kagemiya@ふたば - 卜部季武
    「弓手、卜部季武……まあ、のんびり行こうよ。急いては事を仕損じるって言うしね」

基本情報

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【真名】卜部季武
【異名・別名・表記揺れ】平季武、卜部六郎季武 
【性別】男性
【身長・体重】170cm・58kg
【髪色】黒 【瞳色】深い緑
【外見・容姿】少々痩せぎみな華奢な青年 のんびりとした雰囲気の糸目(伏し目)イケメン
【地域】日本
【年代】平安時代
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力:C 耐久:D 敏捷:B 魔力:C 幸運:D 宝具:B

◆完全フリー素材◆

この泥はどなたでも自由に加筆・修正・追記していただいて構いません。
性能を変えたり解説を正しくしたり因縁欄を更新したりなど、ご自由にどうぞ。
全体的にまるっと書き換えてしまっても全然大丈夫です!

【クラス別スキル】

対魔力:C

単独行動:B


【保有スキル】

神秘殺し:C

 魔性の類に対する特攻、また臆せずに立ち向う精神性。
 頼光四天王としての証明でもあるが、妖怪殺しの逸話が少ない卜部は少々ランクが低めとなっている模様。

心眼(真):A

 修行・鍛錬によって培った洞察力。
 窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
 逆転の可能性がゼロで無いのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
 弓の手練れとして知られる卜部は、あらゆ状況下でも俯瞰的な視野を持ち、それらを以て仲間達への援護を行う。

勇猛:C+

 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
 勇敢な英傑として知られる卜部は、主に魔性の存在に対してその盤石な精神性を発揮させる。単に感情の振れ幅が狭いと言うだけでもあるが。

鑑識眼:A

 人間観察を更に狭くした技術。
 対象となる人間が将来的にどのような形で有用性を獲得するかの目利きに極めて優れている。
 戦闘を終えた際、相手の正確なステータスを割り出し、判定次第では直接的なスキルの看破も可能とする。
 “無冠の武芸”のような隠匿スキルをも無効化するが、ステータスごと低下させるような類のスキルは不得手。

【宝具】

薫風弓箭・癬無一矢かおるはかざゆみ・あざなしいちのや

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1-70 最大捕捉:1人
 攻撃判定、命中判定に失敗した際、相手のステータスが判明している状態であれば、命中率は飛躍的に上昇する。
 「一射目が外れることで、外れた原因を瞬時に理解・判断し、その道理を以て二射目を命中させる」という理論及び逸話による奥義の一種。
 理論上、攻撃が外れる度に命中率は上昇して行く為、事実上卜部に狙われたモノは「いつか絶対に射抜かれる」という宿命にある。
 宝具として昇華された現在はその工程すらも突き詰め、例え理解の及ばぬ回避行動であろうとも、ただ二射目を射るだけで矢は目標へと向かって行く。
 発動時には矢を中心として疾風が吹き荒れるが、これは命中率を“大気”が補佐している現れであり、魔力による影響では無い。
 ―――――――痣無一矢。一の矢は当たらぬ故に、その目標に痣は無い。

無理通貫・我心道理どうりはあらず、むりこそどうり

ランク:C 種別:対幻宝具 レンジ:1-5 最大捕捉:1人
 美濃守の渡にて、川を渡ろうとする者に纏わり付いてくるという産女を振り払った卜部の逸話。
 卜部は幻術や幻惑、精神干渉系統の魔術を無効化……と言うより、そのブレない精神によりそれらの効果を一切受け付けない。
 幻術を受けたとしてもそのマイペースさでいつの間にやら抜け出し、幻惑にも耳を貸さず、精神干渉はそもそも影響を及ぼさない。
 他者の企てを尽く突き崩し、ただ自分の道を貫く卜部は、ある意味次元的な防御によって干渉を防いでいる……とも言えるだろうか。

【Weapon】

無銘・弓箭むめい・きゅうせん

 平安時代の弓としては少々意匠に富んだ和弓。
 第一宝具の影響により、番えるだけで大気が振るえ、射れば疾風が吹き荒れる。
 尤も、この弓矢に特別な力があるわけではなく、武装自体は単なる弓矢に過ぎない。

【解説】

卜部季武うらべすえたけ。平安に於ける最強の神秘殺し集団、頼光四天王がうちの一人。
源頼光に仕える郎党で、渡辺綱、坂田金時、碓井貞光らと共に多くの魔性や妖怪達を退け平安の平穏を取り戻した。
一人で百もの兵を打ち倒すとまで謳われた卜部の才は凄まじく、筆頭・渡辺綱や次点の碓井貞光、坂田金時にも劣らぬ力を備えた英傑である。
……が、他四天王と比べ逸話に欠け、多くの文献でも取り立てられる機会が少ないことから、時折“影が薄い”と揶揄される事も多い。

それでも四天王であることに代わりはなく、足柄山にて金太郎の力を試す際、一番槍を買って出たのは他ならぬ卜部であった。
また傷を負い逃げ帰った土蜘蛛を碓井貞光と共に討ち倒す等、要所要所でその存在感を見せ、四天王を陰ながら補佐する縁の下の力持ちであるとも言えよう。
が、一方で警備中の宝物庫から名刀『髭切丸』を盗まれ、頼光に叱られ追い出されたという逸話もあり、この時にも碓井貞光と共に髭切丸を取り戻している。

