圧縮された空気を呼吸すると(例えばスキューバ器具を使用して)、あなたの血液や細胞は圧縮空気内に含まれている窒素を吸収します。通常の
圧力に戻ったり“減圧(decompress)”するさいに、この窒素が外に出ようとして血液や筋肉中で気泡化します。これは関節痛や一定期間のめまいをもたらし、
死に至ることもあります。こうした症状は「
潜水病」として知られています。
本来圧力の2倍を超える
圧力(「
耐圧 L1」なら10倍)を経験した後に通常の
圧力に戻ると、
潜水病の危険があります。これを回避するためには、あなたはゆっくりと減圧しなければなりません。中間の
圧力の場所で過ごして、窒素を安全に逃すのです。
ダイバーや登山家は「どの程度の
圧力でどのくらいの期間過ごしたか」という、数値ごとに厳格に決まっている減圧時間の表を使用します。ゲーム上では、2気圧まで(水面下10メートル)は、どれだけ過ごしても人間は危険なしに戻ることができます。2.5気圧(15メートル)までなら、80分間までは安全に作業を行ない、ゆっくりと減圧せずに戻ることができます。それより
圧力が大きいと、ゆっくりした減圧なしで安全に過ごせる時間が減ります。4気圧(30メートル)なら22分、5.5気圧以上(45メートル)なら減圧は必ず必要です。
安全な減圧には、ゆっくりと
圧力を減らしていく作業が含まれます。これは自然なもの(ダイバーは、慎重に時間をかけて水面まで戻ります)でもかまいませんし、減圧室を使ってもかまいません。これにかかる時間は、
圧力と作業時間が増すごとに増えていきます。数時間かかることもありますし、数日かかることもあります!
もし減圧に充分な時間をかけることができなかったら、
生命力判定を行なわなければなりません。
クリティカルで成功すれば、悪い影響はありません。成功しても、深刻な関節痛があります。これは「
苦悶」として扱います。1時間おきに回復したかどうかの
生命力判定を行ないます。減圧不足の
生命力判定に失敗すると、意識を失うか、激痛により麻痺します。こちらも1時間おきに回復したかどうかの
生命力判定を行ないますが、失敗すると毎回1D
負傷します。意識を回復しても、関節痛に苦しみます(上記と同じ)。
ファンブルで失敗すると、苦痛に満ちた
死が訪れます。(
死を除いて)上の悪影響から回復させるために、経験した最も高い
圧力まで再加圧すると、回復したかどうかの判定は5分おきに
生命力+4で判定できます。
“瞬間減圧”は、爆発的な減圧効果をもたらします。詳しくは「
真空」を見てください。すべての効果は累積します!