kagemiya@ふたば - ヘリアル



たった一人の軍勢ヘリアル



【基本情報】


【元ネタ】北欧神話
【CLASS】サモナー
【真名】ヘリアル
【異名・別名・表記揺れ】軍、軍勢、ほか無数
【性別】男(両性)
【身長・体重】178cm・62kg
【容姿】黒い衣と翼を纏い、捻れた剣のような杖のような武器を持つ青年
【髪】灰色
【瞳】金色
【肌】白め
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力:B 耐久:C 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:A 宝具:EX

【クラス別スキル】

対魔力:B+++

魔術に対する強力な耐性。
特に、北欧関連の魔術に対しては知識と反射のルーンによる半絶対的防御を誇る。

単独行動:C++

マスターによる魔力供給がなくとも現界を保てるスキル。
嵐となりて世界を行軍し続ける存在とも語られるそれは、非常に長い間の単独での現界が可能。
ただし分霊ゆえか、スキルによる保有魔力量のボーナスは少ない。

【保有スキル】

原初のルーン

サモナーの「本体」が世界に見いだした刻印魔術。
分霊的存在であるために全力での行使は難しいが、何か一つの事柄、物質などへの集中的なバフ掛けならば非常に高い効果を得られる。

道具作成:EX

魔術や技術を駆使して、様々な道具を作り出す能力。
ここで言う道具は魔道具的なものに限らず、手駒や作戦など「目標達成のための道具」すら含まれる。

サモナーは、道具の作成において絶大なる力を持つ。

魔力放出(氷):A+

その身体に流れる霧氷の血を、完全に攻撃へと集中させてスキル化したもの。
精製する氷の刃は神話の聖剣などと比較しても遜色ない切れ味を持ち、発する冷気は魂をも凍てつかせる。

神性:B

名を偽れど、世界が変われど、尚も漏れ出る大神の性(さが)。
基本的に通常の聖杯戦争で召喚されることはなく、何らかの人理異変や特殊召喚、または強力な縁、ごく多量の魔力などによるバックアップが得られる等の状況でないと現界することはない。

【宝具】

死せる戦霊戦線エインヘリアル

ランク:EX 種別:召喚宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:英雄の数だけ
北欧神話において、戦乙女らによってヴァルハラへと召し上げられ、来るべき時に備えひたすら戦闘に明け暮れると伝えられる勇者たちの霊。
大神の一種であるサモナーはこれを第一の宝具としている。
性質としてはある戦乙女のものに似ており、一定範囲内に昼のヴァルハラを現象として再現、エインヘリアル達を召喚し大規模な戦闘を引き起こす。
大神であるサモナーはその戦闘に巻き込まれることがないということが、固有結界型のそれと異なる点である。

召喚されるエインヘリアルには北欧神話の様々な有名無銘問わない英雄の他、サモナーがサーヴァントとして倒した中から使うに相応しいと思った英霊などが含まれる。

機巧騎行ワルキューレ

ランク:EX 種別:召喚宝具/大神機巧 レンジ:1~99 最大捕捉:40(41)
伝承に伝わる死者の運び手、戦乙女。
この大神にとってのそれは優秀な魂を基体とした機巧であり、娘とも呼べる最高傑作達であった。
具体的には魂をエンジンにした空戦用マジカルマシーン。

宝具としての効果は、計40(41)騎の高位ワルキューレからランダムで数体を選出して召喚するもの。
機巧ゆえ召喚以降の魔力消費は少なく、それでいて高い戦力を持つ優秀な使い魔である。

ただ、後世の逸話からか一部の戦乙女には反乱されたり命令に従ってくれなかったりする。

【Weapon】

『グングニル』

剣杖型の武器。
サーヴァント化にあたりその性能の大部分を削り落としており、神代に一般的な魔導杖程度のレベルまで能力が下降している。投げたら戻る性質は据え置き。
主にこの武器から氷の刃を精製して近~中距離攻撃を行う。

『死せる戦霊戦線』

召喚にはそれなりの魔力を要するものの、英霊には及ばない名も無き勇士…エネミー程度の者ならば、ほぼ無尽蔵に呼び出すことができる。
英霊クラスのものでも宝具程度の魔力消費で召喚できるため、コスト対性能はかなり良好な方である。

『機巧騎行』

鳥のような姿をした大神機巧。
完全に魔術と切り離されている訳ではないものの、召喚さえしてしまえばほぼ魔力を消費せず、自前の魔力が尽きるまで戦い続ける。

それぞれの型式名に従った特殊能力を保有しており、個体により様々な戦法を見せる。

【解説】

この世界のものとは異なる世界における北欧の大神、その分霊にして異相。
来るべき時のために英霊の魂をかき集め、絡繰に乙女や女神の魂を閉じ込め私兵としたその大神は、あまりにも力を持ちすぎたが故にあるべき滅びを迎えず、世界に剪定された。

だが、この異相は本来呼ばれぬ名を得、あるはずのない召喚士のクラスとして英霊化することで辛うじてその存在を確立した。
…そして、彼は再び動き出す。
再び起こるであろう滅びを回避するために。
そして、全ての英霊を手中に納めるために─────。


【人物・性格】

どこか機械的な暗さを持つダウナー系イケメン。
強い英霊やエネミーと戦うことに全力を注ぐ割に、わらわらと乗騎を召喚して数の暴力でねじ伏せる戦法を主とする。

曰わく本当はセイバーがよかっただのキャスターがよかっただのとのたまうが、そういう場合はよく『機巧騎行』のうちの数体にどつかれている。

イメージカラー:蒼
特技:『道具』作り
好きなもの:美しく優秀な女の魂
嫌いなもの:自分の死
天敵:世界、抑止力、マスター
願い:最強の兵団を以て、全ての滅びを駆逐する

【一人称】俺
【二人称】貴様、お前
【三人称】呼び捨て

【台詞】

「俺はヘリアル。召喚士…サモナーのサーヴァントにして、大いなる神の一端だ」

「知識は有れば有る程良いし、手駒も多ければ多いほど、そして優秀なら優秀なほど良い。…あとは俺が全霊ならば、文句はないのだがな」

「フン……『この世界の俺達』と、俺は違う。同じように接してくれるな。…俺は、奴らより遥かに賢く、強く─────そして、愚か者なのだから」

「我が駒よ、戦場を埋め尽くす勇猛なりし群れ立つ道具ゆうし達よ!演習替わりだ、好きに暴れるがいい!『死せる戦霊戦線』!!」

「…我が傑作、我が娘達よ。今一度、俺に力を貸せ!『機巧騎行』、四騎出動!」
『サー』
『ラジャー』
『了解』
『コマリマス…』

【因縁キャラ】


大神(グリームニルガグンラーズフラフナグズ他):異世界の異相。
彼らこそが正しき大神だ、と口では言う一方で、終末を迎えなかった可能性としての優越感とコンプレックスを同時に抱く。

グリムリーパー:比較的近い思想の大神の分霊か、はたまた元を同じくしたものか。
ともあれ彼の嫌うオーディンの要素はヘリアルに合致するため、犬猿の仲、そして宿敵となりうる。


戦乙女たち:れっきとした人格を持ち、駒ではなく部下として動くその姿に驚嘆する。
「…俺は、優秀な者ほど意志を奪い、自由を奪ってきた。その方が、より強くなれると思っていたからだ。…だが、あの戦乙女たちは生き生きとしている。そして、我が機巧を上回る力を感じる。……そうか、俺は…」

レギンレイヴ:やたら優しい。
無論裏がないわけがなく、その理由は…
「幼くも純真かつ勇猛な魂……。何としても、我が兵団に加えたいものだな……『戦乙女』として。ククク… 」
こういった具合である。

ヴァルトラウテ:別の大神の作り出したワルキューレ。
自身のものとは違う経緯で作り出された似通った機体…と認識するが、彼女の獲得した「個性」には興味を示す。
「ほう、あの長姉以外にも……。あちらの大神は随分と手際が悪いようだな?…いずれにせよ、興味深い事例であることに変わりはない、か……ク、ク」

【コメント】

剪定って便利ですよね