kagemiya@ふたば - マーガレット


「わたしは女王さまだもの。みんなのためにがんばらなきゃ、でしょ?」


基本情報

【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】マーガレット
【異名・別名・表記揺れ】マルグレーテ、「ノルウェーの乙女」
【性別】女
【身長・体重】109cm・21kg
【肌色】白
【髪色】金
【瞳色】青
【スリーサイズ】ぺたん/しゅっ/ふにっ
【外見・容姿】あうぺど
【地域】ノルウェー
【年代】1283年-1290年
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:E 耐久:E 敏捷:D 魔力:C 幸運:E 宝具:D+

【クラス別スキル】

騎乗:C-

ライダーのクラススキル。
乗り物全般に対して発揮される騎乗能力である……が、ライダーは乗り物酔いがひどいため、Cランク相当の対象に騎乗することこそできるもののあまり長く乗っていることはできず、一定以上の使用の後には行動不可能となる。

対魔力:D

魔術に対する耐性。一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

【保有スキル】

プレ・ゴールデンエイジ:B

本来は、3〜4歳頃から8歳頃にかけての、神経回路の約八割が形成される時期のこと。これは、ライダーが王に即位した年代から没するまでの年代にほぼ一致する。
スキルとしては「可能性を秘めた未完成の英霊」である事を意味し、サーヴァントとしては例外的に、後天的な教導によりifの姿としてステータスや知性の根本的な向上が可能。

霊媒体質:C+

生来的に神秘に対する親和性があり、霊体を視認したり干渉する能力が高い。
乗り物、特に船に弱いのは元々このため(尚、あくまで原因でありこの現在はこのスキルが無かったとて酔うものは酔う)であり、まだ幼い彼女にとってこの能力は精神的負担ともなりうる。

カリスマ:E

ごく僅かな人心掌握力。軍団や集団の指揮に効果を発揮する希少なスキル。
スコットランド女王としての王権の発露…ではあるが、実際はその可憐な外見によるものも大きい。
だが、確かな王としての素養も良い目を持つ者なら感じられるだろう。

【宝具】

冥途往く幼王の船メイド・オブ・ノルウェイ

ランク:D+ 種別:対軍宝具 レンジ:0〜30 最大捕捉:50
彼女の最期、ノルウェーよりスコットランドへと向かう際に乗った船が宝具となったもの。
この船は大時化に見舞われながらも何とかスコットランドへ辿り着くことに成功したものの、マーガレットは極度の船酔いにより僅か7歳で命を落とすこととなった。

宝具としては、「確実に目的地に辿り着く船」としての性質を持つ。
ただし、その過程において保証されるのは船そのものの安全のみであり、乗員へのダメージは考慮されない。
更に、この宝具を発動し目的地への移動が成功すると、その瞬間ライダーは霊核を破損してしまう。

移り生きる偽りの乙女リブ・ファルス・メイデン

ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0〜1 最大捕捉:1
彼女の死後に現れた偽マルグレーテの存在が宝具となったもの。
似ても似つかない上年齢も違う偽者であり早々に夫共々処刑された偽マルグレーテであるが、それが祖国に裏切られ殺された女王の物語として却って一部での人気を博し、ついには彼女が処刑された地に教会が建つなどの騒ぎに発展した。

ライダーは、この偽マルグレーテの逸話も獲得。
それを霊媒体質スキルとプレ・ゴールデンエイジスキルの並列使用と組み合わせることにより、「偽マルグレーテが本物であった場合」というifの可能性を引き寄せることができる。
具体的な効果は、偽マルグレーテ没時の本来のマーガレットの年齢である17歳までの肉体・精神の成長とスキルランクの向上。
だが、あくまで可能性の前借りであるため効果のばらつきが大きく、ライダー本人のテンションや周囲の状況次第では現状より弱体化することまで考えられる。
更に、この状態では死因である第一宝具の行使は不可能となり、戦闘も移動も何もかもがライダーの持つ可能性のみでの勝負となる。

【Weapon】

『低級霊』

霊媒体質で感知でき、カリスマで使役できるレベルの低級霊を用いて攻撃する。
内訳的には主にライダーと精神年齢の近い子供の霊が多いため、一部の英霊相手にはよく効くだろう。

【解説】

ノルウェーの王女、スコットランド初の女王にして、アサル朝最後の王。「ノルウェーの乙女(メイド・オブ・ノルウェー)」という呼び名をとった。
祖父であり前王であるアレグザンダー3世が全ての子に先立たれた上で急死すると、唯一残った直系の血縁であったマーガレットは3歳で王位に就く。しかし、自身の生まれたノルウェーの王宮から彼女が動くことはほぼなかった。
四年後、隣国イングランドの王大子エドワードとの婚姻が決まり、ノルウェーからスコットランド南部へと船で渡ることとなる。
だが彼女の乗った船は大きな時化に襲われ、何とかスコットランドに辿り着きはしたもののマーガレットは極度の船酔いで体調を崩し急逝する。没年わずか7歳。
彼女の死を以てアサル朝は断絶、直系の王位継承者がいなくなったことにより実に十名を越える王位請求者が乱立。
以後、スコットランドはこれより独立戦争にかけて、イングランドを交えた混迷を極める歴史を辿ることとなる。

