマ=IV::「……情報、感謝するぜユウちゃん。さっきの話はどうやらお預けだわ」
ゅぅゃ:「まあ聖杯がどうしても欲しい奴……っていえばそういうもんかもしれねえけどよ。いきなり襲ってくる奴ってのはあんまり歓迎できるタチじゃねえしな」
サンドレーネ:「…えぇ。ありがとうございます」
ゅぅゃ:「ところでユウちゃんってのは……」
ソーマ=IV::「……可愛いと思ったんだよ。なんだよ。そんなにダメかよー」むすー
ゅぅゃ:「年下に言われるのはいくら何でも抵抗あんぞ」
ゅぅゃ:(まあ年上でも……美人なねーちゃんとかならいいかもしれんけど)
ソーマ=IV::「オレ、稼働して50年以上たってんだけど?」
ゅぅゃ:「ごじゅう!?」
ゅぅゃ:「あー待て待て稼働って言ったか」
{ソーマ=IV::「ホムンクルス、を見んのは初めてかい?」]
ソーマ=IV::「つってもオレは特殊な方だけどな、長持ち専門だ」
ゅぅゃ:「いや……そうかエジプト辺りのアレ……か?」
ソーマ=IV::「なんで長持ちするのかが、オレにもわかんねーんだけど……」
ソーマ=IV::「……いや、それはいい」
ゅぅゃ:「なんか……アンタも色々抱えてそうだな……」
サンドレーネ:「稼働50年……少し年上、ですか…失礼しました」
ゅぅゃ:「少しなの!?」
ゅぅゃ:(あーいや失礼か……いやでも30代くらいかなって……)
ソーマ=IV::「まーそういうこって、少しは同情してくれんならありがたいんだけどなぁ」
一方その頃
監督役:「平和ですねー」もぐもぐ。
監督役:シスターは今日も平和な一日を過ごしている。
監督役:コタツの中という安楽の地から出る気配はない……
司書のライダー:「さて、と」
モードレッド:「……」
司書のライダー:「誓約の内容は───『同盟を解消するまでの間、お互いを傷つけない』。これでいいかな、セイバー」
モードレッド:「構わない」
司書のライダー:「了解した」
司書のライダー:「───”Tynged”」
司書のライダー:「いわゆるゲッシュ、って奴かな。破ったら結構痛いよ?」
モードレッド:「……破る気はない、なんならこの魂ごと誓ってもいいだろう」
誓約呪術A | [呪い(3回・1T)]+(ロール3以下・男性)[スタン(1T)] |
ゲッシュ等の古典的儀式魔術を広く習得している。
自身や他者に誓約を掛けることで力を増したり、あるいは行動を束縛したりする一種の呪い。
ライダーのものは基本的に他者への押し付け専門で、特に男性に対しては強い効力を発揮する。
自身や他者に誓約を掛けることで力を増したり、あるいは行動を束縛したりする一種の呪い。
ライダーのものは基本的に他者への押し付け専門で、特に男性に対しては強い効力を発揮する。
司書のライダー:そんだけとも言う
モードレッド:了解した
司書のライダー:「…よし、確かに」
司書のライダー:「よし、じゃぁ戻るか。………信頼してるよ、セイバー」
司書のライダー:「その証として───」
司書のライダー:「……ふふっ」
モードレッド:「これで終わりか……戻るぞ」
モードレッド:(霊体化したまま戻る)
サンドレーネ:「……景観のために最低限の容姿の維持はしていますからね」
ゅぅゃ:「最近の化粧品って…」
ゅぅゃ:「そうだな……ソーマ、アンタは聖杯に何を願うんだ?」
ソーマ=IV::「……記憶」
ゅぅゃ:「記憶?」
ソーマ=IV::「オレが生まれてからの数年から十数年……」
司書のライダー:「こっちも終わり、っと…」
ソーマ=IV::「ホムンクルスとして、オレが作られた理由。オレの稼働目的……」
ゅぅゃ:「記憶喪失っつーやつか……」
ソーマ=IV::「オレが何なのかを、何のために生きりゃいいのかを、知りたいんだ。」
ゅぅゃ:「……なるほどな」
ソーマ=IV::「ホムンクルスってのは命令に貪欲だからな。加えてオレぁ耐用年数だけは長いもんだからなぁ」
ソーマ=IV::「---何も与えられず、何十年もぶらついてるとな、色々おかしくなってくんだよ」
サンドレーネ:「…私には、彼女のそれをにじるほどの願いはありません。ただ、聖杯戦争への防衛として英霊を召喚したまでです」
ゅぅゃ:(自身の生まれ。土台、基幹となるもの)
ゅぅゃ:(それがないってのは、恐ろしいし苦痛だろう)
ゅぅゃ:(俺には想像もできないが)
ゅぅゃ:(さてしかしそりゃーーーー困ったな)
ゅぅゃ:「----仮に、なんだが」
ソーマ=IV::「……なんだよ」
ゅぅゃ:「アンタの記憶が戻れば、聖杯は必要ないってことだよな?」
ソーマ=IV::「もちろんな。で、アンタは戻せるってか?」
サンドレーネ:「………」
ソーマ=IV::「製造元---かどうかは不確かだが、それでもこじ開けられなかった代物らしいぜ?」
ゅぅゃ:「…………流石に約束はできねえよ。そこまで俺はそこまで高等なモンじゃねえ」
ゅぅゃ:二回も言っちゃった!
ゅぅゃ:「ただそうだな……俺は」
ゅぅゃ:「俺が必要としている、という事実に目を瞑れば」
ゅぅゃ:「アンタには聖杯を得るだけの、大義名分がある、と思う」
ゅぅゃ:(戦いたいだけ、とか。何となく、とか。そういったものに比べれば、切実なものだ)
ソーマ=IV::「……」
ゅぅゃ:「だからそう……うまく言えるかはわかんねえんだけどよ」
ゅぅゃ:「この聖杯戦争の最期の二騎」
ゅぅゃ:「その時が来るまで、アンタの記憶を取り戻す、手助けがしたい」
ゅぅゃ:「意味はないかもしれない」
ゅぅゃ:「結局、最後には聖杯をかけて争うことになるかもしれない」
ゅぅゃ:「けどまあアンタに負けるってのなら、仕方ねえって思える」
ゅぅゃ:「要するに休戦協定みてえなもんだな」
ソーマ=IV::「同情してくれりゃあ、って思ったが。こりゃあ随分気に入られたもんだなぁ」
ソーマ=IV::「昔は結構気味悪がられたもんだが……まぁいいか、悪い気はしねぇぜ」
ゅぅゃ:「なあに、記憶が戻れば戦わなくて済むしな。俺別に戦いが好きってわけじゃあねえんだ」
ソーマ=IV::「オレとしてはそれでいい……後はまぁ、アレだ」
モードレッド:「サーヴァント次第、か」
サンドレーネ:「……三名のマスターで停戦が結べるならば…安全性は高まりますね」
モードレッド:「……俺からは、何も言わんがな」
ゅぅゃ:(反逆の騎士モードレッド)
ゅぅゃ:(アーサー王伝説の最期を締めくくる、弑逆の騎士)
サンドレーネ:「…ですが、ええ」
司書のライダー:「…まぁ、そこは私も気になるな」
司書のライダー:「停戦だから、必須ではないにせよ……気になるところではある」
モードレッド:「ユウヤ、お前のサーヴァントが未だ姿を晒していないのは……」
ゅぅゃ:「まあそういう話になるよなあ……」
モードレッド:「その英霊にこそ、聖杯を欲する理由があると見ていいだろう」
モードレッド:「そして、俺たちにも」
ゅぅゃ:(流石に勘がいい)
モードレッド:「故に、これは休戦にしかなり得ない」
ゅぅゃ:(とはいえなあ……ここで出すのはちょっとヤバいよなあやっぱり)
モードレッド:「……それ以上は、望まない方が良い」
サンドレーネ:「……」
ゅぅゃ:(--------だから、やらねえって。少なくとも市街地と昼間はナシだ)
ゅぅゃ:「ま、そうだな。俺が怪しいのは俺自身が分かってる」
ゅぅゃ:「ただ気軽にほい見せた、ってできるヤツでもねえんだ。こんな場所じゃ特に、さ」
モードレッド:「……念のために聞いておくが、これまでにお前が呼んだサーヴァント、少なからず一つは問題を抱えていたか?」
ゅぅゃ:「今は」
ゅぅゃ:「…………………長くなるぞ?」
モードレッド:「……いや、いい」
ゅぅゃ:(……本人に問題がなくとも何故かロケットが付いてきたりとか、あるからな)
モードレッド:「じきに夜が来る。お前の話は……興味が無いわけではないが、十分だ」
ソーマ=IV::「(あるのか……)」
ゅぅゃ:「オッケー。昨夜は超やばいと思ったもんだが、意外と理性的な人物で良かったぜ、セイバー」
モードレッド:「あのライダーが、格別気に入らんだけだ」
ゅぅゃ:「一先ずは、休戦協定の意思がある、街中やパンピーに危害を加える気はない。これだけ分かってもらえば、今回は十分だ」
ゅぅゃ:「ああ、王様だって言ってたもんなアイツ…」
サンドレーネ:「……承知しました。…サーヴァントの制御がうまくいくことを祈ります」
ゅぅゃ:(本能なのか本能なのか)
ソーマ=IV::「あぁ、じゃあなユウちゃん。---そこそこは、期待しとくぜ?」
ゅぅゃ:「ああ、司書さんも……っと、すまん仕事中に長々と」
サンドレーネ:「…いえ。最近は人が少なかったので、むしろーーー、いえ、不謹慎ですね」
ゅぅゃ:「ユウちゃんでもなんでも好きに呼んでくれーーーーああ。ソーマも、気をつけろよ。聖杯戦争ってのは絶対番狂わせが起こるからな」
サンドレーネ:「それに応対はライダーがしていますから」
ゅぅゃ:「まあ図書館の利用者って年々減ってるって言うしな…」
司書のライダー:(背景で老人の案内をしている)
ゅぅゃ:「サーヴァントが接客してる…」
ゅぅゃ:「まあ、邪魔したな。また来るかもしれんがそんときゃよろしく」
ミリィのライダー:「統治において情報が肝となるように、戦における情報もまた強大なる武器だ」
ミリィのライダー:「よって、ここで我らの持つ情報の共有を行おうと思う。異論はあるか?」
ベアト:『無策で突っ込んだ身体に染み渡りますねー』
蒲穂わに:「ないよ。こっちだってできるだけ協力するつもりだ」
ミリィのライダー:キャスターの声は基本的にわにくん以外には聞こえないんだっけ
ベアト:『あ、少々お待ちを……ごにょごにょごにょ』
ベアト:「はい。これで聞こえますね」
蒲穂わに:「……なにしたんだキャスター?」
ミルドレッド:「へ、え!? 急になにこれ精神攻撃!?」
ベアト:「ふっふっふ……ニンジェル特権を少々」
ベアト:「役得というやつですね! あ、どうぞお話を続けてください」
ミリィのライダー:「おお、先の声の主か。ニンジャで天使とはまたわけがわからぬ設定だな!」
蒲穂わに:「俺もそう思う……」>設定
ミリィのライダー:「うむ、では情報交換とゆこう」
ミリィのライダー:「ああ、必要なものはミリィに伝えてあるゆえ詰めるのはそちらで終わらせておけ」
ミリィのライダー:「我は借りたオデュッセイアを読む」
ベアト:「わーお! 自由ですね!」
蒲穂わに:「おまえが言うかおまえが」
ミルドレッド:「ホントよね。なんなのこの同盟」
蒲穂わに:「俺も本当にそう思う……」
蒲穂わに:「……うし、気を取り直して情報整理といこうか。ミリィちゃん」
蒲穂わに:「じゃないミリィさん」
蒲穂わに:【素で間違えた……】
ミルドレッド:「…………うー」
ミルドレッド:「なんか、気を使われるようで嫌だから」
ミルドレッド:「呼び捨てでいいわよ」
蒲穂わに:「そ、そうか」
ベアト:「女子を呼び捨てに、しかも下の名前で〜なんて青臭いこと考えてませんかマスターさん」
蒲穂わに:「……るせー」>ベアト
ミルドレッド:「私もアナタを気遣うようなつもりはないし」
ミリィのライダー:「おや、昨夜は──」
ミルドレッド:「ライダーがやれって言ったんじゃない!」
蒲穂わに:「……わかった。えーと……その、ミリィ」
ミルドレッド:「何」
蒲穂わに:(なんで恥ずかしがってるんだ俺……)
蒲穂わに:「とりあえず俺の使い魔が他の場所に張ってたんだが」
蒲穂わに:「まあ、他の参加者の情報だな」
蒲穂わに:【そういえばミリィちゃん使い魔仕えるのかな…?】
ミルドレッド:【その辺はライダーがやってくれる】
ミルドレッド:【ミリィちゃんはからっきし】
蒲穂わに:「これは多分、そっちも知ってるだろ? だから後回しにしよう」
蒲穂わに:「……ああでも」
蒲穂わに:「そのうちのバイク乗ってる女の人、浅葉さんって言うんだけど」
蒲穂わに:「この人はまだ話が通じる、と思う」
蒲穂わに:「もしかしたら同盟を組む余地はあるかもしれない」
ベアト:「希望的観測多数ですけどねー」
ミルドレッド:「アナタみたいな平和主義者、ってことね。ふんっ」
蒲穂わに:(なんで怒ってるんだろう)
ベアト:(あなたと違って正常な参加者ですから)
蒲穂わに:(それもそうだな…)
ミルドレッド:「……なに、私の顔に何か付いてる?」
蒲穂わに:「いや、なんでもない」
蒲穂わに:「…………そういえば、ひとつ聞き忘れてた」
ミルドレッド:「?」
蒲穂わに:「もし、ミリィがいいのなら願いを聞かせてくれないか?」
蒲穂わに:「万一、本当に万一の話だぞ?」
蒲穂わに:「ライダーが倒されるなんて縁起でもないこと俺は考えてないからな?」
ベアト:「予防線豊富ですねー」
蒲穂わに:「もしもミリィが敗退しても、俺が生き残ってれば代わりに願いを叶えられるだろ?」
ミリィのライダー:「(我はそのもしもの時のことを考えているが弁えている様に家臣ポイント10点をやろう)」
蒲穂わに:「だから、ミリィがいいのであれば聞いておきたい」
蒲穂わに:「もちろん、言いたくないんだったらそれでいい。俺も蒸し返さないから」
ベアト:(もしかして願いをどうのこうの言ったこと後悔してませんマスターさん?)
蒲穂わに:(あー……うん。流石にさ、こう他人事ではなくなると罪悪感が……)
ベアト:(THE小市民!)
ミルドレッド:「……私、言っておくけどそういうの大嫌いだから」
ミルドレッド:「ただ恵まれるだけ、みたいな状況。はらわたが煮えくりかえりそうになる」
ミルドレッド:「昨日、ライダーが迷惑をかけたからこうしてるだけってことを忘れないで」
ミリィのライダー:「──だが、切り札の喪失は大損害だぞ? 正直、ソレを味方に付けただけで埋められる穴とは思えぬ」
ミルドレッド:「……ライダー」
ミリィのライダー:「我の余興によるもの、ということを差し引いてもだ。小僧の心意気は十二分であったが、戦果は余りにも情けない結末」
ミリィのライダー:「昨夜、小僧も言っていたであろう? 貸したつもりが借りてしまった…とな」
ミリィのライダー:「ミリィ、それは正統な報酬だ。素直に小僧を頼れ」
ミルドレッド:「…………」
ミルドレッド:「……ねえ、えっと、わにだっけ。……変な名前」
ミルドレッド:「貴方は、どう思ってるの」
蒲穂わに:「……一応聞いておくが、なにをだ?」
ベアト:「一応とかまた予防線張ってますけど思い当たることが多すぎて絞り込めないだけですよこの人」
ベアト:「バシッと言っちゃってください! ミリィちゃん!」
ミルドレッド:「哀れみとか、そういう最悪なのじゃなくて、貸し借りでの提案なのかって聞いてるの」
蒲穂わに:「なるほど」
蒲穂わに:「まあ、哀れまれるってのは見下しみたいなもんだからな」
蒲穂わに:「そうだ。これは損得勘定の話さ」
蒲穂わに:「俺は一回失敗してる。だったらミリィ達を味方につけるには餌をぶら下げるしか無い」
ベアト:「ぶっちゃけますねマスターさん」
蒲穂わに:「この際正直に話したほうがいい」
蒲穂わに:「実を言えば昨日だって打算でしか動いてない」
蒲穂わに:「仮に俺があそこで死んでも、あんたをコチラ側につなぎとめる鎖になるんじゃないか、とも思ったさ」
蒲穂わに:「俺は、弱いからな」
ベアト:「そのくせ、死ぬ間際に少し震えてたのは言わないであげましょう。武士の情けです」
蒲穂わに:「言ってるじゃねえか!」
ベアト:「だって私ニンジェルですので!」
ミルドレッド:「……そう。なんだ、分かってるじゃない」
蒲穂わに:「クソッ、調子狂うな」
蒲穂わに:「でも、それだけじゃないのも確かだ」
ミルドレッド:「……」
蒲穂わに:「俺はミリィに、正確に言えばミリィたちに命を助けられた」
蒲穂わに:「だったら、その恩を返したい」
ミルドレッド:「……恩。」
蒲穂わに:「きっと、ミリィはいいやつだと思うんだよ俺。たぶん、願いだって悪いものじゃないはずだ」
蒲穂わに:「だからさ、今はなんというか……あんたに願いを叶えてほしいんだよ」
蒲穂わに:「もちろん、肩入れしちまってるのが悪いことだとはわかってるんだけどな。聖杯戦争では」
ミルドレッド:「……良いやつなんかじゃないわよ。最低の人間で、そもそも人間かどうかも怪しくて。自分を嫌にならない日が無いくらい」
蒲穂わに:(ここでそれを否定する、というのは出来ないことだよな)
蒲穂わに:(俺は、まだそこまで親しいわけでも、ミリィを知るわけでもない)
ミルドレッド:「──ねえライダー、これ持ってて」
ミルドレッド:ミリィは懐に入れていた、石板のような礼装をライダーに渡す──否、“返す”
ミルドレッド:瞬間、周囲の温度が上がったような気がした ミリィのフェロモンを抑え込んでいた枷が、外されたのだ
ベアト:「……これは先日の!」
ベアト:【ちなみに全力?】
ミルドレッド:【全力というか普通に垂れ流してるだけ】
ミルドレッド:【先日とおなじくらい】
ミルドレッド:「気付いたでしょう? 私、こんな体質してるの」
蒲穂わに:「えっ」
蒲穂わに:(やばいやばいやばい!)
