ハンムラビ王:未だ弱小であったバビロニア第1王朝を率い、メソポタミア再統一を成した王。ハンムラビ法典にはマルドゥークがエンリルより権力を譲渡されたと明記されている。数多くの王権を承認したマルドゥークにとって特に印象深い人物。
ギルガメッシュ:神と人の間に立ち、その二つを分けた英雄王。色々暴れ回る様を静観していたが、次第に人間の多様性に興味を抱くきっかけとなった。
「当初のデザインにおいて、人間は神に付き従うものでしかなかったが、お前はその図式を破壊してしまった」
「しかし、だからこそ人間は面白い。勝手に考え、勝手に動いて多様性を広げていく。それでこそ星と並び立つ価値がある」
「ところで話は変わるが、お前の慢心癖は見ていて腹筋に悪い。
少し気をつけた方がいい」
ニムロド:初代ウルク王。神の打倒を掲げる勇士。壮大な目標に興味を示し、自分が戦った場合の対応を思案している。
「方法は数多くあるが、この身の制限は狭く、あの男の闘志は計り知れない。確定性に欠けた難しい勝負になるだろうな」
「人間とは、実に逞しく成長したものだ。……ところで、合体宝具とやらの出番はまだなのか。是非見たい」
アッシュールバニパル:アッシリアの最盛期を築いた優秀な王。アッシリアはマルドゥークの守護するバビロニアに長らく従属を強いたが、その遺恨に関係なく手腕を評価している。また、「エヌマ・エリシュ」は現代においては彼女が築いたニネヴェ図書館で発見された。
「人は遺伝情報に残せないものを文字や言葉に残す。お前が保管していた書によって、俺の証もまた現代に残すことができた」
「アッシュールが気に入るのも頷ける。人間が真に重んずるべきものを、お前は良く理解している」
ティアマト:原初の母。世界の礎。人類悪に相応しい憎悪と、人類愛に相応しい慈愛に満ちた女性。
「過ぎた話だ。多くを語るつもりはない」
「ただ、二度眠ったというのならば、これ以上は目覚めて欲しくないものだ。最早この世界は、彼女にとって苦痛に過ぎる」
イシュタル:一説には血縁。身内にして主なシバき対象。人間から小金を巻き上げようとするな。
「時にイシュタル。この『イシュタルQPSVer2.0企画書』という書に覚えはないか」
「今度下らん騒ぎを起こしたら地殻に埋めるぞ」
テスカトリポカ:カルデアで邂逅した遠い地の神。召喚時のシステム障害でほとんどの機能が欠落していたマルドゥークを焚きつけてシミュレータで戦った。守護神と悪神という正反対ともいえる存在だが、カルデアでは時折シミュレータによるスーパーリアル神霊大戦に興じている。
「お陰で正常な機能を取り戻した。感謝しよう、悪なる戦神」
「ただ、本質的にお前とは相容れないことも確信した。それはお前にとっては不幸ではない、お互い存分に暴威を振るえる間柄というわけだ」
ポッキアッピ:(二度見)