ちなみにその十年後には彼女を騙る偽マルグレーテが出現し一部聖職者の支持を得たものの、かつてマーガレットの父であるエイリーク二世が遺体を確認していた事、本来なら17歳である筈であったが外見が40台であった事などを理由に偽者であると判断され、詐欺罪で告発されると火刑に処された。


(以下泥設定)

彼女は、身体こそ脆弱であったものの生まれもって神秘との親和性を持ち、幼いながらにも分かる確かな王気を持っていた。
その素養は父王エイリーク二世も認めていたが、いずれにせよノルウェーでは女王の擁立は法律上できずその才を惜しんでいた。
そのため、スコットランドの王として白羽の矢が立った際には正に適材適所、とその指名を快く受け入れたのである。
…結果としては夭逝する道を辿ってしまったものの、イングランドに対し屈辱的な情勢にあったスコットランドの人間もまた、「彼女ならば」という淡い希望を抱いていた。
偽マルグレーテの支持者が存外に多かったのもそういった理由からであり、ゆえにサーヴァントとしての彼女も、そういった無辜の希望に応えるように「可能性」を孕んだ英霊として実像を結んでいる。

【人物・性格】

真っ直ぐな瞳と妙なオーラを持つ、謎の大物感に溢れた幼女。
幼さゆえの頑なさと王才の合わせ技か芯がしっかりとしており、良くも悪くも考えを曲げず心も折れない。
霊媒体質ゆえに様々な恐ろしいものや見えざるものを見てしまうこともあるが、それにも(怖すぎない範囲で)立派に耐える頑強さがある。
ただし、少しでも長く彼女に付き合えば、おおきなオバケ等のこわいものが苦手だったり、何だかんだで内心誰かに甘えたがっていたりと年相応の側面も多く覗かせることも分かるだろう。

この年齢の女児としては比較的に活発で、少し男児寄りと言ってもいい性質、行動力を持つ。
これは、生まれてすぐに母を失い、王家の者として模範とするべく見習ったのが父王を始めとする男性ばかりであったことに由来する。
そんな彼女の持つ願いは、「立派な王様になること」。
だが、どんな王様が「立派な王様」であるかは未だ彼女の中で未達の問いとして残っており、そのビジョンの変遷次第で第二宝具により成長する未来の姿が変化したりもする。

イメージカラー:白く小さな花
特技:かくれんぼ
好きなもの:お父さま
嫌いなもの:ふね、うみ、おばけ
天敵:いんぐらんどの人
願い:「立派な王様」

【一人称】わたし
【二人称】あなた
【三人称】さん付け、さま付け

【台詞例】

「はじめまして!わたしはマーガレット!エイリーク二せいのむすめにして、スコットランド女王のマーガレットよ!よろしくね!」

「みんな、行ってくれるの?…わかった。…めいれいよ!わたしをまもりなさい、まよえるれいたち!」

「の、のりものは…いやって…おろろろろろろろ」

「わたしね、はい下のこともしっかりかんがえてこその女王さまだとおもうの!だから、あなたもわたしにいろいろそうだんしていいのよ!」

「にせもの?…そうね、人のまねをするのはあまりほめられたことではないわね。…でも、あの人のしがかなしまれたってことは、わたしのことをかわいそうっておもった人がいたってことなのかしら……うーん…」

「……っ、わたしは、わたしをひつようとしてくれる人のためなら!なんどだって、このみをなげうちましょう!きなさい、『冥途往く幼王の船メイド・オブ・ノルウェイ』 !」

「───ねぇ、お父さま。わたしが、どんな王さまになりたかったのか。ようやく、分かったきがするの……だから。…だから…どうか、みていて下さいね。これが、わたしのユメ───『移り生きる偽りの乙女リブ・ファルス・メイデン』! 」

【因縁キャラ】

ハーコン・シグルザルソンオーラヴ・トリュグヴァッソン、エイリーク(原作)、グンヒルド:ノルウェー王家の方々。家が違うのでご先祖様という訳ではないが、畏敬の対象。
しかし、半ば神話の人物とも言える彼らに対しては王様としての尊敬より英雄としての憧憬が強い。

ジェーン・グレイ:幼女王友達(一方的認定)。在位期間ではこちらが上だが年齢はこちらが下。
王様らしい…!と尊敬。例え素のモードでも「公しこんどうしなくてすごい!」と尊敬。
因縁浅からぬイングランドの王である事は……あえて気にしていないようである。

他女王系サーヴァント:参考にするべくちょーさちゅー。
最近のちょうさほうこくしょ(自由帳)には「わりとこわいひとがおおい」と書いてある。

【FGO風ステータス】


【コメント】

7歳で死ぬのは悲しいので偽者を使って17まで長引かせるペドライダー
ちなみにスキルで成長できる限界も17という設定があります
なぜって17以降の可能性は今度こそゼロだからね!