GURPSよろず - 燃料
魔法大全』の「技術系呪文」の下位分類「動力系呪文」pp.42-44より。

魔法用語としての「燃料」(Fuel)

 動力系呪文では、機械が仕事をするために利用するあらゆるエネルギーを「動力(power)」と呼びます。TL8の世界なら、普通は電力です。これより古い文明世界では、水車や蒸気機関といった動力が利用されるでしょう。より進んだ文明では光推進など、未知の動力源が利用されるかもしれません。また、“燃料(Fuel)”との動力を供給するために消費されるあらゆるものを指し、木材や石炭から反物質まで様々な形があります。燃料動力源の文明レベルは、人類がどの燃料を利用して機械を操作するかによります。燃料が複数の文明レベルにまたがって使われている場合は、術者が修正を計算する上で最も有利になる文明レベルを利用します。
 動力系呪文の多くは、標準の動力源を本TRPGシステムの呪文エネルギーに換算する必要があります。特に明記が無い限り、1キロワット・時(kWh)は10エネルギーに等しいものとします。したがって、360キロワット(kW)は1エネルギー/秒に相当します。360キロワット・秒(kWs)またはキロジュール(kJ)は1エネルギーです。しかし、背景世界が異なれば、この前提も違ってくるでしょう。反物質反応装置のある世界では、とてつもなく強力になる可能性がありますから、GMが望むなら換算の割合を補正してかまいません。