kagemiya@ふたば - テスカトリポカ
「Arrrrrha―――haaa――――haaa!!!!どうした?唐突に気が触れて笑った存在を見るような眼をして?」
「我が狂っているように見えるか?我が正常ではないように見えるか?―――これが通常だとも!」
「貴様らの常識で我を語ろうとすることそのものが愚か!ただただ我を楽しませるだけの余興にすぎぬものがなあ…」
「――――故に、命を賭けて楽しませよ。その間は生きることを赦す」

基本情報

【元ネタ】アステカ神話
【CLASS】バーサーカー
【真名】テスカトリポカ
【異名・地域・表記揺れ】黒きテスカトリポカ、ヤヤウキ・テスカトリポカ
【性別】男性
【身長・体重】223cm・235kg
【肌色】褐色 【髪色】白 【瞳色】白眼部分が黒、黒目は灰色
【外見・容姿】羽根、刀、黄金など様々な装備、装飾でごちゃごちゃとした大男
       右足が黒曜石と金属の義足となっている。
【地域】メキシコ(アステカ)
【年代】神話時代
【属性】混沌・悪
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・魔性
【ステータス】筋力:A 耐久:A 敏捷:C 魔力:EX 幸運:B 宝具:EX

【クラス別スキル】

狂化:A+++

悪神たるテスカトリポカの更に狂気の側面を映し出した彼はもはや人間の枠を超えた狂気を宿している。
例え令呪を全て用いた命令で合っても彼は何の束縛も感じずにはじき返すだろう。
テスカトリポカの狂化は本来の意味であるランクによってどれだけ狂い強化されているかではなく、彼の精神の形を表したスキルであるため、ステータスに影響はなく、また言語能力も失われていない。

【保有スキル】

煙を吐く鏡:A+

悪神たるテスカトリポカは、いわば悪の頂点としてこの世界に顕現する。
故に彼は、悪属性のサーヴァントの全ての攻撃を無効にし、中庸、そして善属性の攻撃を半減する。

悪神の智慧:A

彼の思考はどのような状況であっても、悪の方向に固定される。正確に言えば彼自身が『面白い』と感じとる行動が大多数の人類にとって悪あるいは異常と考えることしかできないものなだけであるが、些末なことだろう。
その行動、思考を見ることは彼を理解することに繋がり、それを見た者はやがて常識から外れ狂気にのめり込む一種の精神汚染付与。
悪に関わるスキルをA〜Bランクの習熟度で実行でき、またその行動を見た者に時間経過でスキルを習得させる。彼の行動を見る度に、彼の言動を聞く度に、正規の英雄と呼ばれる存在はその道から外れ、最終的には悪の存在となってしまうだろう。
神授の智慧と違い、半ば自動的に精神汚染として相手にスキルを付与するため、精神攻撃に耐性を持つ存在やそもそも狂気に身を任せる存在はこのスキルの影響を受けることは少なく、また元々悪の道を進む者に対してはむしろプラスの影響を与えてしまう。

山の心臓:EX

彼のジャガーとしての側面。動物会話と似ているが非なる物。
周囲一帯に存在する獣に対し命令を下し、対象を一斉に襲わせることが出来る。

悪神の神核:EX

生まれながらの神であることを示すスキル。
精神と肉体の絶対性を維持し、あらゆる精神干渉を防ぐと同時に周囲が悪をたたえる程に、混沌の道を往く度に疲労や傷は癒えていく。
神性を含む混合スキルでもある。

カリスマ:A+

大軍団を指揮・統率する才能。そもそも人類では無く、軍神としても崇め奉られるそれは人の持ちうる人望ではなく魔力、呪いの類である。

【宝具】

『死を告げる獣』(ヨナルデパズトーリ)

ランク:A 種別:対己宝具 レンジ:0 最大捕捉1人:
狂戦士たるバーサーカーのクラスを有する理由となる宝具。
自らの化身たる怪物ヨナルデパズトーリに変化し、暴れまわる。敵対者はスキルや技量や特殊能力を考慮しない単純な暴力ですら幻獣〜神獣クラスの幻想種を相手取ることを強いられる。
この姿に変化したテスカトリポカの声や鳴らす音は周囲に死に由来するデバフや精神汚染を撒き散らし、また攻撃によって殺された存在の命はテスカトリポカの管理対象となってしまう。
管理された魂は喰らわれることによってテスカトリポカの傷と魔力を癒し、死体に入れられることによって下僕として意のままに扱われる道具となる。
狂気の獣となると同時に周囲に死と狂気を蔓延させる悪辣な能力。

『原初の太陽』(ナウイ・オセロトル)