蒲穂わに:(キャスター! キャスター!)
ベアト:(はい、なんでしょう)
蒲穂わに:(どうなってんのこれ!)
ベアト:(えーと、解説するとですね)
ベアト:(ミリィちゃんから高濃度のフェロモンがでています)
ベアト:(具体的に言えば男性が浴びれば即強姦レベルの)
蒲穂わに:(そんなに)
ベアト:(マスターさんの越境の起源が"浮世離れ"させてますからある程度までならレジストできますよ)
ベアト:(でも……まだ、底があると思います)
ベアト:(その場合はデミサーヴァント化していても惹きつけられるかもしれません)
ミルドレッド:「こんなだから、襲われたり、嫉妬されたり、散々な目に遭って」
ミルドレッド:「性格とお似合いの──最悪な、体」
ミルドレッド:「この際だから言っちゃうけど、私の願いはコレを無くすこと」
蒲穂わに:「そう、か……」
ミルドレッド:「ライダー、返して」
ミルドレッド:礼装をライダーから受け取る すると、以前のようにフェロモンは閉じ込められた
ミルドレッド:「それにしても、あれね」
蒲穂わに:「……なんだ?」
ミルドレッド:「ライダーがいるから大丈夫と思って、こうしたわけだけど」
ミルドレッド:「あなた、性欲薄いの?」
蒲穂わに:「あー……えーと……」
蒲穂わに:「なんか……効いてない? みたい、な?」
ミルドレッド:「え」
蒲穂わに:「その……なんかごめん」
ミルドレッド:「えっ、えっ、あの、えっ、なにそれ。なにそれ!」
蒲穂わに:「…………よぅし! これで最後の憂いも晴れた!」
ミルドレッド:「なによそれ!!!」
ミルドレッド:「待ちなさいよ話を進めないで!」
蒲穂わに:「俺もミリィの身体を治すために全力で奔走しよう!」
ミルドレッド:「ねえ! ちょっと! うわガタイ良いわねぐぬぬ」
蒲穂わに:「あ、それと…はいこれ」
ミルドレッド:「なによ」
蒲穂わに:「蒲穂の倉庫の鍵と、家の鍵な」
蒲穂わに:「合鍵だから安心しろ」
蒲穂わに:「どっちもある程度の設備は揃ってる」
蒲穂わに:「有事の際に逃げ込むくらいには使えるだろう」
蒲穂わに:「鍵に魔術がかかってるから工房のセキュリティにやられることもない」
ミルドレッド:(流されるがままに受け取って)
蒲穂わに:「そういうことで!」
ベアト:「それでは!聖杯戦争頑張るぞー!」
ベアト:「えいえいおー!」
蒲穂わに:「おー!」
ミルドレッド:「…………」
ミルドレッド:「ばっ、ばーかばーか! ばーか!」
ミルドレッド:(色々といっぱいいっぱいになって走って去っていく)
ベアト:「追いかけましょうマスターさん!」
蒲穂わに:「え?!ライダーじゃなくて?!」
ベアト:「なに言ってるんですか!青春タイム逃すおつもりですか?!」
蒲穂わに:「よくわからんがわかった!」
レプンカムイ:「全力で追いかける!」
ミリィのライダー:「そもそも我は読書中ゆえな。あ、コンビニで今週のジャンプを買ってくるが良い」
レプンカムイ:「了解!」
レプンカムイ:(倉庫から去っていく)
ミリィのライダー:「よって、ここで我らの持つ情報の共有を行おうと思う。異論はあるか?」
ベアト:『無策で突っ込んだ身体に染み渡りますねー』
蒲穂わに:「ないよ。こっちだってできるだけ協力するつもりだ」
ミリィのライダー:キャスターの声は基本的にわにくん以外には聞こえないんだっけ
ベアト:『あ、少々お待ちを……ごにょごにょごにょ』
ベアト:「はい。これで聞こえますね」
蒲穂わに:「……なにしたんだキャスター?」
ミルドレッド:「へ、え!? 急になにこれ精神攻撃!?」
ベアト:「ふっふっふ……ニンジェル特権を少々」
ベアト:「役得というやつですね! あ、どうぞお話を続けてください」
ミリィのライダー:「おお、先の声の主か。ニンジャで天使とはまたわけがわからぬ設定だな!」
蒲穂わに:「俺もそう思う……」>設定
ミリィのライダー:「うむ、では情報交換とゆこう」
ミリィのライダー:「ああ、必要なものはミリィに伝えてあるゆえ詰めるのはそちらで終わらせておけ」
ミリィのライダー:「我は借りたオデュッセイアを読む」
ベアト:「わーお! 自由ですね!」
蒲穂わに:「おまえが言うかおまえが」
ミルドレッド:「ホントよね。なんなのこの同盟」
蒲穂わに:「俺も本当にそう思う……」
蒲穂わに:「……うし、気を取り直して情報整理といこうか。ミリィちゃん」
蒲穂わに:「じゃないミリィさん」
蒲穂わに:【素で間違えた……】
ミルドレッド:「…………うー」
ミルドレッド:「なんか、気を使われるようで嫌だから」
ミルドレッド:「呼び捨てでいいわよ」
蒲穂わに:「そ、そうか」
ベアト:「女子を呼び捨てに、しかも下の名前で〜なんて青臭いこと考えてませんかマスターさん」
蒲穂わに:「……るせー」>ベアト
ミルドレッド:「私もアナタを気遣うようなつもりはないし」
ミリィのライダー:「おや、昨夜は──」
ミルドレッド:「ライダーがやれって言ったんじゃない!」
蒲穂わに:「……わかった。えーと……その、ミリィ」
ミルドレッド:「何」
蒲穂わに:(なんで恥ずかしがってるんだ俺……)
蒲穂わに:「とりあえず俺の使い魔が他の場所に張ってたんだが」
蒲穂わに:「まあ、他の参加者の情報だな」
蒲穂わに:【そういえばミリィちゃん使い魔仕えるのかな…?】
ミルドレッド:【その辺はライダーがやってくれる】
ミルドレッド:【ミリィちゃんはからっきし】
蒲穂わに:「これは多分、そっちも知ってるだろ? だから後回しにしよう」
蒲穂わに:「……ああでも」
蒲穂わに:「そのうちのバイク乗ってる女の人、浅葉さんって言うんだけど」
蒲穂わに:「この人はまだ話が通じる、と思う」
蒲穂わに:「もしかしたら同盟を組む余地はあるかもしれない」
ベアト:「希望的観測多数ですけどねー」
ミルドレッド:「アナタみたいな平和主義者、ってことね。ふんっ」
蒲穂わに:(なんで怒ってるんだろう)
ベアト:(あなたと違って正常な参加者ですから)
蒲穂わに:(それもそうだな…)
ミルドレッド:「……なに、私の顔に何か付いてる?」
蒲穂わに:「いや、なんでもない」
蒲穂わに:「…………そういえば、ひとつ聞き忘れてた」
ミルドレッド:「?」
蒲穂わに:「もし、ミリィがいいのなら願いを聞かせてくれないか?」
蒲穂わに:「万一、本当に万一の話だぞ?」
蒲穂わに:「ライダーが倒されるなんて縁起でもないこと俺は考えてないからな?」
ベアト:「予防線豊富ですねー」
蒲穂わに:「もしもミリィが敗退しても、俺が生き残ってれば代わりに願いを叶えられるだろ?」
ミリィのライダー:「(我はそのもしもの時のことを考えているが弁えている様に家臣ポイント10点をやろう)」
蒲穂わに:「だから、ミリィがいいのであれば聞いておきたい」
蒲穂わに:「もちろん、言いたくないんだったらそれでいい。俺も蒸し返さないから」
ベアト:(もしかして願いをどうのこうの言ったこと後悔してませんマスターさん?)
蒲穂わに:(あー……うん。流石にさ、こう他人事ではなくなると罪悪感が……)
ベアト:(THE小市民!)
ミルドレッド:「……私、言っておくけどそういうの大嫌いだから」
ミルドレッド:「ただ恵まれるだけ、みたいな状況。はらわたが煮えくりかえりそうになる」
ミルドレッド:「昨日、ライダーが迷惑をかけたからこうしてるだけってことを忘れないで」
ミリィのライダー:「──だが、切り札の喪失は大損害だぞ? 正直、ソレを味方に付けただけで埋められる穴とは思えぬ」
ミルドレッド:「……ライダー」
ミリィのライダー:「我の余興によるもの、ということを差し引いてもだ。小僧の心意気は十二分であったが、戦果は余りにも情けない結末」
ミリィのライダー:「昨夜、小僧も言っていたであろう? 貸したつもりが借りてしまった…とな」
ミリィのライダー:「ミリィ、それは正統な報酬だ。素直に小僧を頼れ」
ミルドレッド:「…………」
ミルドレッド:「……ねえ、えっと、わにだっけ。……変な名前」
ミルドレッド:「貴方は、どう思ってるの」
蒲穂わに:「……一応聞いておくが、なにをだ?」
ベアト:「一応とかまた予防線張ってますけど思い当たることが多すぎて絞り込めないだけですよこの人」
ベアト:「バシッと言っちゃってください! ミリィちゃん!」
ミルドレッド:「哀れみとか、そういう最悪なのじゃなくて、貸し借りでの提案なのかって聞いてるの」
蒲穂わに:「なるほど」
蒲穂わに:「まあ、哀れまれるってのは見下しみたいなもんだからな」
蒲穂わに:「そうだ。これは損得勘定の話さ」
蒲穂わに:「俺は一回失敗してる。だったらミリィ達を味方につけるには餌をぶら下げるしか無い」
ベアト:「ぶっちゃけますねマスターさん」
蒲穂わに:「この際正直に話したほうがいい」
蒲穂わに:「実を言えば昨日だって打算でしか動いてない」
蒲穂わに:「仮に俺があそこで死んでも、あんたをコチラ側につなぎとめる鎖になるんじゃないか、とも思ったさ」
蒲穂わに:「俺は、弱いからな」
ベアト:「そのくせ、死ぬ間際に少し震えてたのは言わないであげましょう。武士の情けです」
蒲穂わに:「言ってるじゃねえか!」
ベアト:「だって私ニンジェルですので!」
ミルドレッド:「……そう。なんだ、分かってるじゃない」
蒲穂わに:「クソッ、調子狂うな」
蒲穂わに:「でも、それだけじゃないのも確かだ」
ミルドレッド:「……」
蒲穂わに:「俺はミリィに、正確に言えばミリィたちに命を助けられた」
蒲穂わに:「だったら、その恩を返したい」
ミルドレッド:「……恩。」
蒲穂わに:「きっと、ミリィはいいやつだと思うんだよ俺。たぶん、願いだって悪いものじゃないはずだ」
蒲穂わに:「だからさ、今はなんというか……あんたに願いを叶えてほしいんだよ」
蒲穂わに:「もちろん、肩入れしちまってるのが悪いことだとはわかってるんだけどな。聖杯戦争では」
ミルドレッド:「……良いやつなんかじゃないわよ。最低の人間で、そもそも人間かどうかも怪しくて。自分を嫌にならない日が無いくらい」
蒲穂わに:(ここでそれを否定する、というのは出来ないことだよな)
蒲穂わに:(俺は、まだそこまで親しいわけでも、ミリィを知るわけでもない)
ミルドレッド:「──ねえライダー、これ持ってて」
ミルドレッド:ミリィは懐に入れていた、石板のような礼装をライダーに渡す──否、“返す”
ミルドレッド:瞬間、周囲の温度が上がったような気がした ミリィのフェロモンを抑え込んでいた枷が、外されたのだ
ベアト:「……これは先日の!」
ベアト:【ちなみに全力?】
ミルドレッド:【全力というか普通に垂れ流してるだけ】
ミルドレッド:【先日とおなじくらい】
ミルドレッド:「気付いたでしょう? 私、こんな体質してるの」
蒲穂わに:「えっ」
蒲穂わに:(やばいやばいやばい!)
蒲穂わに:(キャスター! キャスター!)
ベアト:(はい、なんでしょう)
蒲穂わに:(どうなってんのこれ!)
ベアト:(えーと、解説するとですね)
ベアト:(ミリィちゃんから高濃度のフェロモンがでています)
ベアト:(具体的に言えば男性が浴びれば即強姦レベルの)
蒲穂わに:(そんなに)
ベアト:(マスターさんの越境の起源が"浮世離れ"させてますからある程度までならレジストできますよ)
ベアト:(でも……まだ、底があると思います)
ベアト:(その場合はデミサーヴァント化していても惹きつけられるかもしれません)
ミルドレッド:「こんなだから、襲われたり、嫉妬されたり、散々な目に遭って」
ミルドレッド:「性格とお似合いの──最悪な、体」
ミルドレッド:「この際だから言っちゃうけど、私の願いはコレを無くすこと」
蒲穂わに:「そう、か……」
ミルドレッド:「ライダー、返して」
ミルドレッド:礼装をライダーから受け取る すると、以前のようにフェロモンは閉じ込められた
ミルドレッド:「それにしても、あれね」
蒲穂わに:「……なんだ?」
ミルドレッド:「ライダーがいるから大丈夫と思って、こうしたわけだけど」
ミルドレッド:「あなた、性欲薄いの?」
蒲穂わに:「あー……えーと……」
蒲穂わに:「なんか……効いてない? みたい、な?」
ミルドレッド:「え」
蒲穂わに:「その……なんかごめん」
ミルドレッド:「えっ、えっ、あの、えっ、なにそれ。なにそれ!」
蒲穂わに:「…………よぅし! これで最後の憂いも晴れた!」
ミルドレッド:「なによそれ!!!」
ミルドレッド:「待ちなさいよ話を進めないで!」
蒲穂わに:「俺もミリィの身体を治すために全力で奔走しよう!」
ミルドレッド:「ねえ! ちょっと! うわガタイ良いわねぐぬぬ」
蒲穂わに:「あ、それと…はいこれ」
ミルドレッド:「なによ」
蒲穂わに:「蒲穂の倉庫の鍵と、家の鍵な」
蒲穂わに:「合鍵だから安心しろ」
蒲穂わに:「どっちもある程度の設備は揃ってる」
蒲穂わに:「有事の際に逃げ込むくらいには使えるだろう」
蒲穂わに:「鍵に魔術がかかってるから工房のセキュリティにやられることもない」
ミルドレッド:(流されるがままに受け取って)
蒲穂わに:「そういうことで!」
ベアト:「それでは!聖杯戦争頑張るぞー!」
ベアト:「えいえいおー!」
蒲穂わに:「おー!」
ミルドレッド:「…………」
ミルドレッド:「ばっ、ばーかばーか! ばーか!」
ミルドレッド:(色々といっぱいいっぱいになって走って去っていく)
ベアト:「追いかけましょうマスターさん!」
蒲穂わに:「え?!ライダーじゃなくて?!」
ベアト:「なに言ってるんですか!青春タイム逃すおつもりですか?!」
蒲穂わに:「よくわからんがわかった!」
レプンカムイ:「全力で追いかける!」
ミリィのライダー:「そもそも我は読書中ゆえな。あ、コンビニで今週のジャンプを買ってくるが良い」
レプンカムイ:「了解!」
レプンカムイ:(倉庫から去っていく)
サンドレーネは図書館にある拠点でモードレッドに対して島ケルト式治療儀式を受けさせている。
ソーマ=IVは図書館で治療の準備の間、モードレッドとともに本を読んで時間を潰してる
日村裕也は別荘を探索している。夜の別荘は薄気味悪い。
浅葉みのりは別荘を[探索]している。なにかが異様な気配を感じている。
シーフ・ムーンは倉庫を[探索]している。運悪く出会った不良たちが怪我をした。
蒲穂わには倉庫街を[探索]している。ここを動くつもりはもはやない。
ミルドレッドは倉庫街を[探索]している。同盟の絆は硬いようだ。
蒲穂わに:「はぁ、丸二日引きこもることになるとは……」
ベアト:「ジャンプのついでに食事買ってきててよかったですねマスターさん」
ミルドレッド:「(むすー)」
ミルドレッド:(感情の整理が追い付かないのでとりあえず不機嫌になっている)
蒲穂わに:「ごちそうさまでした」
蒲穂わに:「さて、と。キャスター」
ベアト:「はいはい。周囲の状況確認ですね」
ベアト:「一度、ここを出て見回りといきましょう」
蒲穂わに:「というわけで俺達は様子を見てくる」
ミリィのライダー:「…………」ペラッ
蒲穂わに:「ライダーたちは……出る気ないな。知ってた」
ミリィのライダー:「…………おお、気をつけろよ」
ミリィのライダー:「特に、賊にはな」
シーフ・ムーン:「その必要はないね。」
蒲穂わに:「うわ、不法侵入者」
ベアト:「しょっぴきましょう!」
ミリィのライダー:「なあ、我読書中だから後でよいか?」
ミルドレッド:「何言ってんのライダー!?」
シーフ・ムーン:「よっと、やぁ君たちここら一帯に住んでる人?
