linux関係のメモ

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{{Related|Intel GMA3600}}
{{Related|Poulsbo}}
{{Related|Xorg}}
{{Related|Kernel Mode Setting}}
{{Related|Xrandr}}
{{Related|ハイブリッドグラフィック}}
{{Related articles end}}

Intel はオープンソースドライバの提供とサポートを行なっているので、今日 Intel のグラフィックカードは原則的にプラグアンドプレイです。

Intel の GPU モデル と関連するチップセット・CPU の一覧は Wikipedia:Comparison of Intel graphics processing units|Wikipedia の比較?を見て下さい。

{{Note|PowerVR ベースのグラフィックカード (Poulsbo|GMA 500?Intel GMA3600|GMA 3600? シリーズ) はオープンソースドライバではサポートされていません。}}

== インストール ==
公式リポジトリ?から {{Pkg|xf86-video-intel}} パッケージをpacman|インストール?します。このパッケージには 2D アクセラレーションのための DDX ドライバが含まれています。また、{{Pkg|mesa}} が依存パッケージとしてインストールされますが、これは 3D アクセラレーションのための DRI ドライバです。

OpenGL のサポートを有効にするには、{{Pkg|mesa-libgl}} もインストールしてください。64ビット環境において、32ビットのプログラムの 3D アクセラレーションをするには multilib? リポジトリから {{Pkg|lib32-mesa-dri}} のインストールが必要です。

古い GPU でのビデオデコーディングは DDX ドライバーと一緒に入っている XvMC? ドライバーによって提供されます。新しい GPU でのビデオデコーディング・エンコーディングのハードウェア・アクセラレーションを有効にするには、{{Pkg|libva-intel-driver}} と {{Pkg|libva}} として提供されている VA-API? ドライバをインストールしてください。

Ivy-Bridge 以降の GPU で Vulkan? のサポートが必要な場合は、{{Pkg|vulkan-intel}} をインストールしてください。

== 設定 ==

Xorg? を走らせるのに特別な設定は必要ありません。

{{Note|最新世代の内蔵 GPU (Skylake/HD 530 など) は特別な設定が必要です。#Skylake サポートを参照。}}

ただし、ドライバーのオプションを変更するには、以下のような Xorg 設定ファイルを作成する必要があります:

{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf|
Section "Device"
Identifier "Intel Graphics" Driver "intel"
EndSection}}

オプションを追加するときは {{ic|Driver}} の下に追加します。

{{Note|

設定ファイルを作成するときは {{ic|Option "AccelMethod"}} を必ず設定する必要があります。たとえデフォルトのメソッド (現在は {{ic|"sna"}}) を使用する場合でも設定は必要です。設定がないと X はクラッシュします。

上記の他に、必要に応じて他のデバイスセクションも追加してください。}}


設定の一覧を見るには、{{ic|$ man intel}} と入力してください。

== KMS (Kernel Mode Setting) ==

X を走らせたり GNOME?, KDE?, Xfce?, LXDE? などのデスクトップ環境を使うには Kernel Mode Setting|KMS? が必要です。KMS は i915 DRM ドライバを使う Intel チップセットによりサポートされておりカーネル v2.6.32 よりデフォルトで有効にされています。{{Pkg|xf86-video-intel}} ドライバのバージョン 2.10 からは UMS のサポートは打ち切られ (非常に古い 810 チップセットファミリーは例外)、KMS の使用が必須になっています<sup>[https://www.archlinux.org/news/484/]</sup>。KMS は基本的にカーネルが起動してから初期化されますが、起動中に KMS を有効にして、全てのブートプロセスを最大解像度で実行することもできます。

{{Note|{{ic|vga}} や {{ic|nomodeset}} といった既に使用されていないパラメータはブート設定から必ず削除してください。}}

起動中に KMS を有効にするには {{ic|/etc/mkinitcpio.conf}} の {{ic|MODULES}} 行に {{ic|i915}} モジュールを追加します:
MODULES="... i915 ..."

