kagemiya@ふたば - 雑賀孫市
 
 
「我らは鴉、八咫の群れ也」



基本情報

【出典】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】雑賀さいか孫市まごいち
【異名・別名・表記揺れ】雑賀孫一、鈴木すずき孫一、鈴木重秀しげひで、鈴木重朝しげとも
【性別】男性
【身長・体重】172cm・61kg
【肌色】普通 【髪色】濡羽色 【瞳色】金
【外見・容姿】深緑色の軽装を纏った、鴉のような黒髪の狙撃手。
【地域】日本
【年代】戦国時代
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型
【ステータス】筋力:C 耐久:C 敏捷:B 魔力:C 幸運:B 宝具:B


Picrew:「長髪のおにいさん」様で作成

【クラス別スキル】

対魔力:D

一工程による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:A

マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクAならば、マスターを失っても一週間は現界可能。

【保有スキル】

射撃:B

銃器による早撃ち、曲撃ちを含めた射撃全般の技術。
孫市は優れた射撃能力を有するものの、達人の域には及ばない……否、及ぶ必要がない・・・・・・・
雑賀衆の強みは、孫市と同等の射撃技術を全員が修得しているという点にある。

千里眼(鳥):B+

一定範囲を俯瞰して認識する能力。
実際に視えているわけではなく、収集した情報を元に戦場の状況や敵味方の動向を演算するというもの。
軍団の指揮能力としても機能するが、王や軍師ではなく、自らも前線に立って戦う将が持ってこそ真価を発揮する。

鉄砲伝来:A

種子島に伝わった鉄砲を雑賀衆がいち早く取り入れたことに由来するユニークスキル。
クイックドロウ、エイミング、道具作成(銃)などの銃器に関するスキルをB〜Aランクの習熟度で発揮可能。
また、マスターの同意があれば他サーヴァントにそれらのスキルを付与することもできる。

【宝具】

雑賀衆さいかしゅう

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜80 最大捕捉:400人
雑賀孫市率いる傭兵集団「雑賀衆」が昇華されたもの。
生前に孫市に付き従った部下を最大400人まで召喚する、軍勢召喚系宝具の一種。
部下たちは幻霊にも満たず、一般人でも倒せるほどに脆いが、Bランクの単独行動スキルを有し、長時間その存在を維持することが可能。
そして他の機能を廃したぶん射撃能力は十二分に具わっており、各地に配置されて四方八方から敵を狙う。
数の暴力で圧し潰す短期戦での決定打ではなく、敵をいつ撃たれるか分からない状況に追い込んで疲弊させる長期戦向きの宝具。

対面での戦闘時には、援護射撃による孫市のカバーや敵の妨害、一斉掃射による面攻撃などで戦闘を補助する。
また、姿を隠しつつ別の場所から部下に狙撃させることで自分の位置を誤認させる、といった戦法も可能。
突出した個人の力に頼るのではなく、優れた集団の連携による質の伴った人海戦術こそ雑賀衆の最大の強みなのだ。

八咫鏡やたのかがみ

ランク:なし 種別:対人魔弾 レンジ:1〜50 最大捕捉:10人
三種の神器、天照の御神体たる鏡の銘を冠した絶技。
鏡に反射する陽光の如く弾丸を跳弾させ、予測不能な方向から敵を撃ち抜く。
精確な射線を演算するために高い集中力を必要とするが、射撃準備さえ整えば残弾の許す限り連射できる。
敵の意表を突くだけでなく、複数の敵の間を跳弾させての擬似範囲攻撃や、敵の体内で乱反射させて連続攻撃などの荒業も可能。
さらには味方の撃った弾丸も、魔弾をぶつけて軌道を操作することで魔弾として扱うことができる。
孫市の指揮の下、全員で放った弾丸を連続跳弾させて銃弾の包囲網を築き、敵軍を殲滅するのが雑賀衆の最も得意とする戦法である。

なお、魔弾を修得していながら孫市の射撃スキルがBランクなのは、魔剣と同様に純粋な射撃技術とは言い難い要素を含んでいるため。
鉄砲伝来スキルで他者に付与することもできず、歴代の「雑賀孫市」でもこの魔弾を放てるのは「この孫市」のみである。

【Weapon】

火縄銃

戦国時代に使われていた鉄砲。種子島に伝来したことから「種子島銃」とも。
弾丸や火薬は魔力から生成できるため、魔力がある限りは弾切れすることはない。
さらに装填済みの火縄銃そのものも生成でき、これにより欠点である装填時間の長さを無視した連続射撃を可能としている。
ただしその分魔力消費も激しくなるため、基本的に弾丸と火薬のみ生成して自分で装填している。

手榴弾

雑賀衆特製、竹筒状の手榴弾。
火縄銃の作成技術を応用して作られたものだが、中の火薬は雑賀衆秘伝のもの。
そのため他の陣営がこれを真似することはできず、歴史に作成技術が残ることも無かった。

