最終更新: tyounekogami 2024年01月29日(月) 09:49:43履歴
共通増強を作成するには、どのビルドにも共通する修正を特定しましょう。そして、それらを合計して、1つの増強(または限定)として扱います。共有されていない修正は、別途追加することができます。あるいは――2、3個の修正がすべての能力に共通しているわけではないが、それぞれがいくつかの能力に共通している場合――異なるバージョンの共通増強を作成する価値があるかもしれません。例として、「魔歌」(p.5)をご覧ください。
以下は、過去のGURPS刊行物に掲載された共通増強です。
[[力の波動>共通増強#Aura_of_Power]]「範囲に効果 2m:+50%」、「オーラ:+80%」、「呪文状 1L:+100%」、「白兵攻撃/攻撃範囲C:−30%」、「持続時間短縮/60分の1、対象が範囲から離れた後でのみ:−30%」、「要能力値判定/意志力:−5%」、「範囲内選択:+20%」、「準備時間増加 1L:+10%」
力の波動を出現させるには、集中行動と意志力判定が必要です。失敗しても以降のターンで再挑戦可能ですが、そのたびに1FPを消費します。成功したら、その力の波動は1分間有効です。有益な特殊効果の場合、使用者は祝福したい相手が自分の効果範囲に入ったときに(自由行動として)意志力判定を行なうことができます。成功したらその人は祝福されます――成功度をメモしておいてください。失敗した場合も、その対象への祝福が成功するまで、ペナルティやコストなしで1秒に1回(これも自由行動として)判定を続けることができます。祝福された者は、力の波動の範囲から離れるか力の波動が消えるかするまで、その状態を維持します。その後も、その人物に対する意志力判定の成功度秒だけ継続します。
敵対的な特殊効果の場合、使用者は効果範囲に入る者を呪おうとすることができます。これは祝福と同様に働きますが、使用者の意志力と対象の生命力による即決勝負として扱われます。被害者は使用者の勝利度と同じ秒数の間、その効果を受けます。
力の波動を維持するためには、毎分新たに意志力判定を行う必要があります。失敗した場合、力の波動は失われます。その後のターン、1FPを支払い、集中行動を行い、意志力判定に成功することで力の波動を回復させることができます。また、自分のターンの始めに(自由行動として)自発的にオフにすることもできます。その場合、再びオンにするためにFPコストはかかりません。
自分が認識していない対象に対して力の波動がどのように作用するかは、冒険者が決めなければなりません。(能力購入時に)未知の対象すべてに影響を与えるかどうかを選択できます。どちらの選択肢もバランスが取れており、使用者が、対象にすべきでない人物を対象にするリスクを取るか、対象すべき(しかし目に見えない)人物に手遅れになるまで気づかないリスクを取るかによって、判断が分かれることになります。
神やその他の権力者は、しばしば最も熱心な信奉者に特別な能力を与えます。その存在だけで味方に勇気や偉大さを植え付ける能力は、一般的な贈り物です。力の波動は、特に限られた数の、神々に従う者に適したものですが、全能の神々はGMが妥当と判断すれば、どのような能力も与えることができます。
[[力の波動>共通増強#AURAS_OF_POWER]]サンプル「[[カオス>共通増強#Chaos]]」混沌の神々は恐ろしい幻影で人間の心を惑わせることができます。この力の波動は使用者の周囲半径2メートルをカバーします。レベルが上がるごとに、その半径は累積で2倍になります。力の波動に呪われた者は、幻覚のように、悪夢のような幻影が自分の知覚に重なるのを見ます。
したがって、各成功判定の前に、影響を受ける者は意志力で判定しなければなりません。成功した場合、被害者は方向感覚の喪失により、行動時に-2のペナルティを受けるだけです。失敗した場合、ペナルティは-5になり、1d秒間継続します。ファンブルの場合、幻覚は非常にリアルになり、犠牲者は3d秒間現実と区別がつかなくなります。この場合、被害者の各ターン開始時に1dを振ります。1〜3の場合、敵を友人として扱い、友人を敵として扱います。4〜6の場合、その光景にあまりにも混乱し、被害者はただ立ちすくみ、行動も能動防御もできなくなります。
内訳:
「特殊効果 1L」(生命力で抵抗。力の波動:+175%、幻覚:+50%)[33]
より高レベルでは、各レベルで「範囲に効果:+50%」を追加 [+5/レベル]
[[有益な魔歌>共通増強#Beneficial_Song]]「範囲に効果 2m:+50%」、「吟遊:−30%」、「知覚力基準:+20%」、「放射:−20%」、「呪文状 1L:+100%」、「持続時間短縮 60分の1:−35%」、「範囲内選択:+20%」
魔歌は、吟遊詩人が選んだ2メートル以内のすべての人に影響を与える可能性があります。「吟遊」の限定は、以下のような欠点を含んでいます。吟遊詩人は少なくとも1秒間演奏するか歌う必要があり、マナがなければならず、魔歌は「魔法の耐性」によって妨げられ、対象は音楽を聴くことができなければなりません。
「有害な魔歌」の場合、意志力対意志力(もしあれば+魔法の耐性)の即決勝負を行います。吟遊詩人はマナが「疎」の場合、−5されます。「無効化/あらゆる精神操作」を持つ敵(ゾンビ、グレーター・デーモンなど)は、決して影響を受けません。
「有益な魔歌」の場合、味方は単純に知覚力から魔法の耐性を引いた値で判定します。マナが「疎」の場合、−5されます。
勝利度または成功度は、それぞれの魔歌の効果が持続する秒数です。吟遊詩人は演奏を続けることができます。そうして毎ターン判定をするか、1秒後に演奏を止めて残りの持続時間で十分であることを期待します。
[[有益な魔歌>共通増強#Beneficial_Song]]のサンプル「[[アラーム>共通増強#Alarum]]」「アラーム」の影響を受けた味方は、敵を残忍に、かつ執拗に打ちのめすようなインスピレーションを得ます。この間、打撃を与えることだけを目的として、体力が+2されます。通常、突き攻撃ではダメージに+1、振り攻撃ではダメージに+2されます。
この魔歌は演奏者の周囲半径2メートルに届きます。レベルが上がるごとに、その半径は累積で2倍になります。
内訳:
「特殊効果 1L」(知覚力で判定。有利特徴付与/追加攻撃体力 2L:+100%、有益な魔歌:+105%)[31]
より高レベルでは、各レベルで「範囲に効果:+50%」を追加 [+5/レベル]
[[源素の嵐>共通増強#Elemental_Storm]]「条件限定/要動作:−10%」、「範囲に効果 16m:+200%」、「爆撃/技能レベル14:−5%」、「放射:−20%」、「回数制限/1日1回:−40%」、「不快な副作用/中心に穴がある:−5%」、「曲射:+30%」、「持続:+40%」
具体的には、1日に1回、攻撃行動で杖を地面に打ち付けるか、オイルランプを叩き割るなどの大胆なジェスチャーをして、嵐を発動させることができます。そのターンと次の9ターン(合計10秒)ごとに、自分が立っていた場所から16メートル以内の敵味方関係なく全員を吹き飛ばします。技能レベル14で上方からの攻撃として判定します。被害者は止めたり、よけたりすることができますが、上方か地上のどちらかに注意を向けなければなりません。注意を向けなかった方向からの攻撃に対しては能動防御に-2されます。召喚者は目に残っていれば安全です――同様に彼と近接戦闘をしていた敵も安全です――が、嵐の開始地点から離れるとダメージを受けます。嵐を中断したり、ダメージを抑えたり、などはできません。
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