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「で、相談ってなんスか桃っち?」
もう自主練する人も残っていない夕暮れ。
誰もいない部室に呼び出された黄瀬は、桃井にそう尋ねた。
「あのね、きーきゃんにしか相談できないと思って……
 実はね、私テツ君のことが好きなのっ!」
「……いや、知ってるっスけど。」
「えーなんで!?きーちゃん超能力者!?」
別に超能力などなくても、桃井の恋心は部員には周知の事実だった。
あれだけアピールして分からないなんて、緑間くらいなものだろう。
「そんなん皆知ってるっス。で、それがどうしたんスか?」
「うんそれでね、テツ君の好みに近づきたいなぁと思って。
 ねぇねぇ、テツ君ってどんな女の子がタイプかなぁ?」
成程、けなげな心意気だが、なぜよりにもよって自分にそれを聞くのか、
と黄瀬は心の中だけでため息を吐いた。
「……それならオレじゃなくても青峰っちに聞けばいいじゃないスかぁ。
 幼馴染なんだし、それに黒子っちと一番仲良いのも多分青峰っちっスよ。」
「えー、やだよ!大ちゃんに聞いても絶対『女はおっぱいデカきゃいいだろ。』しか言わないし、
 それに、きーちゃんは同じテツ君片思い仲間だから頼りになると思って!」
「青峰っちならたしかに……
 ってかなんスか片思い仲間って!?確かに黒子っちはいつもつれないスけど〜」
黄瀬が整った顔を冗談っぽく崩して少し泣きそうな顔をすると
桃井は「ね、おねがい!」と黄瀬の顔を下から覗き込んで得意のウインクを一つした。
なんて残酷な仕打ちだろう、と黄瀬は顔色は変えずに心の中で毒づいた。
片思いの相談を、自分の片思いの相手にされるなんて。
並外れた洞察力と推測力で、キセキの世代を裏から支えてきた敏腕マネージャーは
自身の恋愛事には疎いらしい。そして、自分に向けられる恋心にも……
容姿に恵まれ、部活の合間にモデル業もこなす黄瀬は今まで女に不自由したことはなかった。
気になった女はちょっと優しく声をかければころっと落ちるし、どうでもいい女も気付けば周りに沢山いる。
だが、本当に好きになった女は、自分のことを友人以上に見てくれる気配すらない。
おそらく、高身長で跳びぬけたバスケの才能を持ち、なかなかの容姿を持った青峰のそばにずっといた所為か、
桃井は出会った頃から容姿も運動神経も抜群の黄瀬にきゃーきゃー言って媚を売ってくるタイプの女子とは違っていた。
そこに魅かれたのだろう。黄瀬は入部してから割と早い段階で、桃井に恋をしていた。
しかし桃井は何故か突然黒子に落ちてしまったのだ。

まぁ、確かに黒子っちはイイオトコっスけどね。と黄瀬は苦笑しながらどうしようかと思いあぐねた。
「そうっスねぇ。黒子っちはおとなしい感じの子が好みで、あんまりぐいぐい行く女の子は好きじゃなさそうっスよ。
 物静かな大和撫子って感じスかね。
 スタイルもどっちかっていうと背が低くて、貧乳で、セクシーよりキュート系がいいとか。
 あ、そうだ。そういえば前にショートカットが好きって言ってたの聞いたことあるっス。」
最初はほんの意地悪だった。
桃井と正反対の女性像は別に黒子の好みを言った訳ではない。
ただ、自分の気持ちに一切気が付かない桃井を、ほんの少し困らせたいと思っただけだった。
「えっ……そう、なんだ……テツ君ってそういう子が好みなんだね……」
桃井の瞳が潤んだのを見て、黄瀬は唾を飲みこんだ。
嗚呼、もっと困らせてやりたい。泣かせてやりたい。
「髪、切ろうかなぁ……」
黄瀬はぽつりと呟いた桃井の頭を撫でて、その美しい髪を一筋掬った。
「ダメっすよ。こんなに綺麗な髪なのに。桃っちはこのヘアスタイルが一番っス。」
気障な動作でその髪にチュッとキスをして、黄瀬は目を合わせてウインクをした。
桃井はドキッとしつつも、それを黄瀬なりの慰めと受け取ったのか、すこし笑顔を見せた。
「もうっ、ほんときーちゃんって女の子の扱いが上手いんだから。」
「……好きな子にしかしないっスけどね」
「えっ?なに?」
殆ど独り言のように小さく呟くと、黄瀬は意地悪く笑った。
「でも、そうっスね、桃っちはもう少し恥じらいを持った方が良いかもしれないっス。
 男相手にも抱き着いたり平気でするし、そういうアメリカンなのも悪くはないと思うんスけど、
 黒子っちに好かれたいのなら、少し気の弱い感じを演出してみればいいんじゃないスかね?」
例えば――、と言いながら黄瀬は桃井の肩を抱き座っていたベンチから立たせた。
そしてそのまま壁の方に連れて行く。
桃井は不審な顔をしながらも黙って誘導されていた。
「例えば、桃っちって満員電車の中で痴漢されたらどうします?」
「いきなり何!?……そりゃ、手を叩きつけてすぐに声をあげるかな。」
「まぁ気の強い桃っちなら出来ちゃいそうっスね。でも……」
黄瀬は桃井を壁のの前に後ろ向きに立たせると、真後ろに立った。
「気の弱い女の子はそこで何にも出来ないんすよ。声なんてあげられないで黙って耐えちゃうものなんスよ。」
「ってきーちゃん!何してんの!?」
「練習っすよ。桃っちにレッスンしてあげるっス。」

