新生児期の吐血・下血(melena)などの消化管出血のこと。

※ 下血…黒色便=上部消化管出血、血便…赤色便=下部消化管出血とする解説もあるが、下血に関しては”肛門からの血液成分の排出”と広く捉えることも多い。よって、”下血”と聞いたら「何色?」と聞くべし。赤だったり黒だったり潜血だったりする。あまり下血という言葉は使わず、最初から”黒色便”などといったほうがいいかも。

・ビタミンK欠乏による出血(狭義)
・消化管出血全般(広義)
 食道炎、出血性胃炎、急性胃粘膜病変、胃潰瘍、胃穿孔、十二指腸潰瘍、腸重積症、腸回転異常症に伴う中腸軸捻転、壊死性腸炎、細菌性腸炎、ミルクアレルギー、メッケル憩室、鼠径ヘルニア嵌頓など

(仮性メレナ)
 母体血嚥下による吐血・下血を仮性メレナといい、分娩時の嚥下や授乳により起こる。Apt試験で区別される。

・Apt試験(陽性=母体血=仮性メレナ)
 HbA(成人ヘモグロビン)がアルカリでより容易に変性することを利用している。水酸化ナトリウムを加えると、母体血が黄褐色に変化する。
※ 出生時のHbF(胎児ヘモグロビン)はおよそ80%

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu

メニューサンプル1

メニューサンプル2

開くメニュー

閉じるメニュー

  • アイテム
  • アイテム
  • アイテム
【メニュー編集】

管理人/副管理人のみ編集できます