kagemiya@ふたば - ヴィルヘルム・ライヒ
適性はキャスターだと!? 冗談じゃないぞ、誰が魔術師だ!
この私の! オルゴン理論を! 魔術などと言うオカルトと一緒にされるのはごめんだ!

【基本情報】


【元ネタ】史実/疑似科学
【CLASS】アーチャー
【真名】ヴィルヘルム・ライヒ
【性別】女性(とりあえず肉体的には)
【身長・体重】160cm・48kg
【容姿】白衣を着て眼鏡をかけた女性
【属性】秩序・善
【天地人属性】人(自称星)
【ステータス】筋力:C+ 耐久:C+ 敏捷:D+ 魔力:E+ 幸運:E 宝具:C++

【クラス別スキル】

対魔力:C

魔力に対する守り。
方向性がオカルトに片足(では済まないかも知れない)突っ込んでいるため時代の割には高めのランク。
蓄積したオルゴンエネルギーを消費することによって瞬間的に防御性能を上昇させることが出来る。

単独行動:B

マスター不在・魔力供給なしでも長時間現界していられる能力。
蓄積したオルゴンエネルギーの量によっては通常よりもさらに長く現界出来る。

【保有スキル】

星の開拓者(自称):EX

人類史においてターニングポイントになった英雄に与えられる特殊スキル。
あらゆる難航、難行が“不可能なまま”“実現可能な出来事”になる。

――と言うのは本来のスキルの説明。

アーチャーはこのスキルを持っていると自称する。
それはもう物凄い勢いで自称しまくる。人生どころかその死後、魂になってまで自称し続ける。
その根性と言うか執念と言うかもはや狂気の域に達しているほどのイカレた精神によってこのスキルを獲得するに至った。
名称こそ星の開拓者だが実際の効果は狂化とか精神汚染とか信仰の加護とかその辺りに近い。
ただし精神鑑定では概ね正常と判断される。常識のある狂人って手に負えないね。

オルゴノン:A

ガルバニズムと同系統のスキル。ただし電力とは関係ない。
魔力や実体を持たない攻撃を、快楽とそれに付随するオルゴンと呼ばれる未知のエネルギーに転換し蓄積することが出来る。
溜め込んだオルゴンエネルギーを消費することで攻撃や身体能力の強化、治療や回復を行える。
オルゴンエネルギーについては後述。

解放者:B

抑圧からの解放を目指すもの。
物理的、精神的な抑圧から解放される際に各種能力が瞬間的に上昇する。
ステータスにやたらと多い+はこのスキルの効果によるものである。でも幸運はE固定。
ああ抑圧と解放ってそういう……。

精神分析:C-

フロイト派の精神分析能力。
ただし精神分析協会から除名されてしまっているためランクは低下。
戦闘においては相手の真名看破や行動の先読みなどに役に立つ。
はずなのだが何故か大体性的な方面の話になる。
つまり全てはオルガスムスに帰結するのだ。分かるね。

【宝具】

天を貫け性の革命クラウドバスター・セクシュアルレボリューション

ランク:C++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:100人
これこそ我が理論、我が信念、我が夢想、我が探求、我が思索!
その絶頂! その最果て! 見るがいいオルゴンの輝きを!
オルゴンエネルギー充填完了!
打ち抜け! クラウドバスター!

……ふぅ……。

束ねられた多数の砲身からオルゴンエネルギーを放射し攻撃する砲撃兵器。
これ単体での評価はCランク相当の威力なのだが、仕様上発動時には必ず『解放者』の効果が乗ることに加えて、蓄積したオルゴンエネルギーの量によっては更にもう一段階威力が上昇するために理論上の破壊力は高い。
また、空を飛ぶものや地球外から来たものに対しては特効ダメージを与える。

【Weapon】

『眼鏡』
武器と言うわけではないが装備品。

何? 眼鏡いらねえんじゃねえかなだとかいったのはどこの誰だ!
いるに決まっているだろうがこの愚か者め!
そもそもこれはただの眼鏡ではなく! オルゴノスコープだ!
日本語に直すならば! オルゴン拡大鏡!
どうだ見えるだろうこのオルゴンの輝きが! 見えたな! 見えろ!

