株式会社モデュレックス

会社概要

  • 商号 株式会社モデュレックス
  • 商号 株式会社モデュレックス
  • ModuleX Inc.
  • 代表者 代表取締役 曄道 悟朗
  • 設立 昭和48年8月3日
  • 資本金 1億5,700万円
  • 目的
  1.  照明器具ならびに光学機器の製造、販売、輸出、輸入
  2.  電子ならびに電気機器の製造、販売、輸出、輸入
  3.  照明の設計 施工
  4.  前各号に付帯する一切の事業
  • 取扱商品
ModuleXブランドの高付加価値機能照明器具
MODsブランドの高付加価値屋外用機能照明器具
Optical ModuleXブランドの産業用光学機器
MRブランドのプロフェッショナルライティングデザイン

事業所

<本社>
〒150-0022
東京都渋谷区恵比寿南 1-20-6
第21荒井ビル
Tel. 03-5768-3131(代)
Fax. 03-5768-3690
<大阪>
〒532-0011
大阪府大阪市淀川区西中島5-6-9
新大阪第一ビル
Tel. 06-6305-3501(代)
Fax. 06-6305-5940
<福岡>
〒810-0041
福岡市中央区大名1-8-30-1
Tel : 092-732-4211
Fax : 092-732-4311

Corporate Message

光と情感

私たちが目指すのは、
単に明るいだけのLight ではなく、
人々の情感を強く生み出してかけがえのない場を作り出す“Lighting”です。

私たちが大好きな光には、
空間と環境の価値を高めることができる「機能」と、
思いを込めて人々の情感を生み出す「効果」があると信じています。

単なるLight では、価値を高めることも、情感を生み出すこともできません。

“Lighting”とは
「ハードウェアテクノロジー(器具技術)」と「ソフトウェアテクニック(照明設計)」を
複合的に組み合わせて個々の物件に最適化し、お客様のプロジェクトそれぞれに
相応しい使い方をご提供する 「統合ソリューション」 であると考えます。

私たちはその“Lighting”を作り出すプロフェッショナル集団を目指し続けます。

私たちが思いを込めてご提供する統合照明ソリューションブランド “ModuleX”。
この名前を新たな社名に、志も新たに私たちは更なる革新へ向かいます。

40年ただひたすらに、そして次の40年も変わらぬ思いで。

モデュレックスが手掛けた施設

https://www.modulex.jp/ja/projects/public_facility...
  • 工学院大学
2015年3月、工学院大学 新宿キャンパス地下1階「学生ホール」がフリーコネクトなコミュニケーション空間「B-ICHI」に生まれ変わり、ModuleXをご採用いただきました。
「B-ICHI」の設計・デザインは工学院大学 建築学部 飯島研究室を中心にして行われており、使い方の違うふたつのゾーン〈キャンパス・ラウンジ〉と〈ワークスペース〉がゆるやかにつながるように設計されております。
一般的な公共スペースらしい効率だけを優先するような施設用照明器具ではなく、精緻にグレアコントロール設計が施された美しい広がりを実現するダウンライトシリーズをご活用いただいた事で、全体の明るさ感を損なうことなく、集中するスペースとリラックスしてコミュニケーションするスペースの程よい緩急を表現することが出来、高い評価をいただきました。
  • 市役所
某市役所様においてModuleX SLICK IPモデルをご採用頂きました。
インテリア用ダウンライトと同じ意匠で屋外のエントランスから、屋内の風除室まで、デザインの一体感を守っています。ModuleX SLICKシリーズは屋外であっても、サイズとパワーと配光のバリエーションを自在にお選び頂けますので、エントランス、駐車場、通路に抑揚を持たせるライティングデザインが可能です。
  • 武蔵野美術大学
2010年に藤本壮介氏の設計、有限会社シリウスライティングのライティングデザインにて開館された東京都小平市にある武蔵野美術大学図書館の照明器具をLEDへリニューアルされ、ModuleXをご採用いただきました。
「本の巣」をイメージして設計された建築において、トップライトから半透明のポリカーボネート製の素材を通して、柔らかく広がる外光とModuleXのLED照明がほどよく調和され、居心地のよい空間をつくりあげております。
天高8mの空間を、ModuleX150 のスポトライトシリーズで机上面を均斉度高く照射しております。
単なる省エネだけでなく、LEDの特性を活かした均斉度・色むらの排除により、統一感のある空間を実現しております。

照明・ライティングとは


照明(しょうめい)は、各種光源を利用して、何らかの目的をもって特定の場所を明るくする行為や機能のこと。夜間や暗所での視環境を良くしたり、光を利用して空間のイメージに変化を加えるために用いられる事が多い。舞台や映画撮影、写真撮影ではライティングと呼ばれることが多い。そのために、照明をデザインする職業を照明デザイナーまたはライティングデザイナー、撮影監督と呼ぶことも多い。

広義には自然光(太陽光や月光)の利用も含めて照明と呼ぶが、より一般的には白熱電球、蛍光灯、ランプ、LEDなど、多種多様な照明器具が発する光(人工光)によるものを指す。カーテンやブラインドによって外光を遮ったり、照明器具によって発せられる光の強さや方向を調節することを調光(ちょうこう)という。

・照明方式

光源と作業面との関係で、次の3つに分類される。

直接照明
光源からの直接光で作業面を照らすもの。一番効率が良いが、照度が不均一になりやすく、まぶしさを感じて目が疲れやすい場合がある。
間接照明
光源からの直接光を使用せず、壁面・天井面などで反射させてから作業面を照らすもの。効率は悪くなるが、照度を均一にしやすく、雰囲気のある照明が可能である。
半間接照明
直接光と反射光を組み合わせて作業面を照らすもの。

また、作業面と室内の他の部分との関係で次の3つに分類される。

全般照明
室内全体を均一の照度になるように、一定の間隔で照明器具を配置するもの。
局部照明
作業に必要な部分のみ照明を行うもの。省エネルギーの効果があるが、照度が不均一になるため目が疲れやすくなる。
全般局部併用照明
全般照明と局部照明を併用するもの。

他に「バックライト」と呼び、透過式のメーターや液晶ディスプレイのように、空間を明るくするのではない使い方もある。

照明の器具の種類


灯台(とうだい)
室内を照らす照明器具で、支柱の上に皿を乗せ、灯油を満たして紐状の灯心に火をつける。
灯籠(とうろう)
外部を明るくする為の照明。内部に蝋燭を入れ障子紙で火が消えないように工夫している。蝋燭の光が障子を通して外を照らす。昔の外灯。材質は木又は石
行灯(あんどん)
灯明の周囲を枠で囲み、障子紙を貼ったもの。主に室内で使用されるが看板として店の軒先に掛けたものもある。
提灯(ちょうちん)
竹ひごを筒状に組みその周囲に障子紙を張ったもの中に蝋燭が入っている。蝋燭の明かりが障子を通し外を照らす。夜にこれを持ちながら歩くと道中の明かり取りになる。家の前にかけておくと外灯にもなる。また使用しない時は上下から折り畳む事が出来る。周りに障子紙が貼られているので風で火が消えることはほとんどない。また上下に穴が空いて空気が通るため酸素不足で火が消えることもない。昔の懐中電灯で、現在実用として使われることはほとんどない。発展形として龕灯(木などで作られ背後に握りの付いた桶状の胴部を持ち、中の蝋燭立が常に正立する様仕組まれた、云わばサーチライト)がある。
国民ソケット
電球を直接取り付けるためのソケット。
ペンダントライト
部屋の天井からぶら下げるタイプの照明。
ブラケットライト
壁面に取り付けるタイプの照明。
ダウンライト
天井へ埋め込んで真下を照らす照明。天井面から壁面を斜めに照らすウォールウォッシャー型のタイプもある。
シーリングライト
天井面に直接付けるタイプの照明。
スポットライト
一部分を集中して照らす照明。
映像照明
映像業界で主に使われる照明。
サーチライト
特定の物を追いかけながら集中して照らす照明。
舞台用照明
ホリゾントライトなど詳しくは舞台照明の項を参照。
レーザー
発振源を高速で動かして、スクリーンやスモーク中にパターンを描く。
懐中電灯

など

照明器具の設置場所

家庭用室内照明
浴室用照明
湯気にさらされても大丈夫なように防湿設計になっている。
外部用照明
雨に濡れても大丈夫なように防雨設計になっている。庭園灯や外灯など。
店舗用照明
店舗の空間を演出する器具の意匠や配光になっている。
工場用照明
高天井やランプ交換しにくい天井などに取りつける照明で、ランニングコストを重視し演色性は重視されない事が多い。ランプは寿命の長い高圧放電灯を使うことが多い。
道路用照明
車道や歩道を明るくするための照明。ランニングコスト重視で演色性はあまり重視されない。意匠は環境にマッチしたものを使うことが多い。ランプは寿命の長い高圧放電灯を使うことが多い。
舞台用照明
舞台などで使用する照明でホリゾントライトライトなどカラーフィルムを使用した特殊器具などがある。
スポーツ施設用照明
あらゆる球技場で使用される屋外照明。意匠は施設にマッチしたものを使うことが多い。ランプは寿命の長い高輝度放電灯(主にメタルハライドランプ)を使うことが多く、演色性もある程度考慮される。競技中まぶしくなりにくいよう設置される。
手術室用照明
一般の照明の場合、施術時に施術者の手、器具類が、患者の患部などに影を落とし、施術の障害となる。そこで、設備の整った病院の手術場では、「手術用照明灯」(無影灯)が用いられる。

など

照明に関する短編映画

照明に関する短編映画が、1960年代及び1970年代に1本ずつ製作されている。

このうち、1960年代に製作されたのは『光の技術』と題された約18分間の短編映画で、松下電器産業(現・パナソニック)の企画の下、東京シネマ(現・東京シネマ新社)により1961年に製作されている。

当映画作品では、光源となる白熱電球や蛍光灯の製造過程を克明に追うと共に、蝋燭から電球そして蛍光灯に至る光源自体の進化のステップを追いかけ、更に新たな光源を追求すべく研究開発の歩みを進める姿もとらえている。

なお、当映画作品を企画した松下、つまり現在のパナソニックは、去る2012年10月末日を以て白熱電球の製造を終了している[2]。

他方、1970年代に製作されたのは『あかり』と題された約30分間の短編映画で、科学技術庁(現・文部科学省ほか)の企画の下、ヨネ・プロダクションにより1976年に製作されている。

この映画では日本に於ける照明の歴史を辿ることにほぼ終始した内容となっているが、弥生時代に発祥したとされる錐揉み式発火法(木と木の摩擦から火を得る手法)や『古事記』にも記録として残る火打石を使った発火法について実演を交えて紹介したり、飛鳥時代の仏教伝来と共にもたらされた灯籠から始まり室内用灯台、行灯、石油ランプ───というふうに現代に至るまでに進化していった照明具の紹介も実物などを交えて為されたりしている。

以上、照明に関連した2本の短編映画は、現在、何れも科学映像館(NPO法人・科学映像館を支える会)Webサイト内に於いて無料公開されている。

照明協力・実績

・内田 繁 デザイン展2015「茶の湯の風景」照明協力のお知らせ

https://www.modulex.jp/ja/news/corporate/2686/

内田 繁 デザイン展2015「茶の湯の風景」が、2015年07月17日(金)〜2015年07月28日(火) 桑沢デザイン研究所で開催されました。
このたび弊社は、同展覧会へ展示照明の協力を致しました。

この展覧会では、内田氏の代表作である茶室「受庵 想庵 行庵」三庵が久しぶりに揃います。
もともと桑沢の学生の要望からはじまり、内田氏がいまの若い世代に自分の作品を見てもらい、何か感じ取ってもらいたいという想いで企画されたものです。

【 開催概要 】
開催期間:2015年07月17日(金)〜2015年07月28日(火)
休館日:無休
時間:11:00〜19:00(日・祝は17:00、最終日は16:00まで)
入場料:無料
会場:桑沢デザイン研究所 1階 ホール
   東京都渋谷区神南1-4-17

・ModuleX 納入事例:六角橋レジデンス 様

https://www.modulex.jp/ja/news/corporate/2565/

大和ハウス工業株式会社様が設計施工されたマンション「六角橋レジデンス」にModuleXをご採用いただきました。

ModuleX独自の多様性を実現するFirter lighting ® を駆使して、単調になりがちなエントランスホールに奥行き感を持たせ、建築の造形を浮かび上がらせる豊かなライティング効果を提供しております。

大和ハウス工業様の思い入れを共有させていただき、ModuleXの統合照明ソリューションをご提供することによって、不動産価値の向上につなげることができました。

住所:神奈川県横浜市神奈川区六角橋3丁目
(東急東横線 白楽駅 徒歩12分)

物件名:六角橋レジデンス
設計施工:大和ハウス工業株式会社
主要器具:ModuleX80 | ModuleX100 | MODS100

日本の伝統的な照明 提灯

提灯は、伸縮自在な構造で細い割竹等でできた枠に紙を貼り底に蝋燭を立てて光源とするもの。ろうそくではなく電気による光源のものもある。

内部に明かりを灯し、紙などの風防を通して周囲を照らす。「提」は手にさげるという意味で、携行できる灯りを意味する。いわば昔の懐中電灯で、中に蝋燭を点して持ち歩いたが、現在では祭礼の際を除くと、日常の場でこのように使われることはほとんどない。

近年は、竹ひごや紙の代わりにプラスチックのシートを使い、蝋燭の代わりに電球を使って、主に祭りなどのイベントや看板として使用されることが多い。インテリアや土産物などとしても販売されている。

・歴史

提灯について書かれた最も古い文書は、1085年(応徳2年)に書かれた『朝野群載』、絵画は1536年(天文5年)の『日蓮聖人註画讃(巻第五)』とされている。当時の提灯も折りたたみ可能な構造であったが、張輪は付いていなかった。

江戸時代以前は、上流階級において宗教的な祭礼や儀式に使われた。江戸時代以降は蝋燭が普及したため、庶民も照明器具として使うようになった。

現在では、照明に電球を用いたものが多い。

・構造

火袋
提灯の本体部分。竹ひごを多数組み合わせて筒状に組み、その周囲に障子紙を張って、中に蝋燭を立てられるようにしてある。中国のものは、布を貼ることが多い。蝋燭に火を点すと明かりが障子を通し外を照らす。夜にこれを持ちながら歩くと道中の明かり取りになる。手に持たず、家の前にかけておくと外灯にもなる。外に貼った紙には折り目がつけられており、使用しない時は上下方向に折りたたむことができる。周りに障子紙が貼られているので、風で火が消えることはほとんどないが、上下に穴が空いて空気を通るようにしているため酸素不足で火が消えることもない。殆どには上下に曲げわっぱと呼ばれる木製またはプラスチックの皿と蛇腹状の紙で作成されている。
竹ひごは一本の長い竹ひごを螺旋状に巻いて使う割骨(一本掛け)と、短い物を輪に組んだ物を多数用意する巻骨がある。前者は、現在日本では香川県で作られる讃岐提灯が用いており、製作工程が短縮される反面、竹ひごが一箇所切れると全て外れてしまう欠点がある。
その他上輪、下輪、手板、足、三角、房など。

行灯


照明器具の一つ。持ち運ぶもの、室内に置くもの、壁に掛けるものなど様々な種類がある。もともとは持ち運ぶものだったため「行灯」の字が当てられ、これを唐音読みして「あんどん」となった。携行用は後に提灯に取って代わられた為、据付型が主流となった。

一般的に普及したのは江戸時代である。それまでは火皿が覆われていなかった。竹、木、金属などで作られた枠に和紙を貼り、風で光源の炎が消えないように作られている。光源は主に灯明(とうみょう)で中央に火皿をのせる台がある。石もしくは陶製の皿に油を入れ、木綿などの灯心に点火して使用する。蝋燭を使用するものもあったが当時は高価であったため、主に菜種油などが使用された。庶民はさらに安価だが、燃やすと煙と異臭を放つ鰯油(魚油)などを使っていた(化け猫が行灯の油をなめるという伝説は猫が脂肪分を効率よく摂取するためにこれらをよく舐めていたことに由来すると考えられている)。さらに下層では「暗くなったら寝る」という有様だった。

