kagemiya@ふたば - ヴァルプルガ
伯林聖杯戦記において抑止の後押しを受けて現界したワルプルギスの姿。

「これよりわたしはあなたの剣、あなたはわたしの剣となりましょう。契約完了ですサムライ……いえ、シラヌイ」

ヴァルプルガ

【CLASS】キャスター
【真名】ヴァルプルガ
 St.Walpurga
 (召喚地補正につきドイツ語名)
【表記揺れ】ヴァルブルガ
【性別】女性
【身長・体重】165cm・54.5kg
【外見・容姿】全く物騒な雰囲気を漂わせない、のほほんとした成人女性。質素な平服の上に武装とは分かりにくい皮の防具、その上にはケープを纏う。
【地域】フランク王国周辺(イングランド-ドイツ)
【年代】AD710-777(or779?)
【属性】秩序・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・聖人
【ステータス】筋力:B+++ 耐久:B+ 敏捷:B++ 魔力:B 幸運:B 宝具:A
 (現地の知名度補正によりワルプルギスより身体能力の限界値が全体的に向上。燃費への悪影響は無い。魔女の属性は喪失している)

【クラス別スキル】

対魔力(全体):A+++
魔術からの守りを司る最大の守護聖人。
自身のみならず仲間をも守る最高ランクの対魔力を持つ。現代や神代の魔術では彼女と周囲の同陣営に傷を付けることはほぼ不可能。
周囲への効果は加護に近いものであり、特にパスが繋がっているマスターには距離と無関係に効果が継続する。
陣地作成:D+
聖油を撒き、付近を浄化して魔を排除、調伏できる。
清浄化された場において、"主の敵"たる邪なるものは生存に適さない不利を被る。
ヴァルプルガの遺骸(聖遺物)からは聖油が生じたとされ、彼女の霊基から生み出された油や水は特段の力を込めずとも第一級の洗礼詠唱並みの威力を帯びる。
聖母:A
老練の亜種スキル。
精神が熟達した状態で召喚されたサーヴァントに与えられるスキル。
いかなる状態でも平静を保つと同時に、契約を通じてマスターの精神状態を安定させることができる。
ヴァルプルガは修道士たちの長、マザーとして精神的支柱となり、民を癒し守ったという。
単独行動(偽):A
抑止力による召喚のため、マスター不在でも現界を維持できる。
ただし戦闘などによる急激な消費は何らかの手段で補填せねばならず、それはおおよそ臨時マスターの確保によって賄われる。


【保有スキル】

剣匠の武練:A+
ひとつの時代のみならず、欧州の中世時代全般における剣術の基礎を完成させた武芸の手腕。
女性剣士の組手が描かれた写本『ヴァルプルギス・フェヒトブーフ』(MS I.33)は欧州最古の剣術書とされる。
心技体の完全な合致により、いかなる精神的制約、地形の不利、武器の不一致による影響下にあっても十全の戦闘能力を発揮できる。
どのような武器であっても剣として扱い、布であっても盾として不足なく本領を発揮させる。
聖剣認定:A
聖人特典から選択したスキル。
任意の武器をAランクの"聖剣"に認定する。
認定できる武器は同時に1つまでだが、瞬時に切り替えられる。マスターの武装も認定可能。
"聖剣"を用いた剣技(後述)は宝具ランクの計算においてAとして扱われる。
この"聖剣"は基督教の聖遺物としての聖剣であり、死徒や悪魔などに対しては自然の摂理を叩き込み再生などの超常能力を阻害する力を持つ。
また、邪悪やアンチキリストへの特攻を発揮する。
心眼(真):B+
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す。
達人:A+
特異な生まれや、太古の強靭な体質を持たぬ常人でありながら驚異的な武練を持つ者を表すスキル。
技術、修練により効率的に力を発揮できるため、魔力消費の燃費が非常に良く、マスターの性能に関わらず最大限の力を発揮する。
奇蹟:_(A)
時に不可能を可能とする奇蹟。
ヴァルプルガは生前に三度の奇蹟を起こしたとされる。
イングランドから渡航中に遭遇した嵐を祈りで鎮め、
三つの小麦の穂で子供を飢えから救い、
襲ってきた狂犬を鎮めたのだと。
列聖の因となった奇蹟は死後100年以降のもの。
アイヒシュテットの司教の夢見に現れ、墓から癒しの聖油を生じせしめたのだという。
キャスターのクラス条件を満たす、魔術の代替に相応するスキルだが、対魔力(全体)の発揮へと既に使われているため使用されない。
聖人:A+
欧州全土で崇敬される大聖人の1人。
聖ヴァルプルガの名を冠する教会、礼拝堂はドイツには50箇所以上、欧州全体では80箇所以上は存在する。
1843年当時の『南ドイツ旅行者へのハンドブック』(A handbook for travellers in southern Germany)によれば聖ヴァルプルガへの巡礼客は毎年数千人にも及んだという。
現界時にその聖人としての特性に応じた複数の特典からひとつを選択でき、ヴァルプルガは聖剣認定を取得した。


【宝具】

受け流して斬る!パリーレン・ウント・シュナイデン!

