汎用TRPG「ガープス(GURUPS)」について、だべったりつづったりする所。 魔法関連ルールの編集者募集中!

なお、本TPRGの呪文は820種類以上ある。

第4版の呪文(Spell)

 本TRPGシステムでは呪文(Spell)と呼ばれる技能を用いて魔法を操る。呪文は「関連能力値」が「知力」で難易度が「難」か「至難」技能の一種である。呪文には「技能なし値」が存在しない(選択ルール「即席魔法」では呪文の技能なし値が導入されることはある)。呪文を習得するさい、「魔法の素質」(Magery)レベルを「知力」に加えることができる。例えば知力15、「魔法の素質レベル5」のキャラクターは、「知力」が20あるものとして呪文を習得することができる。

呪文技能の判定に「ファンブル」(fumble)すると大惨事を引き起こす可能性があり、専用の「呪文ファンブル表」に従ってさらにファンブルの結果を選ぶ。

日本語版での呪文の書式は二重山括弧《》か不等号<<>>を使い、《呪文名》のように記述する。

前提条件

 ほとんどの呪文には前提条件が定められており、前提となる呪文を最低1CP費やして習得しないかぎり新たにその呪文を習得することはできない。呪文によっては「魔法の素質」が一定レベル以上でなければ習得できないものもある。まれに前提条件が「有利な特徴」や一定レベル以上の基本能力値技能になっている呪文もある。

呪文とマナ

 呪文を使うときは、最低限のマナを必要とする。マナがない場所では呪文がまったく働かない。マナは最低でも「疎」以上(「疎」、「並」、「密」、「濃密」)である必要がある。マナが疎の地域では呪文技能レベルが常に-5 される。マナが「濃密」の地域では呪文をかけるために「疲労点」を消費した魔術師は、次のターン開始時にはそれらの「疲労点」が還元される。ただし「濃密」の地域での呪文技能判定の普通の失敗は「ファンブル」(fumble)として扱う。その地域のマナの回復、増幅、除去(「疎」を「並」に変える、「濃密」を「密」に変えるなど)は、「マナ増幅」、「マナ除去」という有利な特徴を使用するか《魔力回復》、《魔力除去》という呪文を使用する。

呪文の集中

 大半の呪文を使用するには1秒間の集中が必要である。1秒間の集中の後、そのターン終了時に呪文技能判定を行い、成功すれば即座に効果を発揮し、そこでそのPCのターンが終了する。この集中の間に敵の攻撃に対して能動防御を行なったり、体当たりを受ける、転倒負傷した場合、術者は直ちに意志力-3判定を行い、失敗すると呪文集中切れになり最初からやり直さなければならない。判定に成功しても、負傷により衝撃を受けた場合、術者が集中している呪文技能レベルを下げてしまう。

呪文によっては2秒以上集中しなければならないものがある。その間はずっと「集中」の戦闘行動をとらなければならず、その呪文技能判定は、連続した集中の最後のターンに行なう。集中を終えていない呪文はいつでも放棄できる。ただし、もう一度その呪文を唱えるには、初めから集中をやり直さなければならない。

例外として「防御呪文」は集中なしで敵のターンに唱えることができる。

呪文集中時間は、各呪文の説明に準備時間として記載されている。この準備時間は、技能レベルが9以下のときは2倍になる。技能レベルが10〜14ときは記載されたとおりの準備時間を要する。技能レベルが15〜19のときは記載されたとおりの準備時間を要するが、呪文に「集中」しながら1ターンに1メートル移動することができる。技能レベルが20〜24のときは準備時間は半分(端数切り上げ)になる。ただし最低でも詠唱には1秒かかる。技能レベルが 25〜29のときは準備時間が4分の1(端数切り上げ)になる。技能レベル30以上では、以後5レベル上昇ごとに準備時間がさらに半分になる。ただし例外として、「儀礼魔法」や「射撃呪文」の集中時間は短縮できない。マナが「疎」の地域ではこれらの技能レベルは-5したものとして扱う。
第3版と比べ、呪文を高技能レベルで取得し準備時間を瞬間で発動しつつ攻撃行動を取ることが、そのままではできなくなった(必ず1秒の「集中」行動を要する)。しかし「並列思考」の特徴があれば、その作業を並列思考に処理させ自身はそれと別の行動をとることができる。呪文やその他精神的異能力を併用しながら肉体は通常行動したければ、「並列思考」を取得すること。

呪文のエネルギー消費

呪文を使用するにはエネルギーが必要であり、普通は術者が持っている「疲労点」の一部をエネルギーとして消費する。「疲労点」の代わりに自らの体を傷つけて「ヒットポイント」の一部を削ってエネルギーに変換することもできる。ただし呪文にヒットポイントを1点消費するごとに、その呪文の目標値は-1の修正を受ける。「魔力石」を持っていれば、魔力石からエネルギーを引き出して呪文を使用こともできる。《動力奪取/TL》、《動力消費/TL》などの「動力系呪文」を使用すれば電池やエンジン、機械、発電所などから呪文に消費するエネルギーを消費することができる。「儀礼魔法」の儀式では複数の魔術師や助手から「疲労点」を貰って膨大なエネルギーを消費する呪文を使うことができる。