照明器具とはいっても現在のものとは比較にならないほど暗いもので、電球の50分の1程度といわれている。

現在でも和風旅館などでインテリアとして見かけるが、防災上、および実用上の観点から光源はほぼ電球が使用される。

置行灯(おきあんどん)

最も一般的な室内型。多くは縦長の箱型をしており、内部には灯明をおく台、上部には持ち運び用の取っ手が付いている。下部に引き出しなどを備えたものもあり、灯心、蝋燭などを収納した。小型のものは雪洞(ぼんぼり・せっとう)とも呼ばれる。

ランプ


ランプは、燃料を燃やす照明器具。
西洋風のものは洋灯(ようとう)ともいう。日本では、日本や中国などの伝統的なデザインのものはランプと呼ばないことが多いが、「オリエンタルランプ」などと呼ぶこともある。

液体燃料(油、近代には主に灯油)、固形燃料、ガスなどを燃料とし、燃料に応じて、オイルランプ、アルコールランプ、灯油ランプ(石油ランプとも)、ガスランプなどという。液体燃料を用いるものは発光部と燃料タンクが一体化した構造が多い。気体ガスランプの場合は、圧縮ガスを蓄えるタンク(ボンベ)を接続したものが多いが、外部からガス管で供給する構造のものもある。

オイルランプの形態を模した電灯も多く、これらもランプ(電気ランプ)ということがある。

ランプの原形は粘土を焼いた皿に植物油などを注ぎ一本の灯心を載せて火を灯すものだった。アラビアンナイトの有名なアラジンの魔法のランプに登場するものも、油の器に取っ手と口があり、その口から灯心を出して火をつけるものである。

燃料は古代から中世までは魚油、オリーブ油などの植物油が使用されていたが、近代では鯨油なども使われた。幕末にペリーが捕鯨の補給地として日本に開国を交渉したことは有名だが、鯨油はもっぱらランプの燃料として消費されていた。日本では明治になるまで屋内では植物油を燃やす行灯が用いられ、携帯用としてはロウソクを使うちょうちん、がんどうが使われている。石油が採掘されるようになるとランプの燃料は灯油に完全に置き換えられ、電力が普及するまで一般家庭の照明をロウソクと二分していた。一般にロウソクのほうが高価であるため、ランプは貧しい家庭の照明を担っていた。特殊な用途では、炭鉱や鉱山などで酸素濃度低下や可燃性ガス濃度上昇を検知する簡易検知器として灯油を燃料に用いる小型携帯安全灯(開発者の名を冠して、デービー灯またはウルフ灯とも称されている)が用いられていた。

現在はランプ、ランタンの用途は、電気で発光する電球、放電灯、LEDなどに置き換えられたが、電力の普及していない国や地域では、未だにロウソクを使ったキャンドルランプ、ランタンや燃料式ランプ、ランタンが多用されており、また、アウトドア関連のレジャー用途から電力消失時の非常用または軍用などにおいても根強く使用されている。現在のレジャー用燃料式ランプの主流はより明るさを求められた結果、カートリッジボンベ式のガスランタンや加圧式ホワイトガソリンに移っているが、取り扱いの容易さや燃料価格の安さから灯油ランタンも引き続き使われている。

近年LED方式の懐中電灯やランタンが登場し、これらは全般的に軽量で消費電力が少なく、衝撃にも強く故障が少ない、また明るいという利点を持っており、燃料式ランプのメリットは失われつつある。LED式のもの中には、充電池を併用した太陽電池や手回し発電機を備えていて、乾電池の補充や交換が不要なものもあり、災害時や登山時にも活用されている。

オランダ語の kandelaar から。カンテラはキャンドルとも同一語源で、ろうそくや燭台を表し、明るさを表す単位であるカンデラ の語源でもある。携行用の石油ランプで、傘や油壺の径が小さく、ほやも縦に長い。乾電池式の懐中電灯が普及するまでは労働現場などで一般的に用いられていた。

海運や鉄道などの交通・運輸の現場では、夜間の信号機および合図用灯具として、反射鏡と赤色や緑色の着色フィルターを備えた灯油ランプやカーバイト・アセチレンランプが用いられていて「カンテラ」と称されていた。これらは、一般的な携帯用照明の用途とは異なり、夜間や地下などの視界が明瞭でないときに合図旗の代わりの合図灯として使用されるもので、鉄道においては一般的に白(停車位置指示合図や乗降終了合図等)、赤(停止)、緑(進行)の3色切替可能なものを用いる(詳細は合図灯を参照のこと)。現在の携帯用合図灯は乾電池または充電池で白熱豆電球またはLEDを点灯する方式のみであり、油灯やガス灯は用いられていない。

ダウンライトとは

ダウンライト(downlight)は、天井に埋め込んで取り付ける照明器具のうち、小型のもの。天井に埋め込んで設置するため天井面がフラットになるという特徴がある。 補助的な照明として使われることが多い。

多くのダウンライトは筒状の形状になっており、天井内部に埋め込んで下面を照らす。 天井に露出する下面の形状は角型、丸型がある。

過熱による火災を防ぐため、ダウンライト内部のまわりには空間を確保する必要がある。 断熱施工に対応する器具はブローイング工法、マット敷工法の天井に対応できる。 これをS形ダウンライトと呼び、SB形、SG形、SGI形に分かれる。

・SB形 ブローイング工法、マット敷工法に対応
・SG形 マット敷工法に対応(地域Iでは使用できない)
・SGI形 マット敷工法に対応(全地域使用可能)

(地域Iは北海道をあらわす。)

断熱施工に対応していないダウンライトはM型(または一般型)と呼ばれる。 断熱施工の住宅では使用できない。住宅以外で施工する場合は、器具と断熱材又は防音材との間に一定の離隔をとる必要がある。

一部のダウンライトはサーマルプロテクタを内蔵しており、 なんらかの理由で器具の温度が異常に高くなった場合は自動的に電源を遮断して消灯する。 温度が下がると再び点灯する。

サーチライトとは

サーチライトは、照明器具の一種で、特定の方向に強力な光線(ほぼ平行光線)を投射するための反射体を有する装置。通常、回転式の架台に搭載されている。日本では陸軍が主に照空灯(照空燈、しょうくうとう)と、陸軍船舶部隊および海軍が主に探照灯(探照燈、たんしょうとう)と称していた。

・軍事利用
サーチライトの軍事利用は、19世紀後半に始まった。

日露戦争においてロシア帝国軍は、夜間戦闘に備えて多くの沿岸砲台にサーチライトを設置し、旅順港閉塞作戦にて日本海軍を効果的に撃退した。第一次世界大戦では、夜間戦闘の機会を増やす「人工の月光」を作るために用いられた。この「人工の月光」は、J.F.C.フラー将軍(Gen. J.F.C. Fuller)によって発明された。

・民生用途
世界各国では、刑務所や発電施設といった主要公共施設や、国境線など重要警戒地における警備用として、また、広告としてもサーチライトは使用されている。
環境省策定の『光害対策ガイドライン』[2]では、サーチライトの広告利用を原則として許容していない。このガイドラインそのものには法的拘束力はないものの、岡山県の美星町の例をはじめとして、条例によりサーチライトの広告利用を規制する動きが広がりつつある。

