ImgCell-Automaton。 ここはimgにおけるいわゆる「僕鯖wiki」です。 オランダ&ネバダの座と並行して数多の泥鯖を、そして泥鱒をも記録し続けます。

 


「人々の未来を脅かす病巣は、この私が切除しよう」


基本情報

【原典】ギリシャ神話
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】イアピュクス
【異名・別名・表記揺れ】Iapyx
【性別】男性
【身長・体重】149cm・43kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】赤
【外見・容姿】白衣を身に纏った静謐な雰囲気の少年
【地域】古代ギリシャ
【年代】神代
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:B 魔力:B 幸運:A 宝具:A

【クラス別スキル】

対魔力:B+

 魔術への耐性を得る能力。一定ランクまでの魔術は無効化し、それ以上のランクのものは効果を削減する。
 サーヴァント自身の意思で弱め、有益な魔術を受けることも可能。
 Bランクでは魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。
 イアピュクスの場合、医神アポロンの加護もあって病毒の類には特筆すべき抵抗力を持つ。

騎乗:C+

 乗り物を乗りこなすための能力。騎乗の才能。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。
 Cランクでは正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせ、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。
 かの"木馬"によるトロイア陥落から逃げ延びたイアピュクスの場合、撤退・逃走時にはランクが上がり、乗騎の限界を引き出してその場から離脱できる。

道具作成:A

 魔力を帯びた器具を作成可能。
 Aランクとなると、擬似的な不死の薬すら作成可能。
 アポロンから薬学と医術を学び、その道を極めたイアピュクスは高性能な医療器具と医薬品を作り出す。

【保有スキル】

老練:A+

 精神が熟達した状態で召喚されたサーヴァントに与えられるスキル。
 いかなる状態でも平静を保つと同時に、契約を通じてマスターの精神状態を安定させることができる。また、医師としての役割から患者の精神状態もある程度安定させる事が可能。
 アポロンの趣味で美少年の姿で召喚されているが、内面は老成しており、多彩な技能スキルと経験を活かし、的確な施術を行う。

男神の寵愛:B

 アポロンからの寵愛を一身に受けている。
 魔力と幸運を除く、他全てのステータスがランクアップしている他、医療行為にボーナスが入る。
 また、偶にマスコットのような蛇型端末が現れて絡んでくる事もあるが、真面目で冷静なイアピュクスの事をあまりいじり甲斐がないと思っているのか、干渉度合いは低め。
 割と迷惑であるが、イアピュクスは適当に遇らう。

ディクタムヌス・プレパレーション:A+

 アイネイアスの傷を癒した、クレタ島のイーデー山で採れた薬草ディクタムヌスと神食アンブロシア、そして万能薬パナケイアを調合した秘薬。
 死者の蘇生は不可能であるが、大体の傷や病気を瞬く間に治癒し、呪詛の類も消滅させる最高級の霊薬。
 しかし、この薬を調合したのは美神アフロディーテであり、イアピュクスは知らぬ間に薬を使用しただけに過ぎない。
 故に、サーヴァントとして持ち込める量には限りがあり、何度も使えるものではない。
 更に、自分自身の傷を癒すのには使用できないという制限がある。

医神の眼(偽):A+

 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 心眼(真) と同様の状況判断能力を発揮する他、目の前の人間の健康状態や疾患の徴候を見抜く医学的診断技術を持つ。
 A+ランクともなれば、一目で大抵の病態を見抜き、診断を継続する事で具体的な病巣の位置や状態まで詳しく判断可能。誤診はまず起こらない。
 人体というミクロコスモスを見通す、特殊な千里眼とも解釈できる。

【宝具】

闇を切除す黎明執刀エクトミー・トラフマティスモス

ランク:A 種別:対人施術 レンジ:1 最大捕捉:1つの病巣
 イアピュクスが至った医術の境地。
 伝説に於いて、彼の医術ではアイネイアスの身体から鏃を摘出する事が出来ず、結局は神の秘薬の助けを借りて傷を癒す事しか出来なかった。
 だが、今は違う。
 神の御業にて痛みが消え去り、出血は止まり、自然と異物が抜け落ち、傷が癒やされて行く過程を目に焼き付け、その領域に至らんと医術を磨き上げたイアピュクスの執刀技術は魔剣と同列の絶技として結実した。
 超絶的な技巧と速さで振るわれる手術刀メスは狙いを定めた「病巣や異物」に対してピンポイントで「切開」「摘出」「縫合」の工程を"全くの同時かつ一瞬"で行う。
 完璧なる執刀により齎されるのは、一切の手術跡無く病巣のみを体外へと取り出すという、奇跡の如し結果。
 呪毒の類も切除して体外へと取り出せるが、毒素が全身に転移してしまっている場合には、基本的に手の施しようがない。ただし、何らかの呪詛の「核」がある場合はそれを取り除く事で悪影響から救い出す事が出来る可能性もある。
 つまりは体内にあるものを自在に「摘出」する絶技であり、攻撃に転用すれば心臓などの主要臓器を体外へと「摘み出す」、恐るべき殺人技となる。