呪文には継続して使用することができるものがある。そのような呪文には、呪文の効果時間が設定されている。効果時間を超えてその呪文を維持したい場合は、その呪文で定められた維持に必要なエネルギーを消費する。このように、呪文によっては最初のその呪文を消費するエネルギーと維持に必要なエネルギーは異なることがある。エネルギー1点で維持できる呪文の技能レベルを15レベル以上で習得していると、その呪文をいつまでも維持することができる。

呪文の技能レベルが15以上あればエネルギー消費は1、20以上で2点、さらに5レベル上昇するごとに1点減少する。この技能レベルの上昇は、維持にかかるエネルギー消費も減少する。ただし、「防御呪文」は例外でどんなに技能レベルが上昇してもコストが下がらない。マナが「疎」の地域ではこれらの技能レベルは-5したものとして扱う。

呪文系統

呪文を、地、水、火、治癒などで分類したものが呪文の「系統」(College)になる。呪文の中には複数の系統の属する呪文も存在する。呪文系統は24種(「精霊系呪文」は特殊な分類で地水火風の四霊にそれぞれにある)に大別され、その内訳は以下のものとなる。
  1. 移動系呪文」(Movement Spells)
  2. 音声系呪文」(Sound Spells)
  3. 火霊系呪文」(Fire Spells)
  4. 技術系呪文」(Technological Spells)
    1. 機械系呪文」(Machine Spells)
    2. 動力系呪文」(Energy Spells)
    3. 放射線系呪文」(Radiation Spells)
    4. 金属・プラ系呪文」(Metal and Plastic Spells)
  5. 幻覚・作成系呪文」(Illusion and Creation Spells)
  6. 呪文操作系呪文」(Meta-Spells)
    1. 連動系呪文」(Linking Spells)
  7. 情報伝達系呪文」(Communication and Empathy Spells)
  8. 植物系呪文」(Plant Spells)
  9. 食料系呪文」(Food Spells)
  10. 死霊系呪文」(Necromantic Spells)
  11. 水霊系呪文」(Water Spells)
  12. 精神操作系呪文」(Mind Control Spells)
  13. 知識系呪文」(Knowledge Spells)
  14. 治癒系呪文」(Healing Spells)
  15. 地霊系呪文」(Earth Spells)
  16. 天候系呪文」(Weather Spells)
  17. 転送系呪文」(Gate Spells)
  18. 動物系呪文」(Animal Spells)
  19. 肉体操作系呪文」(Body Control Spells)
  20. 光・闇系呪文」(Light and Darkness Spells)
  21. 風霊系呪文」(Air Spells)
    1. 精霊系呪文」(Elemental Spirit Spells)
  22. 物体操作系呪文」(Making and Breaking Spells)
  23. 防御・警戒系呪文」(Protection and Warning Spells)
  24. 魔化系呪文」(Enchantment Spells)
    1. 未分類魔化系呪文
    2. 武器魔化系呪文」(Weapon Enchantments)
    3. 防具魔化系呪文」(Armor Enchantments)
    4. 制限魔化系呪文」(Limiting Enchantments)
    5. 魔法道具魔化系呪文」(Wizardly Tools)

呪文クラス(Spell Classes)

 呪文はその働き方によってクラス(Class)に分類することができる。
呪文クラス
  1. 通常呪文」(Regular Spells)
  2. 範囲呪文」(Area Spells)
  3. 白兵呪文」(Melee Spells)
  4. 射撃呪文」(Missile Spells)
  5. 防御呪文」(Blocking Spells)
  6. 情報呪文」(Information Spells)
  7. 抵抗呪文」(Resisted Spells)
  8. 魔化呪文」(Enchantment Spells)
  9. 特殊呪文」(Special Spells)
に分けられる。

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第1章キャラクターの作成

キャラクターの作成
キャラクターのタイプ
利腕/逆腕/左利き
機械と疲労

第2・3章:特徴

特徴(第4版特徴一覧)
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特徴グルーピング表
判定に修正を与える特徴一覧表
下位の特徴と上位の特徴
消耗品型特徴


特典/
特色/禁止性質
学習できる有利な特徴
Powersの追加特徴

修正/増強/限定
攻撃修正/貫通力修正/発明品
特別修正/特別増強/特別限定
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について
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GURPS Power-Ups 6:Quirks

限定について
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第4章:技能

第4版技能一覧
意志力を基準にした技能
知覚力を基準にした技能
生命力を基準にした技能
影響技能
第4版逆引き・技能なし値一覧表
技能なし値に能力値が工面しづらい一般技能
専門化が必要な技能
文明レベル技能
必須の技能を知らない
万能技能について
↓特集サプリメント
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第4版呪文一覧
原書呪文一覧
第3章〜第26章

各コラム

魔法流派の例を扱ったサプリメント

第7章テンプレート

第8章装備

装備品対訳表

第11章:戦闘

戦闘
移動と戦闘

第12章:上級戦闘

第13章特殊な戦闘の状況

特殊な戦闘の状況
特殊な移動関連

関連

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Pyramid #3/54: Social Engineering

追加特徴「全言語対応
万能言語

Pyramid #3/65: Alternate GURPS III

追加特徴「特殊武器

Pyramid #3/76: Dungeon Fantasy IV

Pyramid 3/76: Dungeon Fantasy IV



GURPS Template Toolkit 2: Races

GURPS Template Toolkit 2: Races
追加特徴

GURPS Monster Hunters Power-Ups 1

追加の有利な特徴 追加テクニック

GURPS Tactical Shooting

GURPS Powers: Divine Favor

神への嘆願を扱ったサプリメント
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