全文(nature, 2005)

(大意)
 オキシトシンを鼻から投与した群とPlacebo群に分けてゲームをしたところ、オキシトシン投与群において、相手に送るお金の額が増えた。すでに人間以外の哺乳動物において確認されていることだが、オキシトシンには相手を信頼し、社会的リスクを許容させる働きがあると考えられる。

(人間以外の哺乳動物におけるオキシトシン)
 特にポジティブな社会的相互作用に関わっており、授乳、分娩における役割はよく知られている。その他オキシトシン受容体は、性生活、養育、性行動、通常の社会的愛着形成能力を含む、行動に関わる脳のさまざまな領域に存在する。したがって、オキシトシンは社会的愛着や友好関係を促進すると考えられている。

(The trust gameの流れ)
・投資家、信託者がランダムに選ばれる。
・投資家, 信託者双方に12MU(monetary units)が与えられる。
・投資家は0,4,8,12から信託者に送る金額を選ぶ。
・実験者は送る金額を3倍にして信託者に渡す。
・信託者に投資家が送った額が知らされる。
・信託者は手持ちのMU(0〜(最大)48)から投資家に返す金額を自由に選ぶ。
・MUは実際のお金に変換される。
※ 二重盲検法による。また、実験中における投資家と信託者のやりとりはこの1度きりである。
※ 投資家が送る金額は変化したが、信託者が返す金額に差は認められなかった。

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