ランク:_ 種別:対人剣技 レンジ:1-30 最大捕捉:3人
剣の基本にして極意。
相手の攻撃への対処と反撃を極限まで一体化したヴァルプルガ流剣術の極致。
状況に合わせて主に7つに大別される型が存在し、人類や怪物の行えるほとんどあらゆる攻撃に対して変幻自在の反撃を繰り出せる。
攻撃動作中の敵は剣術概念上における最も無防備な状態と見なされ、能動的に発動する必要がある(直感なども含む常時効果を発揮していないもの)防御的な何らかのスキル、宝具などの効果の恩恵を受けられない。
敵の攻撃に対する受動的な判定の際に発動する。
受動判定の代わりに相手を無防備状態と見なして攻撃判定を行い、算出されたダメージ数値分敵からのダメージを減らし、同時に同じく算出された数値分敵にダメージを与える。
レンジ外からの遠距離攻撃に対して使用した場合はダメージの減少と距離接近のみにとどまり、反撃ダメージは不発となる。
宝具ではなく魔力を消費しない純粋な剣技

鉄甲作用アイゼンプラッテ・ヴィルコン

ランク:_ 種別:対怪物剣技 レンジ:1-30 最大捕捉:3人
後世、埋葬機関に投擲体術として伝えられることになる技術の原典となる、彼女が編み出した剣技。常時発動可。
弱き人の身で強大な死徒に立ち向かうため編み出した絶技。気功に類するものではないかと思われるが詳細は不明。
近接攻撃および投擲攻撃に絶大な衝撃力、吹き飛ばし効果を任意に付与できる。魔力や武器に頼らない純粋な体術であり当然素手でも使用可能。
彼女の場合、なぜか聖剣認定した銃から発射される弾1つ1つにもこの体術が反映される。発砲した瞬間のひねりがどうとか言っているが余人には理解しがたい。
普段は攻撃力向上に使用するが、この技術を応用して武器の種別を無視した峰打ちも可能。銃弾でも峰打ちできる。
宝具ではなく魔力を消費しない純粋な剣技

魔女達の夜に、霧の山に篝火を焚かんヴァルプルギスナハト

ランク:EX 種別:祭典宝具 レンジ:変動 最大捕捉:変動
召喚地補正により、セイバー時より本来の伝承に近い宝具へと変異している。

ヴァルプルガの列聖の記念日は異説あるが民間では5月1日(メイデー)とされ、(※教会では2月25日が記念日)
その前夜祭をヴァルプルガの夜ヴァルプルギスナハトと呼ぶ。
クリスマスやバレンタインなどと同じく、元々は土着の異教の習わしであった祭がキリスト教下でも継続するために聖人由来に差し替えられたものと推測されるが、原型は定かではない。
現在ではこの祭事は、ブロッケン山に集う魔女に対抗するための祭とされる。
文芸においては、ゲーテが1808年に発表した戯曲『ファウスト 第一部』にて印象的に扱われた。

真名を解放すると、広範囲に篝火が展開し対魔、対呪、対邪、対闇の攻性結界を成す。
魔を滅する篝火の規模と強度は、時期が4月30日に近いほど、場所がドイツに近いほどに効果を増す。
最高段階であれば一国規模までをも守る結界となる。


【Weapon】

剣・無銘

生前に使用していた剣の1つ。教会から支給されたもの。代行者の前身にあたる部署による造りなのか、仕込み剣になっている。

バックラー

小盾。受けからの返し技が主体となる彼女の剣技には不可欠のものだが、彼女ほどの達人に至ると素手や布などでも代用できる。

火器

何らの不便なく、数十倍の間合い持つ剣として自在に扱える。
聖剣認定された火器の弾丸はすなわち聖剣の刃たりうる。

ルガーP08

1904年以降ドイツ軍に採用されている国産拳銃。
敵マスターの配下などとの戦闘で入手した。

日本刀

後半にて使用する、当初のマスター龍興不知火の形見。


【解説】

欧州最大の聖人の一人。
対魔術、対嵐、対狂犬、対病、対飢餓、産婦などの守護聖人。
旧イングランドから出立し、大陸に渡り旧ドイツ地域(ゲルマニア、フランク王国、ガリアなど)への宣教活動に参加した修道士の一人とされる。



