kagemiya@ふたば - 葛の葉?
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基本情報

【元ネタ】葦屋道満大内鑑+葛の葉物語+今昔物語+史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】葛の葉(?)
【性別】女性(?)
【身長・体重】152cm・45kg
【肌色】白 【髪色】白 【瞳色】金
【スリーサイズ】74-55-81
【外見・容姿】狐耳狐尻尾に道士服
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】秩序・悪
【天地人属性】天
【その他属性】人型・魔性・神性
【ステータス】筋力:E 耐久:D 敏捷:B 魔力:A+ 幸運:B 宝具:A

【クラス別スキル】

陣地作成:A

 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 “工房”を上回る“神殿”を形成することが可能。
 また、結界を用いた陣地作成にも長ける。

道具作成:-

 スキル・狐の嫁入りの代償に失われている。

【保有スキル】

変化:B

 陰陽術を用いた変化の呪法。
 文字通り「変身」する。
 このスキルによってキャスターは常にこの姿に変化している。

呪術(陰陽道):A+

 日本において独自に発展した魔術大系。
 万物の吉兆を占い、怨霊や怪異などの災厄を退けるほか、 他者を呪ったり、また式神の使役や、結界構築に長じる。
 このランクになると、生活続命の法や泰山府君の法も使用可能。
 また、他者からの呪術を跳ね返し因果を返す呪詛返しにも長ける。

狐の嫁入り:B

 スキル・道具作成を色々といじったもの。
 どこかの狐も同じスキルを所持しているが、あちらは勝手に嫁入り宣言するスキルであるのに対してこちらは勝手に保護者を名乗って色々と世話を焼くスキルという違いがある。
 神通力……のようなもので色々と祝福したりする。
 通常ならA+ランクの道具作成を持つのだが、余計な手を加えたせいでランクが低下している。
 本来ならば宝具にも成り得る魔術書を作成できるがこの状態だと不可能。

神性:C

 神霊適性を持つかどうか。
 白狐・葛の葉は信太明神の化身であると伝えられている。
 また、キャスターはその死後神と祀られ、文珠菩薩の化身であるとも伝わっている。

【宝具】

『葛葉黄金水晶符(くずのはおうごんすいしょうふ)』

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 葛の葉が安倍晴明に送ったとされる秘宝。
 黄金の箱と水晶。
 黄金の箱には竜宮世界の秘符が入っており、使えば天地日月人間世界のあらゆることを手の内に知ることができ、水晶を使えば鳥獣や草木の言葉を解することができるという。
 すなわち、極めてランクの高い千里眼と動物会話、啓示スキルを得る。この宝具でキャスターはあらゆる知識を得て、動物達の会話から敵の陣容を掴む。
 戦闘においても利用が可能であり、敵の行動を先読みするという形で発揮される。
 ……本来は葛の葉から晴明に譲渡され、葛の葉が持っているはずはないのだが、これをキャスターが持っている理由を本人は説明したがらない。

【Weapon】

『十二天将』

 六壬神課で使用される象徴体系をモチーフに作られた十二体の式神。
 陰陽五行を司り、火水金木が陰陽対二体、土が陰陽対四体存在する。
 かなり強力な使い魔であり、キャスターは基本的にこれに戦闘を代行させる。あと家事とか。

【解説】

 平安時代最高の陰陽師、安倍晴明の母である白狐。信太明神の化身とも言われる。
 「葛の葉物語」あるいは「信太妻」、「蘆屋道満大内鑑」に知られる。大まかなあらすじは以下の通り。

 信太の森を訪れた安倍保名は、日参し参拝していた明神の社の境内で狩人から白狐を助けるが、その過程で怪我をする。
 するとそこに葛の葉と名乗る女性が現れ、保名を介抱して家まで送り届ける。(異説では葛の葉姫は別に存在し、白狐はそれに化けただけとも)
 葛の葉が保名の見舞いを続けるうち二人は恋に落ち、結婚して葛の葉は童子丸という子を産む。
 保名と葛の葉、童子丸は一時期は円満な生活を送るが、童子丸が5歳の時に葛の葉の正体が白狐であると知られてしまう。
 葛の葉は「恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」と一首を残して去り、保名と童子丸は追いかける。
 信太の森までやって来た保名と童子丸に葛の葉は最後に一度だけ会い、童子丸に黄金の箱と水晶の玉を残して別れた。
 この童子丸が後の安倍晴明であり、晴明は葛の葉の遺宝の力で活躍し、陰陽頭へと任ぜられ、蘆屋道満を倒し天文博士となる。

