GURPSよろず - 嫌悪
第4版『ベーシックセット』第3章「不利な特徴」B129P参照。
嫌悪」は原書名「Dread」や内容を考慮すると“近づきたくない”という意味合いの強い「忌避?」と訳した方が良いと思われる。

不利特徴「嫌悪」(Dread) B129P

嫌悪」[さまざま]……精、超

 あなたは特別なアイテムや物質に対して、ある一定の距離以上に近づくことができません。このどうしようもない超常的な嫌悪感には苦しめられます。もし外的要因によって恐れているアイテムを最低限の距離よりも近づけられたとしたら、あなたは最短の経路でできるだけ速く立ち去らなければなりません。「嫌悪」の距離を超えるまで、あなたは他のことはなにもできません。もしあなたが、恐れている物体との距離を充分にとることができなかったら、あなたは「嫌悪」によって無力と化すでしょう!
 立ち入るべからざる半径内に入ると、即座に嫌悪の対象である物質が存在していることを感じます。それがどこにあるかは正確にはわかりません。しかしどの方向にあるかは知っており、正確にその逆向きに移動することを強いられます。
 「嫌悪」は-10CPが基準です。これは恐れているものから1メートル以内に入ることはできません。半径が1広くなるごとにCPは-1されます。ただし最大でも半径11メートルで-20CPです。不利な特徴としての最終的なCPは、半径によって決まる基準値に、「苦手」に書かれているのと同じ物質の登場頻度をかけたものになります(下記参照)。
登場頻度CPへの係数
まれ:×1/2特殊な放射能、鉱物
ときどき:×1マイクロ波、通常の厳しい寒さ、花粉
よくある:×2煙、近くに魔法が存在する、馬、大きな雑音
どこにでもある:×3日光、生きている植物
現代日本において、寺や神社や悪霊退散のお札などの登場頻度は「ときどき」という裁定でかまわないでしょう。

特別限定

無力化しない(Cannot Be Trapped):-50%
「[[無力化しない>嫌悪#Cannot_Be_Trapped]]」
 あなたは嫌悪対象の立ち入り禁止の範囲に自ら入ることはできません。しかし外的要因によって効果範囲に入ってしまうと、もはや「嫌悪」を感じません。あなたはその効果範囲内でも通常通りに行動できます。ただし1度外に出てしまうと、近寄ることができないという効果は再び発生します。

関連特徴