世界同時多発テロで消滅したワールドトレードセンターの跡地では、現場で再開発が始まるまでの間、9月11日になるとサーチライトで二棟の建物の姿を再現した。

シーリングライト

一般的な住宅などの各部屋の天井には引掛シーリングという一種のコンセントが設置されている。シーリングライトは引掛シーリングに直接取り付けるタイプの照明器具で、室内全体を明るくするために住宅などの居室や事務所などの主照明として用いられることが多い。引掛シーリングはその名の通りシーリングライトを引っ掛けて固定する役割を兼ねており、ほとんどの場合は工具などを必要とせず、一般の人でも簡単に設置できる。
光源は環形の蛍光灯が多く用いられ、外側に光をやわらげるためのアクリル等のカバーがついている。設置する部屋の広さに応じて選択する。
スイッチの入切は基本的には壁付スイッチで行うが、リモコンを用いるタイプ、プルスイッチ(ひも)を用いるタイプもある。また、プルレススイッチ対応の器具は壁スイッチを数秒以内にOFF-ONすることにより、調光が可能。
小型シーリングライトは小さな部屋に取り付ける照明で光源は蛍光灯、白熱灯に分かれる。
なお、シーリングファン(天井扇)と一体化しているものもある。
2010年にLED照明を光源に使ったシーリングライトが発売された。蛍光灯と比較して発光効率はあまり差がないが、環境光センサーと組み合わせて自動的に調光するなどで省電力を謳った製品が多い。また、調色が可能なことは蛍光灯にはないメリットである(低価格な製品には調光・調色機能がない場合もある)。蛍光灯に比べて長寿命だが、LEDが直接埋め込まれているため、電灯のみを交換することはできない。2012年には普及価格帯の製品が増え、シーリングライト市場でLEDタイプの販売数量が蛍光灯を上回った。
客席の上、つまり舞台の斜め上からライトをあてることができるよう、観客席の天井に灯体を吊る照明。「前明かり」のひとつ。通称「シーリング」。図面等での略称「CL」。

アセチレンランプ

アセチレンランプ (acetylene lamp)、カーバイドランプ (carbide lamp) は炭化カルシウム(カルシウムカーバイド) CaC2 と水を反応させ、発生したアセチレンを燃焼させる単純な構造のランプである。

機構が単純なため、小型化して手提げ式や、ヘルメットに装着する小型軽量のものを製作でき、かつて鉱山などで用いられていた。しかし、炭鉱ではメタンや一酸化炭素など爆発性のガスが存在し、大気中に浮遊する石炭粉末も粉塵爆発を起こす危険もあったため、裸火を露出するアセチレンランプは危険であり、使用が避けられるようになっていった。代わりにデービー灯などの安全灯が使われた。粘板岩や銅、スズの鉱山ではそのような危険がないためアセチレンランプが使用されていたが、近代になると電気灯が使われるようになっていった。また、初期の自動車や自転車でヘッドライトとして広く使われていたが、この用途も完全に廃れており、電気灯で完全に置き換えられている。

アセチレンランプは、電気照明より長時間の間、強力な光を発する利点があり、現在でもケービング(洞窟探検)などで地下にもぐる際や、漁業等で使用される。特に河川での夜間のテナガエビ取り、夜釣り、海でのヒイカ漁では、アセチレンランプ独特の光による集魚効果も相まって、現在でも依然として利用されている。

現在では電気灯やLED灯に代替され、実用的な照明としての役割は終えつつあり、現在の日本では入手も困難になりつつある。現在はかつての製造メーカーが、ネット等を介して在庫を細々と販売している程度である。釣り道具屋などに、夜釣り用の古い在庫が残っている場合もある。海外には、古いランプを収集するコレクターも存在している。

・装置

カルシウムカーバイドのペレットか塊を容器の下(発生室)に入れる。次に、上部に水を満たす。水の滴下速度はスクリューバルブなどで調節できるようになっており、それによりアセチレンの発生量を制御する。すなわち、炎の大きさも水の滴下速度で調節する。

普通は燃焼部の後ろに反射板がつけられており、炎の明かりを集めて一定方向を照らせるようになっている。アセチレンランプの炎は明るく、光量も多い。懐中電灯ほど収束した光線を発生させないため広範囲を照らすことができ、ケービングに使う場合、アセチレンランプはこの点が好まれる。

燃焼を別として、カルシウムカーバイドと水の反応自体もかなりの熱を発生させる。寒い洞窟内では暖をとるのに有効である。

カーバイドが反応しつくすと、発生室には消石灰(水酸化カルシウム)からなる残渣がたまっている。これはごみ袋に捨て、新たなカーバイドを補給する。この残渣は動物に有害であるから、誤って接触する可能性がある場所に捨てるべきではない。しかし、長期間放置すると、空気中の二酸化炭素と反応して炭酸カルシウムとなり、無毒化される。

アセチレンランプ(カーバイドランプ)の小さなものは「カーバイドキャンドル (carbide candle)」と呼ばれ、ライフル銃の照準器を黒くしてつや消しするのに用いられる。アセチレンの炎はすすを多く発生させるため、この目的に適している。

演色性

演色性とは、照明と色に関する専門用語の一つ。ランプなど発光する道具・装置が、ある物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に及ぼす光源の性質を言う。

一般的に自然光を基準として、近いものほど「良い」「優れる」、かけ離れたものほど「悪い」「劣る」と判断されるが、演色性に正確性を要求されるような専門的分野においては、数値化された客観的判断基準が設定されていることが多く、日本では演色評価数(えんしょく ひょうかすう)がこれにあたる。

日本では演色評価数と呼ばれ、JIS Z 8726:1990(光源の演色性評価方法)としてJIS(日本工業規格)化されている。

規格では、完全放射体の光またはCIE昼光[脚注 1]の光を基準光とし、基準光との比較の上で、測定対象となる光源が、演色評価用の色票を照明したときに生じる色ずれを、指数として表したものである。 演色評価数には平均演色評価数 (Ra) と特殊演色評価数 (R9~R15) がある。

ケービングでの利用

洞窟調査ではリーダーや「ポイント」係によって好んで使われる。彼らは洞窟内で調査の基点となるような場所を見つけ出さねばならない。ススの多いアセチレンの炎は、洞窟の壁を傷つけず、毒性がなく、また簡単に取り除くことのできる印をつけるのに用いることができる。洞窟の中で方位磁針を使う場合、明かりを近づけて照らす必要があるため、針を狂わせることがないように、真鍮など磁性を帯びない材質のものが特に好まれる。磁石が引き寄せられるかどうかで個々の部品が使用に適すかどうか判別できるが、本体が真鍮製でも反射板がステンレス鋼製である場合もあるため注意が必要である。オーステナイト系ステンレス鋼は問題ないとされる。

上記のような利用法の他に、ケービングではアセチレンランプの耐久性や明かりの質も好まれる。かつては重量あたり発生させることのできる光量が電池と比べて有利であるとされたが、高輝度LEDが現れたことにより、その利点は失われた。アセチレンを発生する反応は発熱的であるため、ランプの反応部は熱を帯びる。これを利用して手のひらを暖めることができる。また、炎による熱も体を温めるのに使うことができる。シャツを引っ張って体との間に隙間を作って排ガスをくぐらせるさまを、「パルマー暖炉」とニューヨーク州立大学オネオンタ校の地質学者アーサー・N・パルマー (Arthur N. Palmer) は呼んだ。

ガス灯とは

ガス灯はガス燃料の燃焼による照明。
かつては室内灯としても使われたが、換気の問題などから、現在は街路灯としての使用が主である。

・魚尾灯

初期のガス灯は、直接火口から火を点灯し、炎を直接明かりとして利用するものだった。ただし、ガスバーナーのように単なる管から火をつけるだけでは細く、暗い光しか出ない。 そのため、火口を平たく加工することによって、ガスの放出面積を広げ、扇形に点火させることにより、ガスの炎でも十分な明るさを得ようと工夫された。 これがあたかも「魚の尾びれ」のような形であることから、このタイプのガス灯は魚尾灯と呼ばれた。 この当時のガス灯は一灯あたり、16燭光のものが標準的であったようである。魚尾灯を利用した裸火のガス灯は白熱マントルが発明された事により廃れる。

・白熱ガス灯

ガスマントルを利用することにより、従来の裸火ガス灯と比較して、一灯の出力が40燭光程度にまで伸びたガス灯。 ガスマントルは、1886年(明治19年)、カール・ヴェルスバッハによって発明された。麻や人絹の織物に硝酸セリウム・硝酸トリウムを含浸させたもので、一旦火を付け灰化させるとガスの炎で発光する。日本では明治27年頃からガスマントルを利用したガス灯が出現した。 タングステン電球が普及するまでは相当数が用いられた。従来の裸火のガス灯と区別する為に白熱ガス灯という。現在見ることのできるガス灯の大半はこの白熱ガス灯である。

昔から天然ガスは灯火や燃焼などに用いられていたが、照明としてのガス灯器具を最初に製作したのは、スコットランド人のウィリアム・マードックであり、1797年にイギリスのマンチェスターにおいてガス灯を設置している。