美味い飯屋か何か、教えてもらえると良いんだけれどなぁ」
蒲穂わに:「んー?」
蒲穂わに:「そうだな、公園のとこの定食屋とかどうだ」
蒲穂わに:「美味いぞ」
シーフ・ムーン:「へぇ、ありがとっ」
蒲穂わに:「で、……帰ってもらえたりは?」
蒲穂わに:「ほら、一応ここ私有地だし?」
ミリィのライダー:「我なぁ、現界してからというもののロクな美食にあり付けずにいてなぁ」
ミリィのライダー:「なけなしの金を使おうとするとミリィが癇癪を起こすし」
ミルドレッド:「あたりまえじゃない頭の仲腐ってるのいたいいたいいたい久々ねそれ!」
シーフ・ムーン:「あ、もう一つ───────」
シーフ・ムーン:「────────この街に現れる杯について、知ってることあったりする?」
蒲穂わに:「……だよなぁ」
シーフ・ムーン:「あっ、やっぱり知ってた?だよね」
ベアト:『サーヴァントの気配ありましたからねー』
ミルドレッド:「ちょっとライダー! 真面目な空気だから! やめなさいよ痛い!」
シーフ・ムーン:「こんな夜中に、人気のない辺鄙な倉庫にいるなんて、
そう言った裏の連中か、あるいは逢引くらいしか浮かばないしぃ、ね?」
ミリィのライダー:「──さて」
ミリィのライダー:「で、知っていたら何だと言うのだ?」
蒲穂わに:「できればお引取り願いたいところなんだが……」
蒲穂わに:「そら、余り物だけどおにぎりやるから」
シーフ・ムーン:「いやぁね?僕この聖杯戦争?っての初心者で!
カールとかノンボーンはよくやってたらしいけど知識無くてねぇー!
だから、なんか詳しそうな君たちに、勝ち抜き方とか聞きたいなぁって」
ミルドレッド:「…………」
ミリィのライダー:「ふむ」
蒲穂わに:「残念だけど俺も教科書通りの知識しかなくてね」
蒲穂わに:「キャスターは……うん。説明できないだろうし」
ベアト:『なんですかその扱い!』
ミリィのライダー:「いや、攻略法はあるぞ」
蒲穂わに:「あるのか……」
シーフ・ムーン:「へぇ?あるんだぁー…素直に教えるとは思えないけど、一応聞いてみる」
ミリィのライダー:「といっても、矢張り教科書通りのものだが──」
シーフ・ムーン:「教科書通りでもいいさ。僕は教科書なんて知らない人生だったからねぇ」
ミリィのライダー:「無論“情報”よ。智を知るものが勝負を握る。当然の理論であろう?」
ミリィのライダー:「そこで我は貴様に一つ提案をしたい」
シーフ・ムーン:「へぇ、良いよっ。なになに?」
ミリィのライダー:「どうだ、一騎の真名を教える代わりに、一つ使い走りを頼まれる気はないか?」
シーフ・ムーン:「………………へぇ。」
シーフ・ムーン:「(ちょっとだけ考えるような仕草)」
ミルドレッド:「ら、ライダー!? もしかして自分の、私にも教えてない真名をっ」
ミリィのライダー:「戯け」
蒲穂わに:(真名わかってるのか……今知った……)
ミルドレッド:「痛い!」
ベアト:(マスターさんの真名というオチだったりして!)
ベアト:(それとも私でしょうか? 名乗ってないのに! 名乗ってないのに!)
シーフ・ムーン:「うーん、分かった!良いy」[ 待て、マスター)」
シーフのバーサーカー:(霊体化をとく)
ミリィのライダー:「ふん、お出ましか」
シーフのバーサーカー:「この女……食えんな。我が時代にはいない系譜の存在よ……。」
シーフのバーサーカー:「その言葉、素直に呑み込めば胃の内から焼き尽くされかねん」
シーフ・ムーン:「えっ?じゃあ殺す?バラす?裂く?」
シーフのバーサーカー:「たわけ、何故お前はすぐそのような短絡的思考なのだ」
ミリィのライダー:「フハハ! 大層な評価をするな。慧眼と言っておこう」
蒲穂わに:(ぜんぜん話についていけない……)
シーフのバーサーカー:「……簡単な話だ。……そこの女、我らに頼もうとしているその使い走りとはなんだ?
そして、その真名とは、貴様らの内の"誰の"真名だ?内容によっては、その承諾を受けて立とうではないか」
ベアト:(要するに安易に挑発に乗って怪我をしたマスターさんはお馬鹿さんということです!)
シーフ・ムーン:「内容なんてどうでもいいじゃん!
僕は一刻も早く情報が欲しいんだけど!」}
シーフのバーサーカー:「急いては事を仕損じるぞマスター。
そしてその得た情報が、役に立たぬものだとしたら……」}
ミリィのライダー:「クク、いつ我らの内の誰かと言った?」
シーフのバーサーカー:「………なるほど、そう来るか」
ミリィのライダー:「戦における情報とは、即ち敵の生態、文化、宗教の掌握だ」
ミリィのライダー:「つまるところ──単純な話。情報のアドバンテージを渡すから、潰してこいと言うのだ」
ミリィのライダー:「無論、完全に潰せなどとは言うまい」
ミリィのライダー:「打撃を与えれば十分としてやろう。交渉に妥協はつきものだ」
シーフ・ムーン:「………えー?…?つまりー?」
シーフのバーサーカー:「…喜べマスター、お前の喜ぶ荒事だ。」
ベアト:「ご安心ください。そちらのサーヴァントさん」
シーフのバーサーカー:「む?我か?」
ベアト:「先日妥協したばかりですからライダーの言葉は折り紙付きですよ」
ベアト:「嘘ではないでしょう。たぶん」
ベアト:「ねー? マスターさん?」
蒲穂わに:「いちいちせっつくのやめろよ!」
シーフのバーサーカー:「ふむ……まぁそこの女の同盟者の言葉を真に受けるつもりはないが………」
シーフのバーサーカー:「良いだろう、此度は信用してやろうではないか。」
シーフのバーサーカー:「乗ってやろう、貴様らの口車に」
シーフ・ムーン:「なんだかよくわからないけど、とりあえずぶっ潰せばいいんでしょ?りょーかーい」
ミリィのライダー:「よろしい、では交渉成立としよう」
ベアト:「ふふふ…ナイスニンジェル(ポイントの一種)なアシストですね! 流石私!」
シーフのバーサーカー:「さて……それでこんな狂人たる私達にまで頼む相手とは、
いったいどれほどの存在かな?是非とも聞かせてもらおうではないか」
ミリィのライダー:「そうだな、図書館に巣食うライダーは目撃したか?」
ミリィのライダー:「彼奴は悪しき者ではないのだが……如何せん、そこを取り締まる女が物騒では」
シーフのバーサーカー:「………………見てはいない。だが感じる。
穴倉の奥に潜む獣の如く、狡猾に待ち構える存在が1人いるな。」
シーフのバーサーカー:「まぁ、獣というならば我がマスターの方がよほどだが」
蒲穂わに:(え、もしかしてあそこの司書さん魔術師だったの?!)
ミリィのライダー:「あれでは書が泣こうというもの。よって、“もう一人のライダー”の真名を貴様に開示・のち戦闘をおこなってもらう」
ベアト:(自分の町の魔術師くらい知っておきましょうよマスターさん…)
シーフのバーサーカー:「───────────了承した。
我がマスターは聖杯に、いや……"闘争"に飢えている。
その飢えを満たせる相手ならば、誰であろうとかまわん」
シーフのバーサーカー:「……まぁ、最初は貴様らでも良いと考えてたがね、」
ミリィのライダー:「フン、それでは真実獣よ。満たしたくば探求せよ。智によって暴を成せ」
ミリィのライダー:「叡智の味は、格別だぞ?」
シーフのバーサーカー:「叡智など………………堕落へ導くものでしかないさ」
シーフ・ムーン:「難しい事はわっかんないけど、とりあえず図書館に殴り込めばいいんでしょ?」
ミリィのライダー:「知恵の実か。──林檎と言えば、電子機器とやらはなかなかに優れているな。特にタブレットが気に入った」
ミリィのライダー:「その通り。では情報を渡そう」
シーフ・ムーン:「わぁーい」
ミリィのライダー:「ああ、一応契約を結ぶか。おい、小僧。ギアスの心得はあるか?」
蒲穂わに:「勿論」
シーフ・ムーン:「あ、ギアスって前カールの奴がやってたあれかぁー。初めてするなぁ」
蒲穂わに:「……よし、書き上がった」
ミリィのライダー:「よろしい。その辺りは貴様らで詰めておけ。我はそろそろ読書に戻る」
蒲穂わに:「ええと……名前わからねえや」
蒲穂わに:「そっちのマスター、一応目を通しておいてくれ」
シーフ・ムーン:「僕?うーん……本名じゃなきゃダメかな?覚えてないんだけど」
蒲穂わに:「不平等にならない文面にしてある」
シーフ・ムーン:「んー……。………………?」
蒲穂わに:「大丈夫。魂に作用する魔術だ。記入した時点で逃れられるものじゃない」
シーフのバーサーカー:「すまない。こいつの頭に合わせて要約してやってくれ。大丈夫だ約束の文面だけで良い」
蒲穂わに:「つまり、こっちは情報を渡す。あんたは代わりに殴り込みに行く。以上」
シーフのバーサーカー:「殴りこみさえすれば、損壊具合等はどうとでも良いかな?」
蒲穂わに:「とはいえ殴り込めばいいわけじゃなくて戦闘まで含むけどな」
ミリィのライダー:「(既に話を聞いていない)」
{蒲穂わに:「そう、なるのかな?」]
蒲穂わに:「ライダー、いやライダー様」
シーフのバーサーカー:「了承した。まぁそこは、このマスターなら勝手にやってくれるだろう」
蒲穂わに:「新鮮な魚介料理奢るからそのへんの話を」
蒲穂わに:「美食に飢えてたはずだよな?」
蒲穂わに:「……ちょっと長くなりそうだ」
ミルドレッド:「……こうなったらもう駄目よ」
ミルドレッド:「呼びかけても聞こうとしないし、手を出したら関節技決めてくるし」
蒲穂わに:「それもそうだな……」
シーフ・ムーン:「んー、で…名前書けばいいんだっけ?本名?」
蒲穂わに:「通り名でいい」
蒲穂わに:「言語もなんでもいいよ」
シーフ・ムーン:「そっか、僕記憶大部分ごそっと無くてさぁ!
じゃあ、みんなによく呼ばれている名前書くね!」
シーフ・ムーン:「シーフ・ムーン、っと」
蒲穂わに:「泥棒とはまた物騒な名前だ……」
シーフのバーサーカー:「おい待てマス……。…やれやれ。」
シーフのバーサーカー:「一つ聞きたいことがあったが、契約の後では致し方ないか」
蒲穂わに:「……そっちも苦労してそうだな」
ミルドレッド:「……ねえわに、昼間の戦闘は避けさせた方がいいんじゃないの?」
シーフのバーサーカー:「いや…聞きたいことは2つか。
あの女は話を聞かなそうだ。お前たちで良いかな?」}
ミルドレッド:「利用者がいたら、巻き込まれそうだし」
蒲穂わに:「聞かれてもわからないことは答えられないが、なんだ?」
シーフのバーサーカー:「1つは奴では無いと分からんだろうが、『どうやって敵の情報を得たのか』ということ」
シーフのバーサーカー:「2つ目は、『図書館への攻撃に時間制限はあるのか』という事だ」
シーフのバーサーカー:「つまりまぁ…何日の何時迄にやらねばならない、などといった取り決めはあるか、だ」
ミルドレッド:「……そういえばそうよね。一度図書館に行ったきりで、私それ以降行ってないし」
蒲穂わに:「それなら文頭に書いてあるぞ、そら」
シーフのバーサーカー:「ん?」
蒲穂わに:──襲撃は無人と予想される夜に限定する
シーフのバーサーカー:「なるほど、抜け目のない奴だ。」
蒲穂わに:「要約しろと言われてしまったから仕方がない」
シーフ・ムーン:「うぇ!?人殺せないの!?うっそー!だましたな!」
シーフのバーサーカー:「読んでいない貴様が悪い…」
蒲穂わに:「まあまあ。ほら、これやるから許せ」
ミルドレッド:「日時は……あんまり後でも困るわよね」
蒲穂わに:「飯処聞いてたってことはたぶんまだメシ終わってないんだろ?」
蒲穂わに:「カップスープと握り飯で良ければやるよ」
ミルドレッド:「でもその子の様子じゃあ、すぐにでも攻め入りそうだし」
シーフ・ムーン:「わぁーい!ありがとー!」
シーフのバーサーカー:「まぁいい。こいつは見ての通り、
食事と人殺しと盗みしか考えていないやつでな。
だからこそこうして私が手綱を握っているわけだが……こうして制約を賭けてくれるとありがたい」
ミルドレッド:「あと、契約を終わらせるまでにこっちを攻められても困るし」
ミルドレッド:「その辺もちゃんとしたの?」
蒲穂わに:「大丈夫だ。ちゃんと書いてある。デカデカと」
蒲穂わに:「襲撃が終わるまで互いに戦闘行動は禁止。それで納得できるだろ?」
シーフのバーサーカー:「………了承した。」
ミルドレッド:「……そう。じゃあ大丈夫かしら」
蒲穂わに:「終わったかシーフ? 名前書くから貸してくれ」
シーフのバーサーカー:「それでは、いつぞやの夜間に図書館へと踏み込むとしy」
シーフ・ムーン:「ねぇ」
ミルドレッド:「そんな制約もあるなら、ずっと図書館を襲撃しないでいるのもできないだろうし」
シーフ・ムーン:「………これさぁ、破ったらどうなるの?」
蒲穂わに:「死ぬ。問答無用でな」
ミルドレッド:「…………どうなるの?」
蒲穂わに:「そういうものだ。ギアスってのは」
ミルドレッド:「……恐ろしいのね」
シーフ・ムーン:「ねぇ、ねぇ。今ここで破ってさぁ、君たち全員殺したらさぁ!どんな死に方で───────!!!」
シーフのバーサーカー:「マスター、」
シーフのバーサーカー:「はしゃぎすぎだ」
シーフ・ムーン:「……。チッ(文面を手渡す」
蒲穂わに:「オーケー。冷静な判断をしてくれて助かるよ」
蒲穂わに:「それじゃ、ライダー? ちゃんと情報受渡せよ?」
蒲穂わに:「死ぬぞ。そして敗退決定だぞ」
ミリィのライダー:「よし読了。話は……付いたみたいだな」
シーフのバーサーカー:「すまないな。あんな男で。
どうも以前会ったカールという男にそそのかされ、
未知と言う物に惹かれるらしい。此度の聖杯もそうだ。」
シーフ・ムーン:「(部屋の隅でふてくされている)」
ミリィのライダー:「未知か。知るだけなら書を読めばよいものを」
蒲穂わに:「えーと、俺の役目はこのくらいかな」
シーフのバーサーカー:「さて、情報を聞こうか。
そして、何故その情報を知りえたのかも、なぁ…」}
蒲穂わに:「ま、そういうわけで。頑張ってくれ」
ミリィのライダー:「フフッ、我ともなれば一目見れば一目瞭然よ」
シーフのバーサーカー:「なるほど、"一目見れば"か」
シーフのバーサーカー:「ククク…、なるほど愚問だったようだな。」
ミリィのライダー:「××の乙女。あれほどの××ともなれば見抜くのはたやすい」
シーフのバーサーカー:「なるほど、理解したよ。」
ミリィのライダー:「さて、では伝えよう。彼奴の真名は────」
ミリィのライダー:【ディスコ経由で伝達】
シーフのバーサーカー:【んで、情報受け取ったって感じで】
ミリィのライダー:「────だ」
シーフのバーサーカー:「………………なるほどな、承知した」
ミルドレッド:(今初めて聞いた、という顔)
シーフのバーサーカー:「だが先ほどの言葉、その知識。
お前の真名へと辿る手掛かりにもなるという事を忘れるな」
ミリィのライダー:「フ、むしろこれで当てない方が無礼であろうよ」
蒲穂わに:「ああ、補足しておくと明日攻めろとは言わない。そっちのペースで問題ない」
「その場合でも一組と戦わずに済むというのは俺達にとってプラスだからな」
「……まあ誰かが先に倒して互いに手出しできないままという可能性もあるにはあるが」
シーフのバーサーカー:「心配はいらんさ」
シーフのバーサーカー:「我がマスターは、闘争(みち)に飢えているのだから……」
シーフ・ムーン:「バーサーカー!僕もういくよー!!」
蒲穂わに:「……はぁぁぁぁぁぁぁぁ。上手く行ってよかった」
蒲穂わに:「なんか……精神的に疲れた……」
蒲穂わに:「ミリィ、王様、俺はもう寝るから」
蒲穂わに:「ベッドはまだあるし、好きに使ってくれ」
ミリィのライダー:「おう、大義であった。番はミリィに任せるがよい」
ベアト:「フートンへGOです! グナァイ!」
ミルドレッド:「ライダー、ジャンプもう読んだでしょ手伝ってよ」
シーフのバーサーカー:「………………なぜ、奴の言葉に乗った?」
シーフ・ムーン:「うーん?」
{シーフのバーサーカー:「貴様の事だ。考えなしに奴らの寝床に忍び込み、
その手を以てして惨殺することも考えていたのだろう?
