攻撃中を含む、カバが
飛び道具ではない攻撃判定に触れると「回避」のように自動発動するカウンター攻撃。
発生条件は
攻撃を向けたセルリアンの食らい判定が近くにあり、かつ飛び道具判定でないこと。
一般的な打撃攻撃、突進攻撃に対してはほぼ確実に発動する一方、
Anotogaster sieboldiiの「腹部伸ばし」のような長リーチかつ攻撃に用いる部位にやられ判定が無い攻撃に対しては発動しない。
(
Ceratium triposの「ツノ攻撃」や
Euglenaの「鞭毛伸ばし」のような長リーチではあるが先端まで食らい判定が存在する攻撃に対しては距離が大きく離れていても発動する)
発動すると
予備動作なく瞬時にボスセルリアン以外が受けると必ずノックバックする特殊なカウンター攻撃判定を前方に発生させる。
また、ヒットした際に与える
衝撃力自体もサーバルのコンボアタック9ヒット分に相当するほど高いため、弱いセルリアンであればノックバックを通り越してノックダウンすることもある。
この攻撃判定が先にヒットしてセルリアンがノックバックまたはノックダウンした場合、モーション上書きと共に攻撃判定が消えることになるためノーダメージ返り討ちが成立する。
序盤のマップに登場するセルリアンの攻撃はリーチの短い打撃攻撃が多く、衝撃耐性があまり高くない個体で多く占められるため、序盤の環境下でのカバはボス以外のセルリアンに対して恐ろしく強い。
セルリアンの中には「スーパーアーマー状態(ノックバックしない状態)」になる攻撃技を持っている場合があり、その場合はこのカウンター攻撃判定がヒットしてもノックバックさせることができず、
或いは互いの攻撃判定がほぼ同時にヒットして相討ちとなった場合はセルリアンからの攻撃を無効化できずにカバはそのまま目の前のセルリアンの攻撃に被弾してしまうことになるが、
カウンター攻撃モーション中はカバ自身もまた「スーパーアーマー状態」であり、かつカバのノックダウン耐性が高いために殆どの攻撃に対してノックバックすることもなく、
そしてこの
カウンター攻撃は全体モーションが短いために直ぐに先述の「パンチ(カウンター判定)」をそのセルリアンにぶつけることができ、通常に被弾よりも有利な状態で攻撃を再開できる。
大口勝負とカウンター判定パンチを両方受けたセルリアンは高い衝撃力値を2回連続で貰うことになり、次の攻撃でノックダウンしやすい状態。ここにサーバルが加わればそのまま圧殺が容易。
また、回避力がある状態でこのカウンター攻撃を発動、かつ攻撃を向けられて回避が発動した場合は、回避モーションに移行せずこの攻撃動作のまま0.6秒の無敵状態を付与する。
この場合、「大口勝負」の全体モーションが短いために無敵状態を持続させたまま「パンチ」を繰り出すことができるため、通常の回避よりもリターンが大きくなる。
このカウンター攻撃は発動後にクールタイム期間が設けられており、一度使った後は1.5秒以上経過するか被弾するかを経てでなければ再使用できない。
(全く被弾せずに再びカウンター攻撃を発動させるとその度にクールタイム期間のは長くなっていき、被弾すると元に戻る)
しかし、
この被弾とは「スーパーアーマー状態」発動中に受けた攻撃も含まれる。つまりセルリアンも攻撃を通してきた場合はクールタイム期間が無くなって再使用可能。
「大口勝負」が発動する間合いでの殴り合いが続く限りはセルリアンが倒れるまで延々と高衝撃力の一撃を追加され、
終盤の衝撃耐性が高いセルリアンであってもカバは優位をキープできる。
但し、カウンター攻撃の発動には
「パンチ」とは別にスタミナを追加で消費する上、
カバのスタミナ上限値は全フレンズ最下位であるため使い過ぎるとスタミナがすぐに空になりやすく、
1対1での短期決着ならともかく複数のセルリアンを続けて相手にすると
他のフレンズより目立って戦線離脱の回数が増えてしまう。
また、攻撃を避けているわけではないため殴り合いが長引けばカバのHPはそれなりのペースで減り続けていく点にも注意。
足止め性能や衝撃力蓄積こそ光るものがあるが、カバ自身の与ダメージ性能は大して高くないため、セルリアンと殴り合っている様子を確認したらなるべく早めに加勢するのが望ましい。
攻撃を受けると自動発動する仕様のため唯一の、「[指示]攻撃」以外の状態でも使用できる攻撃技だったりする。
アニメ「けものフレンズ」1話にて大型セルリアンが
かばんを発見して触手攻撃を仕掛けようとしたとき、
実はサーバル一行の後を付けていたカバが
先にかばんを吹っ飛ばしてから割って入り、両腕を縦に構えて触手攻撃を真正面から受け止めた。
受け止めると「私に『大口勝負』を挑むなんて、いい度胸してますわね!」という台詞を放ち、すかさず振り下ろしのパンチで無力化させた。
…説明の通り、本来はかばんに向けられたはずの攻撃に対してカバが突然乱入してきた状況だったため、「※挑んでません」とよくツッコミを入れられる。