日本においても18世紀頃には、既に越後地方において「陰火」(いんか)として天然ガスの存在が知られており、ガスを灯火として用いた最古の記録としては、安政の大地震以前に盛岡藩の医師であった島立甫が、亀戸の自宅においてコールタールから発生させたガスを灯火として燃焼させたことが記されており(石井研堂『明治事物起原』より)、また同時期に盛岡藩の医師・鉱山技術者大島高任が水戸藩那珂湊に建設した反射炉の燃焼ガスを用いて照明とした記録((大島信蔵編『大島高任行実』より))や鉱山の石炭ガスを燃焼させて灯火として燃やした例などがある。

1857年(安政4年)には鹿児島県鹿児島市の仙巌園において、既存の石灯籠にガスの管を繋ぎ、照明としてガスを燃焼させた。この装置の製作を命じたのは島津斉彬であり、藩内各地において同様の装置を設置する構想も立てていたが、翌年の急逝で構想は流れた。
造幣局創業当時(1871年)のガス灯

明治時代に入ってから本格的な西洋式ガス灯の照明器具が用いられるようになった。 日本で最初に西洋式ガス灯が灯されたのは1871年(明治4年)大阪府大阪市の造幣局周辺においてで、機械の燃料として用いていたガスを流用する形で工場内および近隣の街路にてガス灯が点灯された。その時使われたガス灯の器具は造幣局内に現存する。

翌年の1872年(明治5年)9月1日に、実業家高島嘉右衛門とフランス人の技師プレグランの尽力により、神奈川県横浜市に最初のガス灯が造られ、日本におけるガス利用に先鞭をつけた[1]。伊勢山下石炭蔵跡(現在の横浜市中区花咲町・本町小学校あたり)に横浜瓦斯会社が造られガス灯が一般事業として運営されるようになり、同年9月29日にガス灯が横浜の大江橋(桜木町駅近く現在の国道16号橋)から馬車道・本町通界隈に設置された。横浜市立本町小学校内にガス灯が保存されている。翌1873年には、銀座にもガス灯が建設された。当時、これらのガス街灯の点灯・消灯をする業務にあたる人を点消方といった。

配管・配線による供給が難儀し、一般家庭や店舗の門灯・軒灯はまだ石油ランプが一般的であった。

その後、白熱電球の発明と配電システムの普及により、屋内用の照明としてのガス灯は廃れていく事になる。電灯が登場すると、煙の臭いがする、また火災の危険性のあるガス灯は、これらの欠点のない電灯に需要を奪われた。後述する通り街灯としては現在も僅かだが使用がみられる。またガス灯の燃料としての都市ガスの供給設備などのインフラは、調理用や暖房用のガス器具への燃料供給設備として、その後も整備が続けられ、現在に至る。

ガス灯が設置されている地域・場所


ガス灯は電球の発達によって廃れていったが、現在都市景観や店舗エクステリアのアイテムとして用いられたり、レトロブームにより復元されたり、モニュメントとして照明にガス灯を使用している地域がある。以下に、ガス灯が設置されている主な場所を挙げる。
日本ガス協会ビル

北海道小樽市 小樽運河
岩手県盛岡市 中の橋袂,盛岡城堀跡,郊外の松園ニュータウンなど.寄贈した岩手県都市ガス協会による説明板付き.
岩手県釜石市 鉄の歴史館前.日本で最初期にガス灯をともした大島高任の記念として岩手県都市ガス協会が寄贈したもの.
宮城県仙台市 仙台駅西口 - ガス灯数は110基で全て英国製。自動点灯装置付き。設置されている道は東五番丁通り・青葉通り・駅前通りなど。
山形県尾花沢市 銀山温泉
茨城県日立市 東京ガス日立支店前に2基設置。
群馬県前橋市 駅前や市役所前、前橋文学館前など市内の複数の箇所に設置されている。
千葉県四街道市 JR総武本線四街道駅南口・めいわガス灯通り - 自動点灯装置付き。全長2238mは世界最長。228基は日本最大[5]。但しデザインは現代調。
千葉県浦安市 東京ディズニーシー内、アメリカンウォーターフロント。20世紀初頭のニューヨークというテーマ性に基づいている。
埼玉県春日部市 春日部市役所前に3基設置。
埼玉県さいたま市大宮区 株式会社サイサン本社前のR17歩道脇。
東京都新宿区 新宿区役所正面に設置されている「平和の灯」は、数少ない裸火式のガス灯である。
東京都港区 日本ガス協会ビル前
東京都港区 新芝運河沿緑地 旧東京ガス用地前の運河沿い遊歩道に10基設置されている。
東京都中央区 京橋記念碑の横に設置されている。京橋は東京のガス灯の発祥の地である。(東京では、京橋〜金杉橋にガス灯が設置された)
東京都文京区 湯島天神
東京都千代田区 山の上ホテル
東京都小平市 GAS MUSEUM がす資料館 裸火式に復元された横浜のガス灯を初め、上野や足利、ロンドンやパリのガス灯など、17基のガス灯が点灯された状態で展示されている。
東京都福生市 武陽ガス本社別館敷地内 本社裏手の道路際に立ち、常時点灯されている。
神奈川県横浜市中区 馬車道、山下公園通り
神奈川県横浜市磯子区 東京ガス根岸LNG基地
神奈川県横浜市鶴見区 東京ガス鶴見支社ビル前
神奈川県横須賀市大滝町 三笠通り商店街入口
静岡県浜松市 浜松駅北口
愛知県名古屋市熱田区 金山駅前
石川県金沢市 ひがし茶屋街、にし茶屋街、主計町茶屋街
京都府京都市中京区姉小路通、京都でのガス事業発祥の地
大阪府大阪市中央区 三休橋筋 四街道市のものを抜いて、最長になっていると思われる。[要検証 – ノート]
大阪府大阪市中央区 心斎橋 歩道橋となった心斎橋だが、欄干、瓦斯灯などが復元されている。
大阪府大阪市中央区平野町 大阪瓦斯本社玄関。通称ガスビル。(※登録有形文化財)
大阪府大阪市北区 造幣局 旧造幣局正門前。大阪のガス灯発祥の地。
兵庫県神戸市中央区 相楽園内旧ハッサム住宅前 1874年に神戸外国人居留地に設置されていたガス灯であり、現存する中では日本最古のガス灯である。
兵庫県神戸市中央区 ハーバーランド内メインストリート、 旧居留地の西北角、大丸神戸店周辺、市役所前花時計広場。
兵庫県西宮市 市役所前。姉妹都市より送られたもの。
香川県高松市〔丸亀町商店街〕百十四銀行高松支店前
長崎県長崎市 思案橋から正覚寺下電停まで27基のガス灯が設置されている。

街路灯

街路灯(がいろとう)とは、デザイン性を高めた街灯の一種である。
広義の街路灯は街灯全般を指すが、狭義の意味は防犯灯等のデザイン性を高めた街灯のことになっている。一般的に電灯であるが、レトロ感覚からガス灯が採用されることもある。蛍光灯や水銀灯が使われていたが、最近ではエコロジーや経費削減の観点からLED照明のものや太陽電池式の電灯も増えている。(ただし曇天時・雨天時には太陽電池が無効になるので、バックアップとしての電灯線も不可欠である。)

スタイルとしては、自立したポール式、電柱取付式等があり、基本的に道路照明灯の機能を有する。

設置者は、日本の場合、道路管理者(行政等)、商店街等である。地区の自治会が街路灯の設置を要求すると設置費補助はするものの電気代は自治会負担とする地方自治体もある。
昼間でも点灯している街路灯は明暗センサーが故障している可能性が高く、修理をする必要がある。この場合の連絡先は、役所の道路課(場所により名称が異なる)または商店街等で、電柱に貼り付けられた管理番号と共に連絡する。

防犯灯

防犯灯
防犯灯は街路に設置されている街灯の一種で、道路照明灯より照射範囲が狭い。防犯灯は、一個あたりの値段が安く、電気代が安いために色々な場所に設置されている。また新たに柱を立てずに、電柱等を利用して設置した場合では設置工事費が安いのも特徴であり、住宅地などの比較的狭く交通量の少ない道路に多い。