穿ち蝕む痛癢の鏃アイネイアス・リューペー

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜10 *1 最大捕捉:1人
 イアピュクスが神の秘薬の助けを借りて摘出した、アイネイアスの身体にめり込んだ鏃。
 誰が射手なのか、どのような気勢で放たれたのか、如何なる素材で作り出されたのか、何一つ物語中で語られる事は無かったが、半神の英雄であるアイネイアスに傷を付けたこれは恐るべき呪弾であり、命中すれば体内で悪性腫瘍のように同化。激痛と呪詛による継続ダメージを与え続ける。
 更にこの宝具のランク以下の回復や手術による治癒や摘出を阻害する効果もあり、少しずつ対象の生命を削り減らして行く、悪辣な宝具。
 なお、イアピュクスはこの宝具を十全に扱える程の弓矢の腕や投擲技術を持たない上、長年共に付き従った仲間を傷付け、命を脅かした代物でもあるため、あまり使いたがらない。
 「誰の物であるか定かでは無い」という性質から、双方の合意があれば他者に譲渡する事も可能。

【Weapon】

手術刀メス

【解説】

 イアピュクス。ギリシャ神話に登場する医師であり、トロイア人イーアシオスの子。
 イアピュクスは太陽神アポロンから多大な寵愛を受けており、アポロンは彼に数多くの贈り物、弓、矢、竪琴、そして予言の才能を与えようとした。
 しかしイアピュクスは、病弱な父の寿命を延ばしたいという願いから、他のすべての才能よりも、薬草の知識と医術を学ぶ事を選び、その道を極めたという。
 トロイア戦争の期間、イアピュクスは軍医としてアイネイアスに付き従い、治療者として活躍した。
 後にかの"木馬"を用いた奇策によりトロイアが陥落すると、すでに老齢に達していたイアピュクスはアイネイアスが率いる船団に乗り込み、イタリアへと渡った。
 その後、アイネイアスがトゥルヌスの軍勢との戦いで、どこからとも無く飛んで来た矢の一撃を受けて傷を負った時、苦痛に耐えながら身体を槍で支えながら歩き、仲間に傷を切開して鏃を取り出し、早く自分を戦場に戻すよう頼んだ。
 長年アイネイアスの治療者として働いたイアピュクスは直ぐに彼の元に駆けつけたが、鏃を引っ張っても、傷を開いて取り出そうとしても、如何なる処置も効果がなかった。
 しかし、アイネイアスの母である美神アフロディーテは息子の身を案じ、クレタ島のイーデー山に赴いて薬草ディクタムヌスを摘み取り、傷を洗うためにイアピュクスが汲んだ川水に浸し、更にアンブロシアとパナケイアを振り撒いた。
 イアピュクスがその事に気づかないままに薬効が溶け込んだ川水でアイネイアスの傷口を洗うと、痛みは消え去り、出血は止まり、自然と鏃が抜け落ちたという。
 イアピュクスはこれが神の御業によるものと直ぐに理解すると、アイネイアスを激励し、戦場へと送り出したという。

【人物・性格】

 一見すると大人しい少年にしか見えないが、その内面は老成した熟練の医師そのもの。
 トロイア戦争、そしてルトゥリ族の王トゥルヌスとの激戦を経験しただけあって、生半可な事では動じず、慌てない。
 ちなみに、トロイア陥落時に"木馬"の殲滅形態を目撃した時は流石に驚愕したらしい。
 医者らしく人を救う事に直向きであり、新しい技術も柔軟に取り入れて施術に役立てる。
 ある種の主治医として、長年共に過ごして来たアイネイアスから受けた影響は大きく、彼が築き上げ、守ろうとした人々の未来を脅かす巨悪に対しては、医師としての矜持を曲げてでも「切除」しようと奮起する。

イメージカラー:闇を斬り裂く銀
特技:医術全般
好きなもの:平穏、アイネイアス
嫌いなもの:戦争、苦悶、どう足掻いても手の施しようがない患者
天敵:アイネイアス、病、戦争
願い:未来を守る、より多くの命を守る

【一人称】私【二人称】君、〇〇さん【三人称】彼/彼女

【因縁キャラ】

(キャラ名):

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