LIVE当日 | |
はぁ〜…… きょ、今日のステージ、大丈夫かなぁ…… き、緊張するなぁ……。 | |
美穂ちゃん、大丈夫だよっ! いっぱいレッスンしてきたじゃない? | |
そ、そうだよね……分かってるんだけど、 私、緊張しぃのあがり症だから……はぁ〜……。 | |
すぐに顔も赤くなっちゃうもんね。ふふっ。 | |
そうなの〜。それも、ちょっと恥ずかしいなぁ……。 | |
でも、そういうところもカワイイって、 ファンのみんなからは人気だよっ! | |
そうかな? えへへ……。 | |
だから自信持って、主役を果たしてきて! 最高の笑顔で! | |
ありがとう、卯月ちゃん! 卯月ちゃんの笑顔は、ほっとするなぁ……。 | |
あ、そう?えへへ……うれしいなっ。 私は、美穂ちゃんの笑顔からは、 私も頑張ろうって自信をもらえるよ。 | |
ありがとうっ!そう言ってもらえたら、 アイドルになったかいがあるって言うか…… えへっ、本望だよ〜。 | |
ふふっ♪ あ、そういえば……私、美穂ちゃんがアイドルになった理由って、 聞いたことがなかったかも……。 | |
そうだっけ? それはね……。 | |
スタッフ | 控え室準備できたので、どうぞー。 |
あっ、はーいっ! | |
じゃあ、控え室いこっか! | |
……美穂ちゃんのステージ、私も楽しみなんだっ。 だから、リラックスして、笑顔で頑張ってほしいなぁ。 | |
あ、ありがとうっ。 でも、緊張するのは、どうしてもクセだから……。 | |
フッフッフ……我ら生まれしは火の国…… 同胞よ、心に燃える炎があれば、恐れることはないわ! (熊本生まれ同士だし、大丈夫ですよー!) | |
あっ、蘭子ちゃん! 応援してくれてありがとう!今日はよろしくね。 | |
うむ! ともに手を携えて、純真なる乙女の宴を盛り上げようぞ! (はーい!みんなと協力して、美穂ちゃんのLIVEを盛り上げまーす!) | |
蘭子ちゃん、今日も絶好調ですね! | |
今宵は……この私にも魔力がみなぎっているわ。 (今日は私も元気いっぱいなんだ!) | |
えへへっ。 蘭子ちゃんが後ろにいてくれると思うと心強いよ! | |
そう、今の私は、例えるなら姫を守る騎士。 存分に歌い踊るがいいわ。 (バックダンサーは任せてください!) | |
うんっ!わかったよ! | |
美穂ちゃんと蘭子ちゃんって仲がいいんだ……! | |
えへっ! 然り! | |
寮とかで、話してるうちに仲良くなったんだ。 ねっ、蘭子ちゃん♪ | |
えぇ。 火の国より伝わりし伝説の語り部は少ないゆえに…… この魂の繋がりは必然だったわ……。 (熊本出身のアイドルはあんまりいないから自然と仲良くなったんです。) | |
そうだよね、あんまりいないから……。 | |
うん?うん? | |
あっ、えーっと、 熊本出身のアイドルってあんまりいないからって! | |
なるほど〜。 そんな共通点があったんですね! | |
他にも、性格も似てるところあったりとかね。 | |
うむ……。 夢想に耽けるところなど……。 (うん。夢見がちなところとか。) | |
あっ、あと、根っこは気が強いところとか。 | |
恥ずかしがり屋さんなところも一緒ですねっ。 | |
なっ……まぁ、それは、その……然り……。 (なっ……まぁ、それは、その……うん……。) | |
うーん、出身地で性格って似るのかな……? | |
どうだろう?たまたまだと思うけどねっ! | |
うむ……。偶然の産物は、時として運命を喚ぶものよ! (偶然だけど、運命みたいじゃないですか♪) | |