防犯灯とは、夜間不特定多数の人が通行する生活道路で、暗くて通行に支障がある場所や、防犯上不安のある場所に設置される電灯のことで、設置場所の状況に応じて、電柱に共架したものや、専用の柱(照明柱)を建て取付を行うタイプのものがある。市町村が設置・維持管理の全てを行う場合、市町村が設置し自治会・町内会によって維持管理されている場合、設置・維持管理の全てを自治会・町内会が行う場合等、設置と維持管理の方法は市町村により様々な形態がある。自治会・町内会が設置や維持管理を行っている場合は、市町村が費用の一部を補助している場合が多い。

2005年頃から日本において、青色防犯灯が防犯に対して有効との情報に基づき全国的に設置の動きが起こった。2005年、日本のクイズ番組等で、イギリスのグラスゴー市において青色の街灯を設置したところ犯罪が減少したとする事例が紹介され、これを真に受けて奈良県警察が設置に取り組んだことに始まる。ところが、グラスゴー市の事例で犯罪発生数が減少したという確かなデータはなく、実際には市内のBuchanan通りにおいて景観改善のために街灯をオレンジ色から青色に変えたところ、同地域にたむろしていた麻薬常習者が腕の静脈を視認できなくなり、仕方なく他の地域に移ったことから、麻薬常習者の検挙率に限って40%下がっただけであった。先述のクイズ番組では、青色には人の副交感神経に作用して落ち着かせるという鎮静効果と心理的に人を冷静にさせる効果があるという、心理カウンセラーの解釈が紹介された。青色光は(晴天時に限っては)見通しが良く、遠目が効くとともに、犯罪者が犯罪をあきらめる等の防犯効果が期待されたことがあった。しかしながら防犯のメカニズムについては心理学的な因果が立証されているわけではなく、青色街灯の防犯効果については、「これがメディアによって報道され、それを知った犯罪を試みようをする者がこの色の街灯が設置してある場所は防犯意識が高い地域であると理解し、このことによって結果的に犯罪発生率が低下しているだけでは」と言う解釈も成り立つ。

一般に街灯に用いられている白色光に比して波長の短い青色は雨天や霧の中では極度に視認性が低下する。また、街灯に多く用いられる白色蛍光灯を同ワット数の青色蛍光灯に置き換えると、全光束は1/2〜1/5に低下する。このため、防犯カメラの効果が損なわれたり、交通事故等の発生を助長する危険性があり、安易な設置には慎重を期する必要がある。社団法人日本防犯設備協会が国からの依頼で、青色防犯灯について検証した際の報告によれば、期待されたような利点は認められないという結論に至っている。さらに、政府の都市再生本部で採用され、2008年から2009年にかけて実施されたプロジェクトのように、青色防犯灯を導入後一定期間を経過すると逆に犯罪が増えた事例も報告されている。

このように防犯効果が科学的に実証されていないにも関わらず、自殺防止や事故防止などを目的に青色灯の設置が進められているとの指摘も出ているが、自殺防止効果については、駅や踏切などに取り付けられた青色灯について一定の効果が認められたとの研究結果も出ている。

なお、家屋の前に設置してある赤外線センサーで人を感知して点灯する電灯は、帰宅した家人に明かりを提供するセンサーライトであり防犯灯ではない。
昼間に点灯している防犯灯は明暗センサーが故障している可能性が高く、修理をする必要がある。この場合の連絡先は、役所の道路課(場所により名称が異なる)または商店街等で、電柱に貼り付けられた管理番号と共に連絡する。ただし、明暗センサーは設置時にコストがかかるが、電気代は定額の場合もあり、はじめからセンサーを設置していない場合もある。

街路灯

街路灯(がいろとう)とは、デザイン性を高めた街灯の一種である。
広義の街路灯は街灯全般を指すが、狭義の意味は防犯灯等のデザイン性を高めた街灯のことになっている。一般的に電灯であるが、レトロ感覚からガス灯が採用されることもある。蛍光灯や水銀灯が使われていたが、最近ではエコロジーや経費削減の観点からLED照明のものや太陽電池式の電灯も増えている。(ただし曇天時・雨天時には太陽電池が無効になるので、バックアップとしての電灯線も不可欠である。)

スタイルとしては、自立したポール式、電柱取付式等があり、基本的に道路照明灯の機能を有する。

設置者は、日本の場合、道路管理者(行政等)、商店街等である。地区の自治会が街路灯の設置を要求すると設置費補助はするものの電気代は自治会負担とする地方自治体もある。
昼間でも点灯している街路灯は明暗センサーが故障している可能性が高く、修理をする必要がある。この場合の連絡先は、役所の道路課(場所により名称が異なる)または商店街等で、電柱に貼り付けられた管理番号と共に連絡する。

道路照明灯

道路照明灯は、主に上下逆のJ型の柱の先に灯火がついた電灯で、電灯部分は広範囲を照らせるようにナトリウムランプ、水銀灯、メタルハライドランプ等のHIDランプを光源として使用している。

90年代後半頃より、高効率で配光できる照明器具が開発され、
材料鋼材を節約できる 風圧荷重が小さくなり設置基礎の大きさを小さく出来る

などコスト面で有利であるため、直線型の照明柱を使用したものが増えてきている。

多くは、主要幹線、国道等に設置されており、事故防止の目的で使用されている。また、カーブで見通しの悪い所、横断歩道、交差点などの複数の交通が交錯する所、トンネルの坑口や高速道路のON、OFFランプ、インターチェンジ部そして、約50m以上の橋の両端もしくは、長大橋の上やその周辺にもあることが多い。近年では、地球温暖化対策を目的として、LEDや蛍光体などの長寿命で高効率な光源も開発されている。

ナトリウムランプとは

ナトリウムランプ(蘭: Natriumlamp、英: sodium vapor lamp)は、ナトリウム蒸気中のアーク放電による発光を利用したランプのことで、ナトリウム灯(ナトリウムとう)とも呼ばれる。

1932年、オランダのギレス・ホルスト Giles Holst によって発明された(同じ年に高圧水銀灯もイギリスで発明されている)

基本構造は水銀灯と同様で、放電を行う発光管とこれを覆う外管からなっていて、外管内部は真空となっている。

これは原理上、高温でナトリウム蒸気を加熱する必要から断熱性を高め熱損失を少なくするためで、光の透過効率をあげ、電極や他の金属部の劣化を防ぐ効果も果たしている。

電流-電圧特性も同じ負特性(電流が上昇すると管電圧が低下し、過電流で破損する)なので、リアクタンスとなる安定器を必要とする。

初期においては発光成分がナトリウム原子の輝線スペクトル(D線、D1: 589.6 nmとD2: 589.0 nm)のみで極端な単色光だったが、技術的な進展により現在では白熱電球に遜色ない光も得られる様になっている。

種類
封入蒸気圧により、低圧、高圧、高演色高圧の3種類に分類されるほか、形状や特徴の異なるさまざまな製品が販売されている。
低圧ナトリウムランプ

最初に開発されたタイプであり、日本での略称はNX(三菱電機はSOX)。ナトリウム蒸気圧は0.5 Paと真空に近く、始動補助用に少量のペニングガス(ネオン+アルゴン)が封入されている。

実用光源のなかでは最も発光効率が高く、120 - 180 lm/Wとされる。しかし色の見分けができないなど演色性は皆無に近く一般用途の照明には不適なことから非常用照明のほか、主に道路やトンネルの照明などに用いられた。

ただし、この用途ではむしろ橙黄色(遠くからはオレンジ色に見えるが、近くからは黄色に見える)の単色光であることが、視認性向上などで有利となっている。
ヒトの網膜は、緑 - 橙の範囲の光に対し敏感で、視細胞も色より明暗に敏感なので、照明の有効範囲が広くなる 微粒子による光の散乱は長波長(赤)ほど小さく、霧や煤塵などが多い空気中の透視性が高くなる 波長による屈折率差が原因で生じる色収差が生じにくく、視覚的にコントラストが高まるためはっきり見える 紫外線を発しないので蛾などの昆虫が集まらず、汚れにくいのでメンテナンス上有利 光害が比較的少ないため、天文台の周辺地域で用いられる 単色光とは関係ないが、発光管が断熱されているため、寒冷地での使用に耐える 瞬時再始動が可能である。