……つまり、通常の視覚では捉えられない何かを可視化するものだと思われる。

『白衣』
これも武器と言うわけではないが装備品。
一見するとただの白衣だが、微妙に光り輝いている。
実は改良型のオルゴン蓄積装置オルゴンアキュムレータであり、着ているだけでオルゴンが発生、充填されて気持ちよくなったり生命力を回復できたりする。

普通の白衣? 馬鹿なことを言うな!
なんとこれは! 着ているだけでオルゴンエネルギーが充填されるのだ!
そう! ちょうどこの辺りに溜まっているのだ! 臍の下辺りに!

マスターが傷ついた時などはそっとこの白衣を着せてくれたりもする。優しさ溢れるサーヴァントである。
ちなみにこの下には何も着ていない。

『謎の光』
周囲を漂う謎の光。その正体は凝縮されたオルゴンエネルギーの塊。
通常はこれを飛ばして攻撃、防御を行う。
ついでに地上波放送時は絶妙に邪魔をして白衣の下を見えなくしているので良い子も安心。ソフトを買え。

【解説】

オーストリア・ハンガリー帝国領ガリツィア地方出身のユダヤ人。
精神分析についてフロイトから学び、精神分析家として活動する。
その後精神分析と政治を絡めて考える、まではいいのだが何をトチ狂ったかフロイト的精神分析(つまりセックスだ)とマルクス主義を結び付けようという思想に目覚める。
これはプロレタリアート層の性的欲求不満が政治的な萎縮を引き起こすのだ、と言ったような主張である。何言ってんだコイツ。
そしてセックス・ポル(性政治学研究所)を主宰し、社会による性的抑圧からの解放(つまりセックスだ)を目指すも共産党からは『非マルクス主義的ゴミ溜め』呼ばわりされて除名される。当然だろ馬鹿。
その後はナチスを始めとしたファシズムを性的に抑圧された人間によるサディスティックな表現(つまりセックスだ)であると分析した『ファシズムの大衆心理』を執筆、出版。
まあ先述の通りユダヤ人なのでこんなもん書いたら当然ナチスドイツから追われる羽目になるのであった。ついでにこの辺りで精神分析協会からも除名される。当然だろ馬鹿。
ノルウェーに亡命後オスロ大学で性科学(つまりセックスだと言いたくなる気持ちは分かるがちゃんと真面目な学問でもあるのでそこはご了承いただきたいが半分くらいはつまりセックスだで終わる気もする)を研究し、ここでオルゴンなるエネルギーを発見。
このオルゴンとは物理的に作用する性エネルギー体であり世界に遍在するものである、らしい。
そしてライヒの精神分析はフロイトのそれを基本にしているため人間の行動原理は全て性欲であると結論付けられる。(つまりセックスだ)
更に一歩進めて、その性欲はオルゴンエネルギーによるものなのだからオルゴンを利用(つまりセックスだ)すれば世界はハッピーになるのでは? と言う極めて筋の通った意味不明な理論をぶち立てたのである。そうかなるほど凄いな何言ってんだお前。
しかしというか当然と言うか、ノルウェーでもライヒの学説は批判を受けて受けて受け倒して結局ライヒはアメリカに移り住むことになる。
そちらではオルゴン研究所「オルゴノン」を作りそこでオルゴンの研究に取り組み、オルゴンアキュムレータやクラウドバスターなどの装置を開発、製作する。
オルゴン理論を天体へと適用しようとしたり、オルゴンアキュムレータでガンを治療し放射線を中和したり、クラウドバスターでオルゴンを放射し天候を操作しようとしたり、同じくクラウドバスターで地球侵略をもくろむUFOを撃墜しようとしたり、何を言ってるのか分からないだろうが多分本人しか分からないと思う。
また、オルゴノスコープなる謎の装置でかの有名なアインシュタインにオルゴンを見せたりもしているが、これに対してアインシュタインはそっと身を引いているのであった。恐らく彼は冷静で科学的な人物だったのだろう。なおライヒの側はこのアインシュタインの反応をコミュニストの陰謀のせいにしている。ねぇよ。
そして先ほどのオルゴンアキュムレータを用いた医療だが、これがガン治療期の不法な製造と販売に当たるとされて裁判を受ける。そうだねガン治療って言っちゃったのはまずいね。
裁判所はオルゴンアキュムレータの販売停止を命じ、これだけならまだしもライヒの全著作(オルゴン理論と無関係なものも含む)の出版差し止め命令まで出したのである。
正直これはやりすぎだろうと思うし恐らくライヒもそう思ったのだろう、命令には従わなかったのだがこれがよろしくなかった。裁判所は法廷侮辱罪に当たるとして禁固と罰金を宣告。
結局ライヒは収監され刑務所内で心臓発作にて死去。あっけない生涯だった。