スタッフ | そろそろ、着替えとメイクお願いしまーす。 |
あっ、そろそろみたい! | |
あっ、わわわ、もうそんな時間……はぁ〜、緊張してきた……! | |
わ、わが同胞……ううん、美穂ちゃん。 私が知っている美穂ちゃんなら、大丈夫、です! | |
うんっ!ありがとう!みんなのためにも、 ファンのためにも、プロデューサーさんのためにも…… 私、頑張ってくるから! | |
LIVEへ | Dreaming Place |
Naked Romance | |
LIVE後 | |
わぁっ、もうこんなに暗くなっちゃった……! | |
着替えとか、いろいろしてたら遅くなっちゃったね! 蘭子ちゃん達は、もう先に帰ったみたいだけど…… 卯月ちゃん、待っててくれて、ありがとうね。 | |
ううんっ! でも、こんな遅くなっちゃうとは思わなかったから、 ママが心配してるかなぁ……。 | |
たしかに、卯月ちゃんのお家、ここからだとちょっと遠いもんね。 ……あっ、だったら、女子寮に泊まっていかない? 私のお部屋においでよ! | |
えっ、ホント?あ、でも、いいのかな? | |
プロデューサーさん、そういうのって大丈夫ですか? | |
選択肢 | (赤)大丈夫です |
やった♪ 卯月ちゃん、どうかな? | |
プロデューサーさんと美穂ちゃんがいいって言うなら、ぜひ! あ、でも、お家に電話しなきゃ……! | |
……もしもし?あっママ? 今日なんだけど……そう、美穂ちゃんのLIVEで……。 | |
……そう、すごかったの。 ファンのみんな、美穂ちゃんにいっぱい手を振ってて……。 | |
それで、蘭子ちゃんがすごくて……。 | |
私も、頑張ったよ。それから……。 | |
そう、だから今日は美穂ちゃんのところに泊まるね。 大丈夫、寮だから……。 | |
ばいばーい。 | |
あっ、お待たせしました!ママも、泊まっていいって! | |
卯月ちゃんの長電話、久しぶりに見たよ。ふふっ。 | |
あ……ごめんなさい〜……えへへ。 | |
じゃあ、寮にいこっか。 プロデューサーさん、今日はお疲れさまでした! おやすみなさい! | |
女子寮 | |
お、お邪魔しま〜す。 | |
ふふっ。ただいまで、いいんだよ。 | |
あ、そっか……じゃあ、ただいま! | |
おかえりなさい♪ | |
あら、美穂はん。おつかれさん〜。 おや、珍しいなぁ。卯月はんも。 | |
ただいま〜。 | |
お邪魔してま〜す。 | |
お、美穂ちゃんに卯月ちゃんじゃん。仲良しだねー。 | |
美穂はん、今日はお疲れやったなぁ。どやった〜? | |
うんっ、おかげさまで、いいLIVEステージになったよっ! | |
おー、よかったわぁ。 毎晩のように練習してはったもんなぁ。 | |
そしてそれを毎晩気にしてる紗枝はんも、お人好しやね。 | |
そうそう、うち、世話焼きやから〜。 | |
ふふっ。応援してくれて、ありがとうね♪ | |
ええって〜。 まぁ、お礼がしたい、言うんやったら止めへんけど♪ | |
ほらほら、紗枝はん、本音でてるよー。 | |
ふふっ!みんな、仲が良いんですね! いつの間にお友達になったの? | |
紗枝ちゃんは、昔、着付けを手伝ってもらって、 それから仲良くなったんだよね。 | |
そないなこともあったなぁ。懐かしいわぁ。 | |
あー、紗枝はん、着付けのときだと便利だよねー。 するするするーって着せてくれるもん。 | |
あら周子はん、便利やなんて、そない褒めんといてー。 | |
そう、褒めてる褒めてるー。だから今度もお願いね〜。 | |
うふふー。 美穂はんも卯月はんも、和装になるときは、 うちが手伝ったりますえ〜♪ | |
