TRPG好きが集まって何かする場所です。何をするかは決めていません。

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最初に

何も考えていない人は今まであるものを模倣してただそれっぽいものを作ろうとします。
それでは本質に近づくことはできません。
ではどうすれば今ウケているシナリオを書けるでしょうか?
ウケるシナリオというのをTwitterで人気がある、PIXIVでのいいねの数が多い、同人シナリオで売れているものと仮定して記事を書いていきます。

今流行っているシナリオを分析しよう

多くのシナリオがネットの海を流れていきましたがその中で特に流行っているジャンルと言えば、
とりあえず目が覚めたら見知らぬ部屋で謎を解くクローズドサークルシナリオでしょう以下とりしら
とりしら傾向のシナリオとして毒入りスープをはじめ、ロッカー、みかん箱、死にたがり電車が有名でしょう。
PIXIVでユーザー数が5000を超えているシナリオはロッカーと死にたがり電車、Callingしか存在しません。
これらもすべてとりしら系統のシナリオです。
またオンラインセッションで最もテキストセッションが行われているであろうクトゥルフ神話TRPGやろうずにて、
筆者は1年半くらいセッションを行っていましたが、
募集されていたシナリオの70%はとりしら系統のシナリオでした。
なぜとりしらはここまで流行ったのでしょうか?
他にウケているシナリオでとりしらではないシナリオ(例 羅生門、雪山密室、もっと食べたい)との共通点は何でしょうか?
それを分析することがウケるシナリオを書く最短のルートであると考えました。
TRPG暗黒秘密結社の皆さんと相談して分析したので公開したいと思います。

まずはプレイヤー層を分析しよう

どういう人がPIXIVでブックマークに入れるのかを調べる一番簡単な方法があります。
それはブックマークに入れたユーザーのページまで遡りほかのブックマークには何を入れているかを見ることです。
どんな人たちが今のクトゥルフ神話TRPGをやっているのかを大きく2つに分けてみました!

アリーナ勢 物語としてTRPGをプレイする層

ゲーム実況から流れてきた人たちがメインとなっています。
ゲーム実況の中でも特に自分がゲームのプレイをせずに実況だけを見る層です。
これは基本的に女性のほうが多く、腐女子と兼任しているユーザーが多いように見られます。
彼女らとTRPGの接点はどこにあったのかを自分語りしているつぶやきを見ていたところ、
松卓刀剣卓ヘタ卓などに代表されるなりきり卓のリプレイはもちろんですが、
それ以外ではチェッカー卓、実はめっちゃ面白いクトゥルフ神話TRPGなども多くみられました。
これらの動画はフリーホラーゲーム例)青鬼、ibなどの実況から流れていると分析されます(ブックマークを見て)。
彼女たちの傾向としては基本的にTRPGを自らが競うためゲームとしてみてはいなく、新たな娯楽の一つ
コミュニケーションツールの一つとしてみています。
夢小説やSNSでのなれ合いに近いでしょう。
PIXIVやTRPG動画を見る限りTRPGで使用したキャラクターの創作など多くの発展形が存在していることが証明となります。(昔からもそういう創作物はあったが、今ほど多くはない)

剣闘士-グラディエーター- ゲームとしてTRPGをプレイする層

ゲームシステムの一つとしてTRPGを楽しむ層です。
老害、ルールブック原理主義者、少数派のみなさんです。
細かく分けるとかなり細かく分けられるのですが今回は団扇で楽しんで外への目は余り向けないという点は共通しています。
これらはこのページのような
数的には少数ではないでしょうが、彼らは団扇で楽しむことが多く外に意見は上げません。
彼らのグループは精鋭ぞろいでありかなりの数のセッションを行っているといえるでしょう。
レスポンチバトルを好み、声だけが大きくて殴られない位置から批判はしますが影響力はあまりないので今回はスルーします。
彼らに受けるシナリオを書いたところで流行りはしないからです。
ついでに狙っていけばいいでしょう。
おまけ
アリーナ勢と剣闘士の違いはどこで生まれたのか?
明らかに違う気質を持ったアリーナ勢と剣闘士、どこでここまで大きな違いが生まれたのでしょうか。
大きく考えられるのは入り口です。
クトゥルフ神話TRPGの動画ブームは大きく分けて2回来ており、
1回目とそれ以前に来たユーザーと2回目のユーザーとでの剥離だと私は考えます。
本当にあったSAN値が下がるクトゥルフ、ゆっくり達のクトゥルフの呼び声に代表される1回目のブームは、
KPに対しPLがとんでもない提案をしその掛け合いを楽しむ、という動画でした。
それに対しチェッカー卓やめっちゃ面白いクトゥルフ神話TRPGはKP,PL間のコミュニケーションではなく、
プレイヤーキャラクターとキャラクター(他のプレイヤーキャラクターやNPC)とのコミュニケーションを主体としていました。
この入り口の差が今のクトゥルフ神話TRPG界を二分したのだとおもいます。
(チェッカー卓以前にもとりしらが流行ってはいましたが若干の層が違う