無銘・日本刀

雑賀衆は銃の扱いに長けているが、鉄砲伝来の前から優秀な傭兵集団であった。
状況によっては躊躇うことなく火縄銃を放棄し、刀による接近戦も難なく熟してみせる。
なお、この孫市が持つ刀は鈴木孫市の愛刀とされる「八丁念仏団子刺し」ではない。

【解説】

戦国時代において活躍した傭兵集団「雑賀衆」の頭領。
雑賀衆は日本に伝来した火縄銃を一早く取り入れ、射手の育成と鉄砲を用いた戦術を考案し、高い軍事力を誇った。
数千挺もの鉄砲を所持していたとされ、その強さは「雑賀を制すものは全国を制す」と言われるほどであった。

「雑賀孫市」とは個人の名ではなく、雑賀衆の頭目である雑賀党鈴木氏の当主が代々継承する名である。
有名な雑賀孫市として、石山合戦において石山本願寺側について織田信長軍と戦ったとされる「鈴木重秀」。
それと、豊臣秀吉に仕えて小田原征伐や伏見城の戦いなどで活躍した「鈴木重朝」の2名が存在する。

しかし、この孫市はそのどちらでもなく、戦国時代に雑賀孫市の名を継承した孫市の誰か。
為政者に抗う者でも従う者でもなく、雇われればどちらも成す傭兵集団の頭領として現界した「雑賀孫市」である。

【人物・性格】

寡黙で几帳面な性格。公私をハッキリと分けるタイプで、サーヴァントとしての召喚自体を仕事として捉えている。
任務に関する報連相は小まめに行うが、任務に関係ない話は一切せず、聞かれても基本的には沈黙を貫く。
カルデアに召喚されても食事や睡眠、娯楽といった必要のないことを決してしない。よく言えば真面目、悪く言えば堅苦しい人物。

しかし仕事なら何でもする訳ではなく、1人の人間、人を率いる頭領としての誇りを持っている。
外道なマスターに召喚された場合は「その依頼は受けられない」と言って相手を殺した後、自身も潔く自決する。
部下思いでもあり、その几帳面さも仲間の命を預かる者として決して無駄な犠牲を出させないようにするため。
傭兵として隠しているが情に厚く、信頼できるマスターに呼ばれたのならば命に代えても守ろうとする。


イメージカラー:濡れ羽色
特技:綿密な計算、火縄銃の手入れ
好きなもの:特になし(カラス)
嫌いなもの:言わない(外道、雨)
天敵:織田信長
願い:マスターの依頼を達成する

【一人称】俺 【二人称】お前、貴方 【三人称】彼、彼女

台詞例


【因縁キャラ】

織田信長 / 豊臣秀吉:関係のない・・人物。
 前者は鈴木重秀、後者は鈴木重朝と、雑賀孫市とされる人物たちと因縁浅からぬ存在。
 しかしこの孫市はそのどちらでもないため、記録として知ってはいるが相対した記憶は持たない。
 そのため彼らに対する恨みや忠義など思うところも何も無い。

「雇われたなら従い、撃てと命じられたのなら撃つ。仕事に私情を持ち込む気は無い」
「例え彼らが『雑賀孫市』にとっての怨敵、あるいは恩人であったとしても、俺には関係のないことだ」


杉谷善住坊:雑賀衆の同僚。
 同じく、「雑賀孫市」という英霊の記録として知ってはいるが実際に会ったことは無い。
 しかし雑賀衆の同僚ということもあってか他の人物よりは(多少だが)素を見せることはある。

「……ああ、知っているとも。貴方も雑賀だったのか」
「仕事に私情は持ち込まない主義だ。だが……フッ、連携を高めるために必要なら仕方がないな」


八咫烏:縁のある霊鳥。
 孫市の属する雑賀党鈴木氏は、源流を辿ると熊野三山を信仰する神官の一族であったとされる。
 鈴木氏、及びその支流である雑賀党鈴木氏はその証として熊野の象徴*1たる八咫烏を家紋とした。
 この孫市も熱心というほどではないが、彼らと同じように八咫烏を信仰している。

「……まさか、このようなえにしもあるとは。英霊というのは不思議なものだ」
「出会えて光栄だ、太陽の遣いたる導きの鴉。貴方の加護には、いつも助けられている」


雑賀孫一(FGO):同じ名を持つ別の雑賀。
 彼女が実在した雑賀衆の頭領の1人であるのに対し、この孫市は「雑賀孫市を務めるに足る誰か」である。
 この孫市が雑賀衆であったのは確かだが、彼女と生前に面識があったかは不明瞭で、肯定も否定もできない。
 だが、彼にとって記憶の有無は問題ではない。
 己の信じる「雑賀」を見出している。その一点を以て、彼女は戦場を共にするに足り得る人物と言えるのだ。

「人には誰しも得手不得手がある。それを補うための集団であり、雑賀衆であると俺は思う」
「接近戦は貴方に任せる。遠くの敵を狙い撃つのは任せてくれ。────八咫烏の加護があらんことを」

【FGO風性能】

FGO風ステータス

絆礼装


【コメント】

メカクレにしようかとも迷ったけど冷静に考えるとスナイパーが目を隠すのはダメじゃね……?となってやめた
[フリー素材]