恋愛相談をしていたはずだった。それがなぜ今こんなことになっているのか。
桃井は混乱しながら壁を見つめていた。
するとどん、と黄瀬が壁に両手をつけ桃井を閉じ込めた。
見えない黄瀬の意図がが分からず、思わず大きな声を上げてしまう。
「ちょっきーちゃんってば!何して
「しーっ。黙って。」
いつもより少しだけ低い声で耳元で囁かれ、桃井は体に電流が走ったような感覚に陥った。
「声、あげちゃダメっスからね。」
言いながら黄瀬は桃井の背筋をすっと撫でた。
「っぁ……」
「そう、いい子っス。そのまま、ね?」
ぴくっと揺れた桃井の体を見て黄瀬はにやりと笑い、手を下へと滑らせていく。
スカートまで手は達したが、桃井は今度は何も言わなかった。
黄瀬は左手も壁から離し、そっと胸に触れた。
「っふ……はぁ……」
桃井は声を出さなかった。というより出せないといった方が正しいか。
混乱と羞恥と、そして体の下の方から湧き上がってくる高揚感に、桃井の頭はフリーズしかけていた。
その代わり、やたらと甘美な息遣いだけが部室に響く。
抵抗しないことに気をよくした黄瀬は、その年齢には見合わないほど大きな胸をもみ始めた。
「ふふっ、なーんでそんなに息が乱れてるんスか、桃っち?」
自分の耳だけを直接揺らすような囁きは桃井の力を奪い、黄瀬に背を預けるような体制になってしまう。
いつのまにか肌蹴たブラウスの中に手を入れられ、下着をずらされる。
外気に触れたその頂をギュッとつねるとあられもない声が出た。
「ああっ!……やっ」
「声出ちゃったっスね。まあでもよく我慢した方かなー。」
「もうっ……ダメっ……やめ、て、きーちゃ……」
「でも頑張ってはいたっスけど、これじゃ気の弱い子ってより喜んで痴漢受け入れてる痴女っぽいっスね。」
露骨な言葉に反応して桃井の顔はかっと熱くなった。
「ちがっ……」
「違わないっしょ。こんなにやらしく息あげちゃって。それにこっちも……」

スカートの奥の、布地のじっとり濡れているのを、黄瀬がすっと撫で上げると、桃井は力の抜けた人形のように座り込んでしまった。
黄瀬はぐるっと桃井の体を反転させ、背を壁に押し付けて強引に口づけをした。
蹂躙するように口中を犯す舌を桃井は、ぼうっとした頭で受け入れるしかなかった。
「こんなに濡れてるなんて、桃っち案外エロかったんスね。」
「……もうっ、やめ、てよぉ」
「やめない。」
慣れた手つきで黄瀬は桃井のショーツをはぎ取ると、力の入っていない足をぐいっと広げた。
「こここんなにしてつらいっしょ桃っち?頑張ったご褒美にイかせてあげるっスよ。」
濡れそぼったそこは桃井の意思に反して、易々と黄瀬の指を受け入れた。
くちゅくちゅと水音が部室に響く。
「やだ……あぁ……誰、か……はぁ……来、る、かも……あぁん」
「もう来ないっすよ。それに誰か来たら気付くっしょ。」
ああでも、と黄瀬は意地悪く笑った。
「黒子っちが来たら気付かないかもなぁ。そしたら見られちゃうね、桃っちのこんなエロい姿。」
「ぃやぁあ……」
言葉とは裏腹に、黄瀬が弄る奥から露がとろっとあふれ出した。
「くく、ねぇ桃っち、もっとあふれてきたよ?黒子っちに見られるって考えて感じてるんスか?」
中をいじりながら、零れてきた蜜を利用して少し上の敏感な突起をこすりあげると、
桃井の頭の中は真っ白になって、背中をのけぞらせた。
「あぁあ!……だめぇ……おか、しく、なっちゃ……うぅ……ひゃぁあ!」
「いいっスよ。おかしくなれよっ!」
「あぁああ!」

黄瀬はべとべとに濡れた手を秘所から離すと、もう一度桃井にキスをした。
「イっちゃったんスね。可愛い、桃っち。」
そして、色っぽい目をむけて懇願した。
「ねぇ、桃っち。オレも気持ちよくなってもいいスか?」
とは言え、返答を聞く気のない黄瀬は財布から避妊具を取り出すと素早く痛いほど膨張した自身に取り付けた。
イったばかりでまだ痙攣している桃井のそこに自身をあてがうと
「……入れるっスよっ!」
「あぁぁっ!あん!」
十分に濡れたそこはすんなりと黄瀬を受け入れ、快感の波が引き切っていなかった桃井はまた声をあげた。
黄瀬が欲望のままに腰を動かすと、その度に桃井の喘ぎ声が部室に響く。
「……気持ち、いいっ、、スかっ…………桃っち」
「……あぁ、う……んっ……きー、ちゃっ」
「でもっ……こんなっエロい顔、黒子っちに見られたら……はぁ……ドン引きされるっ……スよっ!」
「ゃだぁ!……でも……感じ、ちゃっ……うよぉぉお」
「……桃っちっ……やばいっスよ……締め過ぎっ」
黄瀬は顔を歪め、激しく桃井を突き上げた。
「も、も……さ、つきっ!……もうっ、イくっスよっっっ!」
「きーちゃっ……あた、しもっ……ぃ、ぁああぁっ!」
二人は同時に達した。

気を失った桃井の衣服を整え、黄瀬はそっと額にキスを落とした。
「……オレにすればいいのに。」
その呟きは誰の耳にも入らなかった。

終わり
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