ビジネス会議のルール 〜会議のやり方・進め方〜 - 会議の結果が共有されている
良い会議は、会議の結果について参加者全員が同じ認識をしていることが必要です。全員が正しく共有できていないと、その後の行動に悪影響が出てしまいます。います。会議で決まった結論や宿題が明確になり、その内容を参加者や関係者が共有していることが大切なのです。決まった内容に従って作業を進めるわけですし、明らかになった宿題を実行しなければならないからです。

例えば、営業担当者のAさんは設計担当者のBさんに「来週までに設計書の提出をお願いします」と依頼をしました。Bさんは依頼されたとおり、翌週の金曜日になんとか設計書を書き上げ、期限内に提出をしました。しかしAさんからは「遅い。先週末までに提出をお願いしたはずですよ」との苦情を言われてしまいました。Aさんにとって「来週までに」とは「来週になる前に」との意味だったようです。このように会議は複数の人間が集まって意見を言ったり聞いたりする場であるため、同じ言葉であっても理解が違うことがあります。そのため「これで伝わったはず」と軽い感覚でいると手痛い目に遭ってしまいます。ですから会議の結果については、時間をかけてでも必ず共有を図る必要があるのです。

さらに、宿題について担当者や期限を決めておかないと、誰も手をつけず放置されてしまうことでしょう。そして、その会議に費やした時間も無駄にしてしまいます。

ですから会議で決まった結論や宿題について共有をしましょう。

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