 以上があらまし。
 この葛の葉を名乗るサーヴァントは、白い狐耳と狐の尻尾、陰陽の意匠の施された道士服を着た少女のような姿で召喚される。
 逸話から想定するには不相応な魔力、不自然なスキルや宝具を持つが、本人は葛の葉だと頑なに主張する。

 性格は穏やかで人を慈しみ、無益な殺生を嫌う。
 マスターに対してはサーヴァントではあるが年長の保護者としても振る舞い、経験の足りないマスターを丁寧にサポートする。
 他のマスターとの戦闘に対しても厭う様子を見せるが、いざ戦闘となれば宝具を用いて敵の行動を読み、式神に先手を打たせることで封殺する容赦無い戦い方をする。
 普段の善良さと真逆の残虐ファイトスタイル。

 その正体は、息子である安倍晴明。
 陰陽術を利用して変化し、母の姿に化け、召喚された先では母として振る舞っている。
 マスターの方の安倍晴明とは別の世界の存在。どうやらこの晴明の世界の葛の葉は胸が薄かったらしい。

 あちらの晴明は母を苦手としているが、こちらの晴明は全く逆。心底母を尊敬しており、『この世で最も理想的な女性』として崇めている。
 召喚された時も記憶にある母の口調や性格を模して振る舞い、葛の葉を名乗る。
 幼い日に森へと去り、思い出の中にしか残らなかった慕情の母を自らが演じることで慕い続ける男。
 母の言いつけである「無益な殺生をしてはなりませんよ」をしっかりと守り、母のイメージを崩さぬために演技にも全力を尽くす。
 葛の葉が理想的な女性であることを、マスターにも行動で示そうとしてくる。

 だがしかし、本質は玉藻の前言うところの暗黒イケモン。心底のところでは性格が悪く、それは相手を封殺する戦闘スタイルにも現れている。
 そして本人は、その自らの性質を嫌っている。
 母は別れの日、「狐の子だからと人に笑われることのないよう勉学に励みなさい。無益な殺生もしないように」――つまり、善なる陰陽師になって、と言い残し森へと帰っていった。
 自らもそれを実践しようとして――けれど、善に近付こうとする度に、晴明は自らの悪を思い知らされた。
 無益な殺生はしてはならないと母は言った。だが自分は、上司に請われたとはいえ、自らの腕自慢に罪もない蛙を潰して殺した。
 呪詛をかけられた蔵人の少将を救えば、彼に呪詛をかけてきた陰陽師は呪詛返しにて死んでいた。
 蘆屋道満は自らの父を殺したが、しかし、同じく悪に落ちていく自分にそれを罰し、あまつさえ首を斬って殺す資格はあっただろうか?
 今の自分は、蘆屋と同じモノまで堕ちているのではないのか?
 母から受け継いだ神性の影響で、晴明は人間性を失った。それを晴明は悪と断じ、苦悩した。

 ゆえに晴明は、悪を嫌悪し、悪である自らすらを嫌悪している。
 姿を変え、葛の葉を名乗るのはそういった事情もあってのこと。
 本来は冠位(グランド)の格を持つキャスターであるが、自らを葛の葉に偽装することに力を使っているため通常のキャスターと同格にまで落ちている。
 素性を聞かれても、余程の事がない限り答えようとはしない。
 もしも自らが晴明である事を明かしたならば、それはマスターを最大限信用し、葛の葉ではない自分自身として支えると決めた証であろう。


イメージカラー:白
特技:陰陽道、占術
好きなもの:安倍保名、稲荷ずし、乱菊(葛の葉の好きなもの)
母上(晴明の好きなもの)
嫌いなもの:無益な殺生(葛の葉の嫌いなもの)
悪しきモノ、巨乳、自分自身(晴明の嫌いなもの)
天敵:パツキンボイン
願い:母との再会

【一人称】私 【二人称】あなた 【三人称】あの方
基本的に母上エミュするため時代がかった丁寧語口調。

【因縁キャラ】

玉藻の前:彼女を告発したのは他の世界と同じ。しかし彼女に対して持つ心理は複雑。
狐である事を知られ森へと消えた母と同じ、狐でありながら、正体を隠し、愛されていた彼女を目にした時の感情は如何様なモノか。
その正体を見抜いた時、晴明は彼女を告発した。それは、嫉妬からではなかったか。
答えは、出ない。
……でもそれはそれとして、この世で最高の良妻狐は葛の葉だと思う。
源頼光:生前の知人ではあるが、世界線が違うため微妙に話が合わない。というか貴様男だったっけ……?
渡辺綱:育ての親が天敵とは恥知らずな! というかその性趣向は本当どうかと思う。なんで別の世界でもそんななの……?
蘆屋道満:毎度毎度生前の彼と敵対した悪の陰陽師。彼の父である安倍保名の仇。
彼の世界での蘆屋道満は巨乳美人だったらしい。なので巨乳は嫌い。
この晴明にとっては元の世界線とは別人だが、それはそれとして見つけた場合は虐めておく。
安倍晴明:並行世界の歴史における自分。当然のごとく不倶戴天。
悪を憚る事のないはるあきは彼にとって許すことはできないし、そもそも1000歳にもなって世界征服って……。
葛の葉:え、誰……? え、え?
え、母上? この世界の?
……ウソだっ!?


