・間質性陰影
胸部単純写真における間質性陰影の読み方:XP-CT対比

メモ!いまは胸部X線 読影ポイントのほうが詳しい
・体位や吸気かどうかの確認
・コントラストの確認(胸椎と心臓の区別)
・斜位かどうかの確認
・骨・軟部組織
・右傍気管線
・奇静脈食道線(気管分岐部下リンパ節腫大や気管支嚢胞、食道病変、食道静脈瘤)
・A-P window
・気管の偏位
・気管の拡張
・気管の狭窄(例>甲状腺癌の浸潤)
・気管分岐角
・縦隔の拡大(部分的なら腫瘤性病変、全体的なら出血や感染、リンパ節腫大、浸潤性腫瘍)/偏位/圧排/シルエットサイン/浸潤
・肺動脈
肺門の偏位や腫瘤の有無、肺動脈下行径17mm以下、肺動脈幹、気管支壁の厚さ(髪の毛ほどが正常)
・大動脈(瘤、蛇行、石灰化)
・左房の陥凹(左)、左房の二重輪郭(右)
・シルエットサイン(気管右縁、上行大動脈、心臓右縁、右横隔膜、大動脈弓、下行大動脈、心臓左縁、左横隔膜)
・横隔膜の高さ(第9-10背側肋骨のレベル)
・肺野
肺紋理、葉間胸膜の偏位や厚さ、気胸、肺気腫の有無の確認
見落としやすい部分(肺尖部(胸膜など)、心臓、横隔膜)
・胸水(CPA)
胃泡徴候、"横隔膜"の偏位、"横隔膜"の形態の変化
・心拡大(CTR)

(側面像)
領域観察ポイント
胸骨背側の透亮帯胸骨と上行大動脈の間に三日月状透亮像が存在する(胸骨後腔の増加や胸郭の前後径の増大(樽型胸郭))
肺門部明らかな腫瘤が存在しないこと
葉間胸膜観察できたとしても、major fissure, minor fissureともに尖った鉛筆で引いたような細い線状陰影である
胸椎椎体は長方形であり、終板は互いに平行である。椎間板腔は胸椎上部から下部まで保たれている
横隔膜および後部肋骨横隔膜角右横隔膜は左側よりやや高位に位置する。後部肋骨横隔膜角は鋭角である
監訳 江原茂 訳 菅原俊祐『画像診断を学ぼう 単純X線写真とCTの基本』、メディカル・サイエンス・インターナショナル(2008年)

所見に書くこと(異常所見はこれに追加)
・Chest PA view,
・前回(//)の〜像と比較した or 比較なし
・骨・軟部組織に異常を認めない
・心大血管に異常はない
・肺に結節、浸潤影はない
・胸水はない
・心拡大はない
(・前回からの変化)
診断:異常なし など

※ 入院する患者には結核の院内感染を防ぐため、ルーチンで胸部X線検査を行う。

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