伝承によると彼女の父は元王族の巡礼者リチャード、母はウナ。
兄はヴィリバルトとヴィニボルド。
地域によってはそれら一家全員が聖人として扱われる。
生まれつき虚弱だったヴィリバルトが幼い時に病にかかった際、一家は彼が救われたら王家の立場を捨てて、出家し神のために生きる修道士になると誓った。

ゲルマニア伝道の任を最初に受けたのは、ウナの兄である聖ボニファティウスであった。
義兄弟の巡礼者リチャード、リチャードの息子ヴィリバルトとヴィニボルドもボニファティウスに同行した。
ボニファティウスの伝道では、神罰を恐れずトールの楢(オーク)を伐採して改宗を認めさせたエピソードが代表的。

ヴァルプルガは修道院での修行(一説によれば26年間)ののち、ボニファティウス達の活動するゲルマニアへと向かった。
その際に同行した若い修道女ヒュゲブルグは、のちにヴィリバルトとヴィニボルドの伝記などを執筆し、後世ではカロリング朝唯一の女性作家とも呼ばれる。
ヴィニボルドが死去した際にはヴァルプルガが後を継ぎ、ハイデンハイムの修道院を率いる長となった。
ヴァルプルガは777年もしくは779年に亡くなった。



彼女が現在に至っても非常に広範囲で崇敬されている理由には、
死後100年後に起こした遺骸の奇蹟による列聖のタイミングと、教会建設に由来ある聖遺物が必須とされた時代背景によるニーズの一致が大きかったと思われる。
ヴァルプルガの遺骸は870年頃に奇蹟を起こし、その身体から癒しの油を染み出させた。
そのことはアイヒシュテットの司教の夢枕に立ったヴァルプルガ本人から教えられたのだという。
ヴァルプルガは列聖され、その遺骸は各地の教会建設のために幅広く分配された。
そのために彼女の名を冠した教会(ヴァルプルガの教会ヴァルプルギスキルヒェという通称さえ存在する)は多く、中にはヴァルプルガの油ヴァルプルギスエールを未だに産出している所も存在する。


【人物・性格】

伯林聖杯戦記において抑止の後押しを受けて現界したワルプルギスの姿。
平時の外面は平凡なお姉さんといった風情。
戦況悪化の佳境にありながらも、平和の中かのような雰囲気を醸し出す彼女への違和感に気付く者は少ない。
抜剣、臨戦の域に至っても、気迫こそ発すれど殺気は皆無。
明鏡止水の境地に在る。
マスター・龍興不知火との連携戦闘は互いに背中を任せ、言葉少なくアイコンタクトと呼吸によって意思疎通がなされる。


特技: 剣術、応急手当、医術、読み書きの指導、炊き出し
好きなもの: 祈祷、修練、教導
嫌いなもの: 怠惰、殺戮

【一人称】わたし【二人称】あなた/-さん【三人称】彼/彼女/-さん
【二人称・対龍興不知火】シラヌイ/サムライ


【セリフ】

「見事な気迫です、サムライ!」
「これよりわたしはあなたの剣、あなたはわたしの剣となりましょう。契約完了ですサムライ……いえ、シラヌイ」
「呼び名ですか。真名を隠す意味も感じませんし、幸いにもここでは一般的な名前です。ヴァルプルガと言います」
「シラヌイ、背中は任せます」
「わたしが支援に回ります、サムライ」
「いざ! いざいざいざ! 勝負を決めましょう!」
「お覚悟を」
受け流して斬る!パリーレン・ウント・シュナイデン!
「借ります!」(武器取得)
「いただきます!」(武器取得)
「ほほう、これが未来の剣」(バーサーカーの人界拓く星の驚異の武器取得 ※共闘用)
「これ、借りますね。今ここに、真なる聖槍よ再来せよ!」(バーサーカーの偽・黄金の聖槍を取得、聖剣認定 ※共闘用)
「わたしのクラスはキャスター、おそらく剣を投げるキャスティングからキャスターなのでしょう」

「───夜が来る。人の生存を脅かす夜が襲い来る。ならば篝火を焚きましょう。闇を祓い、魔を祓い、呪いを跳ね除け、人はここに在るがまま! 『魔女達の夜に、霧の山に篝火を焚かんヴァルプルギスナハト』!」