あっ、は、はい……じゃあ、機会があったら、ぜひお願いしましね! | |
ふふっ。アイドルだと、和服を着ることも多いもんね! | |
てゆーか、2人とも帰ってきたばかりで、 こんなところで立ち話もなんじゃない? | |
あら〜、気いつかんと、えろうすんまへんなぁ。 | |
ううん、大丈夫!じゃあ、私たち部屋に戻るね! | |
うんー。あ、お風呂、今だったら空いてると思うよー。 | |
お腹空いてはるなら、食堂になんかあったかなぁ。 | |
お風呂……食堂……寮って感じですね! | |
ふふっ!大丈夫だよ!2人とも、ありがとうね! | |
ほいほーい。 | |
ほな、おやすみやす〜。 | |
美穂の部屋 | |
ふぅ〜。あっ、卯月ちゃん、どうぞ入って。 | |
お邪魔しま〜す。 | |
……ここが、地元から出てきてからの、私のお家なんだ。 ゆっくりしてね。 | |
すごい、整理整頓されてる……。 | |
そうかな?親が厳しかったから、つい……。 | |
うちのママは優しいから、散らかってると片付けてくれるんだ。 だから、つい散らかっちゃって……えへへ……。 | |
ふふっ。そういうのって、なんかいいね。 | |
そっかぁ……美穂ちゃんは、ここで過ごしてるんだ……。 | |
うん、ここで、夢を見てるんだ。 | |
夢を……。 | |
夢のステージは、ひとりじゃ高すぎるけどね。 だから、今日は一緒にステージに立ってくれて、ありがとう。 | |
うん。 あっ、そういえば、聞きそびれちゃったけど…… 美穂ちゃんは、どうしてアイドルになりたかったの? | |
あぁ、さっきの話……うーんとね。 ……アイドルになる前、都会に出てくる前の私は、 田舎に住んでるだけの、ただの女の子だったの。 | |
TVでみたり、ラジオで聞いたりして、 キラキラした世界にちょっとだけ憧れて、 いいなって思ってるだけの……。 | |
たまたま、勢いでプロダクションに手紙を送って…… そのまま養成所に通うことになったんだ。 そのときは、夢が叶うなんて思ってなかったんだよ。 | |
私と同じだね。 | |
でも、叶っちゃった! プロデューサーさんのおかげで。 | |
うん! | |
私、キラキラできるなんて、思ってなかったんだ。 けど、一歩踏み出したら、あこがれが形になって……。 | |
だから、 もっとすてきな自分になりたいんだ。 今はこれから、どんな私になっていけるかなって夢を、見てるよ。 | |
美穂ちゃん……。 | |
ふふっ。なんだか、恥ずかしいね。 こんな話、プロデューサーさんくらいにしか、しないから。 | |
聞かせてくれて、ありがとう。美穂ちゃん。 | |
ふふっ。だって、友達だもん! | |
えへへっ! | |
(コンコン) | |
ん?こんな夜に、何だろう……はーい。 | |
どもー。周子だよー。遅くにごめんねー。 | |
紗枝さんが、お茶淹れるって言うんだけど、 2人はどうかなーって思ってさ。 あ、ちなみにうちの実家のお茶菓子もあるんだけどー。 | |
わぁっ。誘ってくれてありがとう! 卯月ちゃん、どう? | |
はいっ、ぜひ! | |
おー。んじゃ、リビングにいるからおいでねー。 | |
(ガチャ) | |
ありがとうございますっ! | |
みんな、優しいんだね……いいなぁ……。 | |
だって、みんな同じ夢に向かう仲間だもん。 お仕事ではライバルでも、それ以外のときは、仲間だよ。 | |
じゃあ、私も……? | |
卯月ちゃんは、友達だから♪ さぁ、お茶飲みにいこ!冷めちゃうよ! | |
はーい♪ |