卜部一人のエピソードで言えば、第二宝具の大本となった美濃守渡の産女の逸話が有名だろう。
ある川には姑獲鳥とも呼ばれる産女がおり、夜に川を渡ろうとする者の元へ現れては「赤子を抱け、赤子を抱け」と迫りくるのだと言う。
この話を聞いた卜部は「無事に川を渡ってみせる」と言い放ち、多くの者が出来るはずはないと訝しむ中、卜部は唯一人夜の渡へと向かっていく。
そこで追手がこっそりと見守る中、卜部は無事に川を渡ってみせ、その証拠に川岸に矢を突き立て、再び川を戻ろうと馬に跨る。
その時、側で隠れていた追手にも聞こえるほどの声で「抱け、抱け」と迫る者がいた。加えて赤子の泣き声までもが川に響き、追手の三人は恐怖に竦む。
しかし卜部はあっけらかんと「うん、いいよ」とこれを承諾。思わぬ回答に驚く産女を余所に赤子を抱きかかえ、再び川岸に戻ろうと歩き出す。
思わず産女は「待って!返して!赤子返して!」としがみつくものの、卜部はそれを意にも返さず、何事もなく川を渡りきっては兵士たちの詰め所へと戻る。
無事に川を渡りきった卜部に対し、多くの兵士たちが褒め称え賭けた品々を渡そうとするも、彼は「大げさだよ」として受け取ることはなかった。

……そうして戻った卜部が赤子を見てみると、そこに赤子の姿はなく、ただ木の葉が数枚落ちているだけであったという。

【人物・性格】

マイペースで穏やかな性格の青年。常に柔らかな笑みを浮かべ、誰に対しても優しい――掴みどころの無い――態度で接する。
天然さが目立つものの、武人としての誇りや矜持は持ち合わせており、戦闘となれば一切容赦はせず手は抜かない。ある意味で最も仕事人気質と言えるか。
敵味方やアライメント問わず対等に接するため、その人懐っこさを受け入れるものもいれば、不敬だと苛立つ王もいたり不愉快だと感じる悪属性英霊もいたりと様々。
またお人好しで人を疑うという事もしない故、いつのまにか揉め事に巻き込まれていることもあるが、やはりそのマイペースさでいつの間にやらのらりくらりと躱していたり。

四天王であり仲間であった坂田金時、渡辺綱、碓井貞光、そして上司である源頼光には他とは違った振る舞いを見せる。
と言っても多少心を開いていたり表情が豊かになる程度だが、やはり家族同然であった仲間達には特別な感情を抱いているのだろう。
……ちなみに、普段の立ち振舞いからは想像できないが、卜部は四天王の中で最年長である (生年基準 卜部:950年 綱:953年 貞光:954年 金時:956年)


イメージカラー:薄い緑
特技:糸射ち
好きなもの:睡眠、渋いお茶、子供の世話
嫌いなもの:平安を乱す者、甘さがキツいお菓子
天敵:
願い:「んー……皆が平穏でいられるならそれが一番、かな」

【一人称】僕、私(目上) 【二人称】君、貴方(目上) 【三人称】あの人、彼、彼女

【因縁キャラ】

源頼光:
 自身が仕える上司にして尊敬の人。彼女の性格もあり、母と子のような関係を築いていた。
 四天王の中で最年長だった卜部だが、あまり彼女から頼られることはなく、筆頭である綱が度々取り仕切っている。
 警備中にうっかり居眠りをしてしまい、宝刀髭切丸を盗まれた際には流石に叱られてしまった。

坂田金時:
 四天王としての仲間。足柄山で出会った際に彼の力量を見定め、彼を四天王にふさわしいと認めた事もある。
 その縁が由来で現在では良き友人。新しいものを次々と取り入れる性格を楽しんでいて、共にゴールデンな物を探しに歩いたりもする。

渡辺綱
 四天王としての仲間。筆頭たる彼には信頼を寄せており、背中を預けるに値する器であると評する。
 武人然とした雰囲気に思わず虜になってしまう事も多い……が、切り落とした鬼の腕に見惚れるのだけは理解出来ない。

碓井貞光
 四天王としての仲間。同じく平氏の出身であり、逸話の中でも度々行動を共にすることが多かった相棒。
 飄々かつやや軽薄な振る舞いを難なく受け流せる卜部は相性が良い。が、駄洒落には反応しない。と言うより理解するまで数秒の間がある。
 
源頼光
 異なる世界での源頼光。直接の恩義があるわけではないが、同じ源頼光であるならと一定の忠義を示す。
 彼が集えというのであれば、文句無く彼に弓を預けることだろう。

茨木童子、酒呑童子:
 討ち倒すべき鬼……だが、正直敵としての認識は薄く、トドメを指したのは他の者である故か因縁は薄い。
 しかしソリが合わないというのもあるのか、双方とも進んで接することは無い。

安倍晴明蘆屋道満
 陰陽師の二人。卜部自身、陰陽とは縁遠い……というか陰陽が通じない思想であるため、認識としては「でっかい人とちっちゃい子」に留まる。
 

【コメント】

マイペースな雰囲気で問題を引き起こしたりいつの間にか抜け出してるタイプの男の子
資料に乏しかったので違ク案件があったらすまない…