kagemiya@ふたば - 赤城山の大百足

基本情報

【元ネタ】戦場ヶ原神戦譚
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】赤城山の大百足
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】女
【身長・体重】171cm・68kg
【肌色】銅色 【髪色】真紅 【瞳色】金色
【スリーサイズ】86・64・87
【外見・容姿】スレンダーマッチョ系の隻眼女武将
【地域】日本
【年代】神代
【属性】混沌・善
【天地人属性】天
【その他属性】人型・神性・魔性・虫
【ステータス】筋力:A 耐久:A+ 敏捷:C 魔力:D 幸運:D+ 宝具:A++

【クラス別スキル】

対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【保有スキル】

カリスマ:E
軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
妖怪としての姿を利用して現界した事でランクダウンしているが、それでもヒャッハー系モヒカンを暴力で纏め上げる世紀末なカリスマを発揮出来る。
まさしくお山の大将。

勇猛:B
威圧、混乱、幻惑といった精神干渉を無効化するスキル。また、格闘ダメージを向上させる。
百足は決して後ろに退かない姿を武将達に好まれており、ランサーの後退のネジもちょっと外れ気味である。
それでも片目が潰れる程の手傷を負えば、流石に後ろに向かって前進はする。

竜殺し:C
竜種を仕留めた者に備わる特殊スキルの一つ。竜種に対する攻撃力、防御力の大幅向上。
本来ならば竜殺しの逸話から生じるスキルだが、ランサーの場合は種族特性に似た形で先天的に身についている。
ランサー(とその同族達)は龍神と争い、彼らを追い詰めた事から竜種に対して有利に立ち回る事が出来る。
ただし、一気に殺し切るには決定力に欠けるため過信は禁物。そこを突かれて助っ人に倒されるのがランサー達のお約束。

変化:C
文字通り「変身」する。
ランサーの場合は、山の様に巨大…とまではいかないものの、サーヴァントの身でも人間数人まとめて締め上げられる大百足の姿に変化する。

神性:-
本来ならば山神であるが故に高い神性を持つが、妖怪の姿を利用している事からスキルとしては失われている。
ただし、属性としては機能している為、対神性用の攻撃が有効打になってしまう。

【宝具】

『戦場ヶ原神戦譚(せんじょうがはらしんせんたん)』
ランク:A++ 種別:合戦宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000
男体山の神の軍勢とぶつかりあった戦場ヶ原の光景。長虫どもが喰らい合い、血で血を洗い殺し合う、血沸き肉踊る大合戦。
それを原型とした心象風景により世界を侵食し、その場にかの合戦場の再現を生み出すランサーの固有結界。
この固有結界の中では、無数の大百足と大蛇の軍勢が殺し合い、血と肉と残骸と粘液を撒き散らしながら引き裂き、砕き合い続ける。
その中にランサー自身を含む範囲内の全ての者を巻き込み、殺戮の渦に巻き込む…軍勢ではなく合戦場を召喚する無差別攻撃宝具。
蛇が百足を、蛇が蛇を、百足が百足を、敵味方の区別無く殺しあう戦場では連携や援護などは乱戦に阻まれ、規格外の規模の軍団でもなければ、その機能を失う。
血生臭い合戦場で生き延びるのに必要なのは他者との連携や智謀軍略の類ではなく個人の悪運と腕っ節。
長虫達の群れを引き裂く豪腕、乱戦を生き延びる頑強さ、争いに巻き込まれない運…そのどれかが無ければたちまち長虫の群れに飲み込まれてしまうだろう。
そして、ランサーは豪腕と頑強さで以って戦場を切り開き、殺し合う軍勢もろとも敵を打ち砕かんとする。

この固有結界は発動自体には大きな魔力を必要とするが、一度発動すれば殺し合う長虫達の残骸に残る魔力が随時還元(リサイクル)され、結界の維持に回される。
その為、固有結界の規模の大きさのわりには比較的長く維持出来る…つまり一秒でも長く合戦を続けたいと言う執念すら感じる厄介な特徴を持っている。
…逆に言えば、無差別に殺しあう長虫達を、極力死なない無い状況に持ち込まれると結界の維持は難しくなってしまう。