{{Tip|場合によって ACPI のエラーを発生させないように {{Ic|i915}} の前に {{Ic|intel_agp}} を加える必要があることがあります。モジュールの順番は意味があるので気をつけて下さい。}}

カスタムした EDID ファイルを使っている場合は、EDID ファイルも initramfs に入れる必要があります:

{{hc|/etc/mkinitcpio.conf|
2=FILES="/lib/firmware/edid/your_edid.bin"}}

initramfs を再生成します:
# mkinitcpio -p linux

そしてシステムを再起動してください。うまく機能するはずです。

== モジュールによる省電力設定 ==

{{ic|i915}} カーネルモジュールはカーネルモジュール#モジュールオプションを設定する|モジュールオプション?によって設定ができます。モジュールオプションの中には省電力機能に関係するものもあります。

次のコマンドを使うことで全てのオプションとその説明、デフォルト値のリストが出力されます:
$ modinfo -p i915

現在有効になっているオプションを確認するには、次を実行して下さい:
# systool -m i915 -av

{{ic|i915.powersave}} オプションはデフォルトで省電力機能や fbc、ダウンクロックを有効にして、チップの電力消費を抑えます。ただし、カーネルモジュール#モジュールオプションを設定する|モジュールオプション?を使うことでより強力な省電力設定をすることができます。

{{Warning|1=Linux 3.18 から、デフォルト以外の設定をするとカーネルが [https://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torva... tainted] になります。基本的に、デフォルト以外の設定オプションは実験的なものであり、開発者によるサポートはありません。}}

安全に有効にすることができる一般的なオプションは以下のようになります:

{{hc|/etc/modprobe.d/i915.conf|<nowiki>
options i915 enable_rc6=1 enable_fbc=1 lvds_downclock=1 semaphores=1
</nowiki>}}

フレームバッファの圧縮は古い世代の Intel GPU では信頼性がありません。次のようなメッセージがないかシステムログをチェックしてください:
kernel: drm: not enough stolen space for compressed buffer, disabling.

== Tips and tricks ==

=== アクセラレーションメソッドの選択 ===

UXA - (Unified Acceleration Architecture) は GEM ドライバーモデルを導入した成熟しているバックエンドです。

SNA - (Sandybridge's New Acceleration) は高速で先進的なハードウェアサポートを提供します。


デフォルトのメソッドは SNA (2013-08-05[https://projects.archlinux.org/svntogit/packages.g...]) で、UXA よりも不安定ですが高速です。Phoronix によるベンチマーク [http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px...] を見てください。[http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item... Sandy Bridge のテスト] と [http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item... Ivy Bridge のテスト] があります。SNA で問題が発生するなら、UXA は手堅い選択です。例えば、SNA ではフルスクリーンの Flash 動画を終了するときに黒画面になることがあります。

古い UXA メソッドを使いたいならば、次の内容で {{ic|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf}} を作って下さい:

{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf|
Section "Device"
Identifier "Intel Graphics" Driver "intel" Option "AccelMethod" "uxa"
EndSection}}

=== Glamor アクセラレーションメソッドの有効化 ===

[https://wiki.freedesktop.org/www/Software/Glamor/ Glamor] は Intel の実験的な OpenGL 2D アクセラレーションメソッドで、man ページには記載がありません。Glamor を使用するには、以下の行を#設定|設定ファイルに追加してください:
Option "AccelMethod" "glamor"

{{Note|このアクセラレーションメソッドは実験的であり安定して動作するとは限りません。}}

=== Direct Rendering Infrastructure 3 (DRI3) ===

デフォルトでは Direct Rendering Infrastructure 2 (DRI2) が使われます。次世代の DRI である Wikipedia:Direct_Rendering_Infrastructure#DRI3|DRI3? を有効にするには、以下の行を#設定|設定ファイルに追加してください:
Option "DRI" "3"

DRI3 が有効になっているかどうかは再起動したあとに Xorg? のログファイルをチェックすることで確認できます。

=== 垂直同期 (VSYNC) を無効にする ===

垂直同期 (VSYNC) を無効にするには {{ic|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf}} の {{ic|Section "Device"}} に {{ic|Option "SwapbuffersWait" "false"}} を加えて下さい。

もしくは、{{ic|~/.drirc}} の {{ic|vblank_mode}} を {{ic|0}} に設定して、{{ic|driver}} を {{ic|dri2}} にセットします:

{{hc|~/.drirc|2=
<device screen="0" driver="dri2">
<application name="Default"> <option name="vblank_mode" value="0"/> </application>
</device>}}

=== スケーリングモードの設定 ===

フルスクリーンを使うアプリケーションで有用かもしれません:
$ xrandr --output LVDS1 --set PANEL_FITTING param

選べる {{ic|param}} は:

{{ic|center}}: 解像度は固定され、スケーリングは無効になります

{{ic|full}}: 画面いっぱいまで解像度がスケールします

{{ic|full_aspect}}: アスペクト比を維持したままスケールします


機能しない場合、次を試して下さい:
$ xrandr --output LVDS1 --set "scaling mode" param

{{ic|param}} は {{ic|"Full"}}, {{ic|"Center"}} , {{ic|"Full aspect"}} のいずれかです。

=== KMS Issue: コンソールの画面が狭い ===

起動中に低解像度のビデオが転送されると、ターミナルが使える画面が小さくなることがあります。修正するには、i915 ブートローダのカーネルのコマンドラインパラメータに {{ic|1=video=SVIDEO-1:d}} を加えてはっきりと転送を無効にするよう i915 モジュールを設定してください。詳しい情報はカーネルパラメータ?を見て下さい。

これが機能しない時は、SVIDEO-1 の代わりに TV1 か VGA1 を無効にするのを試してみて下さい。

=== GMA 4500 での H.264 デコーディング ===

{{Pkg|libva-intel-driver}} パッケージは GMA 4500 シリーズの GPU だけに MPEG-2 デコーディングを提供します。H.264 デコーディングのサポートは枝分かれした g45-h264 ブランチで維持されていて、Arch User Repository|AUR? の {{AUR|libva-intel-driver-g45-h264}} パッケージをインストールすることで使えます。しかしながらこのサポートは実験的なものであり現在活発には開発されていないことに注意して下さい。GMA 4500 シリーズ GPU のドライバと VA-API を使うことは CPU の負担を下げますが、アクセラレーションが効いていないのと同じで、スムーズに再生できるようにはならないかもしれません。mplayer を使ったテストでは H.264 でエンコードされた 1080p のビデオを vaapi を使って再生したところ (XV オーバーレイに比べて) CPU の負担は下がりましたが、途切れ途切れの再生になりました。一方 720p はうまく動きました [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=150550]。他の報告も同じようなものでした [http://www.emmolution.org/?p=192&cpage=1#comment-1...]。

=== ガンマ値と明るさの設定 ===

ドライバのレベルでこれらを設定する方法はありませんが、幸運なことに {{ic|xgamma}} や {{ic|xrandr}} を使って設定することができます。

ガンマ値を設定するには:
$ xgamma -gamma 1.0

もしくは:
$ xrandr --output VGA1 --gamma 1.0:1.0:1.0

明るさを設定するには:
$ xrandr --output VGA1 --brightness 1.0

== トラブルシューティング ==

=== Glxgears のパフォーマンスがでない ===

{{Note|{{ic|glxgears}} は複数のシステム間でのパフォーマンスを比較するためのベンチマークではありません。}}

グラフィックパフォーマンスを調べるために {{ic|glxgears}} を動かした時、結果が 60 FPS を前後することに気づいたかもしれません。例えば:
[...] 311 frames in 5.0 seconds = 61.973 FPS 311 frames in 5.0 seconds = 62.064 FPS 311 frames in 5.0 seconds = 62.026 FPS [...]