ランク:EX 種別:対国宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人
テスカトリポカの第二宝具にして奥の手。第一の太陽ナウイ・オセロトル。
古代アステカにおいて原初の太陽とされたそれ――――どす黒く輝く漆黒の太陽を思わせる巨石。
この巨石を神殿のシンボルとして祭壇に設置した場合、例え縁のない土地であろうと高い神性を所持し、神としての能力を振るうことが可能。
真名解放をすることによって本来の姿である小型の太陽へと戻り、強力な太陽風を放出する。その威力は一つの都市すらも消し飛ばすほど。
ただし真名解放の負担は尋常な物では無く、莫大な魔力消費によって発動中は身動きが取れない状態となり、また発動後は宝具である巨石は消滅するため神性も減少し、煙を吐く鏡も使用不能となってしまう。

「過去も、現在も、未来も平等に扱おう!我が原初の光を見ることを赦す!風は焼かれ雷は消え去らん!」
「明けの明星の輝きすらも!陽の光の前では些末なる物!そう――――太陽は全てを焼き尽くす!」

『風、神をも滅ぼさん』(ミッカイル・ウィトントリ)

ランク:A 種別:対軍・対城宝具 レンジ:1〜80 最大捕捉:600人
かつてケツァルコアトルが支配する世界を荒廃させ人類を滅ぼしたとされる風の再臨。
周囲を暴風が包み、敵対者のバフを全解除すると同時に存在する拠点と命を徹底的に破壊し、バフと同数値のデバフを相手に与える。
そのため強化に頼り切る能力や戦闘手段を取る相手にとっては悪夢と言って良い効果を持つ極めて強力な宝具。

善神たるケツァルコアトルが持つ宝具『炎、神をも灼き尽くせ(シウ・コアトル)』とは対になる宝具。
例え一見ふざけているような方法で真名解放をされたとしても宝具の解放によって産まれる炎はこの宝具によって産まれる風と相殺しあい、互いに発動をしなかったものと同等の状態になってしまう。
そのため、間違いなく強力な宝具であるにも関わらず、テスカトリポカ本人からは役立たずの烙印を押されている。

【Weapon】

『肉体』

ある時は怪鳥、ある時はジャガー。必要に応じて姿形を変化させ攻撃に使用する。
現在取っている褐色の巨漢という姿すらも本来分霊が持つ姿とは異なったもの。
義足自体もバーサーカーとしては能力を発揮できないため本来ならば必要ではないが、その方が自分らしいという理由一つであえて存在する右足を変化させるのではなく切り落とし、義足を装着するというおよそ正気とは思えない理由でつけている。

『テスカトル』

彼の持つ義足。本来ならば別の名を持った宝具として顕現し、未来予知を含めた、様々な情報を知る能力を持つのだが狂戦士としての現界であることからその側面は切り離され、単純に義足として使用されている。
ただし悪神の智慧によって取得したスキルによって作成したこの義足は単純な強度ですら強力な武装と打ち合うことを可能とし、彼の身体能力でぶつけられた場合は非常に手痛い一撃となる。

【解説】

中南米、アステカ神話における最高存在の一柱たるケツァルコアトルと対になる悪神。
理解しがたく極めて複雑な性格を持つトリックスター的存在。生贄を求め、それと引き換えに加護を与えることもあれば気まぐれによって災厄も与えるなど、人間を含めた生命を玩具として愛でる邪悪。
夜風を支配する闇の神であり、月を司る戦闘神。敵対者に死を与える軍神でもある。生命と豊穣の神であるケツァルコアトルの宿敵であり、一時期には太陽を司ったとされる伝説を持つ。

最高存在に等しい悪神の分霊による現界。
通常の聖杯戦争においては呼ばれることは確実に存在しない(そもそも、即座に生贄にするとはいえ一瞬でも人類に従うことが我慢ならない)が、人理の焼却という異常事態にあたりやってきた。
――――助けるため?当然、違う。自らが面白くなるように介入するためである。

あえて言うのであれば、宿敵たるケツァルコアトルが自身より先に動き出したことが気にいらないのもあるが――――自分以外の存在が愛すべき玩具たる生命が蔓延るこの星を新しく変えようとしたためである。
自分以外の存在が愛でるべき玩具を破壊することは気に入らぬことであり、まかり間違って自分以外の存在に宿敵が敗れるようなことがあれば人理焼却をされる前に――――場合によっては修復に成功したとしても暴れてしまう。
流石にそれでは下手すれば永遠に楽しみを失いかねないと判断したテスカトリポカは、気晴らしを兼ねてサーヴァントとして召喚されることにしたのだ。
そのため、ケツァルコアトルが仲間に付くであろう人理修復に動き出す組織も、人理焼却という偉業により新たなる創世をもくろむ存在に対しても等しく敵として相対する。仲間になるとすれば、気に行った方へ行くとしか表現できない。

名前の意味は「煙を吐く鏡」。
生贄の儀式を求める悪神とされるが、マヤにおける火と稲妻の神ボロン・ザカブという正当な神とも同一視される。
悪の伝説を数多く持ち恐怖の対象として恐れられるが、奴隷の守護神でもあり、また人類に勇気を与えるものともされている。
しかし今回の召喚ではより楽しく――――面白く引っ掻き回すために、悪神としての側面を色濃く宿されているため基本的に人類の為になることはしない。

