GURPSよろず - 真空
第4版『ベーシックセット』のB407P(2巻87P第14章:負傷、病気、疲労)「いろいろな危険」より。

真空(VACUUM)

 「真空」といのは大気が存在しない状態です――しかし、これらのルールは“ほとんど”大気が存在しない、微量ともいえる状況でも適用します。もし保護(例えば宇宙服や「真空耐性」の特徴)なしで真空にさらされた場合、以下のルールを適用します。

真空中での呼吸(Breathing Vacuum):

 真空中では息を止めることができません――そうしようとしたら、肺を破裂させて1D負傷します。口を開けて息を吐き続けていれば、「息を止める」に書かれているに書かれている半分の時間だけ、血液中の酸素で活動できます。それから「窒息」が始まります。

爆発的減圧(Explosive Decompression):

 あなたのいる範囲が“突然”通常の気圧から大気が微量、ないし真空になった場合(“破裂”などによって)、体液は沸騰し、血管は破裂し、鼓膜は破れます。即座に1D点負傷して、「潜水病」を避けるための生命力判定を行なわなければなりません。さらに、目それぞれごとに生命力+2判定を行ないます。失敗すると「片目」か「視覚障害」になります。最後に生命力-1判定を行ない、失敗すると「難聴」になります。この不利な特徴がどれだけ続くかは、「部位が使えなくなる時間」のルールで決めてください。

極端な温度(Extreme Temperatures):

 真空そのものは“冷たい”わけでも“暑い”わけでもありません。しかし大気がないと、日陰の部分は非常に冷たくなるでしょう。一方で日向の部分は極端に暑くなるかもしれません。例えば月面――“1日”は1ヶ月続きます――では、温度は-170度(夜)から110度(昼)まで変化します。

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