古今東西のライトノベルにタグを付けて自分に合った1冊を見つけやすくするのが目的です。


作者:
絵師:
レーベル:電撃文庫

昭和一○一年夏。極東の島国《八洲(やしま)》は、二十年前の戦争で壊滅状態にあった。
廃墟の町《尽天(じんてん)》では、シェルターの冷凍睡眠から目覚めた人々が、暴走した戦闘機械の脅威にさらされながら生きていた。
 尽天で目覚めた少女・叶葉(かなは)はある日、戦闘機械から逃れる最中、棺で眠る奇妙な少年と、一匹の巨大な《蜂》に出会う。
命令が無いと動くことができないという少年に、叶葉は自分を助けるよう頼む。それは、少女と少年が“主従関係の契約”を結んだ瞬間だった──。
 少年の名は、金翅(きんし)の九曜(くよう)
《蜂》と少年は、《鬼虫(きちゅう)》と呼ばれる、八洲軍が技術を結集して製造した超高性能戦略兵器であった。
叶葉を暫定司令官と認め、共に戦い、彼女を守ることを誓う九曜。しかし、兵器であるがゆえに、彼には人の感情が存在しなかった。
叶葉はそんな九曜を一人の人間として扱い、交流していく。
 徐々に心を持ち始める九曜だったが、平穏な日々は、九曜と同じ鬼虫である《蜻蛉》四天(してん)の竜胆(りんどう)の飛来によって打ち砕かれ──!?
 
閉じられた町を舞台に、兵器の少年と人間の少女の出会いを描くノンストップ・アクション!

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