日立MB-S1に関する情報

FUSEレジスタの機能($FE10)

アドレスデータビットR/W
FE10TRONIMK00FC3FC2FC1FC0W
本レジスタは次に述べる"システムモード"と"ユーザーモード"を切り替えるためのレジスタです。

システムモード

RESET、ハードウェア割り込みおよびソフトウェア割り込みの発生により設定される動作モードで、MPUメモリ空間の$E000〜$EFFFと$F000〜$FFFFの領域には、物理メモリ空間の$40000〜$4FFFFと$E0000〜$EFFFFの領域がそれぞれに設定されます。
このモードでは全てのメモリ領域(物理メモリ空間)がアクセス可能です。

ユーザーモード

SYS-MODEレジスタのS/Uビットが"0"のときのモードで、MPUメモリ空間の$E000〜$EFFFおよび$F000〜$FFFFの領域はMAPEとMAPFレジスタに設定されている物理メモリ空間が有効となります。
ただし、このモードではアドレス・マッピング・レジスタとFUSEレジスタはアクセスできません。
FUSEレジスタのF3〜F0ビットシステムモードからユーザーモードへ移行するタイミング(マシンサイクル数:1〜15マシンサイクル)を設定します。
FC3〜FC0全てが"0"のときはシステムモードが継続します。
S1 BASICでは、電源ONと同時にシステムモードとなります。
また、FC3〜FC0に"0"を設定することにより、常にシステムモードで動作させています(ユーザーモードは使用しない)。
MAPF(アドレス$F000〜$FFFF)はシステム管理のためのプログラムを格納したROMおよびハードウェアレジスタの領域として、MAPE(アドレス$E000〜$EFFF)はシステムスタックとして使用しておりますので、S1 BASICでは常にシステムモードを継続させています。
TRONモード
0トレースのカウンタ動作を禁止
1トレースのカウンタ動作を許可
IMKモード
0割り込みをハード的にマスクしない
1割り込みをハード的にマスクする

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます