最終更新: tyounekogami 2024年01月19日(金) 13:31:33履歴
『GURPS Powers』4章「POWERS IN ACTION?」の「SUCCESS ROLLS FOR ABILITIES?」より。
すべての場合において、ある有利な特徴が特別な"さらなる努力"のためのルールを提供している場合には、そのルールを代わりに使用してください。例えば、「超感覚」は毎分 2FP を支払うことで 意志力判定なしで有効距離を 2 倍にすることができ、「ワープ移動」は 4FP 以上の FP を起動判定のボーナスと交換することができます。
- ダメージ … 特殊攻撃の場合
- レベル … 「特殊効果」、「制御」、「作成」、「吸奪」、「知覚されにくい」、「気温制御」などの場合
- 体力 … 「拘束」、「テレキネシス」などの場合
- 最高速度 … 「飛行」、「トンネル移動」などの移動能力、「高速移動」の修正後の移動速度
GM は特定の常動型能力に対してもさらなる努力を許可することができます。例えば、「力場状」の増強がなされた防護点(さらなる努力は DR を増加します)や 「オーラ」の増強がなされた攻撃能力(さらなる努力は通常通り「特殊効果」ならレベルや「特殊攻撃」ならダメージを増加します)。また、パワー止め?(P168P)のために常動型能力を強化することを許可することもできます。高パワーのスーパーゲームでは、モジュール式能力のスロットのポイントを一時的に増加させることもできます。
さらなる努力をを使うためには、効果が 5%増加するごとに −1、またはその端数が増加するごとに −1 の 意志力判定 を行います。例えば、「特殊効果 9L」は「特殊効果 8L」より、12.5%効果が高いため、「特殊効果 8L」を「特殊効果 9L」にするには、判定に−3のペナルティを受けます。さらなる努力によるボーナス効果の上限は100%までで、その場合は意志力判定に −20 されます。
ファンブル失敗した場合、自分の能力を押し付けすぎていることを意味します。その能力は、1秒だけオフになります――攻撃は不発になり、フォースフィールドはDRを失い、空中で飛行が切れたりします。そして行動は自動的に失敗します。また、あなたは「Crippled Abilities?」(P156P)で説明されているように、能力が使用できなくなっていないかをチェックしなければなりません。あなたの能力がパワーの一部である場合、この判定はあなたのパワー全体に対して行われます。失敗なら「一時的な影響」、ファンブル失敗は「持続的な影響」となります。
訳注:
ファンブルの際の「能力が使用できなくなっていないかのチェック」やその失敗による「一時的な影響」「持続的な影響」からの回復などは、パワーに属さない能力の場合は肉体的なものは生命力を、精神的なものは意志力を使用します。パワーに属する能力の場合は、パワーごとに適切な能力値を使用した判定を行います。生物学的、自然、超力などは生命力を使用し、気、神授、魔法、超能力、精霊などは意志力を使用します。また、宇宙パワー(増強ではなくパワーの名称の方)は使えなくなることはないため、これらの判定は不要です。
「一時的な影響」とは、失敗度1につき1分の間はその能力が属するパワー全体が使用できなくなり、その期間の終了後1分毎に再度能力値判定を行い、成功したら回復します。
「持続的な影響」はパワーが1Dか月間使用できなくなります。GMは、「使えなくなった部位(持続)の治療」における<医師>技能と同じように適切な技能による治療で回復を早めることができるとしても構いません。
このオプションは、起動するために判定を必要とする起動型能力や、対象との即決勝負で使用できます。常動型能力では、このオプションを使用できません。起動判定の代わりに命中判定を必要とする能力でも同様に使用できません――攻撃における同等のオプションは、全力攻撃の必中の一撃です。
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