『矢穿ちゃ湧き出す癒しの湯(わきでろ!どこでもおんせんあろー)』
ランク:C 種別:開湯宝具 レンジ:1〜8 最大捕捉:15
男体山の助っ人である小野猿丸がランサーに向けて撃ち、その左目を貫いた矢。
それを地面に突き刺す事で、その場に温泉を湧き出させる、老神温泉開湯伝説を由来とする携帯温泉宝具。
この温泉に浸かれば、傷は癒え、疲れは取れ、美容にも良し、熱燗だってどんどん出て来る、と良い事尽くめ。ただし乳はデカくならない。
また、この宝具の副次効果として、この温泉の範囲内では一切の戦闘行為を封じられる。
これを破るには、この宝具のランク以上のランクの、陣地破壊能力のある宝具などを使用する必要がある、が。
まさか、温泉をブチ壊すような無粋なサーヴァントが居る筈は無いだろう。無い筈である。

一見すればランサーが持つにしては平和そうな宝具だが、回復効果と戦闘阻害と熱燗生成の三つの効果を展開し続けるため、実はかなり燃費が悪い。
熱燗生成だけは任意なので、負担を抑える為にあらかじめ大量に酒を用意しておく事をお勧めする。

【Weapon】

『無銘の十文字槍』
漆黒の柄を持つ十文字槍。
柄が多節根の様になっており、槍モードと鎖鞭モードの二形態に変形が可能。
鎖鞭モードの時は、まるで生きた百足のように縦横無尽な動きで執拗に敵を追い詰めにかかる。

実は、本当に生きた百足…自分の眷属を変化させて槍にしたものだったりする。

【解説】

栃木県日光に伝わる昔話、戦場ヶ原神戦譚に登場する赤城山の神。
日光男体山の神と中禅寺湖の所有権を争い、彼らを追い詰めるも男体山側の助っ人により左目を奪われ、撤退を余儀なくされた大百足の化身。
また、その時の傷を癒す為に生み出した温泉が老神温泉の始まりともされていると言う(ただし、老神温泉側は大百足ではなく大蛇を開湯の象徴としている)。
山神…神霊である為、本来ならば英霊として召喚されるような存在ではないが、大百足そのものが持つ妖怪(怪物)の姿を利用して現界している。
その為、山神としての姿よりも怪物としての姿が強くなってしまい、それに引き摺られる様に性格も多少、獰猛なものとなっている。
また、妖怪の姿を使っている関係で魔性としての属性を得てしまい、黄金率などのいくつかのスキルも同時に失っている。

【人物・性格】

現界した際には、赤髪隻眼の荒々しい女武将の姿を取る。
性格は妖怪の姿の影響もあってか豪快で細かい事は気にせず諸共に踏み潰すタイプであり、派手な合戦と温泉と熱燗を何より愛するウォーモンガー系山神様。
聖杯戦争においても、基本的には敵サーヴァントと戦って倒す事を目的として動くため、積極的に戦うマスターでないと扱い辛いタイプ。
例外として温泉に浸かっている時だけは大人しいので、戦わせたくない時や他陣営との交渉の際には温泉に浸からせると良いだろう。
ランサー自身が宝具で温泉を携帯しているのが不幸中の幸いか。温泉卵もあると尚良し。

そんなランサーだが願いは地元の繁栄と、根っこの部分はちゃんと山神しているのであった。
…合戦目当てで出て来てるので、暴れてる内に頭からすっぽり抜け落ちてるだけとも言う。


イメージカラー:血のような赤
特技:カチコミ、殴り込み
好きなもの:合戦、温泉と熱燗
嫌いなもの:男体山の神
天敵:小野猿丸
願い:地元の繁盛

【一人称】俺、俺様 【二人称】貴様 【三人称】奴、あやつ

【因縁キャラ】

俵藤太
三上山の大百足を仕留めた武人。
こっちは片目奪うどころか殺し切ってるので、「猿丸以上にヤベーなアレ…」と思ってる。

国定忠治
ランサーが治める山の近くの村に生まれ、そこでヤンチャをしていた任侠者。
その生き様には一目置いている。

うんこ
こっちくんな!!温泉が汚れるからマジでくんな!!

普通のローマ人達
お風呂いいよね…。

【コメント】

大百足大好き+温泉宝具が欲しかった。
合戦召喚宝具は軍勢召喚メタっぽく。けど王の軍勢レベルの規模になると質でも量でも押しつぶされる感じに。


FGO風セリフ