何故………………あの男の言葉にやすやすと従った?」
シーフ・ムーン:「………………んとねぇー…」
シーフ・ムーン:「なんか、あの眼鏡の漢……似た気配したんだよねぇー」
シーフ・ムーン:「僕と」
シーフのバーサーカー:「……ほう?」
シーフ・ムーン:「英霊の力を借りてるっていうか?
完全な一体化でも、乗っ取られてるわけでもない。
"借りる"人。英霊回帰とはまた違うけど、似て非なる何かを感じた」}
シーフ・ムーン:「……せっかく見つけた似た奴を、
殺すのは……ちょっとやだなー…って。」
シーフのバーサーカー:「………………そうか」
---
ソーマ=IVは図書館で治療の準備の間、モードレッドとともに本を読んで時間を潰してる
日村裕也は別荘を探索している。夜の別荘は薄気味悪い。
浅葉みのりは別荘を[探索]している。なにかが異様な気配を感じている。
シーフ・ムーンは倉庫を[探索]している。運悪く出会った不良たちが怪我をした。
蒲穂わには倉庫街を[探索]している。ここを動くつもりはもはやない。
ミルドレッドは倉庫街を[探索]している。同盟の絆は硬いようだ。
サンドレーネ:「…本来の霊地ではないですが、彼女の魔術ならばある程度傷を癒す程度はできる筈です」
ソーマ=IV::「悪いな。拠点から動かせないものが多すぎたわ」
ソーマ=IV::「例の結界礼装も中破状態。こりゃ一瞬の身代わりにしかならなさそうだぜ」
サンドレーネ:「いえ、ある物を活かしていきましょう。……防衛戦力の配置はある程度済んでいますから、敵が来たならば分かります」
ソーマ=IV::(借りた図鑑をめくりながら会話)
ソーマ=IV::「だな。見ての通りセイバーはガンガン攻める分には強いが、無理しすぎなとこもあってなぁ」
ソーマ=IV::「オレがもうちょいマスターとして使い物になるんなら良かったんだが……この眼ぐらいしかな」
ソーマ=IV::(左目に手をやる)
サンドレーネ:「……その瞳は……礼装、ですか」
ソーマ=IV::「あぁ、ホルスの眼。っていう。肉体を巻き戻して回復させる礼装だ」
サンドレーネ:「ホルス……。…その出所も、分からないのでしょうか」
ソーマ=IV::「生まれた時にはくっついてた」
ソーマ=IV::「こいつがオレがなかなか死なずに寿命も長い理由だな」
サンドレーネ:「……私の、この礼装が、ラーの瞳、と銘打ってあります」
ソーマ=IV::「後は、今回の聖杯戦争で、ちょいと仕込んだのが」
ソーマ=IV::(脱衣)
サンドレーネ:(モノクルに手をやる)
ソーマ=IV::「今は埋め込んであるが、回路を臨界稼働させる類の奴だ」
ソーマ=IV::「オレが頼んで用意させて---あぁ、まだ名前は付けてなかったな」
ソーマ=IV::「コイツの負荷のせいで。今のオレは普通に死が近い状態だ。いや、もっと危ないかもな」
サンドレーネ:「………そう、ですか」
ソーマ=IV::「さながら神酒の毒ってやつかね---まぁ、終わったら抜き取ればいい」
ソーマ=IV::「つーわけで、オレの力はマジでここまで」
サンドレーネ:「…瞳の話、身体の話……今すぐ、となれば厳しいですが、こちらも力になれることがあるかもしれません」
ソーマ=IV::「……ユウちゃんといい、サンちゃんといい。結構オレに優しいよな」
ソーマ=IV::「なんかあったっけ」
サンドレーネ:「……いえ。彼は…根っからの善人なのでしょう」
サンドレーネ:「あるいは、何かあなたに重なるものを見たか──」
ソーマ=IV::「そういうサンちゃんは?……オレは、正義とか悪とかは把握できねぇな。今のままじゃ」
サンドレーネ:「私は、助力の結果としてあなたが手に入ることを考えています」
ソーマ=IV::「……そういう趣味?いや確かにそういう事もちょっとはやったけどさぁ」
サンドレーネ:「製造半世紀のホムンクルス…それも、自身の系譜に通じる可能性のある礼装」
サンドレーネ:「…研究対象として、の話です」
サンドレーネ:「いち錬金術師として、興味がありますから」
ソーマ=IV::「……同じ系譜?」
サンドレーネ:「…疑鏡、『ラーの瞳』」
サンドレーネ:「アトラスより抜け出した錬金術師の家系に伝わる礼装にして、魔術刻印」
サンドレーネ:「…この礼装です」(モノクルに触れる)
ソーマ=IV::(顔を近づける)
ソーマ=IV::「……はは」
サンドレーネ:「…よくある命名ではありますが、何か……」
ソーマ=IV::「いや、さっぱり思い出せねぇ」
ソーマ=IV::「でもな、最後には違うんだろうな。って思っても」
ソーマ=IV::「嬉しいよ。もしかしたら、近くにいるかもしれねぇって気持ちはよ」
サンドレーネ:「……そう、ですか」
ソーマ=IV::「しかしあっちの金ぴかのライダーどうすっかな……宝具がバビロニアな感じなのはわかったけどよ。それ以外はさっぱり」
サンドレーネ:「…先日の件で一つ宝具を使用していましたが…まだ、油断はできません」
ソーマ=IV::「それにあのニンジャ野郎も半端じゃねぇ。サンちゃんも気を付けとけよ」
サンドレーネ:「…デミ・サーヴァント」
サンドレーネ:「手数で言えば利があるとはいえ、驚異的な相手には変わりありません」
ソーマ=IV::「マスターが英霊の力を持ってる。ってことはアイツは令呪も隠し持ってる」
ソーマ=IV::「言っちまえばいつどんな内容で令呪を切るかは、マスターよりサーヴァントが決めたい。あいつはそれができる」
サンドレーネ:「……せめて、二組が潰しあってくれればこちらは有利に立ち回れますが…」
ソーマ=IV::「まーな」
サンドレーネ:「……そして、日村さんのサーヴァント…」
ソーマ=IV::「結局。姿現さなかったな」
サンドレーネ:「…出したくない、ではなく、『出せない』と言った様相でした」
ソーマ=IV::「要するに、ライダーとセイバーじゃ止められないか、止める前に図書館が吹っ飛ぶと」
ソーマ=IV::「何呼んだんだ?ユウちゃん……」
サンドレーネ:「となれば、初見で力を発揮する宝具、狂化…いずれかでしょうか」
ソーマ=IV::「ユウちゃんと戦う時は、此処を離れる必要があるかもな」
ソーマ=IV::「他にも、全くここに来ない奴……こいつはオレの都合だから、サンちゃんを巻き込むのはどうかと思うが」
サンドレーネ:「……いえ、同盟は同盟ですから」
ソーマ=IV::「ありがとうよ、サンちゃん……とにかく今は、黒いサーヴァントの相手だな」
サンドレーネ:「…えぇ」
サンドレーネ:「……では…次に、情報の共有も、済ませておきましょうか───」
ソーマ=IV::「悪いな。拠点から動かせないものが多すぎたわ」
ソーマ=IV::「例の結界礼装も中破状態。こりゃ一瞬の身代わりにしかならなさそうだぜ」
サンドレーネ:「いえ、ある物を活かしていきましょう。……防衛戦力の配置はある程度済んでいますから、敵が来たならば分かります」
ソーマ=IV::(借りた図鑑をめくりながら会話)
ソーマ=IV::「だな。見ての通りセイバーはガンガン攻める分には強いが、無理しすぎなとこもあってなぁ」
ソーマ=IV::「オレがもうちょいマスターとして使い物になるんなら良かったんだが……この眼ぐらいしかな」
ソーマ=IV::(左目に手をやる)
サンドレーネ:「……その瞳は……礼装、ですか」
ソーマ=IV::「あぁ、ホルスの眼。っていう。肉体を巻き戻して回復させる礼装だ」
サンドレーネ:「ホルス……。…その出所も、分からないのでしょうか」
ソーマ=IV::「生まれた時にはくっついてた」
ソーマ=IV::「こいつがオレがなかなか死なずに寿命も長い理由だな」
サンドレーネ:「……私の、この礼装が、ラーの瞳、と銘打ってあります」
ソーマ=IV::「後は、今回の聖杯戦争で、ちょいと仕込んだのが」
ソーマ=IV::(脱衣)
サンドレーネ:(モノクルに手をやる)
ソーマ=IV::「今は埋め込んであるが、回路を臨界稼働させる類の奴だ」
ソーマ=IV::「オレが頼んで用意させて---あぁ、まだ名前は付けてなかったな」
ソーマ=IV::「コイツの負荷のせいで。今のオレは普通に死が近い状態だ。いや、もっと危ないかもな」
サンドレーネ:「………そう、ですか」
ソーマ=IV::「さながら神酒の毒ってやつかね---まぁ、終わったら抜き取ればいい」
ソーマ=IV::「つーわけで、オレの力はマジでここまで」
サンドレーネ:「…瞳の話、身体の話……今すぐ、となれば厳しいですが、こちらも力になれることがあるかもしれません」
ソーマ=IV::「……ユウちゃんといい、サンちゃんといい。結構オレに優しいよな」
ソーマ=IV::「なんかあったっけ」
サンドレーネ:「……いえ。彼は…根っからの善人なのでしょう」
サンドレーネ:「あるいは、何かあなたに重なるものを見たか──」
ソーマ=IV::「そういうサンちゃんは?……オレは、正義とか悪とかは把握できねぇな。今のままじゃ」
サンドレーネ:「私は、助力の結果としてあなたが手に入ることを考えています」
ソーマ=IV::「……そういう趣味?いや確かにそういう事もちょっとはやったけどさぁ」
サンドレーネ:「製造半世紀のホムンクルス…それも、自身の系譜に通じる可能性のある礼装」
サンドレーネ:「…研究対象として、の話です」
サンドレーネ:「いち錬金術師として、興味がありますから」
ソーマ=IV::「……同じ系譜?」
サンドレーネ:「…疑鏡、『ラーの瞳』」
サンドレーネ:「アトラスより抜け出した錬金術師の家系に伝わる礼装にして、魔術刻印」
サンドレーネ:「…この礼装です」(モノクルに触れる)
ソーマ=IV::(顔を近づける)
ソーマ=IV::「……はは」
サンドレーネ:「…よくある命名ではありますが、何か……」
ソーマ=IV::「いや、さっぱり思い出せねぇ」
ソーマ=IV::「でもな、最後には違うんだろうな。って思っても」
ソーマ=IV::「嬉しいよ。もしかしたら、近くにいるかもしれねぇって気持ちはよ」
サンドレーネ:「……そう、ですか」
ソーマ=IV::「しかしあっちの金ぴかのライダーどうすっかな……宝具がバビロニアな感じなのはわかったけどよ。それ以外はさっぱり」
サンドレーネ:「…先日の件で一つ宝具を使用していましたが…まだ、油断はできません」
ソーマ=IV::「それにあのニンジャ野郎も半端じゃねぇ。サンちゃんも気を付けとけよ」
サンドレーネ:「…デミ・サーヴァント」
サンドレーネ:「手数で言えば利があるとはいえ、驚異的な相手には変わりありません」
ソーマ=IV::「マスターが英霊の力を持ってる。ってことはアイツは令呪も隠し持ってる」
ソーマ=IV::「言っちまえばいつどんな内容で令呪を切るかは、マスターよりサーヴァントが決めたい。あいつはそれができる」
サンドレーネ:「……せめて、二組が潰しあってくれればこちらは有利に立ち回れますが…」
ソーマ=IV::「まーな」
サンドレーネ:「……そして、日村さんのサーヴァント…」
ソーマ=IV::「結局。姿現さなかったな」
サンドレーネ:「…出したくない、ではなく、『出せない』と言った様相でした」
ソーマ=IV::「要するに、ライダーとセイバーじゃ止められないか、止める前に図書館が吹っ飛ぶと」
ソーマ=IV::「何呼んだんだ?ユウちゃん……」
サンドレーネ:「となれば、初見で力を発揮する宝具、狂化…いずれかでしょうか」
ソーマ=IV::「ユウちゃんと戦う時は、此処を離れる必要があるかもな」
ソーマ=IV::「他にも、全くここに来ない奴……こいつはオレの都合だから、サンちゃんを巻き込むのはどうかと思うが」
サンドレーネ:「……いえ、同盟は同盟ですから」
ソーマ=IV::「ありがとうよ、サンちゃん……とにかく今は、黒いサーヴァントの相手だな」
サンドレーネ:「…えぇ」
サンドレーネ:「……では…次に、情報の共有も、済ませておきましょうか───」
蒲穂わに:「はぁ、丸二日引きこもることになるとは……」
ベアト:「ジャンプのついでに食事買ってきててよかったですねマスターさん」
ミルドレッド:「(むすー)」
ミルドレッド:(感情の整理が追い付かないのでとりあえず不機嫌になっている)
蒲穂わに:「ごちそうさまでした」
蒲穂わに:「さて、と。キャスター」
ベアト:「はいはい。周囲の状況確認ですね」
ベアト:「一度、ここを出て見回りといきましょう」
蒲穂わに:「というわけで俺達は様子を見てくる」
ミリィのライダー:「…………」ペラッ
蒲穂わに:「ライダーたちは……出る気ないな。知ってた」
ミリィのライダー:「…………おお、気をつけろよ」
ミリィのライダー:「特に、賊にはな」
シーフ・ムーン:「その必要はないね。」
蒲穂わに:「うわ、不法侵入者」
ベアト:「しょっぴきましょう!」
ミリィのライダー:「なあ、我読書中だから後でよいか?」
ミルドレッド:「何言ってんのライダー!?」
シーフ・ムーン:「よっと、やぁ君たちここら一帯に住んでる人?
美味い飯屋か何か、教えてもらえると良いんだけれどなぁ」
蒲穂わに:「んー?」
蒲穂わに:「そうだな、公園のとこの定食屋とかどうだ」
蒲穂わに:「美味いぞ」
シーフ・ムーン:「へぇ、ありがとっ」
蒲穂わに:「で、……帰ってもらえたりは?」
蒲穂わに:「ほら、一応ここ私有地だし?」
ミリィのライダー:「我なぁ、現界してからというもののロクな美食にあり付けずにいてなぁ」
ミリィのライダー:「なけなしの金を使おうとするとミリィが癇癪を起こすし」
ミルドレッド:「あたりまえじゃない頭の仲腐ってるのいたいいたいいたい久々ねそれ!」
シーフ・ムーン:「あ、もう一つ───────」
シーフ・ムーン:「────────この街に現れる杯について、知ってることあったりする?」
蒲穂わに:「……だよなぁ」
シーフ・ムーン:「あっ、やっぱり知ってた?だよね」
ベアト:『サーヴァントの気配ありましたからねー』
ミルドレッド:「ちょっとライダー! 真面目な空気だから! やめなさいよ痛い!」
シーフ・ムーン:「こんな夜中に、人気のない辺鄙な倉庫にいるなんて、
そう言った裏の連中か、あるいは逢引くらいしか浮かばないしぃ、ね?」
ミリィのライダー:「──さて」
ミリィのライダー:「で、知っていたら何だと言うのだ?」
蒲穂わに:「できればお引取り願いたいところなんだが……」
蒲穂わに:「そら、余り物だけどおにぎりやるから」
シーフ・ムーン:「いやぁね?僕この聖杯戦争?っての初心者で!
カールとかノンボーンはよくやってたらしいけど知識無くてねぇー!
だから、なんか詳しそうな君たちに、勝ち抜き方とか聞きたいなぁって」
ミルドレッド:「…………」
ミリィのライダー:「ふむ」
蒲穂わに:「残念だけど俺も教科書通りの知識しかなくてね」
蒲穂わに:「キャスターは……うん。説明できないだろうし」
ベアト:『なんですかその扱い!』
ミリィのライダー:「いや、攻略法はあるぞ」
蒲穂わに:「あるのか……」
シーフ・ムーン:「へぇ?あるんだぁー…素直に教えるとは思えないけど、一応聞いてみる」
ミリィのライダー:「といっても、矢張り教科書通りのものだが──」
シーフ・ムーン:「教科書通りでもいいさ。僕は教科書なんて知らない人生だったからねぇ」
ミリィのライダー:「無論“情報”よ。智を知るものが勝負を握る。当然の理論であろう?」
ミリィのライダー:「そこで我は貴様に一つ提案をしたい」
シーフ・ムーン:「へぇ、良いよっ。なになに?」
ミリィのライダー:「どうだ、一騎の真名を教える代わりに、一つ使い走りを頼まれる気はないか?」
シーフ・ムーン:「………………へぇ。」
シーフ・ムーン:「(ちょっとだけ考えるような仕草)」
ミルドレッド:「ら、ライダー!? もしかして自分の、私にも教えてない真名をっ」
ミリィのライダー:「戯け」
蒲穂わに:(真名わかってるのか……今知った……)
ミルドレッド:「痛い!」
ベアト:(マスターさんの真名というオチだったりして!)
ベアト:(それとも私でしょうか? 名乗ってないのに! 名乗ってないのに!)
シーフ・ムーン:「うーん、分かった!良いy」[ 待て、マスター)」
シーフのバーサーカー:(霊体化をとく)
ミリィのライダー:「ふん、お出ましか」
シーフのバーサーカー:「この女……食えんな。我が時代にはいない系譜の存在よ……。」
シーフのバーサーカー:「その言葉、素直に呑み込めば胃の内から焼き尽くされかねん」
シーフ・ムーン:「えっ?じゃあ殺す?バラす?裂く?」
シーフのバーサーカー:「たわけ、何故お前はすぐそのような短絡的思考なのだ」
ミリィのライダー:「フハハ! 大層な評価をするな。慧眼と言っておこう」
蒲穂わに:(ぜんぜん話についていけない……)
シーフのバーサーカー:「……簡単な話だ。……そこの女、我らに頼もうとしているその使い走りとはなんだ?
そして、その真名とは、貴様らの内の"誰の"真名だ?内容によっては、その承諾を受けて立とうではないか」
ベアト:(要するに安易に挑発に乗って怪我をしたマスターさんはお馬鹿さんということです!)
シーフ・ムーン:「内容なんてどうでもいいじゃん!
僕は一刻も早く情報が欲しいんだけど!」}
シーフのバーサーカー:「急いては事を仕損じるぞマスター。
そしてその得た情報が、役に立たぬものだとしたら……」}
ミリィのライダー:「クク、いつ我らの内の誰かと言った?」
シーフのバーサーカー:「………なるほど、そう来るか」
ミリィのライダー:「戦における情報とは、即ち敵の生態、文化、宗教の掌握だ」
ミリィのライダー:「つまるところ──単純な話。情報のアドバンテージを渡すから、潰してこいと言うのだ」
ミリィのライダー:「無論、完全に潰せなどとは言うまい」
ミリィのライダー:「打撃を与えれば十分としてやろう。交渉に妥協はつきものだ」
シーフ・ムーン:「………えー?…?つまりー?」
シーフのバーサーカー:「…喜べマスター、お前の喜ぶ荒事だ。」
ベアト:「ご安心ください。そちらのサーヴァントさん」
シーフのバーサーカー:「む?我か?」
ベアト:「先日妥協したばかりですからライダーの言葉は折り紙付きですよ」
ベアト:「嘘ではないでしょう。たぶん」
ベアト:「ねー? マスターさん?」
蒲穂わに:「いちいちせっつくのやめろよ!」
シーフのバーサーカー:「ふむ……まぁそこの女の同盟者の言葉を真に受けるつもりはないが………」
シーフのバーサーカー:「良いだろう、此度は信用してやろうではないか。」
シーフのバーサーカー:「乗ってやろう、貴様らの口車に」
シーフ・ムーン:「なんだかよくわからないけど、とりあえずぶっ潰せばいいんでしょ?りょーかーい」
ミリィのライダー:「よろしい、では交渉成立としよう」
ベアト:「ふふふ…ナイスニンジェル(ポイントの一種)なアシストですね! 流石私!」
シーフのバーサーカー:「さて……それでこんな狂人たる私達にまで頼む相手とは、
いったいどれほどの存在かな?是非とも聞かせてもらおうではないか」
ミリィのライダー:「そうだな、図書館に巣食うライダーは目撃したか?」
ミリィのライダー:「彼奴は悪しき者ではないのだが……如何せん、そこを取り締まる女が物騒では」
シーフのバーサーカー:「………………見てはいない。だが感じる。
穴倉の奥に潜む獣の如く、狡猾に待ち構える存在が1人いるな。」
シーフのバーサーカー:「まぁ、獣というならば我がマスターの方がよほどだが」
蒲穂わに:(え、もしかしてあそこの司書さん魔術師だったの?!)
ミリィのライダー:「あれでは書が泣こうというもの。よって、“もう一人のライダー”の真名を貴様に開示・のち戦闘をおこなってもらう」
ベアト:(自分の町の魔術師くらい知っておきましょうよマスターさん…)
シーフのバーサーカー:「───────────了承した。
我がマスターは聖杯に、いや……"闘争"に飢えている。
その飢えを満たせる相手ならば、誰であろうとかまわん」
シーフのバーサーカー:「……まぁ、最初は貴様らでも良いと考えてたがね、」
ミリィのライダー:「フン、それでは真実獣よ。満たしたくば探求せよ。智によって暴を成せ」
ミリィのライダー:「叡智の味は、格別だぞ?」
シーフのバーサーカー:「叡智など………………堕落へ導くものでしかないさ」
シーフ・ムーン:「難しい事はわっかんないけど、とりあえず図書館に殴り込めばいいんでしょ?」
ミリィのライダー:「知恵の実か。──林檎と言えば、電子機器とやらはなかなかに優れているな。特にタブレットが気に入った」
ミリィのライダー:「その通り。では情報を渡そう」
シーフ・ムーン:「わぁーい」
ミリィのライダー:「ああ、一応契約を結ぶか。おい、小僧。ギアスの心得はあるか?」
蒲穂わに:「勿論」
シーフ・ムーン:「あ、ギアスって前カールの奴がやってたあれかぁー。初めてするなぁ」
蒲穂わに:「……よし、書き上がった」
ミリィのライダー:「よろしい。その辺りは貴様らで詰めておけ。我はそろそろ読書に戻る」
蒲穂わに:「ええと……名前わからねえや」
蒲穂わに:「そっちのマスター、一応目を通しておいてくれ」
シーフ・ムーン:「僕?うーん……本名じゃなきゃダメかな?覚えてないんだけど」
蒲穂わに:「不平等にならない文面にしてある」
シーフ・ムーン:「んー……。………………?」
蒲穂わに:「大丈夫。魂に作用する魔術だ。記入した時点で逃れられるものじゃない」
シーフのバーサーカー:「すまない。こいつの頭に合わせて要約してやってくれ。大丈夫だ約束の文面だけで良い」
蒲穂わに:「つまり、こっちは情報を渡す。あんたは代わりに殴り込みに行く。以上」
シーフのバーサーカー:「殴りこみさえすれば、損壊具合等はどうとでも良いかな?」
蒲穂わに:「とはいえ殴り込めばいいわけじゃなくて戦闘まで含むけどな」
ミリィのライダー:「(既に話を聞いていない)」
{蒲穂わに:「そう、なるのかな?」]
蒲穂わに:「ライダー、いやライダー様」
シーフのバーサーカー:「了承した。まぁそこは、このマスターなら勝手にやってくれるだろう」
蒲穂わに:「新鮮な魚介料理奢るからそのへんの話を」
蒲穂わに:「美食に飢えてたはずだよな?」
蒲穂わに:「……ちょっと長くなりそうだ」
ミルドレッド:「……こうなったらもう駄目よ」
ミルドレッド:「呼びかけても聞こうとしないし、手を出したら関節技決めてくるし」
蒲穂わに:「それもそうだな……」
シーフ・ムーン:「んー、で…名前書けばいいんだっけ?本名?」
蒲穂わに:「通り名でいい」
蒲穂わに:「言語もなんでもいいよ」
シーフ・ムーン:「そっか、僕記憶大部分ごそっと無くてさぁ!
じゃあ、みんなによく呼ばれている名前書くね!」
シーフ・ムーン:「シーフ・ムーン、っと」
蒲穂わに:「泥棒とはまた物騒な名前だ……」
シーフのバーサーカー:「おい待てマス……。…やれやれ。」
シーフのバーサーカー:「一つ聞きたいことがあったが、契約の後では致し方ないか」
蒲穂わに:「……そっちも苦労してそうだな」
ミルドレッド:「……ねえわに、昼間の戦闘は避けさせた方がいいんじゃないの?」
シーフのバーサーカー:「いや…聞きたいことは2つか。
あの女は話を聞かなそうだ。お前たちで良いかな?」}
ミルドレッド:「利用者がいたら、巻き込まれそうだし」
蒲穂わに:「聞かれてもわからないことは答えられないが、なんだ?」
シーフのバーサーカー:「1つは奴では無いと分からんだろうが、『どうやって敵の情報を得たのか』ということ」
シーフのバーサーカー:「2つ目は、『図書館への攻撃に時間制限はあるのか』という事だ」
シーフのバーサーカー:「つまりまぁ…何日の何時迄にやらねばならない、などといった取り決めはあるか、だ」
ミルドレッド:「……そういえばそうよね。一度図書館に行ったきりで、私それ以降行ってないし」
蒲穂わに:「それなら文頭に書いてあるぞ、そら」
シーフのバーサーカー:「ん?」
蒲穂わに:──襲撃は無人と予想される夜に限定する
シーフのバーサーカー:「なるほど、抜け目のない奴だ。」
蒲穂わに:「要約しろと言われてしまったから仕方がない」
シーフ・ムーン:「うぇ!?人殺せないの!?うっそー!だましたな!」
シーフのバーサーカー:「読んでいない貴様が悪い…」
蒲穂わに:「まあまあ。ほら、これやるから許せ」
ミルドレッド:「日時は……あんまり後でも困るわよね」
蒲穂わに:「飯処聞いてたってことはたぶんまだメシ終わってないんだろ?」
蒲穂わに:「カップスープと握り飯で良ければやるよ」
ミルドレッド:「でもその子の様子じゃあ、すぐにでも攻め入りそうだし」
シーフ・ムーン:「わぁーい!ありがとー!」
シーフのバーサーカー:「まぁいい。こいつは見ての通り、
食事と人殺しと盗みしか考えていないやつでな。
だからこそこうして私が手綱を握っているわけだが……こうして制約を賭けてくれるとありがたい」
ミルドレッド:「あと、契約を終わらせるまでにこっちを攻められても困るし」
ミルドレッド:「その辺もちゃんとしたの?」
蒲穂わに:「大丈夫だ。ちゃんと書いてある。デカデカと」
蒲穂わに:「襲撃が終わるまで互いに戦闘行動は禁止。それで納得できるだろ?」
シーフのバーサーカー:「………了承した。」
ミルドレッド:「……そう。じゃあ大丈夫かしら」
蒲穂わに:「終わったかシーフ? 名前書くから貸してくれ」
シーフのバーサーカー:「それでは、いつぞやの夜間に図書館へと踏み込むとしy」
シーフ・ムーン:「ねぇ」
ミルドレッド:「そんな制約もあるなら、ずっと図書館を襲撃しないでいるのもできないだろうし」
シーフ・ムーン:「………これさぁ、破ったらどうなるの?」
蒲穂わに:「死ぬ。問答無用でな」
ミルドレッド:「…………どうなるの?」
蒲穂わに:「そういうものだ。ギアスってのは」
ミルドレッド:「……恐ろしいのね」
シーフ・ムーン:「ねぇ、ねぇ。今ここで破ってさぁ、君たち全員殺したらさぁ!どんな死に方で───────!!!」
シーフのバーサーカー:「マスター、」
シーフのバーサーカー:「はしゃぎすぎだ」
シーフ・ムーン:「……。チッ(文面を手渡す」
蒲穂わに:「オーケー。冷静な判断をしてくれて助かるよ」
蒲穂わに:「それじゃ、ライダー? ちゃんと情報受渡せよ?」
蒲穂わに:「死ぬぞ。そして敗退決定だぞ」
ミリィのライダー:「よし読了。話は……付いたみたいだな」
シーフのバーサーカー:「すまないな。あんな男で。
どうも以前会ったカールという男にそそのかされ、
未知と言う物に惹かれるらしい。此度の聖杯もそうだ。」
シーフ・ムーン:「(部屋の隅でふてくされている)」
ミリィのライダー:「未知か。知るだけなら書を読めばよいものを」
蒲穂わに:「えーと、俺の役目はこのくらいかな」
シーフのバーサーカー:「さて、情報を聞こうか。
そして、何故その情報を知りえたのかも、なぁ…」}
蒲穂わに:「ま、そういうわけで。頑張ってくれ」
ミリィのライダー:「フフッ、我ともなれば一目見れば一目瞭然よ」
シーフのバーサーカー:「なるほど、"一目見れば"か」
シーフのバーサーカー:「ククク…、なるほど愚問だったようだな。」
ミリィのライダー:「××の乙女。あれほどの××ともなれば見抜くのはたやすい」
シーフのバーサーカー:「なるほど、理解したよ。」
ミリィのライダー:「さて、では伝えよう。彼奴の真名は────」
ミリィのライダー:【ディスコ経由で伝達】
シーフのバーサーカー:【んで、情報受け取ったって感じで】
ミリィのライダー:「────だ」
シーフのバーサーカー:「………………なるほどな、承知した」
ミルドレッド:(今初めて聞いた、という顔)
シーフのバーサーカー:「だが先ほどの言葉、その知識。
お前の真名へと辿る手掛かりにもなるという事を忘れるな」
ミリィのライダー:「フ、むしろこれで当てない方が無礼であろうよ」
蒲穂わに:「ああ、補足しておくと明日攻めろとは言わない。そっちのペースで問題ない」
「その場合でも一組と戦わずに済むというのは俺達にとってプラスだからな」
「……まあ誰かが先に倒して互いに手出しできないままという可能性もあるにはあるが」
シーフのバーサーカー:「心配はいらんさ」
シーフのバーサーカー:「我がマスターは、闘争(みち)に飢えているのだから……」
シーフ・ムーン:「バーサーカー!僕もういくよー!!」
蒲穂わに:「……はぁぁぁぁぁぁぁぁ。上手く行ってよかった」
蒲穂わに:「なんか……精神的に疲れた……」
蒲穂わに:「ミリィ、王様、俺はもう寝るから」
蒲穂わに:「ベッドはまだあるし、好きに使ってくれ」
ミリィのライダー:「おう、大義であった。番はミリィに任せるがよい」
ベアト:「フートンへGOです! グナァイ!」
ミルドレッド:「ライダー、ジャンプもう読んだでしょ手伝ってよ」
シーフのバーサーカー:「………………なぜ、奴の言葉に乗った?」
シーフ・ムーン:「うーん?」
{シーフのバーサーカー:「貴様の事だ。考えなしに奴らの寝床に忍び込み、
その手を以てして惨殺することも考えていたのだろう?
何故………………あの男の言葉にやすやすと従った?」
シーフ・ムーン:「………………んとねぇー…」
シーフ・ムーン:「なんか、あの眼鏡の漢……似た気配したんだよねぇー」
シーフ・ムーン:「僕と」
シーフのバーサーカー:「……ほう?」
シーフ・ムーン:「英霊の力を借りてるっていうか?
完全な一体化でも、乗っ取られてるわけでもない。
"借りる"人。英霊回帰とはまた違うけど、似て非なる何かを感じた」}
シーフ・ムーン:「……せっかく見つけた似た奴を、
殺すのは……ちょっとやだなー…って。」
シーフのバーサーカー:「………………そうか」
---
浅葉みのり:ブルルルルンブルルルルン
浅葉みのり:(排気音)
日村裕也:(事件…事件ねぇ)
浅葉みのり:「ついた」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「……誰か、いる」
日村裕也:(夜の別荘って不気味だな…つーかゾンビなイメージ…うお)
日村裕也:「……そこ、誰かいんのか?」
みのりのフォーリナー:「人の気配がしますね 」
浅葉みのり:「……」
日村裕也:「……」
浅葉みのり:「……血の匂いは、しない」
浅葉みのり:「けど……」
浅葉みのり:「あなたは参加者?」
日村裕也:「あー、こんな時間にアブねえぞ」
日村裕也:「あん…?」
浅葉みのり:「それはこっちの台詞」
浅葉みのり:「あなたこそ危ない」
日村裕也:(直球過ぎる…というか遭遇率たっけえな!)
日村裕也:「んー…つーとアンタもか」
浅葉みのり:「そう」
日村裕也:(まあこんな時間にこんなとこうろつくとしたら他に居ねえか…)
浅葉みのり:(ギュィィィィィィィィィン)
浅葉みのり:「心拍数は変わってない。瞳孔に妙な動きもない」
浅葉みのり:「……嘘はついていないとみた」
日村裕也:「……そういうのって離れてて分かるもんなのか?」
浅葉みのり:「私の身体は特別」
浅葉みのり:「あなたの心音は勿論、体温や呼気の成分もわかる」
日村裕也:「そういう魔術師ってことか。すげえな」
浅葉みのり:「……そういうことにしておく」
浅葉みのり:(改造人間なんて、信じてもらえないし)
浅葉みのり:「それで、あなたはこんな場所で何をしているの」
日村裕也:「俺はそういう方面全くダメでなあ。色々便利そうで羨ましいぜ」
日村裕也:(さて、どうしたもんか)
日村裕也:(とはいえ不必要に隠すもんでもないか)
浅葉みのり:「……便利」
浅葉みのり:「便利かもしれない」
日村裕也:「あるサーヴァントを探してる」
浅葉みのり:「……なぜ?」
日村裕也:(含みのある言い方するやつだなあ…)
日村裕也:「……問答無用に襲われてな」
浅葉みのり:「……同情する」
日村裕也:「でまあ、現状の方針としてはソイツを倒したい…ってトコだ」
日村裕也:(実際に倒せるかはともかく)
浅葉みのり:「襲われたのなら、大人しくしておくといい」
浅葉みのり:「ケガ、したくないでしょ」
日村裕也:「いや、あの時はサーヴァントを呼ぶ前だったからな」
日村裕也:「今ならまあ、大丈夫だろ、多分」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:(ゅぅゃの身体を触る)
日村裕也:(オイオイ)
日村裕也:(警戒心薄い奴だなあ……人の事言えた義理じゃないが)
浅葉みのり:「……身体つきは悪くない」
日村裕也:「……ゅぅゃさんも日々鍛えてますんで」
浅葉みのり:「でもこの筋肉の付き方は、戦いで鍛えられたものじゃない」
日村裕也:「……随分詳しいんだな」
浅葉みのり:「……あなただけじゃ、危険」
日村裕也:「まあそりゃ絶対の自信があるってほどでもねえけどさ…」
浅葉みのり:「私が戦うのは戦いを終わらせるため」
浅葉みのり:「無闇に戦うのなら、それは許容しがたい」
日村裕也:「……まるでヒーローみたいなことを言うな、アンタ」
浅葉みのり:「……!」
日村裕也:(嫌いってことはない。言ってることが事実であれば)
浅葉みのり:「ヒーローと言われるのは嬉しい」
浅葉みのり:「子供たちに呼ばれることはあっても」
浅葉みのり:「他は自称するだけだから」
浅葉みのり:「私はヒーロー」
浅葉みのり:「そう生きたいと思ってる」
日村裕也:「……なるほどな」
日村裕也:(ちょっと年齢的に痛々しい……とは言うまい)
日村裕也:(マジでそうやって生きている奴も、確かにいるんだ)
浅葉みのり:「目が泳いだ」
日村裕也:「あー、すまん」
日村裕也:「で、ヒーローさんはここに用事か?」
浅葉みのり:「ここは曰く付きの場所」
浅葉みのり:「聖杯戦争に関係があると思ったけど」
日村裕也:(しかし魔術師でヒーローを志すっていう成り立ち……あんま詳しく聞かねえほうがいんだろうな)
浅葉みのり:「……物理的なレーダーではあまり感知出来ないみたい」
日村裕也:「俺もなんかあると思ったんだが……」
日村裕也:「アンタがそういうなら取り合えずは空振りっぽいな」
浅葉みのり:「詳しく調べてみないと断定は出来ない」
浅葉みのり:「……その探しているサーヴァントと戦うつもり?」
日村裕也:「一応視野には入れてるが」
日村裕也:「最優先はそうだな……理由だろうな」
浅葉みのり:「……それは、何?」
日村裕也:「俺の経験談で悪いんだけどよ」
日村裕也:「切羽詰まって問答無用で相手を倒す、そんなマスターだっているにはいるんだ」
浅葉みのり:「……むしろ、魔術師なんてそんなもの」
日村裕也:「……まあなあ」
日村裕也:「でもそうじゃないかもしれない」
日村裕也:「人の生死が関われば、やっぱ焦るだろ?」
浅葉みのり:「……どういうこと?」
日村裕也:「それで誰かを犠牲にしていい……ってもんでもないが」
日村裕也:「まあ……人を襲うほどになった理由が何なのか。それを聞きたいってこった」
浅葉みのり:「……なるほど」
日村裕也:「ヤバそうな奴なら殴って止める」
浅葉みのり:「対話が先なの? もしかしたらあなたを直ぐ様に襲うかもしれない」
浅葉みのり:「まずは聞く」
浅葉みのり:「そんなことも許されないかもしれない」
浅葉みのり:「それでも聖杯戦争を続けるつもりなの?」
日村裕也:「それもまずは会ってからだろうなぁ」
日村裕也:「リタイアする気はない」
浅葉みのり:「……甘い」
日村裕也:「まあ、そうかもな」
日村裕也:「正直自覚はしてる。だがまあ……ゅぅゃさんはこう生まれついちまったわけなんだよ」
浅葉みのり:「……私は自分をバカだと思っていたけど」
浅葉みのり:「あなたはそれ以上」
浅葉みのり:「手がつけられない」
日村裕也:「ひでえ言い草だな…」
浅葉みのり:「……でも、出来ることなら尊重したい」
浅葉みのり:「戦わないことが理由なら」
浅葉みのり:「戦いを止めることが目的の私には何も言えない」
日村裕也:「穏便に終わらせたいってのは俺も同感だ」
日村裕也:(…………吹雪の光景は、次はご免だ)
浅葉みのり:「……提案」
日村裕也:「あん?」
浅葉みのり:「そのサーヴァントが何をするかわからないなら」
浅葉みのり:「対話をするまで、私が護衛する」
日村裕也:「有難いけど……いいのか?」
浅葉みのり:「私はヒーローだから」
浅葉みのり:「いずれ相対することになるとしても」
浅葉みのり:「戦わない道を選ぶ」
日村裕也:(今まで話した感じ、言動は一定している。嘘を吐くにはこのキャラクター性は向いてない)
日村裕也:(こういうやつも、いるんだなあ…)
日村裕也:「特にお礼とかは返せないが」
日村裕也:「聖杯も、一応の用事があって譲るのは難しいが」
日村裕也:「宜しく頼む」
浅葉みのり:「問題ない。見返りは最初からいらない」
浅葉みのり:「聖杯は……私は使わない」
浅葉みのり:「人に渡すつもりはない。願望器は人の手に過ぎたもの」
日村裕也:(益々本物のヒーローだな)
浅葉みのり:「……けれど、使い方によっては」
浅葉みのり:「正しい終わり方もあるかもしれない」
日村裕也:「まあ飛んでもないお願い……ってわけじゃないさ」
浅葉みのり:「フォーリナー」
日村裕也:「!?」
みのりのフォーリナー:「」
浅葉みのり:「初めまして、こんにちは。と言ってる」
日村裕也:「何語だよコレ」
浅葉みのり:「フォーリナー、今は夜」
日村裕也:「あ、ああ……今晩は」
みのりのフォーリナー:「 」
日村裕也:「声……っつーか音? というかアンタ分かるのかコレ」
浅葉みのり:「あなたにはそうでも、私達地球人にはそうじゃない」
浅葉みのり:「……私は、少し耳が特別」
浅葉みのり:「もとい、感覚が人と違う」
日村裕也:「……なるほど、そういう奴だっているか」
日村裕也:(ソーマのやつが既にホムンクルスだしな)
浅葉みのり:「汎用異種族間言語翻訳プロトコル」
浅葉みのり:「これを使えば会話が出来る」
日村裕也:「ゅぅゃさんファンタジー畑だから……」
日村裕也:(SFってあんまり読まねえぞ……)
浅葉みのり:「必要な場合は私が通訳する」
みのりのフォーリナー:「 」
日村裕也:「おうサンキュ……分かったほうがいいんだろうが厳しいぜ」
浅葉みのり:「……一つ、言い忘れてた」
日村裕也:「ん?」
浅葉みのり:「浅葉みのり」
浅葉みのり:「私の名前」
日村裕也:「ああ、そうだな」
日村裕也:「俺は日村裕也。改めて宜しくな」
浅葉みのり:「よろしく。あなたの目的が果たされるように、私も努める」
日村裕也:「(ユウちゃん以外なら)好きに呼んでくれ」
浅葉みのり:(排気音)
日村裕也:(事件…事件ねぇ)
浅葉みのり:「ついた」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「……誰か、いる」
日村裕也:(夜の別荘って不気味だな…つーかゾンビなイメージ…うお)
日村裕也:「……そこ、誰かいんのか?」
みのりのフォーリナー:「人の気配がしますね 」
浅葉みのり:「……」
日村裕也:「……」
浅葉みのり:「……血の匂いは、しない」
浅葉みのり:「けど……」
浅葉みのり:「あなたは参加者?」
日村裕也:「あー、こんな時間にアブねえぞ」
日村裕也:「あん…?」
浅葉みのり:「それはこっちの台詞」
浅葉みのり:「あなたこそ危ない」
日村裕也:(直球過ぎる…というか遭遇率たっけえな!)
日村裕也:「んー…つーとアンタもか」
浅葉みのり:「そう」
日村裕也:(まあこんな時間にこんなとこうろつくとしたら他に居ねえか…)
浅葉みのり:(ギュィィィィィィィィィン)
浅葉みのり:「心拍数は変わってない。瞳孔に妙な動きもない」
浅葉みのり:「……嘘はついていないとみた」
日村裕也:「……そういうのって離れてて分かるもんなのか?」
浅葉みのり:「私の身体は特別」
浅葉みのり:「あなたの心音は勿論、体温や呼気の成分もわかる」
日村裕也:「そういう魔術師ってことか。すげえな」
浅葉みのり:「……そういうことにしておく」
浅葉みのり:(改造人間なんて、信じてもらえないし)
浅葉みのり:「それで、あなたはこんな場所で何をしているの」
日村裕也:「俺はそういう方面全くダメでなあ。色々便利そうで羨ましいぜ」
日村裕也:(さて、どうしたもんか)
日村裕也:(とはいえ不必要に隠すもんでもないか)
浅葉みのり:「……便利」
浅葉みのり:「便利かもしれない」
日村裕也:「あるサーヴァントを探してる」
浅葉みのり:「……なぜ?」
日村裕也:(含みのある言い方するやつだなあ…)
日村裕也:「……問答無用に襲われてな」
浅葉みのり:「……同情する」
日村裕也:「でまあ、現状の方針としてはソイツを倒したい…ってトコだ」
日村裕也:(実際に倒せるかはともかく)
浅葉みのり:「襲われたのなら、大人しくしておくといい」
浅葉みのり:「ケガ、したくないでしょ」
日村裕也:「いや、あの時はサーヴァントを呼ぶ前だったからな」
日村裕也:「今ならまあ、大丈夫だろ、多分」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:(ゅぅゃの身体を触る)
日村裕也:(オイオイ)
日村裕也:(警戒心薄い奴だなあ……人の事言えた義理じゃないが)
浅葉みのり:「……身体つきは悪くない」
日村裕也:「……ゅぅゃさんも日々鍛えてますんで」
浅葉みのり:「でもこの筋肉の付き方は、戦いで鍛えられたものじゃない」
日村裕也:「……随分詳しいんだな」
浅葉みのり:「……あなただけじゃ、危険」
日村裕也:「まあそりゃ絶対の自信があるってほどでもねえけどさ…」
浅葉みのり:「私が戦うのは戦いを終わらせるため」
浅葉みのり:「無闇に戦うのなら、それは許容しがたい」
日村裕也:「……まるでヒーローみたいなことを言うな、アンタ」
浅葉みのり:「……!」
日村裕也:(嫌いってことはない。言ってることが事実であれば)
浅葉みのり:「ヒーローと言われるのは嬉しい」
浅葉みのり:「子供たちに呼ばれることはあっても」
浅葉みのり:「他は自称するだけだから」
浅葉みのり:「私はヒーロー」
浅葉みのり:「そう生きたいと思ってる」
日村裕也:「……なるほどな」
日村裕也:(ちょっと年齢的に痛々しい……とは言うまい)
日村裕也:(マジでそうやって生きている奴も、確かにいるんだ)
浅葉みのり:「目が泳いだ」
日村裕也:「あー、すまん」
日村裕也:「で、ヒーローさんはここに用事か?」
浅葉みのり:「ここは曰く付きの場所」
浅葉みのり:「聖杯戦争に関係があると思ったけど」
日村裕也:(しかし魔術師でヒーローを志すっていう成り立ち……あんま詳しく聞かねえほうがいんだろうな)
浅葉みのり:「……物理的なレーダーではあまり感知出来ないみたい」
日村裕也:「俺もなんかあると思ったんだが……」
日村裕也:「アンタがそういうなら取り合えずは空振りっぽいな」
浅葉みのり:「詳しく調べてみないと断定は出来ない」
浅葉みのり:「……その探しているサーヴァントと戦うつもり?」
日村裕也:「一応視野には入れてるが」
日村裕也:「最優先はそうだな……理由だろうな」
浅葉みのり:「……それは、何?」
日村裕也:「俺の経験談で悪いんだけどよ」
日村裕也:「切羽詰まって問答無用で相手を倒す、そんなマスターだっているにはいるんだ」
浅葉みのり:「……むしろ、魔術師なんてそんなもの」
日村裕也:「……まあなあ」
日村裕也:「でもそうじゃないかもしれない」
日村裕也:「人の生死が関われば、やっぱ焦るだろ?」
浅葉みのり:「……どういうこと?」
日村裕也:「それで誰かを犠牲にしていい……ってもんでもないが」
日村裕也:「まあ……人を襲うほどになった理由が何なのか。それを聞きたいってこった」
浅葉みのり:「……なるほど」
日村裕也:「ヤバそうな奴なら殴って止める」
浅葉みのり:「対話が先なの? もしかしたらあなたを直ぐ様に襲うかもしれない」
浅葉みのり:「まずは聞く」
浅葉みのり:「そんなことも許されないかもしれない」
浅葉みのり:「それでも聖杯戦争を続けるつもりなの?」
日村裕也:「それもまずは会ってからだろうなぁ」
日村裕也:「リタイアする気はない」
浅葉みのり:「……甘い」
日村裕也:「まあ、そうかもな」
日村裕也:「正直自覚はしてる。だがまあ……ゅぅゃさんはこう生まれついちまったわけなんだよ」
浅葉みのり:「……私は自分をバカだと思っていたけど」
浅葉みのり:「あなたはそれ以上」
浅葉みのり:「手がつけられない」
日村裕也:「ひでえ言い草だな…」
浅葉みのり:「……でも、出来ることなら尊重したい」
浅葉みのり:「戦わないことが理由なら」
浅葉みのり:「戦いを止めることが目的の私には何も言えない」
日村裕也:「穏便に終わらせたいってのは俺も同感だ」
日村裕也:(…………吹雪の光景は、次はご免だ)
浅葉みのり:「……提案」
日村裕也:「あん?」
浅葉みのり:「そのサーヴァントが何をするかわからないなら」
浅葉みのり:「対話をするまで、私が護衛する」
日村裕也:「有難いけど……いいのか?」
浅葉みのり:「私はヒーローだから」
浅葉みのり:「いずれ相対することになるとしても」
浅葉みのり:「戦わない道を選ぶ」
日村裕也:(今まで話した感じ、言動は一定している。嘘を吐くにはこのキャラクター性は向いてない)
日村裕也:(こういうやつも、いるんだなあ…)
日村裕也:「特にお礼とかは返せないが」
日村裕也:「聖杯も、一応の用事があって譲るのは難しいが」
日村裕也:「宜しく頼む」
浅葉みのり:「問題ない。見返りは最初からいらない」
浅葉みのり:「聖杯は……私は使わない」
浅葉みのり:「人に渡すつもりはない。願望器は人の手に過ぎたもの」
日村裕也:(益々本物のヒーローだな)
浅葉みのり:「……けれど、使い方によっては」
浅葉みのり:「正しい終わり方もあるかもしれない」
日村裕也:「まあ飛んでもないお願い……ってわけじゃないさ」
浅葉みのり:「フォーリナー」
日村裕也:「!?」
みのりのフォーリナー:「」
浅葉みのり:「初めまして、こんにちは。と言ってる」
日村裕也:「何語だよコレ」
浅葉みのり:「フォーリナー、今は夜」
日村裕也:「あ、ああ……今晩は」
みのりのフォーリナー:「 」
日村裕也:「声……っつーか音? というかアンタ分かるのかコレ」
浅葉みのり:「あなたにはそうでも、私達地球人にはそうじゃない」
浅葉みのり:「……私は、少し耳が特別」
浅葉みのり:「もとい、感覚が人と違う」
日村裕也:「……なるほど、そういう奴だっているか」
日村裕也:(ソーマのやつが既にホムンクルスだしな)
浅葉みのり:「汎用異種族間言語翻訳プロトコル」
浅葉みのり:「これを使えば会話が出来る」
日村裕也:「ゅぅゃさんファンタジー畑だから……」
日村裕也:(SFってあんまり読まねえぞ……)
浅葉みのり:「必要な場合は私が通訳する」
みのりのフォーリナー:「 」
日村裕也:「おうサンキュ……分かったほうがいいんだろうが厳しいぜ」
浅葉みのり:「……一つ、言い忘れてた」
日村裕也:「ん?」
浅葉みのり:「浅葉みのり」
浅葉みのり:「私の名前」
日村裕也:「ああ、そうだな」
日村裕也:「俺は日村裕也。改めて宜しくな」
浅葉みのり:「よろしく。あなたの目的が果たされるように、私も努める」
日村裕也:「(ユウちゃん以外なら)好きに呼んでくれ」
サンドレーネとソーマ=IVは図書館にある拠点でモードレッドの回復に専念している。
日村裕也と浅葉みのりは共に教会周辺の[探索]へ向かった。
シーフ・ムーンは別荘を[探索]している。昼間の別荘は人が住む気配もないが怪しい気配もしない。
蒲穂わには相変わらず倉庫だ。もはや彼は倉庫の番人なのだろう。
ミルドレッドは倉庫を[探索]している。今日の買い出しは彼女だ。
サンドレーネとソーマ=IVは図書館を要塞化している。モードレッドの傷が癒えたため続きにとりかかったようだ。
日村裕也は公園を[探索]している。公園のベンチはペンキが剥がれかけている。
浅葉みのりは公園を[探索]している。夜でも街頭に照らされた仏像が見守っている。
シーフ・ムーンは図書館へ赴いた。気配遮断を使用した彼の侵入に気づける者など居ない。
蒲穂わには魚市場を[探索]している。ついに倉庫から外へ出た。
ミルドレッドは魚市場を[探索]している。夜の魚市場で明かりがついているのは深夜食堂ぐらいだ。
遭遇-サンドレーネ、ソーマ=IV、シーフムーン
news:昨夜未明、勇倉市の図書館で大きな爆発がありました。夜間は周辺区域への立ち入りを禁止する模様。
サンドレーネは公園のベンチでおにぎりを食べ休息している。職を失い、家を失い、財布の中身は心もとない。大半の貯金は図書館の地下だ。
シーフ・ムーンは倉庫を[探索]している。ここなら隠れられる場所は多いだろう。体はもはや限界だ。今は休みたい。
ソーマ=IVはシーフ・ムーンと[接触]すべく足取りを追っている。必死の捜索で居場所の検討はついたが、
こういう時に役立つ礼装欲しい…と謎の組織への愚痴をつぶやいた。
日村裕也はソーマ=IVと[接触]すべく足取りを追っている。以前つるんでいた不良たちから話を聞くと簡単に見つかった。
浅葉みのりは別荘を[探索]している。どうにもこの場所が気になるようだ。
蒲穂わには別荘を[探索]している。血が思い起こさせるのだろうか、近寄ると気持ちが悪くなってきた。
ミルドレッドは魚市場を[探索]している。新鮮な魚の買い出しだ。
遭遇:倉庫:シーフ・ムーン、ソーマ=IV、日村裕也
「……私、なにしてんだろ」
「誰かを殺してでもまともになりたいって決心して。あの子をあんなふうに振り切って」
「なのにこんな、普通のヒトみたいに買い物なんてして」
少しだけ、普通に生きることの心地よさに浸ってしまいそうになる。
──ライダーが私に押し付けた『石板』。曰く、この礼装は私のフェロモンを世界から“遮断する”のだという。
初めは半信半疑で、期待もしていなかったのだけど──持ってみると、内側に熱が籠るような感覚がして。
自分の体のことだ。それだけで、私はライダーの言葉が真実なのだと理解した。
……とはいえ、これで真人間になれるなんて上手い話はなかった。どうも、一日か二日も経つと効果を失うらしい。
“手を抜いた所為で綻び易いが、しかし手を抜かねば貴様諸共世界と別つ。ままならぬものよな──”
……語られた理屈はよくわからなかったけど、実を言うと、私は少しホッとしていた。
そんなあっさり解決していたら、私はきっと、行き場の無い感情を抱えたまま生きることになっただろうから。
「……ほんと、贅沢な悩みよね」
生きづらい性分が嫌になる。こんなでは、体質を棄てたとしてもまともに生きられないのではないだろうか。
……やめよう。良くない方に物事を考えるのは悪い癖だ。前向きに物を見よう。
そう、例えば。まともに生きれらないかもしれないのなら、今のうちに練習しておけばいいのだ。
とはいえ私にもプライドがある。素直にそんなことを言うくらいなら舌を噛むだろう。
ならば、強く当たっても問題のない相手。言ってしまえば、甘えられる相手を選べばいい。
………………。
……居る? そんな相手が? 私の知り合いに?
