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『統計データが語る日本人の大きな誤解』



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統計局ホームページ


お客さんより、面白いよと勧められて読んだ本です。
統計というと、なんとなくとっかかりにくい感じも
ありますが、この本は、身近な例を取り上げていて、
とても分かりやすい本です。

あるところで働いていたときに
イベントのアンケートをとりました。
お客さまアンケートですね。
結果を上司に報告するときに、、
一人、私にとっては、面白くない
感想を書いていた方がいました。

その面白くないアンケートは、
上司には報告しませんでした。

上司の目には、そのイベントは
みんなが満足したいいイベントとして
記憶されたはずです。

この出来事があったので、基本的に、
テレビや新聞、論文に至るまで、
鵜呑みにすることはできません。
自分がやっちゃった方の人間なので、
その気持ちがわかります。

人間誰でも自分の都合のよい情報を
提示して自分の思惑通りの結果が
欲しいものです。

ただ、そのイベントがアンケートだけでなく、
他の視点でも計測されていたら、また
違った結果になったかもしれません。

統計というのは、基本的に事実です。
でも、その統計でも一つの統計をみて、
解答を導き出すのと、複数の統計を
みて、考えるのとでは答えは違って
くる場合があります。

日本の自殺者は年間3万人を越えると
いいます。かつてない規模の自殺者
であると、ニュースなどで言われています。
これも、統計を見てみると、史上最多は、
1958年ということです。
人数だけでなく、人口比で議論すると
おのずから出てくる答えであると。
その他社会の状況(高齢化など)確認
なども必要であるとのこと。

統計には、
  • データがそもそも存在しない
  • 思い込み
  • 異なる角度からデータを見ない
  • 比較対象
  • 適切に集計されない場合
などの問題があるので、それらを踏まえて、
仮説を検証するために有効利用できると
いいとのこと。

なかなか奥深い世界です。

その統計ですが、本書を読んでいても
思ったのですが、いろんな統計があります。
もしかするとお仕事に役立つこともあるかも
しれませんし、単純にみていると面白い
ものです。

興味深いなと思われたらご覧ください。
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