これはパフォーマンスの欠落によるものではありません。ディスプレイのリフレッシュレートにあわせて、Wikipedia:Analog television#Vertical synchronization|垂直同期?を行なっているためです。

環境変数 {{ic|1=vblank_mode=0}} を付けることで垂直同期を無効にして {{ic|glxgears}} を実行できます:
$ vblank_mode=0 glxgears

=== GTK+ アプリケーションでフォントや画面の表示がおかしい (サスペンド・復帰後に文字が表示されない) ===

GTK+ アプリケーションでフォントの文字が表示されなくなってしまう場合、以下の方法で直る可能性があります。{{ic|/etc/environment}} をヘルプ:読み方#追加, 作成, 編集 そして source|編集?して以下の行を追加してください:

{{hc|/etc/environment|output=
COGL_ATLAS_DEFAULT_BLIT_MODE=framebuffer
}}

詳しくは [https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=88584 FreeDesktop bug 88584] を参照。

=== 起動中 "Loading modules" するときに画面がブラックアウトする ===

KMS の"遅いスタート"を使っているとき "Loading modules" で画面がブラックアウトする場合、initramfs に {{ic|i915}} と {{ic|intel_agp}} を加えると解決するかもしれません。#KMS (Kernel Mode Setting)|上記の KMS セクションを見て下さい。

または、次のカーネルパラメータ?を加えるとうまく動くかもしれません:
video=SVIDEO-1:d

VGA に出力する必要があるときは次を使ってみて下さい:
video=VGA-1:1280x800

=== ティアリングの解消 ===

SNA アクセラレーションメソッドを使っている場合、ティアリングが発生することがあります。これを解消するには、ドライバーの {{ic|"TearFree"}} オプションを有効にしてください:

{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf|
Section "Device"
Identifier "Intel Graphics" Driver "intel" Option "TearFree" "true"
EndSection}}

詳しくは [https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=37686 オリジナルのバグレポート] を見て下さい。

{{Note|

{{ic|SwapbuffersWait}} が {{ic|false}} のときはこのオプションは機能しません。

このオプションを使うと vsync タイミングがピーキーなアプリケーション (Wikipedia:Super Meat Boy|Super Meat Boy? など) で問題が発生します。

このオプションは UXA アクセラレーションメソッドでは動作しません、SNA でしか使えません。

}}

=== Intel ドライバで X がフリーズ・クラッシュする ===

X のクラッシュや GPU のハングアップ、X のフリーズなどが起こる場合、{{ic|NoAccel}} オプションを使って GPU の使用を無効にすることで修復できます:

{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf|
Section "Device"
Identifier "Intel Graphics" Driver "intel" Option "NoAccel" "True"
EndSection}}

または、{{ic|DRI}} オプションを使って 3D アクセラレーションだけを無効にすることもできます:
{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf|
Section "Device"
Identifier "Intel Graphics" Driver "intel" Option "DRI" "False"
EndSection}}

設定ファイルに以下のオプションを使うとクラッシュする場合は:
Option "TearFree" "true" Option "AccelMethod" "sna"

ブートパラメータに次を追加すると修正できます:
i915.semaphores=1

カーネル 4.0.x 以上で Baytrail アーキテクチャを利用している場合にシステムが何度もフリーズする (特に動画を見たり GFX を集中使用したときに発生する) ようなときは、以下のカーネルオプションを追加することで解決します。詳しくは [https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=109051 こちら] を参照してください。
intel_idle.max_cstate=1

=== 認識されない解像度を追加する ===

この問題については Xrandr#検出されない解像度を追加する|Xrandr のページ?を参照してください。

=== libGL 9 と Intel-DRI 9 にアップグレードすると遅くなる ===

Intel-DRI 8 と libGL 8 にダウングレード?してください。

=== ビデオゲームでテクスチャが真っ黒 ===

ビデオゲームでテクスチャが黒くなる場合、S3TC テクスチャコンプレッションのサポートを有効にすることで解決できます。{{Pkg|driconf}} を使って有効にするか、 {{Pkg|libtxc_dxtn}} をインストールしてください。

この"問題"は[http://www.phoronix.com/scan.php?page=news_item&px... 新しいドライバ]で修正される予定です。

S3TC についての詳しい情報は:
http://dri.freedesktop.org/wiki/S3TC
http://ja.wikipedia.org/wiki/DXTC

この問題が起こるゲームのひとつは [http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item... Oil Rush] です。

=== 色が風化する (色空間の問題) ===

{{Note|この問題はカーネル 3.9 の変更に起因しています [http://lists.freedesktop.org/archives/dri-devel/20...]。カーネル 4.1 でもこの問題は存在します。}}
カーネル 3.9 には Intel ドライバーで簡単に RGB リミテッドレンジの設定ができる変更が含まれており、場合によってはこの変更によって色がおかしくなることがあります。"Broadcast RGB" プロパティの新しい "Automatic" モードに関係しています。