FGO風

召喚:「サーヴァント、キャスター……葛の葉と申します。我が子のように、あなたを導きましょう。
……妙な顔をされて、どうしましたか? 私は確かに葛の葉ですよ?」

レベルアップ:「力が漲ります。一歩一歩積み上げて行けば、天地の理にも手が届くでしょう」
霊基再臨:「一つ力を取り戻せました、ありがとうございます。
一層奮起しますね」
その2:「また一段魅力的に見えて来ましたか?
ふふ、冗談ですよ」
その3:「少し衣装を変えてみました。如何ですか?
お気に召せばよいのですが」
最終:「ふふ、驚きましたか? これこそ我が真の力。
天地日月さえも手に取るように、あなたを守護してみせましょう」

開始:「無益な殺生は好みませんが、仕方ありませんね」
その2:「立ちふさがるならば……草刈りと致しましょう」

スキル:「六壬神課!」
その2:「セーマン!」
選択:「ええ」
その2:「任せてくださいな」
その3:「読めていますよ?」
攻撃:「珊底羅大将、朱雀!」
その2:「安底羅大将、白虎!」
その3:「毘羯羅大将、玄武!」
EX:「迷企羅大将、青龍!」

宝具選択:「見せましょう、私の宝を」
宝具:「黄金の遺宝、これこそ全能の星、全治の欠片。
我が愛する者との最後の繋がり。
葛葉黄金水晶符(くずのはおうごんすいしょうふ)!」

小ダメージ:「ぅぁっ」
大ダメージ:「おのれっ!」

戦闘不能:「ああ……申し訳ありません、もうお側には……」
その2:「そんな……この身体に傷をつけてしまうなんて……」
勝利:「ああ……また一つ、命を奪ってしまいました」
その2:「この勝利、あなたのために」

会話:「マスター? 内に篭っているばかりでは不健康ですよ?
使命のためにも、表に出ませんと」
その2:「マスター……ええ、あなたは私の主です。
ですが、私はあなたの守護をする者……つまり、あなたの保護者でもあるといえるのではないでしょうか」
その3:「マスターとサーヴァント……。
親は子の為に働き、守護する。親子関係のようなものでしょうか」
その4:「藻女(みずくめ)……失礼、玉藻の前、でしたか。
彼女が今は幸せだと言うなら、何も言いません。何の罪滅ぼしにもなりませんが……。
ところであの方よりも、私の方が女性として魅力的ですよね?」(玉藻の前)
その5:「あれは……マスター、少し席を外してもいいですか?
    いえ、なんだか顔を見ているととても心がざわつくのが、そこを歩いていたので」(蘆屋道満)
その6:「……性別が違うので性向も違うかと期待しましたが……やっぱりその性癖治ってないのですね……。
というかドン引き度は増しているような……」(渡辺綱)

好きなこと:「乱菊を嗅ぐと、昔を思い出してしまいます。後は母……いえ、なんでもありません」
嫌いなこと:「嫌いなもの? ……無益な殺生は、好きではありませんね」
聖杯について:「聖杯……願いを叶えられるならば、あの人ともう一度……いえ、過ぎた願いでしたね」

絆:「どうしました?
気になる事があれば何でも言ってくださいね。
私に教えられる事ならば、何でも教えましょう」
その2:「ええ、私は安倍晴明の母。
ですが、あなたも我が子のように慈しみましょう。
それが教えですからね」
その3:「晴明のことですか?
……すみません、私の口からは……。
いつか、話すこともあるかもしれません」
その4:「私の宝具は全治の欠片。天地日月の全てを解き明かし、獣や草木の言葉も知る事ができます。
ですが、自らの事はわからない。教えてください、私は……あなたから見て、何に見えますか?」
その5:「……私の真の名は、安倍晴明。
あなただけに教えましょう。罪深き身ですが、あなたを一層支えると誓います」

イベント:「何事か起こっているようですね。見物しに行きましょうか?」
誕生日:「まあ、今日はあなたの誕生日なのですか? おめでとうございます、この世に生まれて来たのは嬉しきこと。
     あなたの母にも、きちんと感謝するのですよ?」