低圧ナトリウムランプ用の安定器は、特殊なピーク進相回路を用いている。安定器の2次電圧が300 Vを超えるため(NX35:320 - 370 V、NX180:590 V)絶縁変圧器を用いるか、ランプ取り外し時に電源入力が切れる様、インタロック付ソケットを使用している。

日本では特に国道、神奈川県、埼玉県、長野県などの道路に多かったが、最近では高圧ナトリウムランプが使われるようになり、トンネル以外で低圧ナトリウムランプを見かけることは少なくなっている。

水銀灯

水銀灯(すいぎんとう)は照明の一種。ガラス管内の水銀蒸気中のアーク放電により発生する光放射を利用した光源である。高圧水銀灯と低圧水銀灯に分れ、通常水銀灯と呼ぶときは前者を指す。医療用で用いる場合は太陽灯とも呼ぶ。
高圧水銀灯については、発光管の素材に石英ガラスが用いられることが多いため石英灯 (quartz lamp) 、石英水銀灯 (mercury quartz lamp) などと呼ばれることもある。
定義は、点灯中の水銀蒸気圧が100k - 1,000kPa(1 - 10気圧)程度のもので、高輝度放電ランプ(HIDランプ)の一種である。
404.7, 435.8, 546.1, 577.0, 579.1 nmの輝線スペクトルからなる緑がかった青白色(5,700 K)の光源で、253.7, 365.0 nmの紫外放射を伴う。

・特徴

発光効率は50ルーメン毎ワット (lm/W) と、白熱電球の15 - 20 lm/W より高いため、光量が必要な分野で使われる。蛍光灯はそれよりも高く、80 - 90 lm/W である。消費エネルギーの変換比率は、可視光15%、赤外放射60%、紫外放射10%で、残りが熱損失となる。

放射光は赤色成分の欠けた緑がかった青白色で、演色性がかなり悪い(透明水銀灯 Ra:14)。紫外放射を伴うため、これを利用し、蛍光物質により赤色成分を補い演色性を改善したもの(蛍光水銀灯Ra:40)、さらに青緑色蛍光体を加えて光源色を改善したもの(演色改善型蛍光水銀灯 Ra:50)がある。

放電管としては構造が比較的単純で、起動も容易なうえ、中庸な効率を持つため、特に大型(2 kWまで)のものが廉価に製造できる。近年では水銀灯同様の構造を持ち、演色性や効率のより高いメタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプに置き換えられつつある。

日本では、代表的な使用法として街灯、体育館などの照明器具に使用されることが多いが、日本国外ではあまりない。なお、光害で問題となるのは主に水銀灯の緑がかった光である。

構造

放電管本体である発光管(内管と呼ぶ。石英ガラス製)は、少量のアルゴンガスと水銀が封入され、両端に電子放出性物質(バリウム、カルシウム、イットリウムなどの酸化物で、エミッタと呼ぶ)を塗布したタングステン製の主電極と、各主電極直近に対向電極と高抵抗を介して接続された補助電極が封着されている。封着部の導入線にはモリブデン薄はくが用いられる。主電極にはエミッタが充填されたタングステンコイルが巻きつけてある。内管は、点灯時には400℃の高温となるため、通常、発光管の外側に外管と呼ばれるガラス管が被せられている。外管内は50 - 100 kPaの窒素ガスが封入されている。また、外管内面に蛍光物質が塗布されているものもある。

安定器

始動電圧が低く高圧パルスを発生させる特別な点灯回路を必要としないが、特性が負特性となっているため安定器が必要となる。安定器には、単純なチョークコイル(あるいは磁気漏れ変圧器)による低力率型と、コンデンサを追加し力率を改善した高力率形が存在するが、現在はほとんどが後者のものである。これらの安定器を用いた場合、高圧水銀灯は始動時に安定時の1.5倍程度の電流が流れるが、これを安定時程度に抑える定電力形安定器と呼ばれるものも有り、電源設備に余裕がない場合や供給電圧の安定しない場合に用いられる。また、水銀ランプ内にフィラメントを内蔵し、安定器が不要なランプ(バラストレス水銀ランプ、チョークレス水銀ランプ)なども存在する。安定器を必要としないがランプの寿命が短く(3/4程度)、発光効率も低い(1/2程度)。

始動

始動時は、主電極−補助電極間のグロー放電から始まり、主電極間のアーク放電へと移行する。始動直後では水銀の蒸気圧が低く輝度も低いが、放電により内管の温度が上昇するとともに水銀も蒸発し、輝度も上昇する。封入水銀が完全に蒸発して安定するまで数分を要する。消灯直後は水銀蒸気圧が高いため、発光管が冷えるまでは再点灯できない。おおむね10分間程度の時間を要する。

低圧水銀灯


点灯中の水銀蒸気圧が1 - 10 Pa程度のもの。184.9, 253.7 nmの紫外線を主とした光源。紫外線源として、殺菌、オゾン発生、樹脂硬化、分光分析などに利用される。

蛍光灯は、この低圧水銀灯の発光管内面に蛍光物質を塗布したものである。蛍光物質がないものは殺菌灯を参照。

バラストレス水銀灯


安定器の働きをするバラストフィラメントを外管内に内蔵し100Vもしくは200V電源に直接接続してそのまま点灯できる。水銀灯の青みがかった色とバラストフィラメントの発光による赤色系の光により一般水銀ランプより演色性は向上する(透明形Ra:28、蛍光形Ra:58)。効率・寿命の点では一般水銀ランプに比較してやや低くなる。それでも、白熱電球に比較すると、効率が良いので照明改善や、仮設照明など安定器の設置が難しい場合などに使用されている。なお、100V用バラストレス水銀灯を密閉器具で使用すると、ランプ内部の始動用バイメタルが誤動作し、点灯が不安定になるので注意が必要である。

超高圧水銀灯


点灯中の水銀蒸気圧が1,000 kPaを超えるもの。高圧水銀灯に比べ効率や演色性が改善されている。また、瞬時点灯が可能である。

超高圧水銀灯(産業用)


テレビなどに用いられるいわゆるブラウン管を製造する際に蛍光体の紫外線焼付け工程に用いられる。日本においてブラウン管の製造向けに用いられる超高圧水銀灯は、通商産業省の支援による「カラーテレビを一家に一台普及させる」目標にむけて株式会社オーク製作所(東京都調布市)などで開発され製造販売されていた。

低圧水銀灯 


点灯中の水銀蒸気圧が1 - 10 Pa程度のもの。184.9, 253.7 nmの紫外線を主とした光源。紫外線源として、殺菌、オゾン発生、樹脂硬化、分光分析などに利用される。

蛍光灯は、この低圧水銀灯の発光管内面に蛍光物質を塗布したものである。蛍光物質がないものは殺菌灯を参照。

バラストレス水銀灯

安定器の働きをするバラストフィラメントを外管内に内蔵し100Vもしくは200V電源に直接接続してそのまま点灯できる。水銀灯の青みがかった色とバラストフィラメントの発光による赤色系の光により一般水銀ランプより演色性は向上する(透明形Ra:28、蛍光形Ra:58)。効率・寿命の点では一般水銀ランプに比較してやや低くなる。それでも、白熱電球に比較すると、効率が良いので照明改善や、仮設照明など安定器の設置が難しい場合などに使用されている。なお、100V用バラストレス水銀灯を密閉器具で使用すると、ランプ内部の始動用バイメタルが誤動作し、点灯が不安定になるので注意が必要である。