人に対して加護と災厄を与え、繁栄と荒廃を気分に応じて与えたテスカトリポカはある時代にはケツァルコアトルに敗れ自らが支配した世界を破壊したとされ、またある時にはケツァルコアトルが支配する世界を破壊したとされる。
ケツァルコアトルとは紛れもなく宿敵の関係であるが、その宿敵はある時テスカトリポカに敗れ果て、アステカから姿を消した。幾度も闘い続けた存在は、ただ一つの予言だけを残して去ってしまったのだ。
ある時にはケツァルコアトルと共に協力して大地を創りだしたともされるこの神は、今も宿敵との戦いを望み続ける。それこそが自らの存在意義であり、最も楽しい娯楽であるが故に。

【人物・性格】

悪神らしく傲慢かつ残忍な性格。しかし常に笑顔を絶やさず楽しく笑い、明るさも感じさせる。
人間を含めた生命を玩具として溺愛し、ともすれば宿敵であるケツァルコアトルと比べて『甘い』対応をしていると見られる時もある。
しかしそれは生命が自らの玩具であるときであり、戦う相手に対しては徹底的に貶め、苦しめることを愉悦とする。

自身が闘うに値する相手はケツァルコアトルだけだと断じ、それ以外の敵対者に対しては玩具の役割を放棄した出来の悪い失敗作でしかなく、せいぜい絶叫と苦悶によって余興となれば良いとしか考えていない。
そのため敵対者に対しては怒りや戦闘欲では無く侮蔑や享楽を持って接するため相応の実力を持たなければ本気を出すことは無い。
「―――――くっはははは!!武器を持たぬとは考えたな!!人間!」
「肉体!これは良い!実に良い!肉を裂き骨を砕く感触が実に良く分かる!おお、おお!!もしや貴様ら……我よりも残酷であったか!!」
との事である。本来ならば数々の武装を持ち、それらを使いこなす技量を持つテスカトリポカであるが、遊びでしかない相手とは可能な限り楽しむために肉体を武器にして闘うことを基本とする。

彼を畏怖し従う相手に対しては優しくする…ときもあれば、無残に苦しめる時もある。曰く従わせて楽しい相手もいれば絶望させるしか価値の無い相手もいる。相手の価値に合わせた対応をしただけだということ。
総じて、善に類する存在や人として生きる存在とは当然として、多くの場合は悪の道を生きる反英雄とも反りが合わない。では、彼と似たような性格の持ち主とはどうであろうか?
――――この世には、同族嫌悪と呼ぶ考えが存在する。自分以外の存在がそのような傲慢な考えを持つ場合、身の丈に合わぬ愚か者と評価し、容赦なく敵対するだろう。
彼と長く付き合う方法があるとするのならば、悪神たる自身を楽しませる。太陽の如き存在――――彼の宿敵の如く、常に敵対し、彼の行動に染まらぬ者だけなのかもしれない。
もっとも、その場合は敵として気に入られるという事であり、味方になるということがなくなるというわけでもあるが。

イメージカラー:輝く漆黒
特技:扇動、後押し
好きなもの:楽しいこと
嫌いなもの:つまらぬこと
天敵:ケツァルコアトル
願い:可能な限り面白きことをする

【一人称】我 【二人称】汝/貴様/お前

【因縁キャラ】


ケツァル・コアトル(騎)
永劫の宿敵。最高にして唯一娯楽になりうる存在。姿形こそ変わろうと似たような条件であるのならばほぼ同一の力であることを期待し、笑いながら全力を出す。
「そうだ!そうこなくてはな!逃げ出したままなどお前では無い!そんなことはあって良いはずがない!」
「我らは闘い続ける宿業にある!貴様が善である限り我は悪であり続けよう!貴様が悪となるのならば我は善となってみせよう!――――さあ、我を楽しませろ!!」

一説では、ケツァル・コアトルとテスカトリポカは兄弟神でもある。真相はどうあれ、神であろうと対等という存在あってこそ楽しみという感情を知ることが出来るのかもしれない。

ジャガーマン
自らの化身とされる生物(なまもの)。覚えはないが心臓を求める様は自分っぽくもある。さては我、酒でも飲み過ぎたか!
「んん?ううーむん?なんだそれは!笑おうにも反応に困るぞ!何の意図でそのような格好をしている!」

シンテオトル
一応は自身と同じアステカの神ではあるが、敵としては眼中にない。
対峙した時の彼の心境をあえて表現するのであればピンク色の姫を誘拐して赤い配管工を待っていたら緑の弟がやってきたときの亀の魔王的反応をする。
「ふははは!!!!ついにき、た、――――。……興が醒めた。これ以上我を不快にせぬ間に命が惜しければ去るが良い」

エルナン・コルテス
宿敵と期待させてやってきた期待外れの人類。次に会ったらぶち殺す。

【コメント】

マヤは(型月では)南米。みんな知ってるね!
ケツ姉と最低でも互角でないとおかしいのに盛りを恐れてはいけないよね!反省はしていない。
残骸から勝手に拾い上げた物。

FGO風台詞


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