南アフリカキリスト教民主党は、キリスト教民主主義を掲げる中道政党である。差別撤廃運動において南部アフリカ聖公会が、運動家を匿ったり、集会所として教会を開放したりと全面的に支援した。この活動に賛意を持った市民が、反差別と教会を中心とした地域コミュニティーの保持発展を目指し設立した。人種を問わず、支持者が全国に広範に広がっているのが特徴であり、宗教や宗派を問わず全ての人に門戸を開いている。近年ではエイズ蔓延や貧困に党と党員、地域住民、教会が一丸となって取り組んでおり、政党と言いながらも議会内だけではなく、実際にアクションを起こす団体である。近年ではグローバル化の進展で個人主義が広がる中、地域社会や中間共同体の再興求める若者の間で支持が広がっており、
SAグリーンズと並んで最も勢いのある政党の一つである。