きっかけぼん

『人間椅子』



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椅子










乱歩の作品で初めて読んだ本だった
ような記憶です。
この『人間椅子』を読んでから、
乱歩にはまりました（笑）
こういう発想が浮かぶ乱歩もたぶんに
変態的ですが、それを好きだと思える私も
その要素があるのだと思います。

高校生のときに読んだのですが、
ページをめくるたびに、気持ち悪さと
官能とがごちゃ混ぜになったような
不思議な感覚を味わいました。
次は、次はどうなるのだろうという
好奇心でどんどんページを
めくらされてしまいます。

短編ですので、読まれていない方は
ぜひ一度乱歩ワールドに足を踏み入れて
もらいたいと思います。

ところで、私は畳の生活が好きな上、
腰痛・肩こりの類がないので、
椅子にこだわることは今まで
いっさいありませんでしたが、
世の中、椅子が好きな人や、
身体に優しい椅子を必要としている人が
多いということを今更ながらに知りました。
そして、とても高額な椅子があることも。

紹介した椅子は、人間がどうやっても
隠れられない安心できる（笑）椅子です。