桐壺
自らが補佐を務める家。桐壺に従う理由は定かではなく、淡々と命令を実行する。
明石波風
査察と文献調査という重要な仕事を任せていた人物。
信頼は極めて厚く、それだけに現状の出奔した状態を重く受け止めている。
頭の中の情報を空蝉に探られる前に、先んじて確保……不可能であれば処理する必要がある。
空蝉
計画の内容に反発し、分家を巻き込んだ敵対関係となる。
こちらの思惑を否定する若い当主に説得は意味をなさず、一刻も早く抹殺しなければならない。
宿木八代
空蝉の狂犬。
計画については何も掴んでいないようだが、視野の狭い過激な行動により多くの犠牲が出ている。
空蝉内でも疎んじられている現状は好機であり、孤立しているところを何とか仕留めたい。
オリジンストーン家
西洋の魔術師の一族。何処からか掴んだ情報によるとこちらと近い目的で動いているようだ。
真意次第では、敵となるか味方となるか。分家の人間を何人か様子見として接触させている。
雲隠
計画の切り札。故に「行方知れず」という今の状況は最も憂慮すべき事態である。
空蝉派への情報封鎖を続けつつ、最優先で確保すべき目標となる。