{{ic|xrandr --output <HDMI> --set "Broadcast RGB" "Full"}} ({{ic|<HDMI>}} は適切な出力デバイスに置き換えてください、{{ic|xrandr}} を実行することで確認できます) のようにしてモードを強制することが可能です。これを {{ic |.xprofile}} に追加して、グラフィカルモードが始まる前にコマンドが実行できるように実行可能属性を付けて下さい。

{{Note|TV によっては 16-255 の色しか表示できないため Full に設定すると 0-15 の領域の色が失われます。従って、カラースペースを TV に合わせて圧縮する必要があるかどうか自動的に検知する Automatic のままにしてください。}}

また、GPU のレジスタを編集することで修正できる他の関連する問題も存在します。詳しくは [http://lists.freedesktop.org/archives/intel-gfx/20...] や [http://github.com/OpenELEC/OpenELEC.tv/commit/0910...] を見て下さい。

=== 復帰後、バックライトが一部調整できない、もしくは全く調整できない ===

Intel graphics を使っていて製造者によるホットキーで画面の明るさを変えられない場合、次のカーネルパラメータを使って起動してみて下さい:
acpi_backlight=vendor

これで問題が解決されない場合、上のパラメータに加えて:
acpi_osi=Linux

または:
acpi_osi="!Windows 2012"

または:
acpi_osi=

を使うことで解決できるかもしれません。

また、カーネルバージョン 3.13 から、ユーザーによっては効果があるカーネルコマンドラインのパラメータがあります:
video.use_native_backlight=1

上記のどの方法を使っても問題が解決されない場合、以下の内容で {{ic|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf}} を編集・作成してください:

{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf|
Section "Device"
Identifier "card0" Driver "intel" Option "Backlight" "intel_backlight" BusID "PCI:0:2:0"

EndSection}}

=== フレームバッファ圧縮の無効化 ===

Intel Corporation Mobile 4 シリーズのチップセットなど、Sandy Bridge 以前のカードでフレームバッファ圧縮を有効にするとエラーメッセージが延々と表示されます:
$ dmesg | tail [ 2360.475430] [drm] not enough stolen space for compressed buffer (need 4325376 bytes), disabling [ 2360.475437] [drm] hint: you may be able to increase stolen memory size in the BIOS to avoid this

解決方法はフレームバッファ圧縮を無効化することで、これによって少しだけ電力消費が増えます。無効化するには {{ic|i915.enable_fbc=0}} をカーネルラインパラメータに追加してください。圧縮の無効化による効果については [http://zinc.canonical.com/~cking/power-benchmarkin... ここ] に詳しい情報が載っています。

=== Chromium や Firefox が壊れる、応答しない ===

Chromium や Firefox の表示がおかしくなったり、反応しなくなる場合は#アクセラレーションメソッドの選択|アクセラレーションメソッドを "uxa" に設定してみてください。

=== TTY を切り替えた時に垂直同期がされなくなる ===

カーネル 3.19.3 以降にはリグレッションが存在し (古いカーネルにも存在する可能性あり)、Broadwell のマシンで TTY を切り替えると垂直同期が消失します [https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=95741]。修正するには、カーネルコマンドラインに {{ic|<nowiki>i915.enable_ips=0</nowiki>}} を追加するか、カーネル 4.1 を使っている場合、[http://cgit.freedesktop.org/drm-intel/commit/?id=1... こちら] のパッチを使ってカーネルを再ビルドします。メインラインカーネルには 4.2-rc1 で修正が入っています。

=== ビデオやウェブカメラの出力にピンクと緑のゴミが入る ===

Broadwell のマシンで xv出力や Intel Textured Video を使用するアプリケーション (Skype や VLC) を使うと、ビデオストリームにピンクと緑の乱れが入ることがあります。これは Broadwell のビデオの問題で、上流では2015年4月16日に修正されています [https://bugs.freedesktop.org/show_bug.cgi?id=89807]。{{pkg|xf86-video-intel}} をアップデートすると修正されます。

