日立MB-S1に関する情報

メモリ空間1
ルーチン番号$1E

機能

整数の乗算を行います。

解説

AccDに格納されている整数を被乗数、Xに格納されている整数を乗数として乗算を行い、その結果をAccDに格納します。
もし除算結果が、実数の範囲を越えた場合は、「Overflow」のエラー処理へ実行が移ります。
UIMULTルーチンは演算処理でFACCを使うので、処理前のFACCの内容は破壊されます。
また、FACCの型を管理するシステム・レジスタは整数型に設定されます。
AccD=AccD*X

入力情報

  • AccD:被乗数(整数型)
  • X:乗数(整数型)

出力情報

  • AccD:積(整数型)

サンプル・プログラム

内容

40と2の整数の乗算を行ない、その結果をAccDに格納します。
 0 C000                     ORG  $C000      
 1           C000   UIMULT  EQU  *          --SAMPLE OF "UIMULT" ROUTINE--
 2                               *          --- ACCD=ACCD * IX (INTEGER) ---
 3 C000   CC 0028           LDD  #40
 4 C003   8E 0002           LDX  #2
 5 C006 103F                SWI2            CALL "UIMULT" ROUTINE
 6 C008      41             FCB  $41
 7 C009      1E             FCB  $1E
 8 C00A   3F                SWI
 9                          END

実行結果

プログラムを実行し、積がAccDに格納されていることを確認します。
Ready
EXEC &HC000
S=E1BE(F16B)CC=81(***C)A=00 B=50 DP=00 X=0028 Y=C000 U=0002 PC=C00A(3F2020004D)
*

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