ライダーは当然論外。シスターさんにそんな酷いことはできないし、司書の人はまずほとんど話していない。
男か女か分からない人は物騒だったし、不良みたいな人はあまり頼りにならなさそうだった。
図書館で会った人なんか、連れていたサーヴァントがライダーと火花を散らす始末。そもそも大体の行方が分からない。
さて、そうなれば──。
……分かってる。私だって分かってはいるの。そんな都合の良い相手が一人しかいないってこと。
──けど! 「甘える」なんて言葉を使った手前! あの意地悪な同盟相手を頼れるわけがないじゃない!
二回目に会った時のことは未だ記憶に鮮明。私が最も嫌う無償の施しを悪意たっぷりに言われては怒髪天を衝くというもの。
ライダーの執り成しでなんとなく納得させられたけどそれはそれ。なんだかとっても気に食わない!
しかも、私の体質が効かなくて! そんな、そんな都合の良い人が──
──……そんな都合の良い人に、依存するのが恐ろしくて。
恐れ過ぎなのかもしれない。今まで何もかもがままならなかったせいで、運命さえ疑っているのだと自覚している。
でも私は、それが何かの間違いだった時がとても怖い。
何かのはずみで彼が私を襲ったら? ……考えるだけで、目じりに涙が浮かんでくる。
「……私、こんなに憶病だったんだ」
本当に、生きづらい性分が嫌になる。「楽しい」を受け入れるのさえ、頭の中が雁字搦めだ。
……目元の熱に、ついあの日の夜を思い出した。
──『たたかわなくては いけないからこそ おねがいします たのしいことを おぼえていてください』
──『いっしょうの おねがいですから どうか おねがいです みりぃおねえちゃん』
切り捨てたはずの彼女の言葉にすら縋ろうとして。
それに気付いていてなお、私は蒲穂わにに甘える言い訳が欲しかった。
恐ろしいと思ってなお、日常に浸りたかった。
嗚呼、なんて、浅ましい────。
蒲穂わには昔から山が苦手だった。
彼が生まれ育ったのは海の側。潮風に乗る生臭い生命の息吹こそ彼の住む場所。
だが、今頬を伝っていく乾いたそよ風は、冬の冷たさに凍りついたのだろうか無味無臭の静けさを孕んでいる。
それが、どうにも落ち着かなくてたまらない。
聖杯戦争という非日常にいるため我慢しているが、そうでなければ教会に近づくことすら耐えきれなかった。
山は、彼の居場所ではない。ここではないのだ。
────────越境
境を、越える。
蒲穂の魔術特性であり、同時に蒲穂わにの、そして蒲穂希人の起源
"在り得ざるものを侵入させる"例外を真髄とする血脈
言うなればその場に在るべきではないものを呼び寄せる、と解釈できるだろうか
例えばそれは蒲穂希人が得意とした鯨の使役。例えばそれは英霊を使い魔へ零落させる式に生じた異常。
彼の身を英霊へと変えた埒外の偏差。
だからこそ、彼がこうして山に踏み入るのは逸脱であった。
蒲穂は本質的に喚び出す者だ。じっと待ち続けただ一片の例外を掴み取る。
自ら動いているのでは話が逆だ。それではまるで、彼のほうが呼び出されたことになってしまう。
だとしたら、彼を呼んでいるのは誰だ?
ふと、昔鮎釣りをしたときのことを思い出した。
まだ小さかった彼は友釣りなんて難しいことは出来なくて、叔母の振るう釣り竿を目で追っていた
囮の鮎が川に放たれて幾分か経てば竿がしなり、糸を手繰れば新たな獲物が針に身を穿たれていて
ピン、とテグスが真っ直ぐに張りつめるたび、そうなると予め決まっていたように魚がバケツに吸い込まれる
なんだか魔法のように思えて、日が暮れるまでずっと一連の動作を目に焼き付けていたのを鮮明に覚えていた
「これが、蒲穂の真髄だよ」
クーラーボックスに大量の獲物を流し込みながら叔母は彼にそう言った。
「運命とは、世界とは、因果とは。初めから一定の形に沿っている」
「このバケツに汲んだ水がバケツの形に収まるように。そして、バケツの中にある限りは形は不変だ」
チャプチャプと水を跳ね、柔らかな水汲みバケツを時にたわませる魚たち
密集した状況が苦痛なのだろうか、盛んに壁にぶつかっては内側からバケツが押し広げられる
だが、体当たりが終わればたわみは戻り、依然として水の形は変わっていない
「例え、内から干渉しようとしても少々の力では歪みすら生まれない」
「そして、仮に大きく歪めたとしても────」
叔母が持ち手を掴み、右手からバケツを吊り下げる。底部へと不可がかかり皺も綺麗に伸びてしまった。
「こうして、容易に修正できてしまう」
「だから、蒲穂は越境するんだよ。壁を越えて既に決まっている形から逃れる」
ぷすりとバケツの腹にナイフの先を刺し入れる。
じんわりと傷口から水が漏れ出して来た。
「魔力や、他のものを囮にして。僅かな矛盾から外まで糸を伸ばし、その先の針で理外を探る」
ピン、と傷口に通されていたテグスが伸びる。叔母が左の指で糸を手繰ると足元に転がっていた小枝が持ち上がった。
「我々は探る者だ。時を待ち雌伏する者だ。だからこそ覚えておきなさい、わに」
「例外には理由がある。因果が在る。何かが在り得ざる場所に動けばどこかに意図は繋がっている」
「もしも常と違うことが生じれば、それは誰かの針がお前に伸びた糸を巻き取っている証左」
「それを探しなさい。僅かたりとも見逃してはならない」
「我ら蒲穂は己を始点として終点を取り寄せるもの。自分の常を忘れれば始点を打つことすらもできないのだから」
初めは街を守れればそれでよかった。生き残れればもっといい。
だから願いなんて誰かにくれてやろうとそう思っていたのだ。
なのに、どうしてだろうか。願いのために聖杯を手中に収めんとしているのは。
ホームである港を離れ、苦手でたまらない山中にまで踏み入って。
────始点。
それは聖杯戦争。
願いを叶えるため他の六人を殺戮せんとする渇者たちの戦い
彼らを前にして、"常"へと小さな針が通された。
ピン、と伸びたテグスに引き寄せられるように蒲穂わには渦中へ飲まれようとしている。
モイライの糸は紡がれ、伸ばされ、巻き取っていく錘の後ろに裁ち鋏を隠していた。
針の頭に結ばれた糸は三本。
浅葉みのり。返答と決別。
ソーマ=IV。再戦と清算。
夕顔ミリィ。約束と報恩。
絡まりあったその意図。どれが蒲穂わにを動かしているのかは未だ明らかではなく。
今尚、真っ直ぐ引き寄せられていくように彼は山中を進んでいく。
その終点に待っているのはFateなのか、それとも────
「(……ああ。まったくこれじゃあ蒲穂の魔術師失格だ)」
「(ごめん、丸姉ぇ。俺にも叶えたい願いが出来ちまったみたいだ)」
────瞼の裏に映った白き残影は、いったい誰の物だったか。
サンドレーネは公園のベンチでおにぎりを食べ休息している。職を失い、家を失い、財布の中身は心もとない。大半の貯金は図書館の地下だ。
シーフ・ムーンは倉庫を[探索]している。ここなら隠れられる場所は多いだろう。体はもはや限界だ。今は休みたい。
ソーマ=IVはシーフ・ムーンと[接触]すべく足取りを追っている。必死の捜索で居場所の検討はついたが、
こういう時に役立つ礼装欲しい…と謎の組織への愚痴をつぶやいた。
日村裕也はソーマ=IVと[接触]すべく足取りを追っている。以前つるんでいた不良たちから話を聞くと簡単に見つかった。
浅葉みのりは別荘を[探索]している。どうにもこの場所が気になるようだ。
蒲穂わには別荘を[探索]している。血が思い起こさせるのだろうか、近寄ると気持ちが悪くなってきた。
ミルドレッドは魚市場を[探索]している。新鮮な魚の買い出しだ。
遭遇:倉庫:シーフ・ムーン、ソーマ=IV、日村裕也
浅葉みのり:ゴソゴソゴソ
浅葉みのり:「…………」
蒲穂わに:「……相変わらず、この辺りは気味が悪いな」
浅葉みのり:「特に何も無い」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「……いた」
蒲穂わに:「……物音?」
蒲穂わに:微かな、デジャヴを感じる。
浅葉みのり:「……魚の匂い?」
蒲穂わに:「もしかして、みのりさん?」
浅葉みのり:「海水、鉄分……」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「そうだけど」
浅葉みのり:「どこかで会った?」
蒲穂わに:「えと、その。……こんにちは?」
蒲穂わに:「って覚えてないのかよ!」
浅葉みのり:あれ……会ったっけ……
蒲穂わに:「……いや、まあいい。うん。それは関係ないし」
浅葉みのり:……記憶を確認中
浅葉みのり:「カチャカチャカチャ」
浅葉みのり:「カチーン」
蒲穂わに:(えっ、なんの音)
浅葉みのり:「メモリーが出た」
蒲穂わに:「メモリー」
浅葉みのり:「蒲穂わに」
浅葉みのり:「身長180cm」
浅葉みのり:「体重73kg」
蒲穂わに:「あ、はい。蒲穂わにです」
蒲穂わに:「って詳しい詳しい!」
浅葉みのり:「牛肉が好物」
蒲穂わに:「エスパーかあんたは!」
浅葉みのり:「……聖杯戦争のマスター」
蒲穂わに:「……………………」
蒲穂わに:「ったく、ああもう調子狂う」
蒲穂わに:「先日の返答に来たよ。みのりさん」
蒲穂わに:「会ったのは、偶然だけどな」
浅葉みのり:「戦わない決心はついた?」
蒲穂わに:「いや、逆だ」
蒲穂わに:「叶えてやりたい願いが出来た」
浅葉みのり:「……だと思った」
浅葉みのり:「……」
浅葉みのり:「聖杯は人には過ぎたもの」
浅葉みのり:「あなたの願いが何か知らないけれど」
蒲穂わに:「命を助けられちまったからな。一宿一飯の恩義以上と思えば願いくらいしか思いつかない」
浅葉みのり:「聖杯を使うに値する願いなんて、人間は持ちえない」
蒲穂わに:「平行線、だな」
浅葉みのり:「だから忠告する。やめておいて」
蒲穂わに:「……様子を使い魔で見てたよ。きっとみのりさんは正義の味方ってやつだ」
蒲穂わに:「たぶん、みのりさんは正しい。俺も正直、願望機なんて過ぎた玩具だと思ってる」
蒲穂わに:「……でもさぁ、叶えてやりたいんだよ。それでもさ」
蒲穂わに:「これが、俺の願いだ」
浅葉みのり:(……ここで戦うのは、まずい)
浅葉みのり:(止めなければいけないけど)
蒲穂わに:「そして願いがあるからには……わかるだろ?」
浅葉みのり:(……一人、守らないといけない人がいる)
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「……戦う、つもりなの?」
蒲穂わに:「えっ、なんで?
蒲穂わに:「戦う必要はないだろ。少なくとも今は昼だ」
浅葉みのり:「……なら、よかった」
浅葉みのり:「本当は見過ごせない」
蒲穂わに:「いずれは戦うことになるかもしれないけど、その時は夜だ」
浅葉みのり:「けど、私にはやるべきことがある」
浅葉みのり:「分別がついているようで、なにより」
蒲穂わに:「ははは。正義の味方に退治されたくはないからな」
蒲穂わに:「……あーそうだ」
浅葉みのり:「……夜に出会わないことを、祈る」
浅葉みのり:「……なに?」
蒲穂わに:「一応、約束を破っちまって悪いとは思ってる」
蒲穂わに:「代わりに、飯でも奢るから許して欲しい」
蒲穂わに:「頼む」
浅葉みのり:「……食事はたからない」
浅葉みのり:「謝罪は受け容れる」
蒲穂わに:「そっか。……サンキューな」
浅葉みのり:「……許すだとか許さないだとか」
浅葉みのり:「それは私の決めることじゃないから」
浅葉みのり:「……さよなら」
蒲穂わに:「ああ。次は夜に会おう」
浅葉みのり:「……その時は、あなたが敗れる時」
蒲穂わに:「どうだか、案外勝てるかもしれないぜ?」
浅葉みのり:「正義は負けない」
蒲穂わに:「それでも、さ」
蒲穂わに:そう言い残し、蒲穂わには別荘の奥に消えていった。
浅葉みのり:「……日村君。離れるべきじゃなかった」
浅葉みのり:「嫌な予感がする。戻らないと」
浅葉みのり:「守るって約束した」
浅葉みのり:浅葉みのりはバイクを吹かし、街に走っていった。
浅葉みのり:「…………」
蒲穂わに:「……相変わらず、この辺りは気味が悪いな」
浅葉みのり:「特に何も無い」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「……いた」
蒲穂わに:「……物音?」
蒲穂わに:微かな、デジャヴを感じる。
浅葉みのり:「……魚の匂い?」
蒲穂わに:「もしかして、みのりさん?」
浅葉みのり:「海水、鉄分……」
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「そうだけど」
浅葉みのり:「どこかで会った?」
蒲穂わに:「えと、その。……こんにちは?」
蒲穂わに:「って覚えてないのかよ!」
浅葉みのり:あれ……会ったっけ……
蒲穂わに:「……いや、まあいい。うん。それは関係ないし」
浅葉みのり:……記憶を確認中
浅葉みのり:「カチャカチャカチャ」
浅葉みのり:「カチーン」
蒲穂わに:(えっ、なんの音)
浅葉みのり:「メモリーが出た」
蒲穂わに:「メモリー」
浅葉みのり:「蒲穂わに」
浅葉みのり:「身長180cm」
浅葉みのり:「体重73kg」
蒲穂わに:「あ、はい。蒲穂わにです」
蒲穂わに:「って詳しい詳しい!」
浅葉みのり:「牛肉が好物」
蒲穂わに:「エスパーかあんたは!」
浅葉みのり:「……聖杯戦争のマスター」
蒲穂わに:「……………………」
蒲穂わに:「ったく、ああもう調子狂う」
蒲穂わに:「先日の返答に来たよ。みのりさん」
蒲穂わに:「会ったのは、偶然だけどな」
浅葉みのり:「戦わない決心はついた?」
蒲穂わに:「いや、逆だ」
蒲穂わに:「叶えてやりたい願いが出来た」
浅葉みのり:「……だと思った」
浅葉みのり:「……」
浅葉みのり:「聖杯は人には過ぎたもの」
浅葉みのり:「あなたの願いが何か知らないけれど」
蒲穂わに:「命を助けられちまったからな。一宿一飯の恩義以上と思えば願いくらいしか思いつかない」
浅葉みのり:「聖杯を使うに値する願いなんて、人間は持ちえない」
蒲穂わに:「平行線、だな」
浅葉みのり:「だから忠告する。やめておいて」
蒲穂わに:「……様子を使い魔で見てたよ。きっとみのりさんは正義の味方ってやつだ」
蒲穂わに:「たぶん、みのりさんは正しい。俺も正直、願望機なんて過ぎた玩具だと思ってる」
蒲穂わに:「……でもさぁ、叶えてやりたいんだよ。それでもさ」
蒲穂わに:「これが、俺の願いだ」
浅葉みのり:(……ここで戦うのは、まずい)
浅葉みのり:(止めなければいけないけど)
蒲穂わに:「そして願いがあるからには……わかるだろ?」
浅葉みのり:(……一人、守らないといけない人がいる)
浅葉みのり:「…………」
浅葉みのり:「……戦う、つもりなの?」
蒲穂わに:「えっ、なんで?
蒲穂わに:「戦う必要はないだろ。少なくとも今は昼だ」
浅葉みのり:「……なら、よかった」
浅葉みのり:「本当は見過ごせない」
蒲穂わに:「いずれは戦うことになるかもしれないけど、その時は夜だ」
浅葉みのり:「けど、私にはやるべきことがある」
浅葉みのり:「分別がついているようで、なにより」
蒲穂わに:「ははは。正義の味方に退治されたくはないからな」
蒲穂わに:「……あーそうだ」
浅葉みのり:「……夜に出会わないことを、祈る」
浅葉みのり:「……なに?」
蒲穂わに:「一応、約束を破っちまって悪いとは思ってる」
蒲穂わに:「代わりに、飯でも奢るから許して欲しい」
蒲穂わに:「頼む」
浅葉みのり:「……食事はたからない」
浅葉みのり:「謝罪は受け容れる」
蒲穂わに:「そっか。……サンキューな」
浅葉みのり:「……許すだとか許さないだとか」
浅葉みのり:「それは私の決めることじゃないから」
浅葉みのり:「……さよなら」
蒲穂わに:「ああ。次は夜に会おう」
浅葉みのり:「……その時は、あなたが敗れる時」
蒲穂わに:「どうだか、案外勝てるかもしれないぜ?」
浅葉みのり:「正義は負けない」
蒲穂わに:「それでも、さ」
蒲穂わに:そう言い残し、蒲穂わには別荘の奥に消えていった。
浅葉みのり:「……日村君。離れるべきじゃなかった」
浅葉みのり:「嫌な予感がする。戻らないと」
浅葉みのり:「守るって約束した」
浅葉みのり:浅葉みのりはバイクを吹かし、街に走っていった。
「……私、なにしてんだろ」
「誰かを殺してでもまともになりたいって決心して。あの子をあんなふうに振り切って」
「なのにこんな、普通のヒトみたいに買い物なんてして」
少しだけ、普通に生きることの心地よさに浸ってしまいそうになる。
──ライダーが私に押し付けた『石板』。曰く、この礼装は私のフェロモンを世界から“遮断する”のだという。
初めは半信半疑で、期待もしていなかったのだけど──持ってみると、内側に熱が籠るような感覚がして。
自分の体のことだ。それだけで、私はライダーの言葉が真実なのだと理解した。
……とはいえ、これで真人間になれるなんて上手い話はなかった。どうも、一日か二日も経つと効果を失うらしい。
“手を抜いた所為で綻び易いが、しかし手を抜かねば貴様諸共世界と別つ。ままならぬものよな──”
……語られた理屈はよくわからなかったけど、実を言うと、私は少しホッとしていた。
そんなあっさり解決していたら、私はきっと、行き場の無い感情を抱えたまま生きることになっただろうから。
「……ほんと、贅沢な悩みよね」
生きづらい性分が嫌になる。こんなでは、体質を棄てたとしてもまともに生きられないのではないだろうか。
……やめよう。良くない方に物事を考えるのは悪い癖だ。前向きに物を見よう。
そう、例えば。まともに生きれらないかもしれないのなら、今のうちに練習しておけばいいのだ。
とはいえ私にもプライドがある。素直にそんなことを言うくらいなら舌を噛むだろう。
ならば、強く当たっても問題のない相手。言ってしまえば、甘えられる相手を選べばいい。
………………。
……居る? そんな相手が? 私の知り合いに?
ライダーは当然論外。シスターさんにそんな酷いことはできないし、司書の人はまずほとんど話していない。
男か女か分からない人は物騒だったし、不良みたいな人はあまり頼りにならなさそうだった。
図書館で会った人なんか、連れていたサーヴァントがライダーと火花を散らす始末。そもそも大体の行方が分からない。
さて、そうなれば──。
……分かってる。私だって分かってはいるの。そんな都合の良い相手が一人しかいないってこと。
──けど! 「甘える」なんて言葉を使った手前! あの意地悪な同盟相手を頼れるわけがないじゃない!
二回目に会った時のことは未だ記憶に鮮明。私が最も嫌う無償の施しを悪意たっぷりに言われては怒髪天を衝くというもの。
ライダーの執り成しでなんとなく納得させられたけどそれはそれ。なんだかとっても気に食わない!
しかも、私の体質が効かなくて! そんな、そんな都合の良い人が──
──……そんな都合の良い人に、依存するのが恐ろしくて。
恐れ過ぎなのかもしれない。今まで何もかもがままならなかったせいで、運命さえ疑っているのだと自覚している。
でも私は、それが何かの間違いだった時がとても怖い。
何かのはずみで彼が私を襲ったら? ……考えるだけで、目じりに涙が浮かんでくる。
「……私、こんなに憶病だったんだ」
本当に、生きづらい性分が嫌になる。「楽しい」を受け入れるのさえ、頭の中が雁字搦めだ。
……目元の熱に、ついあの日の夜を思い出した。
──『たたかわなくては いけないからこそ おねがいします たのしいことを おぼえていてください』
──『いっしょうの おねがいですから どうか おねがいです みりぃおねえちゃん』
切り捨てたはずの彼女の言葉にすら縋ろうとして。
それに気付いていてなお、私は蒲穂わにに甘える言い訳が欲しかった。
恐ろしいと思ってなお、日常に浸りたかった。
嗚呼、なんて、浅ましい────。
蒲穂わには昔から山が苦手だった。
彼が生まれ育ったのは海の側。潮風に乗る生臭い生命の息吹こそ彼の住む場所。
だが、今頬を伝っていく乾いたそよ風は、冬の冷たさに凍りついたのだろうか無味無臭の静けさを孕んでいる。
それが、どうにも落ち着かなくてたまらない。
聖杯戦争という非日常にいるため我慢しているが、そうでなければ教会に近づくことすら耐えきれなかった。
山は、彼の居場所ではない。ここではないのだ。
────────越境
境を、越える。
蒲穂の魔術特性であり、同時に蒲穂わにの、そして蒲穂希人の起源
"在り得ざるものを侵入させる"例外を真髄とする血脈
言うなればその場に在るべきではないものを呼び寄せる、と解釈できるだろうか
例えばそれは蒲穂希人が得意とした鯨の使役。例えばそれは英霊を使い魔へ零落させる式に生じた異常。
彼の身を英霊へと変えた埒外の偏差。
だからこそ、彼がこうして山に踏み入るのは逸脱であった。
蒲穂は本質的に喚び出す者だ。じっと待ち続けただ一片の例外を掴み取る。
自ら動いているのでは話が逆だ。それではまるで、彼のほうが呼び出されたことになってしまう。
だとしたら、彼を呼んでいるのは誰だ?
ふと、昔鮎釣りをしたときのことを思い出した。
まだ小さかった彼は友釣りなんて難しいことは出来なくて、叔母の振るう釣り竿を目で追っていた
囮の鮎が川に放たれて幾分か経てば竿がしなり、糸を手繰れば新たな獲物が針に身を穿たれていて
ピン、とテグスが真っ直ぐに張りつめるたび、そうなると予め決まっていたように魚がバケツに吸い込まれる
なんだか魔法のように思えて、日が暮れるまでずっと一連の動作を目に焼き付けていたのを鮮明に覚えていた
「これが、蒲穂の真髄だよ」
クーラーボックスに大量の獲物を流し込みながら叔母は彼にそう言った。
「運命とは、世界とは、因果とは。初めから一定の形に沿っている」
「このバケツに汲んだ水がバケツの形に収まるように。そして、バケツの中にある限りは形は不変だ」
チャプチャプと水を跳ね、柔らかな水汲みバケツを時にたわませる魚たち
密集した状況が苦痛なのだろうか、盛んに壁にぶつかっては内側からバケツが押し広げられる
だが、体当たりが終わればたわみは戻り、依然として水の形は変わっていない
「例え、内から干渉しようとしても少々の力では歪みすら生まれない」
「そして、仮に大きく歪めたとしても────」
叔母が持ち手を掴み、右手からバケツを吊り下げる。底部へと不可がかかり皺も綺麗に伸びてしまった。
「こうして、容易に修正できてしまう」
「だから、蒲穂は越境するんだよ。壁を越えて既に決まっている形から逃れる」
ぷすりとバケツの腹にナイフの先を刺し入れる。
じんわりと傷口から水が漏れ出して来た。
「魔力や、他のものを囮にして。僅かな矛盾から外まで糸を伸ばし、その先の針で理外を探る」
ピン、と傷口に通されていたテグスが伸びる。叔母が左の指で糸を手繰ると足元に転がっていた小枝が持ち上がった。
「我々は探る者だ。時を待ち雌伏する者だ。だからこそ覚えておきなさい、わに」
「例外には理由がある。因果が在る。何かが在り得ざる場所に動けばどこかに意図は繋がっている」
「もしも常と違うことが生じれば、それは誰かの針がお前に伸びた糸を巻き取っている証左」
「それを探しなさい。僅かたりとも見逃してはならない」
「我ら蒲穂は己を始点として終点を取り寄せるもの。自分の常を忘れれば始点を打つことすらもできないのだから」
初めは街を守れればそれでよかった。生き残れればもっといい。
だから願いなんて誰かにくれてやろうとそう思っていたのだ。
なのに、どうしてだろうか。願いのために聖杯を手中に収めんとしているのは。
ホームである港を離れ、苦手でたまらない山中にまで踏み入って。
────始点。
それは聖杯戦争。
願いを叶えるため他の六人を殺戮せんとする渇者たちの戦い
彼らを前にして、"常"へと小さな針が通された。
ピン、と伸びたテグスに引き寄せられるように蒲穂わには渦中へ飲まれようとしている。
モイライの糸は紡がれ、伸ばされ、巻き取っていく錘の後ろに裁ち鋏を隠していた。
針の頭に結ばれた糸は三本。
浅葉みのり。返答と決別。
ソーマ=IV。再戦と清算。
夕顔ミリィ。約束と報恩。
絡まりあったその意図。どれが蒲穂わにを動かしているのかは未だ明らかではなく。
今尚、真っ直ぐ引き寄せられていくように彼は山中を進んでいく。
その終点に待っているのはFateなのか、それとも────
「(……ああ。まったくこれじゃあ蒲穂の魔術師失格だ)」
「(ごめん、丸姉ぇ。俺にも叶えたい願いが出来ちまったみたいだ)」
────瞼の裏に映った白き残影は、いったい誰の物だったか。
サンドレーネは公園のベンチで寝ている。アリアンロッドはこの類まれなる霊地を活かし急激に力を回復している。
ソーマ=IVは公園周辺を[探索]している。なにか焦りを感じている。嫌な予感がしていた。
蒲穂わには司書に[接触]すべく行動している。今は夜だ。それを考えれば彼の目的は……。
ミルドレッドは蒲穂わにに[接触]すべく行動している。単に彼の後を追いかけているだけだ。
日村裕也は教会へやってきた。ここに居るシスターに対して用件があるようだ。
浅葉みのりは教会周辺を[探索]している。日村裕也と一緒に来たついでに周りを偵察しているようだ。
ーーーお前にゃあ色々、世話になっちまったな。セイバー。
最初はお前みたいな優男が円卓の騎士なんざちゃんちゃら可笑しいと思ってたけど、結局なんでもお前頼りだったよ。
のっけから今生の別れみたいなのやめろって?そりゃお前、オレだって辛気臭いの嫌に決まってんだろ。けどさぁ。
ーーー高速思考とか分割思考とかするまでもねぇ。今から金ピカと戦うのは、明らかに厳しすぎるアレだ。
あいつらがシーちゃんを顎で使って襲撃させたってんなら、消耗したオレかサンちゃんは絶対直ぐに狙われるだろう。
この辺は魔力に満ちてる、サンちゃんが回復のためにこの近くに来てたら体良く合流はできるが、消耗がどうしようもねぇ。
ーーーもちろん黙ってやられる気はねぇよ。あの金ピカにはセイバーも我慢ならねぇだろ?やるなら存分にやりゃあいいさ。
オレは別にいいんだよお前、ーーー勝とうが負けようが、これが最後のつもりだったからよ。
自分で自分に無くした記憶を探せって命じて、記憶探し自体を自分の使命にして……くだらねぇ。もうたくさんだ。
聖杯は危険だ。自分の体を戻したい。図書館を守りたい。町を守りたい。何か目的はある。自分の在り方を見つける。
周り見たら、どいつもこいつも自分のやりたいように生きてやがって、ずっと使命使命やってたオレだけバカじゃねーか。
ーーーまぁ何も悪い話ばっかじゃねぇ、人間がこんなワガママなら、ホムンクルスだってワガママになってやるよ。
負けてのたれ死んだって、勝って記憶を取り戻したって、それを受け入れて、そっから何を選択するかは、オレ自身が決める。
ーーーセイバー。お前呼んだ触媒な、アレ円卓の騎士の中で、自分とよく似た奴を連れてくるらしいんだ。
オレはお前の事情とか知らねぇけど、もしお前にもそういう心当たりがあんならよ、こいつはオレだけの話じゃねぇ。
お前もいっぺん実践してみようぜ。何があろうとも、何も考えないで、自分のワガママを押し通してみろよ。
別に、それで砕けようがブチ抜けようが、オレがお前を怒ったりとかはしないからよ。そも令呪1画じゃシバけねーしな。
ただ、アレだ。
もし、お前が自分で選んだことに満足出来たらよ。そん時は、ーーーお祝いに頭撫でてやるよ。
最初はお前みたいな優男が円卓の騎士なんざちゃんちゃら可笑しいと思ってたけど、結局なんでもお前頼りだったよ。
のっけから今生の別れみたいなのやめろって?そりゃお前、オレだって辛気臭いの嫌に決まってんだろ。けどさぁ。
ーーー高速思考とか分割思考とかするまでもねぇ。今から金ピカと戦うのは、明らかに厳しすぎるアレだ。
あいつらがシーちゃんを顎で使って襲撃させたってんなら、消耗したオレかサンちゃんは絶対直ぐに狙われるだろう。
この辺は魔力に満ちてる、サンちゃんが回復のためにこの近くに来てたら体良く合流はできるが、消耗がどうしようもねぇ。
ーーーもちろん黙ってやられる気はねぇよ。あの金ピカにはセイバーも我慢ならねぇだろ?やるなら存分にやりゃあいいさ。
オレは別にいいんだよお前、ーーー勝とうが負けようが、これが最後のつもりだったからよ。
自分で自分に無くした記憶を探せって命じて、記憶探し自体を自分の使命にして……くだらねぇ。もうたくさんだ。
聖杯は危険だ。自分の体を戻したい。図書館を守りたい。町を守りたい。何か目的はある。自分の在り方を見つける。
周り見たら、どいつもこいつも自分のやりたいように生きてやがって、ずっと使命使命やってたオレだけバカじゃねーか。
ーーーまぁ何も悪い話ばっかじゃねぇ、人間がこんなワガママなら、ホムンクルスだってワガママになってやるよ。
負けてのたれ死んだって、勝って記憶を取り戻したって、それを受け入れて、そっから何を選択するかは、オレ自身が決める。
ーーーセイバー。お前呼んだ触媒な、アレ円卓の騎士の中で、自分とよく似た奴を連れてくるらしいんだ。
オレはお前の事情とか知らねぇけど、もしお前にもそういう心当たりがあんならよ、こいつはオレだけの話じゃねぇ。
お前もいっぺん実践してみようぜ。何があろうとも、何も考えないで、自分のワガママを押し通してみろよ。
別に、それで砕けようがブチ抜けようが、オレがお前を怒ったりとかはしないからよ。そも令呪1画じゃシバけねーしな。
ただ、アレだ。
もし、お前が自分で選んだことに満足出来たらよ。そん時は、ーーーお祝いに頭撫でてやるよ。
遭遇:公園:サンドレーネ、ソーマ=IV、蒲稲わに、ミルドレッド
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