=== Broadwell/Core-M チップでカーネル 4.0 以上を使っている場合にクラッシュする ===

X/Wayland がロードされた数秒間、マシンがフリーズして、journalctl に以下のような Intel Graphics に関連するカーネルのクラッシュログが残ることがあります:
Jun 16 17:54:03 hostname kernel: BUG: unable to handle kernel NULL pointer dereference at (null) Jun 16 17:54:03 hostname kernel: IP: [< (null)>] (null) ... Jun 16 17:54:03 hostname kernel: CPU: 0 PID: 733 Comm: gnome-shell Tainted: G U O 4.0.5-1-ARCH #1 ... Jun 16 17:54:03 hostname kernel: Call Trace: Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffffa055cc27>] ? i915_gem_object_sync+0xe7/0x190 [i915] Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffffa0579634>] intel_execlists_submission+0x294/0x4c0 [i915] Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffffa05539fc>] i915_gem_do_execbuffer.isra.12+0xabc/0x1230 [i915] Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffffa055d349>] ? i915_gem_object_set_to_cpu_domain+0xa9/0x1f0 [i915] Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffff811ba2ae>] ? __kmalloc+0x2e/0x2a0 Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffffa0555471>] i915_gem_execbuffer2+0x141/0x2b0 [i915] Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffffa042fcab>] drm_ioctl+0x1db/0x640 [drm] Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffffa0555330>] ? i915_gem_execbuffer+0x450/0x450 [i915] Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffff8122339b>] ? eventfd_ctx_read+0x16b/0x200 Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffff811ebc36>] do_vfs_ioctl+0x2c6/0x4d0 Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffff811f6452>] ? __fget+0x72/0xb0 Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffff811ebec1>] SyS_ioctl+0x81/0xa0 Jun 16 17:54:03 hostname kernel: [<ffffffff8157a589>] system_call_fastpath+0x12/0x17 Jun 16 17:54:03 hostname kernel: Code: Bad RIP value. Jun 16 17:54:03 hostname kernel: RIP [< (null)>] (null)

この問題は execlist のサポート (カーネル 4.0 からデフォルトに変更されました) を無効化することで解決します。以下のカーネルパラメータを追加してください:
i915.enable_execlists=0

===Skylake サポート===

4.3.x よりも古い Linux カーネルでは、新しい Intel Skylake (第6世代) の GPU でドライバーを動作させるのに {{ic|i915.preliminary_hw_support=1}} をブートパラメータに追加する必要があります。4.3.x 以上のカーネルを使っている最新システムでは、この設定は不要です。

i915 DRM ドライバーは様々な GPU のハングアップやクラッシュ、あるいはシステムの完全なフリーズを引き起こすことが知られています。問題を回避するにはハードウェアアクセラレーションを無効化する必要があるかもしれません。解決方法として以下の Xorg 設定を使う方法があります:

{{hc|/etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf|
Section "Device"
Identifier "Intel Graphics" Driver "intel" Option "DRI" "false"
EndSection
}}

もしくは、Chromium や Firefox ブラウザなどアプリケーションごとにハードウェアレンダリングを無効化するように直接設定することも可能です。

{{ic|1=i915.enable_rc6=0}} カーネルブートパラメータを追加することで問題が解決すると報告しているユーザーもいます。このパラメータを使用すると CPU/GPU のハイパワーモードが解除されなくなりますが、GPU のハングアップやシステムのフリーズが解消するようです。

{{Note|"Loading Initial Ramdisk" の後にシステムがフリーズする場合、BIOS で IGD aperture size が 4GB よりも小さくなっていることを確認してください。}}

=== Windows をゲストとした場合にラグが発生する ===

VirtualBox でホスト側から(マウスカーソルを動かすなどして)画面を更新しないと Windows ゲストのビデオ出力が止まってしまうことがあります。{{ic|1=enable_fbc=1}} オプションを削除すれば問題は解決します。

== 参照 ==

https://01.org/linuxgraphics/documentation (サポートされているハードウェア一覧など)

Arch Linux フォーラム: [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=522665... Intel 945GM, Xorg, Kernel - performance]

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