長くなったので三行でまとめてみよう。

マッドサイエンティスト!
オルゴン! それはライヒが発見したなんか凄い性的エネルギー!
セックス! セックス! みんなセックスし続けろ!

だいたいこんな感じである。(つまりセックスだ)

以下泥。

さて、史実におけるヴィルヘルム・ライヒは男性である。
そう記録されているが実は女性だった、などと言うこともなく普通に男性である。
ではなぜサーヴァントとしてのヴィルヘルム・ライヒは女性なのだろうか。
それにはそもそもオルゴンエネルギーのなんたるかを知らねばならない。

オルガスムス――つまり性的絶頂からオルゴンと名付けられたそれは、世界に遍在すると言われる未知のエネルギーである。
科学的には実証されておらず、魔術的には魔力や気などに似たものと捉えられるがしかしそれも完全な説明ではない。
ともあれ、生命エネルギーであり性エネルギーであるオルゴンは、性的絶頂によって増幅されると考えられている。

ところで、女性は男性の十倍の性的な快感を得るという俗説がある――この十倍と言う数字には諸説あるが、総じて男性よりも女性の方がより強い快感を得るのだという。

であれば、絶頂の際に生まれるオルゴンエネルギーもまた女性の方が強いのではないか、と英霊と化したライヒは考えた。
いや、考えたのではなく信じた。確信した。
ならば己が目標たるオルゴン理論の実証には女性の肉体を持って挑むのがふさわしいと考えた。
いや、考えたのではなく確信した。そして実行した。
かくしてオルゴン理論の証明と実践のため、ヴィルヘルム・ライヒは女性として聖杯戦争に参戦することになったのである。

【人物・性格】

セクハラが半裸で歩いてる感じのマッドサイエンティスト。
男だったら一発アウトで女でも限りなくアウト。
元男の女だからセーフになる理由はどこにもないのでやっぱりアウト。

余談だが属性は秩序・善である。これは誤記ではない。
と言うのも、一定の理論と法則に従いより良い社会を、もっと言うならば幸福で平和な世界を目指すというのが基本的な行動理念なのだ。
これはどこからどう見ても秩序属性と善属性の体現者であることに疑問の余地はないと言っていいだろう。常識・反常識と言ったカテゴライズがないのが悪い。

【関連キャラ】

泥新宿の機械男
何故か自立して動き始めたクラウドバスター。
実際見たら二秒くらい疑問に思った後全部吹っ飛んで興奮しまくる。
あいつクラウドバスターの話になると早口になるの気持ち悪いよな……。

ニコラ☆テスラ(オルタ)
電気なんかよりオルゴンの方が素晴らしいに決まってるし女装とか気持ち悪いわ……。

ローラン
この格好はあくまでオルゴン理論に基づいたものであり露出趣味とかそう言うのとは違うので一緒にしないで欲しい。
しかしそれはそれとして君からはオルゴンの高まりを感じるので実験に協力してくれないか!

マーチヘア
ピシ
ガシ
グッ
グッ

【コメント】

つまりセックスだ