アリーナ勢を分析する。

彼女らがCoCに求めているものは何でしょうか?
1000ユーザー入りしたシナリオやTwitterで話題のシナリオの要素を抜き取っていくと
大きく分けて5つの要素があることがわかりました。

キャラクター性

魅力的なキャラクターが出るシナリオは特に人気が出ます。
魅力的なキャラクターとは何でしょうか?
キャラクターを形作るのは経験や感情(葛藤)です。いわばしんどいシナリオというタイプのものです。
ここでいうキャラクターはプレイヤーキャラクターも含めます。
TRPG界で葛藤というとかわいそうなゴブリンが有名ですが、最近のシナリオはトロッコ問題のような現代での哲学のようなものが多いと感じます。
日常とちょっとずれた普段では行わないような珍しい経験をし、普段は行わない葛藤を行うことが重要であるといえるでしょう。
ファンタジーでのゴブリンに対する葛藤ではありません、リアルでも悩むようなものを求められているのです。
例)毒入りスープでは毒の入ったスープを飲むかどうかの葛藤をする。

ライブ感

自分がその場にいて物語に介入したということに対する感覚を求めています。
これは誰でも持っている感情で、多かれ少なかれ会話からハブられると気分が悪くなるということは誰にだってあるでしょう。
これを仮にライブ感と呼びます。
プレイヤーキャラクター自身が、自分で道を切り開くということよりも悩んでいるNPCやPCとの会話を通して相手との意見を変えるということに重きを置いています。
例)羅生門はNPCの物語だがPCが会話として介入できる。

プレイヤーキャラクター

アリーナ勢は自分のPCを息子娘のようにかわいがっているタイプと、
PCに憑依して感情移入するタイプがあります。
どちらも自分の手を汚したくなく、死にたくないために、事件から間接的な解決方法を求めています。
これは自らの生み出したキャラクターの設定を崩壊させないことを重視しているためです。
エネミーを倒す場合も素手や武器ではなく魔術的なものや特殊なものを求めています。
さらにゲームの世界に没頭するためにメタ発言もメタ要素も好みません。
例)お助けNPC、アーティファクト

感受性が高い

彼女たちは感受性が非常に高く、人情深いです。
そのためNPCの背景を探るために頻繁に交流を行います。
この交流を目的にTRPGをプレイしているので当然といえば当然なのですが、
KPからすると積極的に絡んでくれるのはうれしいことでしょう。


心配性

シティシナリオでは初手に何をすればいいのか、
それが本当にするべき手なのかわからず、
失敗を過剰に恐れて不安になるため手が進まないことがあります。
また描写が出ているのにもかかわらず<目星>や<聞き耳>、<心理学>を連打します。
この失敗を恐れるのはとりしらのシナリオでは選択を1回失敗するだけでキャラクターに死がもたらされます。
<目星><聞き耳><心理学>は現代における10フィート棒なのです。
そのためすべての情報を手に入れようと隅から隅まで調査を行い、
集めたすべての情報を読み込む能力にたけています。

まとめ

受けるシナリオを書くためには
ライブ感、現実で考えられる葛藤、PCの珍しい経験があって、
儀式やギミックで解決して……

彼女らの長所を生かすために、
NPCから情報を引き出し、集めた情報を情報を分析するシナリオ。

皆さんお気づきでしょうこれらを満たしたシナリオを……


そう


とりあえず

目が覚めたら

見知らぬ部屋で

謎を解く

クローズドサークル

シナリオ
なのです。


ではほかのシナリオではどうすればいいのでしょうか
おわり つづく
書いた人 築港 協力した人 過去

このページへのコメント

暗黒秘密結社っていったい何半島だよ

0
Posted by 名無し(ID:l/5Y/EOQCA) 2018年01月11日(木) 15:02:38 返信

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