【因縁キャラ】

生前

聖ボニファティウス
伯父。伝道者としても、剣士としても、人生の先達としても師である。
ヴィリバルト、ヴィニボルド
実兄達。兄弟子でもある。
ヒュゲブルグ
ヴァルプルガの旅のお供であった若輩の修道女。

伯林聖杯戦記

龍興不知火
契約したマスター。極東のサムライ。指揮者というよりは2人の剣士として息の合う共闘者。

【立ち回り】

登場前

世界の後押しにより、マスター無しで現界。
抑止の誘導によってか令呪を授かり聖杯戦争を止めようとする龍興不知火と遭遇、意気投合し契約を結ぶ。

聖杯戦争の火種と思しき勢力……マスター3、5、6、7辺りの部隊と散発的に交戦。マスター1がセイバーを召喚するまでは他のマスターからセイバーだと思われていた。
五話までにどっかのマスター勢力下の部隊との立ち回りシーンが挿入される

五〜六話

マスター5のサーヴァントと交戦。

六〜七話

フェデリーコ二世と交戦。
対バーサーカー参考:
・こっちは2人で斬りかかるけど神秘付きソードはどっちか1本だけだし魔力タンク期待できないし普通の射程の剣だから数値以上に弱い
・+による倍加は一瞬出し得る可能性のある最高出力、ないしはカウンターの瞬間の必殺などでしかなく、基本的にはオールBとしての通常戦闘
・いくら聖剣認定衝撃付与しても普通の銃じゃあバーサーカーの耐久Aはたいして貫通しないし吹き飛びもしない
・剣も急所となる霊核を刺せないとどうにもならない
・聖剣の特攻はオプション程度のためそれだけでは致命にはならない

八話

フェデリーコ二世の宝具に合わせるようにカウンター剣技を使用。
・皇帝特権の戦闘続行からの特攻付きハンマーによって死にかける
・剣士としての直感、心眼により導かれる最適解は彼我の能力と状況から特定の瞬間にカウンターを行うことまでであり、バーサーカーの先見の明による予知と皇帝特権による"持ち得ない能力の即時獲得"の組み合わせによる戦略はそれを上回る

九話

決死の瞬間、マスターの龍興不知火が間に入りヴァルプルガを庇って致命傷を受ける。
龍興不知火から抑止すべき元凶はマスター3陣営ではないと気付いたことを教えられ、元凶へ一矢報いることを優先するためにも撤退して生き延びるよう令呪を使われる。

十話〜

マスター1か2と仮契約し、マスター6との決戦に臨む。

対ボス参考:
・ブレスとか吐く竜に対してビーム出せない剣士の仕事は結界くらいしかないかも
・バーサーカーの槍に聖剣認定かけてセイバーに持たせる合体コンボはわりとありか?(偽の槍が真の聖槍となり、ゲオルギウスやマルタのような竜を征する槍をセイバーが超光速で刺す)


FGOステ

(他作者からの貰い物)
(本来の想定はセイバーの霊衣を変えるとクラスとステ補正が変更、追加のパッシブスキルなどが強化クエストで付く想定でしたが、こちらは他作者がぐだぐだイベントの龍馬のように配布想定で組んだものとなります)


【レアリティ】★4
【CLASS】キャスター
【真名】ヴァルプルガ
【ステータス】筋B+++ 耐B+ 敏B++ 魔B 幸B 宝A
【コマンドカード】Q2/A2/B1

【クラス別スキル】
■対魔力(全体):A+++
味方全体の弱体耐性をアップ[23%]

■陣地作成:D+
自身のArtsカード性能を少しアップ[5%]

■聖母:A
自身のArtsカード性能をアップ[5%]
&スター発生率をアップ[5%]

■単独行動(偽):A
自身のクリティカル威力をアップ[10%]

【保有スキル】
■剣匠の武練:A+ CT:8~6
自身のスター集中度をアップ[3000~6000%](3T)
&弱体無効状態を付与(3T)

■聖剣認定:A CT:8~6
自身のNPを増やす[20~30%]
&〔死霊と悪魔と魔性〕特攻状態[50~100%]を付与(1T)

■達人:A+ CT:7~5
自身のArtsカード性能をアップ[20~30%](3T)
&Artsカードのクリティカル威力をアップ[50~100%](3T)

【宝具】
『鉄甲作用(アイゼンプラッテ・ヴィルコン)』 Arts/-/対怪物絶技
敵単体にスタン状態を付与(1T)
&超強力な攻撃[Lv:900~1500%]
+自身のクリティカル威力をアップ<OC:100~200%>(3T)