メタルハライドランプ

メタルハライドランプ とは、水銀とハロゲン化金属(メタルハライド)の混合蒸気中のアーク放電による発光を利用した高輝度、省電力、長寿命のランプのこと。略称としてメタハラなどと呼ばれる場合もある。
一般にハロゲン化金属にはヨウ化ナトリウムやヨウ化スカンジウムが用いられる。基本的な構造は水銀灯と同一であるため、水銀灯の一種とみなすこともある。
金属元素の電子遷移による発光を利用し、水銀灯の演色性を改善したもの。封入するハロゲン化合物の種類・比率により色温度を調整することができるため、水銀灯やナトリウムランプ等ほかのHIDランプよりも演色性に優れている。ランプ寿命期において青緑色に変色発光をするため、「緑色信号灯と誤認しやすい」という理由で、近年では道路照明灯への採用を敬遠する省庁が多い。
金属の単体は高温・高圧下では発光管の素材である石英ガラスと化学反応を起こすため、反応しにくいハロゲン化合物が用いられる。発光管内には始動補助用にアルゴンガスやネオンガス、蒸気圧の調整のために水銀も封入されている。
発光管の素材として浸食されやすい石英ガラスの替わりに透光性セラミックが用いられるものがあり、その場合はセラミックメタルハライドランプと呼ぶ。高圧ナトリウムランプほどではないが、従来のメタルハライドランプよりも優れた省電力・長寿命を実現しており、寿命期の変色発光についても改善されているため、再び道路照明灯への採用も期待されている。
水銀灯同様、電源には専用の安定器が必要であるが、水銀灯用の安定器が使用できるように調整した製品が多いため、水銀灯の代替製品として使用されることが多い。

利用
大規模建築物

高輝度で効率もよいので、大規模な商業施設や高層ビルなどの吹き抜け部分、室内アトリウムのベース照明等に用いられる場合が多い。高さのある天井から床面を直接照らすことができ、太陽光のような雰囲気を作ることもできる。

また、比較的に寿命も長いので、メンテナンス作業を省力化したい場所にも用いられる。
土木施設

高速道路のトンネルでは、排気ガスや塵などの影響を受けにくいために光が通りやすく、水銀ランプと比べて消費電力が2分の1から3分の1程度と経済的で寿命が長いといった特徴があることから、オレンジ色の光を発光するランプ(ナトリウムランプ)が多く採用されていた。しかし、オレンジ色ゆえに赤色が黒っぽく見えてしまう欠点があった[1]。そのため、発光色が白く色の判別も容易で、より自然な色の見え方に近くなる蛍光ランプにおいて、低圧ナトリウムランプと同程度の省エネルギー性及び配光特性を得ることが技術的に可能となったことから、新名神高速道路の甲南トンネルと金勝山トンネルには片側照明方式で用いられている。
アクアリウム

アクアリウム(観賞魚)の専門家・ハイアマチュアが水草水槽用、サンゴ水槽用(特にベルリン式やモナコ式などのナチュラルリーフ水槽)に使用することもある。

アクアリウムへの導入は1970年代後半で、西ドイツのDupla社によるものであった。蛍光灯などの一般的な水槽照明器具よりも高価であるが、高い光量を要求する光合成生物の飼育に有効であるほか、蛍光灯よりも光束が揃っているために水面よりもずっと高いところから照射可能で、いわゆるオープンアクアリウムを楽しむことができる。欠点としては発熱が大きく水温の上昇を招くため、水槽用クーラーとの併用が推奨される。また、光量が大きすぎるために生物が日焼けすることもある。深場に棲息する魚類の飼育水槽で用いると色が退色・黒色化することもあるし、サンゴなどでは白化を招くこともある。逆に、適度な色温度と光量、照射高度を選択することで、サンゴなどの色彩が濃く美しくなる現象も知られている(色揚げ)。

ナトリウムランプ

ナトリウムランプ

ナトリウムランプは、ナトリウム蒸気中のアーク放電による発光を利用したランプのことで、ナトリウム灯(ナトリウムとう)とも呼ばれる。

1932年、オランダのギレス・ホルスト Giles Holst によって発明された(同じ年に高圧水銀灯もイギリスで発明されている)

基本構造は水銀灯と同様で、放電を行う発光管とこれを覆う外管からなっていて、外管内部は真空となっている。

これは原理上、高温でナトリウム蒸気を加熱する必要から断熱性を高め熱損失を少なくするためで、光の透過効率をあげ、電極や他の金属部の劣化を防ぐ効果も果たしている。

電流-電圧特性も同じ負特性(電流が上昇すると管電圧が低下し、過電流で破損する)なので、リアクタンスとなる安定器を必要とする。

初期においては発光成分がナトリウム原子の輝線スペクトル(D線、D1: 589.6 nmとD2: 589.0 nm)のみで極端な単色光だったが、技術的な進展により現在では白熱電球に遜色ない光も得られる様になっている。

低圧ナトリウムランプ

最初に開発されたタイプであり、日本での略称はNX(三菱電機はSOX)。ナトリウム蒸気圧は0.5 Paと真空に近く、始動補助用に少量のペニングガス(ネオン+アルゴン)が封入されている。

実用光源のなかでは最も発光効率が高く、120 - 180 lm/Wとされる。しかし色の見分けができないなど演色性は皆無に近く一般用途の照明には不適なことから非常用照明のほか、主に道路やトンネルの照明などに用いられた。

ただし、この用途ではむしろ橙黄色(遠くからはオレンジ色に見えるが、近くからは黄色に見える)の単色光であることが、視認性向上などで有利となっている。
ヒトの網膜は、緑 - 橙の範囲の光に対し敏感で、視細胞も色より明暗に敏感なので、照明の有効範囲が広くなる 微粒子による光の散乱は長波長(赤)ほど小さく、霧や煤塵などが多い空気中の透視性が高くなる 波長による屈折率差が原因で生じる色収差が生じにくく、視覚的にコントラストが高まるためはっきり見える 紫外線を発しないので蛾などの昆虫が集まらず、汚れにくいのでメンテナンス上有利 光害が比較的少ないため、天文台の周辺地域で用いられる 単色光とは関係ないが、発光管が断熱されているため、寒冷地での使用に耐える 瞬時再始動が可能である。

低圧ナトリウムランプ用の安定器は特殊なピーク進相回路を用いている。安定器の2次電圧が300 Vを超えるため(NX35:320 - 370 V、NX180:590 V)絶縁変圧器を用いるか、ランプ取り外し時に電源入力が切れる様、インタロック付ソケットを使用している。

日本では特に国道、神奈川県、埼玉県、長野県などの道路に多かったが最近では高圧ナトリウムランプが使われるようになり、トンネル以外で低圧ナトリウムランプを見かけることは少なくなっている。

LED照明

LED照明(エルイーディーしょうめい、英: LED lamp, LED light bulb)は、発光ダイオード (LED) を使用した照明器具のことである。2016年現在、照明器具の主力光源となっている。

LEDを使用しているため、低消費電力で長寿命といった特徴を持つ。定格範囲内で使用する限り発光素子自身は比較的長寿命であり、熱による劣化が寿命の決定要因となる。
LED照明に求められる白色の発色には青色の光源が必要なため、1990年代に青色LEDが発明されるまでは可視光LEDを使ったLED照明を作ることは現実的ではなかった。

ブルーライトを伴った高輝度のLED照明が普及し環境や健康に有害であるため、2016年にはアメリカ医師会が、運転や睡眠、生態系に与える影響を低減するためにそれらを低減するためのガイダンスを作成している。

特徴

LED照明は、蛍光灯や白熱電球といった従来型の照明器具と比較すると以下の特徴を備える。

長寿命・高信頼性
「高信頼性・長寿命」であり、一度設置すれば管球交換のような頻繁な保守の手間が省け、LED照明が寿命を迎えるまでの管球の購入コストを削減できる。ただし定格を超えないように設計されている必要がある。また、LEDそのものは長寿命でも、LEDを駆動するための電子回路にも故障が発生する可能性がある。

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街路灯

街路灯(がいろとう)とは、デザイン性を高めた街灯の一種である。

概要

広義の街路灯は街灯全般を指すが、狭義の意味は防犯灯等のデザイン性を高めた街灯のことになっている。一般的に電灯であるが、レトロ感覚からガス灯が採用されることもある。蛍光灯や水銀灯が使われていたが、最近ではエコロジーや経費削減の観点からLED照明のものや太陽電池式の電灯も増えている。(ただし曇天時・雨天時には太陽電池が無効になるので、バックアップとしての電灯線も不可欠である。)

スタイルとしては、自立したポール式、電柱取付式等があり、基本的に道路照明灯の機能を有する。

設置者は、日本の場合、道路管理者(行政等)、商店街等である。地区の自治会が街路灯の設置を要求すると設置費補助はするものの電気代は自治会負担とする地方自治体もある。

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