数年前に京都の無名プロダクションから突如デビューした新たな時代の幕開け告げる綺羅星。
ファンシーや小物に頼らないストイックかつストロングな独自のKAWAIIスタイルを打ち立てており、
『KAWAII体操』(体操ではない)が空前の大ヒットを遂げオリコンチャート入りしてからは一躍有名人となったが、
にわかネタ人気を足掛かりにした活動で流行り廃りを実力で捻じ伏せ、今では人気アイドルとして名を馳せる。
一見して飛び道具に見られやすい外見とは反面にダンスと歌唱力で人を惹き付ける実力派(ガチ勢)というギャップが人気で、
身に纏う妖しいカリスマも相まってファンからは『河合(KAWAII)様』『河合王子』『殿下』など敬称(?)で呼ばれている。
主なファン層は20〜40代の女性及び30〜40代の男性。
過去に受けた実験の後遺症か下の名前を忘れているのでセルフで新たな名前を付けるが、ころころ改名を行う。
現時点での名前は彼の冠ラジオ番組で募集され、投票数一位を飾った『エリアテイラーXCVIII世』
虚無機関では
『虚無機関』の前身となった無名組織時代からの実験体。
持ち前の勘に従って適合者として選ばれるまでは大人しく振る舞っていたが、反魔術を得てからは態度を豹変。
四肢を拘束された状態で同室した研究員全員を活造りに変え、宣戦布告。これ以上の実験を拒む。
反魔術で魔術を無効化できる彼への対処は難しく、全力を尽くして殺したとしてもコストと釣り合わないが、
かといって反魔術を与えた以上は遊ばせておくわけにもいかないと判断した機関は妥協案の経過観察で同意を取り付けた。
これが功を奏し結果として無名組織時代からの実験体では、機関崩壊までを生き残った唯一のケースとなった。
『虚無機関』の実験体たちに牙を向けることはなかったがアンタッチャブルな扱いを受けることは多く、
怖がられるのは不本意だったが、力を誇示する以上は仕方のないことだと彼自身も納得していた。